経済

東京円、149円台後半　米景気後退への不安和らぎ、円売られる

　週明け24日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル＝149円台後半で取引された。　午後5時現在は前週末比32銭円安ドル高の1ドル＝149円63～65銭。ユーロは36銭円安ユーロ高の1ユーロ＝162円19～23銭。　米トランプ政権による関税政策が柔軟なものになるという見方が広がり米景気後退への過度な不

コメ5キロの平均価格4172円　過去最高、備蓄米効果見えず

　農林水産省は24日、3月10～16日に全国のスーパーで販売されたコメ5キロ当たりの平均価格が、前年同期の2倍を超える4172円だったと発表した。前週比では95円高く11週連続で値上がりとなった。データの集計を始めた2022年3月以降の最高値を更新した。政府備蓄米の放出による値下げ効果はまだ見られな

機械式駐車場巡りメーカー7社が談合　課徴金5.2億円　公取委

　機械式駐車場を巡り談合を繰り返したとして、公正取引委員会は24日、機械式駐車場設備メーカーなど計7社の独占禁止法違反（不当な取引制限）を認定した。談合を自主申告するなどした会社を除く5社に対し再発防止を求める排除措置命令を出すとともに、うち4社については計5億2613万円の課徴金納付も命じた。　公

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版から

FRB経済見通し、トランプ関税で一変（WSJ日本版）

＜Nick Timiraos/2025年3月20日＞　米連邦準備制度理事会（FRB）がドナルド・トランプ大統領の就任後初めて発表した経済予測は、控えめで技術的な表現ながら、トランプ氏の広範な関税計画が見通しを一変させたことを浮き彫りにした。　数カ月前、政策当局者らはいわゆるソフトランディング（軟着陸

お花見や歓送迎会に　ノンアル飲料、本当に昔よりおいしくなった？

　春が近づき、歓送迎会やお花見の季節がやってきた。そこで欠かせないのがビールなどのアルコール飲料。だが最近は、若者を中心に、ノンアルコール飲料で楽しむ人も増えているという。約8割の人がノンアルビールの味が「昔と比べておいしくなった」と答えた調査結果もある。ノンアルに何が起きているのか。　◇「味がおい

国家公務員の人材確保「危機的状況」　人事院の有識者会議が提言

　国家公務員の志望者減少や若手職員の離職増加対策を検討してきた人事院の有識者会議「人事行政諮問会議」（座長・森田朗東大名誉教授）は24日、最終提言を川本裕子総裁に手渡した。「国家公務員の人材確保が危機的状況に陥っている」と指摘したうえで「人材マネジメントのパラダイムシフトが必要」と明記。年功序列では

東京円、149円台後半　「米関税政策は柔軟なもの」　ドル買い進む

　週明け24日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル＝149円台後半で取引された。　午前10時現在は前週末比42銭円安ドル高の1ドル＝149円73～77銭。ユーロは42銭円安ユーロ高の1ユーロ＝162円25～34銭。　米トランプ政権による関税政策が柔軟なものになるという見方が広がり「米景気後退への

サンマ漁獲枠、10％減を議論　国際会合、配分ルールも焦点

　サンマの国際的な資源管理を議論する北太平洋漁業委員会（NPFC）の年次会合が24日、大阪市内で開かれた。水産庁によると、資源量の減少を踏まえ、総漁獲枠を現行の22万5千トンから10％減の20万2500トンとする案を中心に協議。漁獲量の多い中国や台湾を含む9カ国・地域で、漁獲枠の配分ルールで合意でき

自社買収による上場廃止、株主に不利益も　東証、行動規範厳格化へ

　自社買収（MBO）によって上場廃止の道を選ぶ企業が増えている。短期的な利益を求める株主の圧力から逃れ、長期目線で経営改革に取り組みたいという理由が目立つ。一方、株主と対立する事態も起きているが、何が問題なのか。　◇長期的に事業立て直し　MBOでは、経営側が自社の株を原則すべて買い取るため、市場で取

「亡くなった父の株はどの証券会社に?」開示件数、10年で10倍

　亡くなった父親が株式を持っていたが、口座がどこの証券会社か分からない――。相続人などからの請求に対して、株式の振り替え業務を担う証券保管振替機構（通称ほふり）が口座開設先の証券会社名を開示する件数が、過去10年で10倍に増えている。同機構によると、今年度は月平均1000件に上る。少額投資非課税制度

