2024年のまとめ記事、今回は株主優待に焦点を当ててみたいと思います。

株主優待タダ取り(クロス取り)戦績

まず株主優待タダ取りとも言われるクロス取引の戦績です。まだ、10~12月権利分の優待が届いてないことから実際の得した金額の確定が進んでいませんが、取得件数は228件、金額的には50万超えぐらいにはなるでしょうか?

  • 2023年 227件
  • 2022年 217件
  • 2021年 199件

過去3年の状況を調べてみると、年々取得件数自体は増えていて228件でも多い方という結果でした。個人的にはあまり無理して行動しないと決めているので件数は下がっているのではないか?と思っていましたが実際は増えていました。有名どころの株主優待が廃止傾向にあるので、今後、取得件数は減ってくると思っています。

1年365日ですので、件数的に200件近く取っているとしたら3~4日に1つぐらいの状況で株主優待を手に入れる生活です。毎週2つぐらいお得なものをゲットしている程度の軽い気持ちで今後も取り組みたいですね。優待欲しさにがっつき過ぎると「ミイラ取りがミイラになる」状態になるのは、15年近く戦績も表示して続けていて感じるところです。

株主優待戦績(銘柄寄与度ランキング)

15年近くの延べ戦績から出している「株主優待寄与度ランキング」を覗いてみても面白い結果が見られます。

述べ2000件以上のデータから出している寄与度ランキングですが、10位以内の優待で廃止になっているものも多いですね。昔はゴルフ優待で、とにかくゴルフを楽しんでいましたが、今や平和(PGM)とアコーディア・ゴルフは一大ゴルフ運営会社になっていて時代の変化を感じます。優待に関してはお得度が下がってしまったのと、ゴルフ友達もいなくなってゴルフに行かなくなったので最近は取得していません。

今となっては10傑あたりで欲しいのは「マクドナルド」「コロワイド」「すかいらーく」あたりになりますが、これらも自分で外食を楽しめる人でないと魅力は半減です。カタログギフト系やクオカード系でお得なものは、業績が良い会社は株主優待は還元に不公平感が出るとして廃止するところが増えています。一方で、株価的に不人気で上場維持が厳しいといった銘柄が「高額クオカード」や「優待プレミアム倶楽部」あたりを餌にして新規に導入するところが多いですね。

餌系の新規優待導入銘柄こそ、もし優待クロス取引で取れるのであれば株価下落のリスクを抑えて取れるので、お得な作戦かなと思います。私は長期で早取りと言ったことは滅多にしないと決めているので、頑張れる方は頑張ってみてくださいという感じでしょうか?

2024年の状況としては、年後半(6月以降?)あたりから高逆日歩になりやすい状況になっているのを肌感覚で感じています。毎月、逆日歩報告をしていますが、ジリジリと高逆日歩となっている銘柄が増えているのを感じていて、制度信用で楽に取りたいと参加者が増えているのか?貸借オークション状況がちょっと貸し方が高めにふっかけてきているのかも知れません。

2024年は件数が減って落ち着くと思っていましたが、緩やかに参加していた私の戦績で件数自体は増えていました。2025年はさらにのんびりと参加するつもりですが、それでも200件ぐらい取れてたら満足という状況かもしれません。

株主優待タダ取り(クロス取引)を始めてみませんか?

株主優待クロス取引って何?って人は、2009年に公開した上記記事を参考にチェックしてみてください。今やいろいろなところで「お得だ!」なんて事が書かれていますが、もっと地味にコソコソと参加するものだと個人的には思っています(笑)

個人的には株主優待クロス取引のような地味だけど、低リスクで、コソコソと積み上げていく手法をたくさん知っておいて、相場を楽しんで参加するというのが大好きで、今後もそういった初心者でも楽しめて得になる(儲かる)なんて手法を地味に紹介していければと思っています。

最近はちょっとでもお得な情報が出るとSNSで声高に叫ばれてしまって、すぐに改悪になったり、得な部分が塞がれたりとしんどい時代です。美味しい取引が塞がれないように(公共の利益がなくならないように)、一部の人ががっつき過ぎずにみんなで広く浅く利益を分配できる状況が長く続いてほしいですね。株主優待は日本独特の文化ですが、よく長期間、株主市場で多くの企業が導入している状況が続いているなぁと感じます。

今後もコツコツとこっそりと行きたいですね^^