毎年9月になると

娘の高校の同級生がお母さんと一緒に

花籠を持って家に来てくれる。



今日は午後から来てくれて

たくさん話をして

たくさん笑いました。


いつもなら

「ではこのへんで…」って

さよならするんですが

今日は違ったんだよね。


本当に突然

「○○ちゃんのお部屋はそのままですか?」

「見せてもらってもいいですか?」


かなり片付けたけど

それでも娘の物はまだまだあるので

どうぞって入ってもらいました。


娘の部屋をぐるりと見て

ずっと笑顔だったその友だちが

座りこんで泣き出したの。


まるで抱えていた想いを吐き出すように…。



あの時何にも言ってくれなくて

私のこと友だちって思ってくれてたんかな。


もう少し頑張って勉強して

2年生も同じクラスになってたら

今も生きてくれてたかな。


あの子は高校生のままやのに

私だけ大人になって

そんな姿を毎年見せてしまって

お母さん(私)を苦しめてるんと違うかな。


もっともっと話をしたかった。

もっともっと絵を描いて見せてほしかった。

なんで何にも言うてくれなかったんやろ。


娘の友だちは

泣きながら胸のうちを話してくれた。



ごめんね。

つらかったよね。

なのに毎年来てくれて

本当にありがとうね。


私も一緒に泣きました。