「歴史的建造物の門戸を開く日」
として、フランスで1984年から
始まった「ヨーロッパ文化遺産の日」。
毎年9月の第3週目の週末と定められ、
41回目となる2024年は、9月21日
と22日に開催されます。
今ではヨーロッパ50ヶ国以上で
開催され、文化施設はもとより、
政府機関や民間企業が所有する
歴史的建造物など、普段は
一般に公開されていない場所も
見学できる2日間です。
フランス国内の対象施設は、
約20,000。
その多くが無料で、有料の美術館
や博物館も割引価格で入場できます。
パリ左岸の老舗デパート、
ボン・マルシェすぐそばの
チャペルを有する、こちらの
建物も対象のひとつ。
基は1634年建造の病院で、大規模な
改修工事を経て、2016年にグッチ、
サンローラン、ボッテガ・ヴェネタ、
バレンシアガなどを傘下に置く
ケリング・グループとバレンシアガが
この場所に本社を構えました。
ケリングの会長フランソワ・
ピノー氏といえば、世界有数の
現代アートのコレクター。
歴史的建造物を舞台に、アート
とファッションを融合させた
展示が楽しめます。
社屋に入って、魅了されたのが、
カーペットの
なんとまぁ美しいこと!
さすがですね!
そして、バレンシアガの創設者
であるクリストバル・バレンシアガ
本人が手がけた
アーカイブ作品も披露され、
ため息の連続です。
このような貴重な作品の数々を
無料で鑑賞できるのですから、
まさに特別な2日間です。
会場ではスクリーンに
映し出されたショーや
服飾修復士さんの作業も
見られます。
敷地の半分以上は庭園となっていて、
こんな場所があったなんて!
と新たな発見です。
行列は避けられませんが、
予約なしで見学できますので、
ヨーロッパ文化遺産の日にぜひ!
ヨーロッパ文化遺産の日は、
パリ郊外の旧ムニエのチョコレート
工場も公開されますよ。
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