夏休みまであと19日
どうもご無沙汰のK子です。有休期間でレイキャビクを訪れています。
iPadにキーボードつけてやってるんですがちょっと慣れるのに時間かかりそうです。変換がiOSなのでなんか予測がうぜえ〜!まあでも騙し騙し。
ブログなんてのは写真をつけようと思うからなかなか更新できないんですよ!というわけで、今回文字ばっかりですが、それでもよろしければお付き合いください。
折角、冬のレイキャビクにバックパッカーでもないラグジュアリーでもないフワッとした立ち位置のK子氏がおりますので(現在滞在4日目)、情報半分・雑感半分で役に立つかもしれない何かをお送りしようと思います。
旅行前にいろいろ調べてたら惜しげなく何日もツアーに入れるような猛者が大半だったので……。
貧乏人を寄せ付けない物価
先に言っておきます。
いやマジで!夏場ならまだ何か仕様があるかもしれませんが、屋外で過ごせないのでお金ないとなんもやることないです。お金を使わずにたのしむ方法が思い当たらない。
とにかく泣くほど物価が高い
です。あまりに高いのでわたし気になって調べたのですが、アイスランドの平均月収6,900米ドル相当あるらしいです。ほぼ月収100万円と言っていいでしょう。毎月100万稼いでるやつらの国です。そんなもん物価高いに決まってる!
感覚として大体すべてが3倍くらいと思うとしっくりくるのではないかと思います。
以下ちょっとジャンルごとに……
宿泊
今わたしが泊まっているゲストハウスは、
- 中心部からちょい外れ(徒歩10-15分)
- バストイレ供用個室
- 基本は滞在中の掃除やタオルリネン交換は無し
- 従業員は8時〜16時くらいまでしかいない
- 朝食は別5€
- 設備は全体的に古い
で7泊で380€でした。1泊9,000円くらいですかね。
これでもかなり探したんですよ。
個室で1万切る場所を探すこと自体が困難
でした。ドミトリー泊も検討したので、以下1泊あたりの大体の相場ですが、
- ドミトリー6,000円〜
- ゲストハウスの個室(バストイレ共用)10,000円〜
- ゲストハウスの個室(専用バストイレあり)20,000円〜
- ホテル25,000円〜
と言う感じでした。市内から徒歩30分圏内くらいまで入れるともう少し下がりそうな気がしますが、ツアーのピックアップにしろ散歩するにしろ市内まで出ないといけないし、バスの運賃も高いので、徒歩+公共交通組には厳しいと思います。
なおドミトリーはカーテンないタイプが多かったのと、あとほんとに便利な場所とかだと、45人部屋とか野戦病院かなんかか?みたいなとこでも平気で1泊8,000円くらい取ってきやがります。
そんなわけで全体的に3-4泊ってひとが多いっぽい?
