旅
大分の旅は二泊目から夫と合流。一人旅でなくなると、つい飲酒量が増えてしまいます。 スペインのバスク地方にサンセバスチャンという美食の街があり、複数のバルを回って一口か二口サイズのピンチョスをつまむのが流行っているそうです。別府は「日本のサン…
国内旅行ではJALの「どこかにマイル」を使うことが多いのですが、なかなか出ないのが大分。選択肢に出たところで当たる確率は4分の1ですから、JALのバーゲンでチケットを購入して行ってきました。今回は私が前入りして、夫と合流です。 別府は温泉の種類が…
記録的な大雪だったソウルですが、到着2日目まではいいお天気だったので、行きたいところすべてに足を運べました。 その中の一つ、弘大(ホンデ)のEveryday Happy Birthdayカフェ。「毎日が誕生日」というコンセプトで、ケーキ類はすべてロウソク付きで提…
韓国ソウルを旅してきました。出発する羽田空港でハン・ガン『すべての、白いものたちの』を購入。 アジア初のブッカー国際賞、そしてノーベル文学賞。「ハン・ガン作品、どれから読んだらいいかわからないなら『すべての、白いものたちの』をお勧めする。詩…
ぬる湯、湯治、一人泊などの言葉で検索すると頻繁に出てくるのが自在館。新潟県の栃尾又温泉にあります。最寄り駅の浦佐へは、東京から上越新幹線で1時間半ほど。浦佐駅から送迎があるので車がなくても行きやすい場所です。 宿のホームページでは連泊を推奨…
行こうとして断念したヴィッパサナー瞑想合宿。アルコールを飲まなくなればそのうち参加できるかもしれないと考えていましたが、自分には向いていないことが易の読み会でわかりました。自分のことは案外自分でわかっていないもの。占い仲間に指摘され無言の…
メイ・サートンの一連の日記を読んでいると、日本旅行の思い出が随所に出てきます。ベルギー生まれでアメリカで暮らしたメイ・サートンにとって遠い異国である日本は、10年以上たっても、印象に残る旅先だったのでしょう。 私にとってはスペイン巡礼。無謀な…
やすらぎの里・養生館の滞在から2週間が過ぎました。 1日1000カロリーで1週間滞在していたのですが、体重は少し落ちただけ。帰宅後アルコールを飲むようになり、ジャンクフードにも手を出したため、すぐに戻ってしまいました。 若い頃と比べて、明らかに…
伊豆高原のやすらぎの里に1週間滞在してきました。 断食で有名な施設ですが、いつもの通り1日1000カロリーの普通食コース。加齢により基礎代謝が落ちているので、期待したほど減量できず1キロほど痩せただけ。食養生というよりアルコールを絶つために訪れ…
今年から、東京の自宅を離れて旅暮らしをする日が多くなりました。新しい場所に次々と出かけるのではなく、気に入った旅先をリピートするのが理想です。 まず、島根の温泉津(ゆのつ)温泉。ムカデにかまれるというアクシデントがあったのは別の温泉。温泉津…
今年から、4か月に一度のペースで島根を訪れています。 東京で知り合った友人が島根にUターン。積もる話もあるし、温泉津(ゆのつ)という日本海に面した温泉町がすっかり気に入って、通っているうちに知り合いもできました。 bob0524.hatenablog.com 島根…
「全身ユニクロ」という言葉があります。昔は安価なイメージがあったので「金持ちなのに全身ユニクロ」みたいな使い方をされていましたが、今やリーズナブルな価格で品質のいいスマートカジュアルのブランド。全身ユニクロで洗練されたコーディネート例など…
老いを自覚すると同時に、『DIE WITH ZEZRO ゼロで死ね』を折に触れて読み返しています。 uranai8.jp 「やりたいことの賞味期限」というフレーズが出てきます。 著者のビル・パーキンスは幼い娘たちと一緒にくまのプーさんの映画を観るのを楽しんでいました…
バンコクでのヴィッパサナー瞑想の講座がすばらしかったので、いつか本格的に学びたいと願うように。 bob0524.hatenablog.com 10日間の瞑想合宿の施設は全世界にありますが、やはりタイのお寺に行きたい。しかし、説明を読むと半日講座とは異なり、無言の行…
ヒップホップで腰が痛くなり、整形外科ではすっかり高齢者扱い。自戒のために内館牧子『老害の人』を読みました。 冒頭に「自分がどれほど『老害の人』かということに、当の本人はまったく気づいていない」という一文があります。そして高齢者のほとんどは「…
