翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年秋、スペイン巡礼(フランス人の道)。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。おかげさまで重版になりました。

2024-01-01から1年間の記事一覧

お金は生きている

スペイン巡礼の出発前からフットケアに通うようになりました。左足の親指が巻き爪のようになっていて正常に伸びてこなかったからです。病院なら皮膚科の管轄でしょうが、ドイツ式のフットケアもできるネイルサロンが近所にあったので、行ってみました。絆創…

健康版ノブレス・オブリージュ

年に2回、400ml献血を続けています。アルコール飲み過ぎでγGTPが60あたりをうろうろしている以外は、これといった持病もなく過ごしているので69歳まで献血できそうです。 前回の献血で成分献血をお願いされました。検査のための採血の看護師さんと、献血担…

冬至に考える来年の漢字

先週の金曜と土曜は、年筮イベントでした。 天海玉紀さんの発案で始まり、夏瀬杏子さんが引き継ぎ、今は湊ゆきのさんが取り仕切ってくださっています。会場予約、告知、受付まで万全に設定してくださり、私は顔を出すだけ。ありがたいことです。 khushi-body…

この優しい世界の片隅で

大分の旅は二泊目から夫と合流。一人旅でなくなると、つい飲酒量が増えてしまいます。 スペインのバスク地方にサンセバスチャンという美食の街があり、複数のバルを回って一口か二口サイズのピンチョスをつまむのが流行っているそうです。別府は「日本のサン…

大分で考える今年の漢字

国内旅行ではJALの「どこかにマイル」を使うことが多いのですが、なかなか出ないのが大分。選択肢に出たところで当たる確率は4分の1ですから、JALのバーゲンでチケットを購入して行ってきました。今回は私が前入りして、夫と合流です。 別府は温泉の種類が…

来年の自分に申し送り

12月になるとフィンランドからクリスマスプレゼントが届きます。 マリメッコのポーチとノート、チョコレート、乾燥ブルーベリー、自然塩。 送ってくれるのは、カウチサーフィンで泊めてもらったフィンランド人の友人。2013年のことですから、もう10年以上交…

いつもきらきら光ってほしいソウル

ソウルで能天気にBTSの聖地巡りを楽しんだのは、先週のこと。戒厳令のニュース画像で目にするソウルはまったく別の街に見えます。 副業として3年ほど非常勤講師で留学生に日本語を教えていたことがあります。スイスに本部がある学校で、欧米の富裕層の子弟…

毎日が誕生日

記録的な大雪だったソウルですが、到着2日目まではいいお天気だったので、行きたいところすべてに足を運べました。 その中の一つ、弘大(ホンデ)のEveryday Happy Birthdayカフェ。「毎日が誕生日」というコンセプトで、ケーキ類はすべてロウソク付きで提…

ソウルの、白いものたちの

韓国ソウルを旅してきました。出発する羽田空港でハン・ガン『すべての、白いものたちの』を購入。 アジア初のブッカー国際賞、そしてノーベル文学賞。「ハン・ガン作品、どれから読んだらいいかわからないなら『すべての、白いものたちの』をお勧めする。詩…

投資の女帝

投資の神様といえばウォーレン・バフェットですが、日本には投資の女帝がいます。 ゲーム会社コーエーテクモの襟川恵子会長。コーエーテクモの現金資産1200億円を株で運用して莫大な運用益を出し、ゲーム会社の皮をかぶった投資会社と呼ばれるほどです。 そ…

栃尾又温泉・自在館を満喫

ぬる湯、湯治、一人泊などの言葉で検索すると頻繁に出てくるのが自在館。新潟県の栃尾又温泉にあります。最寄り駅の浦佐へは、東京から上越新幹線で1時間半ほど。浦佐駅から送迎があるので車がなくても行きやすい場所です。 宿のホームページでは連泊を推奨…

ぬる湯で瞑想

行こうとして断念したヴィッパサナー瞑想合宿。アルコールを飲まなくなればそのうち参加できるかもしれないと考えていましたが、自分には向いていないことが易の読み会でわかりました。自分のことは案外自分でわかっていないもの。占い仲間に指摘され無言の…

世襲か叩き上げか

ブレディみかこ『他者の靴を履く』にマーガレット・サッチャーの興味深いエピソードが出てきます。 https://amzn.to/3UQmkOZ 「鉄の女」と呼ばれ冷酷なイメージの強いサッチャーですが、身近な人に対してはとても思いやりがあふれた人物だったそうです。 官…

小さなユートピア

メイ・サートンの一連の日記を読んでいると、日本旅行の思い出が随所に出てきます。ベルギー生まれでアメリカで暮らしたメイ・サートンにとって遠い異国である日本は、10年以上たっても、印象に残る旅先だったのでしょう。 私にとってはスペイン巡礼。無謀な…

カミーノを遠く離れて

気がつけば11月上旬が過ぎつつつあり、昨年秋の7週間にわたるスペイン巡礼から帰国して1年以上たちました。 日々記憶は薄まっていますが、ふと思い出すエピソードもあります。 サンティアゴ・デ・コンポステーラ手前100キロのサリアで1回目の巡礼を終える…