7泊のわたくし、人生で初めて宿のオーナーさんに「7泊のひとだよね!?」ってなんかうれしそうにされています。着日→市内観光+夜オーロラツアー→なんかツアー→出発みたいなのが最短の日程ではないかと思われる。確かにお金ないと長くいるの厳しい。
ですが、あとで言う理由によりあまり短期滞在もお勧めできないです。
観光やツアー
これも容赦がないんだ〜!冬の観光と言えば美術館や博物館めぐりなんて思いついたりするけど、これまた高い……もう少し詳しく分けていきます。
空港からの交通
レンタカー組以外は、着陸便に合わせて運行されるバスを利用するしかありません。
国内線が運航されるレイキャビク空港は市内に程近く路線バスもあるのですが、国際線の発着するケプラビーク国際空港はレイキャビクから50キロ近く離れています。
で団体バスのお値段なのですが、
片道5,000円前後〜
となっております。バスターミナル止まりにするか、バスターミナルから更に市内にある各所バス停までマイクロバスを利用するかでお値段に幅あり。
あと多分アイスランド航空を利用の場合は、旅行会社経由とかでも予約番号でアイスランド航空のホームページの予約情報にアクセスするとバスの予約のオファーがあって若干お安めな感じがいたしました。
なお空港のあるケプラビークにも街はありますがレンタカー組以外はそこに行く交通手段がありません。し、いろんなツアーもレイキャビク発なのでレイキャビクに滞在するしかないと言う……。
日帰りツアー代金
レンタカー組以外は基本はアイスランドの大自然に触れたい場合、バスツアーを利用する必要があります。そのツアーの代金ですが、
15,000円前後〜
となっております。だから連日ツアー参加してるようなブログとか多いんだけど、富豪?????ってなってるんですよ。なので、わたしみたいに「(特に深い思い入れなかったんだけど)来ちゃった」みたいなのではなく、ゴールデンサークルも氷河も火山も見たい!みたいな場合は、たんまりお金を貯めてきてください。
そんで15,000円くらいで済むのは「バスで近くまで行って少し歩いて名所を見に行く」みたいなツアーです。氷河を歩いたり火山をトレッキングしたりする体験入ったツアーは25,000円〜な上に現地までの交通別です。おそらくそう言った場所が専属ガイドなしには入れないのでレンタカー組含めて対象にしているものと……でそういった国立公園なんかまでのバス移動もツアーとして販売されているのですが、これが大体1万円くらいとなっております。
車運転するの苦じゃないひとはレンタカーが良さそうですが、ガソリンも高そうなのとツルツル路面の運転とあと万が一人気のないところで車両トラブルやガス欠起こしたら洒落にならんと言うところはあります。冬場の場合。
ちなみに博物館で見たんですが、20世紀初めくらいにまあまあの都市火災がレイキャビクでありましてその後の都市設計のプランで鉄道を作ることも検討されいたみたいです。
しかしなんだかんだ大規模な整備が延び延びになって結局第二次世界大戦後くらいまで引っ張ったもんだから「これからの時代、車っしょ!?」となり、日本の地方都市も真っ青の車社会に仕上がってしまったみたいです。鉄道来る前に車来ちゃうとそうなっちゃうんだ……みたいな気付き。
アイスランドに鉄路あったらいろいろエモかったろうになあ……と鉄道ファンでないわたしでも思うのですが、皆様いかがでしょう。
あっそうそう、みんな参加するであろう夜のオーロラ鑑賞ツアーは9,000円〜です。
マジでお金ないと遊べません。
市内観光
じゃあねまあね大自然はもういいとして市内観光でもしますか?なのですが、冬場は公園とか池とかそう言うので時間潰すのが厳しいです。寒い。
夏場とかだったらね、レイキャビク湖周りをぶらぶらしたり、ジョギングするひとはジョギングしたっていいと思うんですがね。
そうなるとやはり博物館や美術館観光を考えたいところですし、やはり訪れた土地の歴史くらいは学びたいじゃないですか?
博物館・美術館の入館料2,500円〜
まあウィーンもそんなもんではあったんですが、ウィーンはそのへん歩いてるだけでも街並みが美しくなんだったらどこも入らなくてもたのしめる勢いだったんですが、レイキャビクの場合、ただの電柱や看板写真に撮っちゃうくらいでないと、正直街並み散歩だけでは物足りないかと……それにどっか入らねーと寒いんだよ!
そこで選択肢に入ってくるのが、レイキャビクシティーパスです。
24/48/72時間用があり、それぞれISK5,040/7,000/8,630となっています。
ただ1日で美術館3個もいくとダレてくるので24時間カードで元取るのは結構厳しいかなと思います。48時間以上なら使い方によってはみっちりたのしめると思います。
これはまたあとで別に詳しく書きたい。
食費
なんか長くなってきましたね。まあ食費はシンプルに吐くほど高いです。
- ホットドッグスタンドのシンプルなホットドッグ700円〜
- サブウェイのサンドイッチ単品が1,500円〜
- チェーンでないファストフード、ポテトとソーダのセットが2,000円〜
- カフェやカジュアルなレストランの単品料理3,000円〜
- ちょっとしたレストランのメイン5,000円〜
一回も外食をせず外のメニューを眺めては溜息をついて確認したものです。
(言っててツラすぎる)
しかもカジュアルなレストランで供されるのは大概ハンバーガー系とフィッシュアンドチップスとかなので、ラムとかのアイスランドの素材をたのしめればいいならそれでもオッケーかと思いますが(でもラムバーガーとかは高い)、「アイスランドの料理」がたのしみたい場合はレストランに入る必要があるので、たっぷりお金を貯めてきてください。
市内交通
路線バスがそこそこ走っています。一部のちょっと離れたスポットを除いて健脚なら歩きだけでも全然回れそうですが、使えると便利。
専用のアプリかカードのタッチ決済もいけるみたいです。わたしは今日までシティパスが生きてたのでそれで乗ってましたが、
1乗車600円程度
となっています。市内は一律運賃なんですよ。みんな地元のひと2-3駅くらいでも気軽に乗ってるから600円を200円くらいの気持ちで使えるんだなって……思ったり……しました……。
服装
温暖な西日本に生まれて育ったK子氏、これは大変にビビってました。が!
そもそもレイキャビクはそこそこ温暖
だったのです。とは言えやっぱ寒いは寒いですけど。ただ天気予報とかみてると、レイキャビクの前に滞在していたフランクフルトの方が寒いこともありました。
風が強いことがあるのでその場合は体感温度が下がる点には注意が必要。
わたしが用意したものは以下になります。
- インナー
タンクトップタイプのあったかインナー
綿100%の半袖Tシャツ
ハイネックのあったか薄手インナー - 羽織もの
薄手のフリースジャケット
ニットのカーディガン - ボトムス
ノースフェイスのタウン用ウール調パンツ(風を通しづらい)
馬鹿厚いウール調スカート(おしゃれ着だが今までの経験上風を通さない)
GUのシャカシャカパンツ
もち肌というところの鬼厚いレギンス - アウター
ダウンの取り外し可能なインナーがついたノースフェイスのジャケット - 靴下
GUのスタイルヒート靴下
ホカロン靴下 - 靴
SORELのキネティックインパクトパフィージップアップ
GANNIのラバーチェルシーブーツ
で、これを状況によって使い分けました。
いちばん多く着た組み合わせは、
半袖Tシャツ・フリースorニット・ダウンなしシェルのみ・スカートにレギンス
でした。これに貼るカイロを入れたり入れなかったり。夜のオーロラツアーは2回目はダウン入れていきました。あとでお天気情報見たら体感温度▲14℃くらいだった模様。深夜は流石に気温が下がるのとあまり動かないですから。
それ以外は基本外にいると歩いているのであまり厚着すると汗かくんですよね。運動する方はそのへんのバランスも考える必要があると思います。
なお氷の洞窟に入るとかそういうディープなアクティヴィティに参加する場合はツアーに装備も含まれるようです。普通のトレッキングツアーとかは基本自前ですが、有料でレンタルもあったりするようです。
足元に関しては防寒性のないチェルシーブーツでオーロラツアー行ったら流石に寒かったです。が、SORELだと暑すぎることも……という感じでした。塩梅難しい。なおSORELはガチガチのスノーブーツじゃなくてこういったタイプなんですが、
今日足元湿り切った場所をトータル1-2時間歩いて雨に打たれても中は濡れていなかったので、完全防水ではないとは言え軽めのアクティビティには十分と感じました。
と、わたしが推すレギンスこれ!
