2010年の全国マンション市場動向を発表/不動産経済研究所
◎マンション発売、6.4%増の8.4万戸。5年ぶりに前年比増加に。
◎東名阪は増加も地方圏は全滅。大都市圏中心部・大手中心の市場。
◎平均価格は5.8%UPの4,022万円、発売総額は13%増加の3.4兆円。
(1)2010年の1~12月に全国主要都市で発売された民間マンションは8万4,701戸であった。(過去最多は’94年の18万8,343戸)
2009年(7万9,595戸)に比べて5,106戸(6.4%)の増加。三大都市圏は増加したものの、地方圏は21.3%減と大きく落ち込んだ。
(2)首都圏4万4,535戸(対前年比22.4%増)、
近畿圏2万1,716戸(同9.8%増)、
東海・中京圏6,094戸(同8.9%増)、
北海道1,201戸(同26.0%減)、
東北1,446戸(同23.9%減)、
関東729戸(同61.1%減)、
北陸・山陰258戸(同3.0%減)、
中国1,979戸(同3.4%減)、
四国731戸(同36.5%減)、
九州6,012戸(同33.0%減)。
(3)1戸当りの価格は4,022万円で、前年(3,802万円)比220万円、5.8%のアップ。1m2当たり単価は55.7万円で前年比3.7万円、7.1%のアップであった。
平均価格が4,000万円を超えたのは1991年(4,488万円)以来、m2単価が55万円を超えたのは1992年(57.6万円)以来のこととなる。
平均価格のアップは2年ぶり、m2単価の上昇は5年連続である。
(4)マンションの発売総額は、約3兆4,067億円、前年(約3兆262億円)比3,805億円、12.6%の増額。
(5)事業主別供給戸数トップは3年連続で大京(5,307戸)。第2位は三井不動産レジデンシャル(5,037戸)、第3位は野村不動産(5,036戸)。
(6)2011年の発売は9.35万戸(10.4%増)と2年連続で増加する見込み。
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