中国・大連海事大が「琉球研究センター」の設立を計画…習近平・国家主席も沖縄に関心と報道

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 【瀋陽=出水翔太朗】香港紙・星島日報は、中国遼寧省にある大連海事大が沖縄関連の研究を目的とした「琉球研究センター」の設立を計画していると報じた。台湾有事を見据えて米国とともに備えを進める日本に対し、中国側が揺さぶりをかけている可能性がある。

 同紙の3日の報道によると、大連海事大は1日、北京大や中国社会科学院などの専門家約20人を招き、センターの設立に向けた研究討論会を行った。討論会では、北京大教授が「『琉球問題』を明確な研究対象とし、国際的な影響力を強化すべきだ」と発言したと伝えた。

 日本政府の尖閣国有化を受け、中国で対日強硬論が強まっていた2013年5月、沖縄の帰属について「中国に領有権がある」と示唆する研究者の論文を中国共産党機関紙・人民日報が掲載した。昨年6月には 習近平シージンピン 国家主席が「(福建省)福州で勤務していた際、琉球との交流の根源が深いと知った」と発言したと伝えており、沖縄への関心を高めているとされる。

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