冨永愛の伝統to未来

冨永愛がたどり着いた伝統文化「美しさ」の理由とは?職人の名言から

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

モデルの冨永愛さんが日本各地を訪ね、その土地に根付く「伝統文化」を紹介する夕刊「popstyle」の人気連載「冨永愛の伝統to未来」。年内最後の今回は、これまでに訪れた伝統工芸の現場を振り返りつつ、お伝えしきれなかったシーンをピックアップします。

横浜流星「正体」で熱演!顔を変え逃亡する死刑囚真実のドラマ

早いもので4月にスタートした「冨永愛の伝統to未来」も、今年最後のコラムとなりました。たくさんの場所を訪れて、様々な伝統工芸の作家や職人の皆さんにお話を伺いましたが、今日はその中でも特に印象に残った言葉をいくつかご紹介したいと思います。

6月の放送で訪れたのが、150年あまりの歴史を持つ笠間焼の老舗工房「 大津晃窯おおつこうよう 」。4代目の大津廣司さんが学生だった頃はプラスチック製品に押され、笠間焼の窯元がどんどんやめていく状況だったといいます。

そんな中で家業を継ぐ決心をしたのは、「伝統の灯を消したくない」という思いからでした。笠間焼が売れず、厳しい状況だった当時を「頑張りました」と笑って振り返る大津さん。「人生を振り返って、損した感じはしない」と語る表情がとても印象的でした。

その次に訪れたのが、秋田県大館市で曲げわっぱを作る「柴田 慶信よしのぶ 商店」。作業の様子を見学し、実際に体験させていただく中で、一つ一つの工程全てに洗練された技術があり、妥協を許さない姿勢が高品質の製品づくりに つな がっていることを実感しました。

笠間焼の大津廣司さん(上)、曲げわっぱの柴田昌正さん
笠間焼の大津廣司さん(上)、曲げわっぱの柴田昌正さん

2代目の柴田 昌正よしまさ さんにお話を伺うと「誰かが一人でも“ま、いっか”って気持ちになってしまうと、完成した時にズレが生じてるんですよ。なのでみんな自分に厳しく“ま、いっか”って思わないでやっていくことが大事だと思うんですよ」。

今夜の放送では、人生の教訓になるような作家や職人の名言をたくさんご紹介しますので、ぜひ楽しみにしてくださいね。

「冨永愛の伝統to未来~ニッポンの伝統文化を未来へ紡ぐ~」
BS日テレで毎週水曜午後10時放送。今夜は「心に残った作家・職人の名言スペシャル」を放送。番組は、読売新聞社が取り組む「Action!伝統文化」と連携しています。

popstyle(ポップスタイル)は、読売新聞夕刊で水曜日に掲載。尖った企画を大胆なレイアウトでお届けする新感覚カルチャー面です。夕刊発行地域以外でもご購入いただけます。購入方法はこちら
スクラップは会員限定です

使い方
「大手小町」の最新記事一覧
記事に関する報告
6099967 0 大手小町 2024/12/11 17:00:00 2024/12/11 17:00:00 /media/2024/12/20241211-OYT8I50011-T.jpg?type=thumbnail

主要ニュース

セレクション

読売新聞購読申し込みバナー

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
  翻译: