英Kano Computingは10月7日(現地時間)、「Raspberry Pi」ベースのPC組み立てキット「Kano」を発売した。価格は149.99ドルで、日本からも購入できる。
同社は昨年11月、米Kickstarterでプロジェクトを立ち上げ、10万ドルの資金を獲得。製品版は今年7月の発売を目標としていた。Kanoという名前と柔道着のキャラクターは、“柔道の父”嘉納 治五郎にインスパイアされたものという。
コアな対象ユーザーは6〜14歳だが、大人でもPCの組み立てとプログラミングの学習を楽しめるだろう。
KanoのキットはRaspberry Piのボード、ケース、USBキーボード、スピーカー、Wi-Fiモジュール、USBケーブル、HDMIケーブルと、Linuxベースの独自OS「Kano OS」とソフトウェアを収録したSDカード、2冊のカラフルなマニュアルで構成される。別途必要なのは、HDMIポートを持つテレビあるいはディスプレイだけだ。
マニュアル通りに組み立ててディスプレイを接続し、電源を入れると、「Pong」や「Minecraft」などのゲームのアレンジを通してプログラミングを学べるチュートリアルを開始できる。Pythonベースの独自言語「Kano Talk」は、レゴブロックのようにモジュールを組み合わせることでプログラムを組み立てられる。
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