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誰もいない夜に咲く (角川文庫) Kindle版

3.8 5つ星のうち3.8 330個の評価

親から継いだ牧場で黙々と牛の世話をする秀一は、三十歳になるまで女を抱いたことがない。そんな彼が、嫁来い運動で中国から迎え入れた花海とかよわす、言葉にならない想いとは――。(「波に咲く」)寄せては返す波のような欲望にいっとき身を任せ、どうしようもない淋しさを封じ込めようとする男と女。安らぎを切望しながら寄るべなくさまよう孤独な魂のありようを、北海道の風景に託して叙情豊かに謳いあげる。

商品の説明

著者について

●桜木 紫乃:1965年北海道釧路市生まれ。2002年「雪虫」でオール讀物新人賞を受賞。初の単行本『氷平線』が話題となり、『ラブレス』は直木賞・大藪賞・吉川賞・本屋大賞候補になり注目を集める。最新作『ターミナル』もヒットし、いまもっとも期待を集める実力派の著者。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B00BEPJ38U
  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (2013/2/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/2/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 570 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 本の長さ ‏ : ‎ 199ページ
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 330個の評価

著者について

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桜木 紫乃
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カスタマーレビュー

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お客様のご意見

お客様は、この作品の文章表現について非常に高く評価しています。読みごたえがあり、描写力もたけており、文中にぐいぐいと引き込まれると好評です。また、人間の描き方がうまいと感じており、リアルで魅力的だと感じているようです。ストーリー展開や個性と思われる詩的な表現に圧倒され、寂寥感と虚無感がどの短編にも流れているという声もあります。

お客様の投稿に基づきAIで生成されたものです。カスタマーレビューは、お客様自身による感想や意見であり、Amazon.co.jpの見解を示すものではありません。

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9人のお客様が「文章表現」について述べています。9肯定的0否定的

お客様はこの小説の文章表現を高く評価しています。非常に読みごたえがあり、描写力もたけており、文中にぐいぐいと引き込まれると好評です。一方で、内容が古いく心に響かず、寒い冬に読むには余計に心に沁みてしまうという指摘もあります。

"短編集だけど一作一作にすごい物語があり、良い意味で疲れるほど。 北海道を舞台に、どちらかというと陽の当たらない暮らしをしている人や、社会の片隅で荒んだ心を持て余しながら生きている人が主人公。..." もっと読む

"...寂寥感と虚無感が、どの短編に流れます。 舞台が北海道ということで、寒い冬に読むには余計に心に沁みることでしよう。 さて、次は何を読みましょうかね? 映画化されて公開が待たれる『起終点駅 ターミナル』を狙っています。" もっと読む

"私にとっては、三冊目の本になる。 言うまでもないが、流石直木賞作家である。 文章表現が素晴らしい、徹底的に取材したのだろうし、その感性が凄い。 相当の書物を読み漁らないとこのような文は書けるものではなかろう。..." もっと読む

"久しぶりの一気読みでした。それぞれの主人公の人生に引き込まれます。" もっと読む

6人のお客様が「文体」について述べています。6肯定的0否定的

お客様はこの小説の文体を高く評価しています。魅力的でリアルな人間の描き方がうまいと感じており、ストーリー展開や個性と思われる詩的な表現が印象的だと述べています。また、北海道の風土的なものをすごく感じるという意見もあります。透明で美しい色彩を感じさせる描写や、シンプルな文体で綴るこの作家の描く世界に真っすぐに生きることへの希望を感じるようです。

"...何よりストーリー展開と彼女の個性と思われる詩的な表現に、今回も圧倒されました。 寂寥感と虚無感が、どの短編に流れます。 舞台が北海道ということで、寒い冬に読むには余計に心に沁みることでしよう。 さて、次は何を読みましょうかね?..." もっと読む

"自分の人生では決して交わることのないような女性たちが桜木紫乃の作品にはいつも描かれていますがこの作品も例外ではありません。でもそれがとてもリアルで売れたいがためのうわべだけの話とは全く違いいつもそれは魅力的でいつのまにか惹きこまれます。" もっと読む

"...秋田を田舎に持つので、冬の列車に乗った時の低く重たい雲と雪山を思い出します。好きな世界観です。面白かったです。" もっと読む

"...色々あっても。最後はそれなりに。どの主人公もクセがあり 暗っぽくても芯は強くて。北海道に住んだことないけど 風土的なものをすごく感じます。それがとってもいいなとおもいます。 そうして川本三郎氏の「解説」が適格ですばらしい。..." もっと読む

上位レビュー、対象国: 日本

  • 2024年7月14日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    期待通りでした
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2020年10月3日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    短編集だけど一作一作にすごい物語があり、良い意味で疲れるほど。
    北海道を舞台に、どちらかというと陽の当たらない暮らしをしている人や、社会の片隅で荒んだ心を持て余しながら生きている人が主人公。
    世間的にはドロップアウトしていたり犯罪に手を染めたりしている人間を、作者の目線は甘すぎず、でも突き放さずに捉え読者に届ける。だから読んでいて、暗い気持ちにはなるものの、つい主人公に寄り添いたくなる。 みんな絶望や諦念を抱えながらも必死でもがいている。そして自分の力で少し何かを変える。美文と共にそこに惹きつけられた。
    5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2024年4月30日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    最悪な人生であっても人は何かを見つけてどうにか未来を探して生きていける。そんな風に思える。
  • 2015年10月17日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    直木賞を受賞した『ホテル ローヤル』に魅せられて購入しました。
    覚悟はしていましたが、またまた辛すぎる環境の中でしか生きられない主人公たちの心に身を寄せて読み進めました。
    何よりストーリー展開と彼女の個性と思われる詩的な表現に、今回も圧倒されました。
    寂寥感と虚無感が、どの短編に流れます。
    舞台が北海道ということで、寒い冬に読むには余計に心に沁みることでしよう。

    さて、次は何を読みましょうかね?
    映画化されて公開が待たれる『起終点駅 ターミナル』を狙っています。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2023年11月13日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    「ホテルローヤル」を読んで以来の桜木紫乃作品だったが、当方も主人公達の哀愁に心を寄せらる歳になり、流れるように書き進む文体にも魅せられた。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2023年6月11日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    全体を通して、共感を抱けるキャラクターがいないように感じました。文章力高い作者の描写頼りの、商業的コンテンツの印象。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2016年7月23日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    自分の人生では決して交わることのないような女性たちが桜木紫乃の作品にはいつも描かれていますがこの作品も例外ではありません。でもそれがとてもリアルで売れたいがためのうわべだけの話とは全く違いいつもそれは魅力的でいつのまにか惹きこまれます。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2021年12月27日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    普通の生活や理想とは
    かけ離れた人々の日常の話です
    その人々の葛藤や
    どう進めばいいかが
    手に取るように分かりやすく描写されてると思いますが
    私には重くて気分が暗くなり
    合いませんでした
    3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート

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