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物価が高すぎる! 安売り、抗議…消費者はいつも必死だった

〈1984(昭和59年)〉 東京都千代田区の農林水産省分庁舎前で消費者米価値上げに抗議する市民団体の女性たち。しゃもじを掲げて訴えた

明治の創刊以来、朝日新聞社には国内外の時代を記録した貴重な写真が保存されています。「朝日新聞フォトアーカイブ」から、その時代の街並みや人々の生活、ファッション、風俗などを紹介します。物価高に苦しむのは今も昔も同じ。写るのは、節約しながらやりくりしたり、米の値上げに抗議したりする消費者。多くが家計の守り手だったであろう女性たちでした。

物価が高すぎる! 安売り、抗議…消費者はいつも必死だった
〈1970(昭和45年)〉 東京都北区の赤羽台団地で野菜の安売りに殺到する女性たち。物価上昇が続き、政府の物価抑制策で市価より2、3割安く提供された。午前8時売り出しの30分前には約1500人が集まり、八百屋7、8軒の1日分の野菜が1時間ほどで売り切れたという
物価が高すぎる! 安売り、抗議…消費者はいつも必死だった
〈1974(昭和49年)〉 オイルショックによる買い占め騒動の翌年、スーパーでトイレットペーパーの長さを調べる神戸市計量検査所の職員。「異常な物価高」の訴えに応じて実施した「消費者サポート大作戦」の一環。中には30メートルの表記で28メートルしかないものもあった
物価が高すぎる! 安売り、抗議…消費者はいつも必死だった
〈1976(昭和51年)〉 大阪市旭区の千林商店街で歳末セールの景品として「千円札のつかみどり」をする女性。物価高と減税見送りで厳しい年の瀬に、商都・大阪ではあの手この手で財布のひもを緩めさせようとする作戦が繰り広げられた。1分間に30枚つかんだ人もいたという
物価が高すぎる! 安売り、抗議…消費者はいつも必死だった
〈1969(昭和44年)〉 東京・国立競技場前のメーデー会場で父親に肩車される男の子。胸のゼッケンには「パパの給料をあげてちょうだい」。「佐藤さん」は当時の佐藤栄作首相か。会場内では「物価値上げ反対」の文字も躍っていた

1904(明治37)年、朝日新聞に初めて写真が掲載されました。朝日新聞フォトアーカイブで公開している440万枚以上の写真から紹介します。法人様向け写真利用のお問い合わせ先はメール shashin@asahi.com まで。

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