函館 ('03.9.21)
さて、坂の下まで下りてきた。
二十間坂から末広町電停まで戻り、今日予定していた最後の目的地へ。
ウイニングホール。
「北島三郎記念館」と、「Art Style of GLAY」がある。
外観は旧森屋百貨店を模したものだとか。
- ドラえもん海底列車で吉岡海底駅に行く(吉岡海底)
- 教会と洋館を巡って感じる、函館の文明開化(函館)
- 北島三郎ロボットのコンサートに感動(函館)
- テディベアを見た後、函館のゲーセン巡り開始(函館)
それぞれ入館料\1,500ずつ。まず北島三郎記念館へ。
知内(しりうち)から函館の高校へ通った列車(当時の松前線)の車内、東京へ渡った連絡船のデッキ、流しをしていた東京の飲み屋街を再現。
音声ガイドつきで、北島さんの半生がよくわかる。
始皇帝の行幸を見た劉邦の言葉ではないが、自分も将来、こういう博物館を作ってもらえるようになりたいものだと思った。
もちろん数々のヒット曲のジャケットや、それを歌う北島さんの懐かしい映像も充実。
そしてラストは、実際のコンサート映像と、北島さんロボット(ディズニーでいうオーディオアニマトロニクス)で再現された『まつり』のステージ。
最近できたばかりの博物館だけに、ロボットもよくできているし、曲自体も盛り上がるものなので、大いに楽しめた。
※北島三郎記念館は2021年に休館となりました。
しかし、記念館をそっくり再現した「バーチャル北島三郎記念館」サイトが開設され、当時の展示を見ることが可能。
さらに、記念館には展示されていなかった競走馬キタサンブラックに関する展示も追加されています。
充実した内容のサイトで、おすすめです。
※北島さんのロボットによる『まつり』のステージは、バーチャル北島三郎記念館のほか、北島音楽事務所のYouTubeチャンネルで見ることが可能。
ロボットでこれだけ楽しめたのですから、本物のステージを1回見ておきたかったと、北島さんがコンサート活動を行なっていない今になって思います。
楽しんだので、ショップでCDを買う。
『北島三郎芸道40周年記念 ファンが選んだベストヒット16』。
『風雪ながれ旅』『函館の女』『与作』『帰ろかな』『兄弟仁義』『まつり』など、有名な曲がだいたい入っているベストアルバム。
一方の「Art Style of GLAY」は、以前テレビで見て、ある程度は知っていたが、GLAYを題材とした現代アートの展示が中心の美術館。
スクリーンでは、コンサートのバックステージの映像が流れ、おもしろかった。
また、この部屋に展示されているオブジェを作ったのが、『スーパーミルクチャン』の田中秀幸氏(フレイムグラフィックス)。
『バストアムーブ』のキャラデザイナーでもある。
※『バスト・ア・ムーブ』はエニックスから1998年に発売された、プレイステーション用の音楽ゲーム。
立体映像に風や水しぶき等の効果を加えた「4Dシアター」は……、
まあこれも現代アートの一種というべきか。
少なくともエンターテインメント性は薄いし、映像としてもどうだろう……。
2本立てだが、1本目はヤマなしオチなし意味なしな上に、特に目を引くような映像もない。
2本目はGLAYがまったく出てこないし、ストーリーも今ひとつ練り込み不足。
来館者の求めているものとは、だいぶ違うような気がする。
※今にして思えば、この時代に4Dシアターがあること自体が貴重だったのかもしれません。当時は東京ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンのような大型テーマパークにしかなかったはずなので。
※「Art Style of GLAY」は2006年に閉館となりました。展示物の一部は現在、函館市内に設けられた「G4 Space」で展示されているそうです。
外に出たら、午後5時半を回っていた。
夕暮れになっていた。
大町から函館駅前まで市電に乗る。
(ゲーム路銀 -\11,310-\220=-\11,530)
駅の明かりが大きな窓を通して外を照らしている。
駅のロッカーから荷物を取って、シャッターの下りた朝市を抜けて(朝市は朝も早いが夜も早い)、ホテルに6時半チェックイン。
7時半頃ホテルを出て、再びベイサイド方面に戻る。
(ゲーム路銀 -\11,530-\200=-\11,730)
はこだて西波止場で海鮮丼を食べた。
路銀節約のため、歩いて帰る。
ホテルでは、初めてのLAN接続を試みるが、つなぎかたがわからず、深夜近くまで悪戦苦闘。
線をつないだ時点でネットにつながっているということに気づかず、わざわざ接続ソフトを使おうとしていたのだ。
ともかくつながって良かった。
これで来週、東京ゲームショウの記事が即日アップロードできる。
安心して眠りにつく。
※しかしゲームショウでは、写真をアップロードするための、スマートメディアリーダーを持ってくるのを忘れ、当日わざわざプレナ幕張に行って買うはめに。
結局、大して役に立たなかった。
※今のパソコンならSDカードスロットがついてますし、カメラやスマホからデータを直接転送することも可能ですけどね……。
現在のゲーム路銀
-\11,730
(「テディベアを見た後、函館のゲーセン巡り開始(函館)」へ続く)
はこぶら(函館市公式観光サイト) JR北海道 函館市企業局交通部
俳優・八名信夫氏の著書『悪役は口に苦し』(小学館)の中で、それぞれの時代背景について補足説明する文章を、少しだけ書いてます。
当ブログ内で、ゲームブック風アドベンチャーゲーム『香川県からの脱出』を公開しています。
※最近の「日本縦断ゲーセン紀行」はこちら。