残されたスマホ、続くサブスク請求　やっておきたいデジタル終活

　「夫が亡くなり、クレジットカードの明細書に約1000円のサブスクリプション（サブスク、有料サービスの定期利用）の請求がありました。IDとパスワードが分からなければ、すぐには解約できないと言われました」　国民生活センター（国セン）に寄せられた80代女性からの相談だ。　近年、故人が契約したインターネッ

人生１００年時代のライフ＆マネー

野村1兆円ファンドの終わり「資産運用立国」のこれから

　四半世紀前に1兆円超を集めて「巨艦ファンド」と呼ばれた投資信託がひっそり消える。野村アセットマネジメントの「ノムラ日本株戦略ファンド」。運用不振が長期化して資金が流出しており、別の投信に併合して幕引きを図る。日本の投信は粗製乱造の結果、小規模で取引の薄い「ゾンビ投信」が多いことが問題だったが、政府

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版から

株安が脅かす米経済の柱:富裕層消費（WSJ日本版）

＜Matt Grossman/2025年3月19日＞　米国株がこの数週間に調整局面入りしたことは、景気後退の兆候どころではない。景気後退を引き起こす可能性すらある。　米株式相場は昨年11月の米大統領選でのドナルド・トランプ氏の勝利を歓迎したが、足元では安値に沈む。トランプ政権が仕掛ける攻撃的で変化の

資格勉強が続かないあなたに「大人のやる気ペン」　想像超える反響

　文具大手のコクヨ（大阪市）が開発したIoT（モノのインターネット）文具「大人のやる気ペン」が好評だ。筆記具に取り付けることでどれだけ文字を書いたかを可視化でき、資格勉強を後押しするという触れ込み。　購入型のクラウドファンディングサイトで販売したところ、総額は目標金額（50万円）の約70倍となる34

コクヨ「やる気ペン」開発秘話　プロジェクト頓挫から逆転できたワケ

　子どもたちの家庭学習の習慣化をサポートしようと、文具大手のコクヨ（大阪市）が2019年に販売を開始したIoT（モノのインターネット）文具「しゅくだいやる気ペン」。　これまでに累計約5万5000台を売り上げた大ヒット商品だが、当初は思い通りに進まず、プロジェクト頓挫の危機もあったという。　やる気ペン

堺旧港に新施設続々　宿泊やイルカ触れ合い　万博への旅客船も

　大阪府堺市堺区の堺旧港の市有地に、ホテルやイルカと触れ合える施設が誕生する。にぎわい創出を目的に市が誘致した。大阪・難波まで電車で約10分の好立地や、4～10月に開催される大阪・関西万博を生かして、インバウンド（訪日客）らの取り込みも図る。　11階建てのホテル「ドーセットバイアゴーラ大阪堺」（客室

職場で初めて育休を取った男性医師　長時間労働の病院でどうやって?

　横浜市泉区の戸塚共立いずみ野病院に勤務する脳神経内科医、古谷正幸さん（35）は、同病院の男性医師として初めて育児休業を取得した。働き方改革が叫ばれる中、男性の育休取得は浸透しつつあるが、医師の間では進んでいないのが現状だ。なぜ取ろうと思ったのか、本人に聞いた。【横見知佳】　古谷さんは、第1子の長女

「梱包」と「包装」の違いは?　TOTOの包装プロが語る奥深い世界

　「梱包（こんぽう）」と「包装」の違いとは――。大手トイレメーカーの研究者に話を聞くと、奥深い世界が見えてきた。引っ越しシーズンに合わせ、家庭でできる荷造りのコツも伝授してもらった。　「そこに技術があるかないかです」。TOTOの包装技術のエキスパートである桐野賢太郎主席技師（45）は、梱包と包装の違

週刊エコノミスト Onlineから

常見陽平氏「65歳雇用確保時代に資格取得を目指す理由」

　経験、スキル、人脈を生かし、定年後を見据えて資格を取得する「戦略的資格取得」を考えたい。　「人生100年時代」という言葉が叫ばれて久しいが、この言葉にワクワクしない人も多いだろう。乱暴に言うなら「死ぬ寸前まで働け」とも聞こえるからだ。国が働き手の不足を補う意図や、年金や貯金など老後の資金を補う意図

すき家、みそ汁にネズミ混入　提供前の容器に入り込んだか

　牛丼チェーン「すき家」は22日、鳥取南吉方店で1月に提供したみそ汁にネズミが混入していたと発表した。客が食べる前に気づき発覚した。提供前の容器にネズミが自ら入り込んだとみられるという。同社は「ご迷惑とご心配をおかけしたことをおわびする」と謝罪した。　すき家によると、発生は1月21日午前8時ごろ。1