滋賀 あいの土山マラソン~関門との戦い
2024年11月04日
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「関門閉鎖まで残り3分で~す!」
35.5kmの関門。
げっ。残り3分? マジか。
慌ててペースアップ。
ペースを上げた小生の走りをみて、大会スタッフさんが、「関門まで100Mぐらいです!残り2分あるから大丈夫です!」
まさか、まさかの関門コール。
マラソン人生で初めての経験でしたなぁ。
かろうじて通過したとき。
スタッフさんに思わず聞いてみる。
「次の関門は何kmですか!?」
「40.2km!」
40.2km?ペースを脳内計算。8:00/kmペースではヤバい。ギリギリだ。
7:00/kmペースで行かなきゃ!
あいの土山マラソンは、アップダウンの連続するタフなコース。
風光明媚。自然満喫。
前半は快調にペースを保ち、雄大な景色を楽しみながら、今日のオイラは調子いい?
と思ってましたが、毎度ありがちな勘違い(笑)
前半のツケが後半に一気に押し寄せました。
35.5km関門通過時は、ヘロヘロで疲労困憊な状態。歩いたり走ったり。完全にやられておりました。
うーむ。マラソン人生で初めて関門で切られてしまうかも?
しかし。
おい。お前はなんのために滋賀県の大会に参加してるんだ?
フルマラソン全国制覇のためだろう?
完走しなきゃダメじゃないか!
「男だろ!」 by 駒澤大学 大八木監督
てなワケで、気力を振り絞って走り続けました。
次の関門に引っかかったとしても、滋賀県走破としちゃいますか?
甘い悪魔のささやきとの戦いになりました(笑)
40.2kmの関門を突破したとき。スタッフさんに再び思わず聞く。
「ここが最後の関門ですか!?」
「はい、そうです!」
よかったぁ~~~
後はゴールを目指すだけ。ゴールの閉鎖はしないと大会責任者が開会式で宣言されてましたからな。
しかし。
ちょっと待てよ。この大会は5時間制限の大会だろう?
だったら、5時間以内にゴールしなきゃダメじゃないか。
確か、5時間を超えると記録証は発行されないと大会パンフに書いてあったよな?
走らにゃアカンで!
「男だろ!」by 駒澤大学 大八木監督 再び
下を向きながら、走り続ける。しかめっ面。体力のピークを迎えてましたなぁ。
エイドスタッフ、沿道の皆さんの後押しのご声援に応える余力はございませんでした。えらいすんまへん。
で、ゴールまで残り400M辺りになったとき。
並走してきたランナーに声をかけられる。
「5時間まで残りわずかですかね?」
「えぇ、あと3分ぐらいです。」
「3分かぁ。キツイなぁ。」
そのランナーの腕元を見たら、時計をしていないご様子。だから、聞いてきたのかな。
小生は答えつつ、スイッチが入りました。
躊躇うことなく、そのランナーを置き去りにしました。
ペースを上げてごぼう抜き。
ラストで1人競ってきたランナーがいましたが、置き去りにしました。
ゴールに飛び込み、ガッツポーズ!
「ダァ~~~!」by アントニオ猪木
アラ還オヤジ、やったで!
ゴールした瞬間、ゲストランナーの谷川真理さんから、「完走おめでとうございます!」と声をかけられました。
めでたし、めでたし。
ご清聴ありがとうございました。
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