五所川原の旅、第三弾。 行きの飛行機で太宰の『津軽』を読み返しました。クライマックスは、太宰を3歳から6年間育てた子守りのたけとの再会。太宰は「生まれてはじめての心の平和を体験した」と表現するぐらい感動しています。 先年なくなった私の生みの…
太宰治が最も好んで口にしていたというヴェルレーヌの詩の一節。 選ばれてあることの 恍惚と不安と 二つわれにあり 子ども時代の太宰がよく遊んだという芦野公園の文学碑にも刻まれています。 太宰は東大の仏文科に入学しているので、フランス文学が好きだっ…
飲み会で「海外旅行するなら、どこへ行きたいか」という話題になりました。私が行きたいのはコロンビア。ガルシア・マルケス『百年の孤独』のマコンド村のモデルであるアラカタカを訪れてみたいのです。 その数日後、「あなたが話していたコロンビアの小説、…
昨年のスペイン巡礼では、自分が背負えるだけの最低限の荷物で歩いたので、物欲がまったくなくなりました。 bob0524.hatenablog.com しかし日本に帰って物質文明に囲まれていると、欲しいものが次々と出てくるのです。 手書き用の文房具コレクションは趣味。…
北海道のニセコに行ったのは、日本国内で展開されている資本主義の最前線だから。ラーメンが3000円だとか、時給が低すぎて(他業種時給が高すぎて)介護職員が集まらないなど報じられていますが、自分の目でニセコを見て今後の相場の動きのヒントを得たかっ…
北海道ニセコの旅。ツアーの総勢は20名で、お盆明けの5連泊という日程ですからリタイアした高齢者がほとんどでした。 後半の2日間は終日自由行動となり、昼食と夕食は各自で食べます。ホテルの大浴場の露天風呂で同じツアーの女性と話をしたのですが、「め…
灼熱の東京を離れて、ニセコにいます。レンタカーじゃないと動きにくいと聞き、久々のツアー利用です。 予約時に航空会社は未定だったのでLCCも覚悟していたのですが、JALに決定。 JALの羽田・新千歳便となると思い出されるのが長谷川岳。客室乗務員に非常に…
毎年恒例の阿佐ヶ谷七夕まつりが始まりました。 地元民にとっては、商店街がどっと混んで日常の買物もできなくなる不便もありますが、夏の終わりを告げる季節の風物詩です。 暑い日が続いていますが、8月7日の立秋で暦の上では秋の到来。東洋占術の講座では…
静かなカルルス温泉に三泊し、バスで登別温泉まで戻り夫と合流。宿以外に何もなかったカルルスから、一気に都会に戻った気分。コンビニや飲食店が立ち並び、外国旅行者も目立ちます。 前回、第一滝本館での体験がすばらしかったので再び泊まることにしました…
酷暑の東京を離れ、北海道へ。JALのバーゲンで札幌行きのチケットを買っておいたのです。 今回は登別カルルス温泉で湯治。 子どもの頃、ツムラの入浴剤のCMで「登別カルルスの湯」というフレーズを耳にして、その不思議な響きに心惹かれ「いつか行ってみたい…
パリオリンピックが開幕。昨年秋のスペイン巡礼のために訪れたパリの思い出がよみがえりました。フランス文化に触れてパリの美しさを愛でるような優雅な滞在ではなく、ドタバタしながら通り過ぎただけですが、巡礼路以上に記憶に残っています。 というのも、…
7月の旅はJALの「どこかにマイル」。行き先が福岡になったので、柳川を旅することにしました。 柳川に行きたかったのは、北原白秋の生地だから。 東洋占術の陰陽五行、木火土金水は季節や色も司ります。木が春で火が夏、金が秋、水が冬、季節の変わり目が土…
スペイン巡礼の体験記で「何日までにゴールしなくてはいけない」と苦しそうな表現を見かけることがあります。限られた休暇で歩くとなると、そうなるとしかたがないでしょう。 昨年秋の巡礼は、いたって気楽でした。体の調子に合わせてゆっくり歩けたから。最…
JALの「どこかにマイル」で旅に出ることが多いので、セールがあると「どこかにマイル」になかなか出ない空港に飛びたくなります。 今回選んだのは、三沢空港。行きも帰りも満席でした。訪日客より日本慣れした印象の外国人乗客が多く、米軍関係者が休日を東…
「妊娠したら、街を歩いてて小さな子どもがよく目につくようになった」という話がありますが、何かのきっかけで普段あまり意識していなかったことが急にクローズアップされることがあります。 映画『関心領域』を観たことで、欧米の著者による本を読んでいる…