食べる瞑想

やすらぎの里・養生館の滞在から2週間が過ぎました。 1日1000カロリーで1週間滞在していたのですが、体重は少し落ちただけ。帰宅後アルコールを飲むようになり、ジャンクフードにも手を出したため、すぐに戻ってしまいました。 若い頃と比べて、明らかに…

苦手なことは外注して住まいを快適に

易の読み会で「実家の片付けをどの業者に依頼すればいいか」という占的が出ました。物騒な事件が相次いでいますから、家の内部まで入ってもらう業者をどう選ぶか悩むところです。 それで思い出して我が家も水回りのハウスクリーニングを頼みました。前回から…

30日間チャレンジを繰り返していく

伊豆高原のやすらぎの里養生館に行ったのは、ヴィッパサナー瞑想をあきらめて、予定がぽっかり空いたからです。 bob0524.hatenablog.com 「毎日、習慣的に酒を飲んでいる人間に瞑想は無理」と告げられ、少なくとも2週間前からの断酒を言い渡されました。結…

空と海と風

伊豆高原のやすらぎの里に1週間滞在してきました。 断食で有名な施設ですが、いつもの通り1日1000カロリーの普通食コース。加齢により基礎代謝が落ちているので、期待したほど減量できず1キロほど痩せただけ。食養生というよりアルコールを絶つために訪れ…

自分だけの儀式

メイ・サートンの日記シリーズを読むと、彼女が一人暮らしで節度を保ちながら楽しく生きたのは生活に儀式を確立していたからだとわかります。 夕食のテーブルには必ず花とワイン。「すべては、客人のために整えられたかのように。そして、客は、ほかならぬ私…

あと20年の目標が欲しい

お茶の水女子大の同級生11人が、共同ペンネームを使って海外の児童書や絵本を翻訳悪し続けたという記事を読みました。 メンバーが80代半ばとなり、最後の作品を出版したとのことですが、なんと充実した人生なんでしょう。 趣味の外国語学習ではなく、一冊の…

いつまでもあると思うな

今年から、東京の自宅を離れて旅暮らしをする日が多くなりました。新しい場所に次々と出かけるのではなく、気に入った旅先をリピートするのが理想です。 まず、島根の温泉津(ゆのつ)温泉。ムカデにかまれるというアクシデントがあったのは別の温泉。温泉津…

ムカデと白ウサギ、ユング

今年から、4か月に一度のペースで島根を訪れています。 東京で知り合った友人が島根にUターン。積もる話もあるし、温泉津(ゆのつ)という日本海に面した温泉町がすっかり気に入って、通っているうちに知り合いもできました。 bob0524.hatenablog.com 島根…

縁がなければスウィングはない

10月25、26日の占いイベント。8月に開催した阿佐ヶ谷七ウラナイまつりの第二弾で、テーマはジャズ。 uranai8.jp 雑誌や書籍のライターになる前、コピーライターもやっていたのですが、キャッチフレーズを作るのは得意ではありませんでした。何本出してもク…

全身モンベル

「全身ユニクロ」という言葉があります。昔は安価なイメージがあったので「金持ちなのに全身ユニクロ」みたいな使い方をされていましたが、今やリーズナブルな価格で品質のいいスマートカジュアルのブランド。全身ユニクロで洗練されたコーディネート例など…

やりたいことの賞味期限

老いを自覚すると同時に、『DIE WITH ZEZRO ゼロで死ね』を折に触れて読み返しています。 uranai8.jp 「やりたいことの賞味期限」というフレーズが出てきます。 著者のビル・パーキンスは幼い娘たちと一緒にくまのプーさんの映画を観るのを楽しんでいました…

ヴィッパサナー瞑想にはまだ早い

バンコクでのヴィッパサナー瞑想の講座がすばらしかったので、いつか本格的に学びたいと願うように。 bob0524.hatenablog.com 10日間の瞑想合宿の施設は全世界にありますが、やはりタイのお寺に行きたい。しかし、説明を読むと半日講座とは異なり、無言の行…

ストップ老害!

ヒップホップで腰が痛くなり、整形外科ではすっかり高齢者扱い。自戒のために内館牧子『老害の人』を読みました。 冒頭に「自分がどれほど『老害の人』かということに、当の本人はまったく気づいていない」という一文があります。そして高齢者のほとんどは「…

年寄りでも冷や水!

旅に出て東京を離れることが多いのですが、月曜日はヒップホップのクラスがあるので自宅にいるようにしています。数週間かけて練習して一曲を完成させるので、休むわけにはいかないのです。 bob0524.hatenablog.com 2022年の夏に始めて、3年目となりました…

五所川原で考える親ガチャ

五所川原の旅、第三弾。 行きの飛行機で太宰の『津軽』を読み返しました。クライマックスは、太宰を3歳から6年間育てた子守りのたけとの再会。太宰は「生まれてはじめての心の平和を体験した」と表現するぐらい感動しています。 先年なくなった私の生みの…

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