わたし買ったのが随分前なので商品仕様が変わってるかもしれませんが、
- テック系素材のピタピタ感が苦手
- 天然素材の防寒インナー高い
というところにほどほどのお値段で肌あたりがやわらかくそれなのに風を通さず温かなのです。GUのシャカパンの下にこれ履いて今日吹きっ晒しで濡れ鼠になりながらトレッキングして来ましたが全然寒くなかったので!マジでおすすめなのです。あったかくてそれでいて肌が呼吸できてる感じがすごくいいです。
街を歩いている観光客の中にはスキー場からそのまま来たんか?みたいな方も結構おられましたが、街歩き+αくらいであればそこまでは必要ないんでは?と思いました。
ただ薄いものでも構わないのでいちばん上は防水・撥水性のあるものがいいと思います。
あと防寒関係ないですが、今回旅行用に買い足したこのTシャツもマジで良かったので置いておきます。
- 下着だけどクルーネックの折り返し幅が広めで下着っぽくない
- 綿ってあったかいんだねの綿100%
- 下着用だけあって肌あたり抜群
- メンズなので程よいゆとり感
- 乾燥機かけても縮まなかった
- 綿100%だけど乾燥機かけなくても乾きもそこそこ早かった
- 安い最強
と言う理由です。
気候
長くなって来ましたが、まだまだ。
曇り・雨がち
です。冬場。わたしは今回オーロラは諦めています。
ただ天気がものすごく変わりやすく、雨も一日中降っているというわけではありませんでした。「アイスランドの天気は15分で変わる」なんていうそうですが、雨が降ったと思ったら少し晴れ間がのぞいたり。なのでどん曇りオーロラツアーでも奇跡的にそんな雲の切れ間から見られることがあるのかもしれませんね。
あと風がまあまあ強い
です。海際ですしねレイキャビク。
なので、(わたしは傘も使ってるけど)撥水・防水性のアウターで雨を避けられるようにしておくのが大事です。と、今晩とかそうなんですが風がずっとめちゃくちゃ強くて出かけるのに難儀します。たぶん台風並み。到着日にこれだとご飯とか困ると思うので、非常食を持っておくことをおすすめいたします。
また運悪くこうした嵐がツアーと重なってしまうと、天候によってツアーが中止になることがあります。なので最短日程を組んでいると目的が達成できない確率が上がってしまいます。(ツアー代金は返金されますが)
日程はツアー日+予備日くらいで余裕を持って組まれることをお勧めします。
お風呂事情
あのね、わたし気付いてしまったのですが、
蛇口から(実質)温泉が出てます
どうやら上水と温水の供給が別みたいで、各家庭に地熱で温められた温水が供給されているらしいのですが、これに硫黄が含まれています。温かい硫黄の含まれた水とかもう実質温泉やん!?お肌つるつる待ったなしです。
ただそういう状態なのでシルバー製品を濡らさないようご注意を。
たぶん冷水側は硫黄含まれていない気がするのですが、水栓で混合されているのでお水の場合も注意したほうが良さげです。
もしかするとこれいいホテルとかだと上水を普通に自前で沸かしてて「実質温泉」ではない可能性ありますね……。
それと市民プール!
アイスランド観光と言えば、ブルーラグーンやスカイラグーンと言った絶景スパがよく挙げられますが、
2万くらいするんですよ
しかも別途一万くらい送迎バスにかかるんですよ
その上天然温泉ではないんですよ
なのでわたしはパスすることにしました。ひとりだから長湯してキャッキャすることもないですし……お友達やパートナーと行かれるにはよさそうと思います。
そんなわたしが訪れたのが市民プールです。
プールと言っても地熱で温められたホットタブが何種類もありまして、地元客と観光客、老若男女が入り乱れさざめき合う中、氷点下の気温を感じながら浸かるお湯は最高でした。残念ながら塩素の匂いが強めでホテルのお湯のような硫黄感はありませんでしたが、湯上がりの感じはただのプールではないなという感じでした。
お値段も一回1,000円ほど!シティパスがあれば無料!
ぜひレイキャビクにご滞在の際にはタオルと水着を持ってちょいと市民プールへおいでませです。あっ、勿論ガッツリ泳げる温水プールもあります!
これで終わりです
随分長くなりましたが、冬のレイキャビク滞在等についての雑感+情報でした。
シティパスと市民プールのことはもう少し詳しく書きたい……このキーボードが微妙に使いづらくてストレスなので今日はこのあたりが限界です。