塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ダン・ナイルズ】2025年最大の懸念はインフレ再燃/利上げ。持つべき資産は現金だ。

塾長です。

昨日(米国1/6)も株高。今年2025年もBuy the dipsが正しい戦略?

 S&P500、5,975(+0.55%)

 Nasdaq、19,864(+1.24%)

【米国市況】トランプ関税巡りドル大幅安、一時156円台-テク株高い - Bloomberg

  S&P500種株価指数は続伸。大型テクノロジー株が買われ、同指数を押し上げた。

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  押し目買いに支えられたものの、S&P500種構成銘柄の大半は下落した。ナスダック100指数は1.1%高。

  ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)の講演を控え、エヌビディアは最高値を更新した。米連邦準備制度理事会FRB)のマイケル・バー氏が銀行監督担当副議長の職を退くことが分かり、規制緩和への楽観から、銀行株も上昇した。

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、73.43

 10年債、4.6180

 ドル円、157.73

 Bitcoin、101,947

 

 

経済指標:

 12月 サービス業PMI、56.8(予想58.5)

 12月 コンポジットPMI、55.4(56.6)

 11月 製造業新規受注[前月比]、-0.4%(-0.2%)

 11月 耐久財受注[前月比]、-1.2%(-0.5%)

 11月 耐久財受注コア[〃]、-0.2%(0.2%)

 

 

金融政策:

■銀行規制派のバーFRB副議長(銀行監督担当)が辞職(FRB理事は継続);
FRBのバー氏、銀行監督担当副議長を退任へ-任期全う方針一転 - Bloomberg

 

■クック;
クックFRB理事、追加利下げを「より慎重に進める」こと可能 - Bloomberg

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

nVidia CEO ジェンセン・ファンのkeynote speech@CESは月曜6:30PM(PST)だそうです;
Nvidia Stock Price Soars Ahead of Jensen Huang's CES Keynote - Markets Insider

期待先行で+3.43%。

 

 

 

■〆はダン・ナイルズ;

www.youtube.com

ー今年はどうなると思いますか?

・Q1の決算とガイダンスがカギとなる。多くの事を考慮する必要がある。1番大きなものは・・・、Q3の終わりにドル・インデックスは101だったのが、年末には108となった。7%の変動があったことになる。Q1もしくは年度のガイダンスにそれを織り込まなければならない。S&P500企業の売上の30%が海外だ。それが直接的に影響を受ける。Mag7の場合、売上の60%近くが海外である。彼らはそれに対処しなければならない。

 2番目に、問題とはならないはずだが、カレンダーの変更がある。イースターが3月末から4月20日となる。四半期分しかガイダンスを出さない会社は、期待を下回るかも知れない。

 ガイダンスに株価がどのように反応するか見物である。忘れてはならないのは、マルチプルが大きいことだ。2024年終わり時点でS&P500のPEは25倍。歴史的には、CPIが2.5~3%の間にあるとき、trailing PEは19倍だ。バリュエーションは多くの動く余地を与えない。なので私の今年の値動きの予想幅が最大となっている。インフレが道筋を決める。マルチプルが今の値を維持するか、20~30%下落するか、だ。

 

ーあなたの去年のtop picksはAmazon、Meta、TIだった。今年のそれには驚いている。トップがキャッシュ(現金)だ。最後にキャッシュがトップだったのはいつか?

・2022年だ。市場は19%下落した。今年がどうなるか分からないが、特に年初時点、キャッシュを持っていれば、MMFの利回りが4%であり、それは悪い場所ではない。

 残りのtop picksは、もし(S&P500が)10~20%下落したとしても、持ち続けるものである。10%の上値余地がある。

 Ciscoは過去2年間、AIデータセンター向けで恩恵を受け、AI周りでデータを動かす。ADTRANは電話局側で、ファイバーを家庭に引くのを助ける。British Telecom、Deutsch Telecomが欧州でやっている。米国では、BEAD(Broadban Equity Access and Deployment Program)が今年中盤に展開される。

 また私は銀行株を好む。新政権は規制を少なくし、減税があるので、それらの株の助けとなるはずだ。忘れてはならないのは、2023年、銀行破綻があった。Silicon Valley BankやFirst Republic、Signitureだ。過去3年間、S&P500は23%上昇したが、銀行ETFであるKBWBは-3%である。

 最後に選んだのは、中型割安株だ。コロナの頃、インフレに投資が行った。過去2年間はAIだ。中型株は死んでいた。全てのカネが7つの株に集合していた。中・小型割安株は17~18倍で取引されている。S&P500はtrailing PE 25倍。過去5年間で82%値上がりしたS&P500との比較において、彼らは35%~49%アンダーパフォームしている。特に、私はAIへの投資が今年中ごろ一時中断されると考えており、そうなれば多くのカネがMag7から抜け出し、市場の他のエリア、例えば中・小型株に向かうだろう。

 

ー特に小型株に言えることだが、金利が問題だ。先ほどジェイソン・トラヴィスは、小型株を買うのは、リセッション後だと言っていた。

・だから中型割安株が我々のtop 5 picksの一つなのだ。過去に遡れば、テックバブルが弾けたとき、もしくは、2022年(の株安の時期)を通して、それは防衛的であった。彼らは市場全体よりも良く値を保っていた。なぜなら小型株よりは大きく、利益を保ち、もし金利が上がっても、小型株よりうまく対応できる。

 金利上昇は間違いなく私の気に掛けるものでもある。CPIが2.5~3%のとき、通常10年債は今より100bpt高かった。なので、2022年のように、インフレが再燃し、債券でカネを失い、株でカネを失う可能性がある。忘れてほしくないのは、成長を加速させる(pro-growth)政策は良いのだが、別の面として、4%という低い失業率、経済が3%で成長しているとき、成長を加速させるような政策が入ってくる。その一方でインフレ的な移民政策や関税がある。あなたは間違いなく注目しておかなければいけない。市場は本当に心配している。その証拠に、パウエルが(12月FOMC会見において)インフレ予測は”ある意味崩壊した(a kind of falling apart)”と言ったとき、市場は3%下落した。なので、私は小型よりも中型割安株であるIIJを勧めるのだ。

ということで・・・、

・2025年は、まずQ1決算とガイダンスに注目。ドル高なので、利益が減る。それに市場がどのように反応するか?

 イースターの時期ズレもある。

 新政権の政策は成長を加速させる狙いがあるが、インフレ再燃、高金利化の副作用もあるだろう。

・2025年のtop 5 picksは、キャッシュ、Cisco、Invesco KWB Bank ETF(KBWB)、iShares S&P Mid-Cap 400 Value ETF(IJJ)、ADTRAN。

だ、そうです。

 

彼の2025見通し、top 5 picksについては、こちらのtweetで超詳しく解説している;

最大の懸念材料は、インフレ再燃→利上げ、だそうです。

 

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