アパマンショップホールディングス/第1四半期 まだ時間がかかろう
同社は子会社の不動産売却により10億54百万円の売却損が発生するとして、業績予想を修正した。
こうしたことは、固定資産や流動資産の不動産の計上額が、取得価格で計上されており、その評価が簿価の半分以下の場合、その差額が評価損の計上対象となる。しかし、評価額が簿価の51%以上ならば、評価損対象にはならない。
例えば、簿価の6割で売却したとしたら、簿価の4割を売却損計上することになる。
こうした売却用不動産が同社にまだあるとしたら、売却損はまだ出てくる可能性がある。同社にとって売却損が発生することから、所有不動産を売りたくなくても、金融機関が
貸付総額を減らさせるために売却させることだってある。同社の有利子負債は513億円。
同社は再建につき、徹底したコスト削減を標榜しているが、社長勘定で抜け出ている分もあり、徹底したトータル管理も必要であろう。
連結/百万円 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
10年9月期第1四半期 | 11,975 | 106 | -119 | -352 |
11年9月期第1四半期 | 10,777 | 370 | 57 | -1,251 |
前期第1四半期比 | 90.0% | 349.1% | ||
11年9月期通期予想 | 43,000 | 1,700 | 500 | 200 |
10年9月期実績 | 47,307 | 1,673 | 480 | 3,058 |
通期予想/前期比 | 90.9% | 101.6% | 104.2% | 6.5% |
11年9月期第1四半期 | 総資産 | 純資産 | 自己資本 | 自己資本率 |
73,100 | 8,751 | 6,722 | 9.2% |
[ 2011年2月16日 ]
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