集合住宅の遮音新技術開発/清水建設
進化する建設技術シリーズ(28)
都心部の主要幹線沿いや繁華街・高速道路沿い・鉄道沿いなどに建設される集合住宅。その騒音問題は、現在は窓を二重サッシ硝子などにすることにより低減が図られているが、清水建設では、より遮音効果を発揮させるため、音のそのものを分析、視界も遮らず低減する遮音バルコニーを開発した。
当技術開発は、九州大学・藤原恭司名誉教授から技術指導を受け開発された。その効果は、清水建設が建設中の高層マンションで実施した実証実験や模型実験で確認されている。
清水建設によると、音には直接波と回折波とがあり、その音を反射させ、音が部屋に侵入する窓にあたらないように、直接波用と回折波用の2種類の騒音反射パネルをバルコニー上部に取り付けるというものである。
これにより、サッシの防音性能をワンランク下げることができるとしており、場所によっては眺望の妨げを回避できるとしている。
[ 2010年10月18日 ]
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