iTunesにはCDなどから音楽ファイルをPC上に保存することができますが、Appleが「PCに保存している音楽ファイルが許可無しに削除されることがある」と認め、次回のアップデートで対策する予定であることを発表しました。

Apple confirms reports of potential bug in iTunes; safeguard patch expected next week | iMore

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多くのユーザーがApple Musicを利用すると、PCに保存していた音楽ファイルがiTunesから削除されるという問題を報告しています。削除された音楽ファイルがDRMで保護されたiTunes Storeバージョンのファイルに置き換えられるという報告や、「12.3.3.17」にアップデートすると音楽ファイルだけでなくプレイリストが全て消滅するという報告もあり、iTunesに関する深刻なエラーが多発している状態です。

そんな中、Apple製品のニュースサイトiMoreはAppleの広報担当から得たコメントを掲載しました。Appleは「一部のユーザーがPCに保存していた音楽ファイルが許可なく削除されると報告しています。音楽はAppleの顧客にとって重要なコンテンツであると認識しており、Appleのチームは早急に問題の対処に当たっています。Apple側では同じ現象を再現できていませんが、(5月13日から)翌週までに対策を含むアップデートを提供する予定です」と話しています。

「もし同じ問題を抱えているユーザーはAppleCareまでご連絡ください」とも話していることから、バグが発生する原因については判明していないようです。また、Appleが言及しているのは音楽ファイルの削除だけであるため、「Apple MusicやiTunes Matchにサインアップすると音楽ファイルが全てiTunes Storeのファイルにリッピングされる」という問題について対処されるかは、不明のまま。

なお、Apple系ニュースサイトの9to5Macはこの問題について、現時点でベストな解決策として「ミュージックライブラリのバックアップの復元」を提案しています。