これって、
韓国ドラマ
初心者あるある
かわかりませんが
最新の韓国ドラマで、
気になる俳優さんが出来ると、
過去のドラマも
見てみたいな~
と思いますよね・・・
ちなみに、私、
「冬のソナタ」
「オールイン 運命の愛」
「宮廷女官 チャングムの誓い」
だけは、
2000年代前半に、
NHKで見たので、
初心者の割には、
ほんのりと懐かしさ
も感じるわけですが・・・
そうは言っても、やはり、
十数年以上前か・・・
と、さすがに躊躇します・・・
がっそれ以上に、
最近流行りの
残酷系韓国ドラマに、
ど~しても、ついていけず
(NETFLIXも休止中・・・
ま、お正月あたりには
復活するでしょうけれど)
だったら、
この機に、
過去の名作ドラマを
堪能したいな
・・・と考え、
「ああ、私の幽霊さま」
を視聴したら、これが意外と
ハマった~
というわけで
2021年初冬
はむはむ的
往年の
名作ドラマを巡る旅
の行方は、さて・・・
いつもの通り、
詳しいあらすじ&ネタバレなしで、
お届けします
雪の女王
【こんな人にオススメ】
境遇の違う2人の男女が、淡い初恋を胸に、過去の葛藤を乗り越えようとする、清らかで美しいラブストーリーを見たい人
現在のドラマでは、あらゆる意味で、絶対あり得ないような「第一世代」の韓国ドラマを見てみたい人
「古典的韓国ドラマ」とは何なのかを知りたい初心者の方あるいは、「冬のソナタ」のあの頃を懐かしみたいベテランの方
数学の問題を解く姿が最高にセクシーな若かりし頃のヒョンビンのみずみずしい演技に、胸を撃ち抜かれる覚悟のある人
※ちなみに、
私がこのドラマを見ようと思った理由は、
もうひとつありまして。
今春、
「愛の不時着ロス」
の勢いで、
か~な~り思いきって、
「私の名前はキム・サムスン」
を視聴したのですが
その時は、さすがに、
古いドラマは、
当分いいかな
と思ったものの・・・
その後も、
ヒョンビンファンだけでなく、
韓国ドラマ視聴歴の長い
先輩方から、
「『雪の女王』いいよ~」
と推す声が数多く聞こえてきたので、
見てみたい
とは思ってたんです、ずっと。
【ざっくり言うと、
こんなドラマ】
境遇の違い過ぎる2人の男女が、
哀しくも美しい過去と共に、
心を通わせていくラブストーリー
病弱でワガママなお嬢様
貧しいけれど才能あふれる青年
「雪の女王」
をモチーフにした
ラブストーリーというと、
これでもかってくらい、
古典的
メロドラマ
な設定なんですが
主人公の
ハン・テウン(ヒョンビン)が、
「数学」と「ボクシング」
すなわち、
「静」と「動」
「頭」と「体」
といった
相反する2つのものに
打ち込む中で、
成長していく姿も
なかなかの見どころですね
母性的愛に満ちた
父性的存在が、
挫折した青年を優しく導く
「再生物語」
昨今の韓国ドラマだと、
父性的存在と
闘うことで
過去を乗り越えろ
・・・という傾向が強い気が
するのですけれど。
(例えば、
「梨泰院クラス」みたいに・・・)
このドラマでは、
高校時代の挫折や苦悩を抱えたまま
20代となったテウンが、
再び立ち上がる過程で、
温かく包むのは、
母親・・・ではなくて
(蛇足ですが
母親に叱られ、
「オンマ~」と泣くテウンに
キュンとします~)
ナ、ナント、
父親代わりの男たち~
いくら隠そうとしても、
あふれ出てしまう
テウンの才能や情熱に
周りも突き動かされてしまうことに
感動しきりです
(ボラのお見合い相手
=テウンの恋のライバル
のはずなのに
兄貴みたいな存在かも)
(財閥会長は、
時に壁として立ちはだかる
父性的存在
でもありますね)
(ボクシングジムの館長は、
傷心のテウンを
無条件で受け入れた、
文字通り、
母親的存在ですね)
(数学の教授は、
テウンの才能を見出し、
チャンスを与えてくれる
先導者ですね)
しかも、皆、
時に厳しくとも、
ハートフルなんですよね。
彼が本来の道を歩むために、
母性的愛でサポートする
エピソードの数々に、
心が温められますね~
【(超初心者による)
韓国ドラマあるある度】
韓国ドラマっぽいストーリー:
第一話だけでも、
ひとつの映画を
見終わったの~
・・・と錯覚するような
友情
初恋
生死
あり得ないだろうの
怒濤の展開が
第一世代の名作
と名付けるにふさわしい
正に、これこそ
THE 韓国ドラマ
です。
※私の中で、勝手に
「第一世代」
=「冬のソナタあたり
(2000年前半)」
と呼んでるだけですので
真偽のほどは
各自ご確認下さい(笑)
【総合的評価】
(星4.5)
十数年前のアナログ映像であり、
ヒョンビンの髪型も
度肝を抜かれるくらい
時代を感じさせるものですが・・・
「私の名前はキム・サムスン」
=「最新ポップミュージック」
だとしたら、
「雪の女王」
=「クラシック音楽」
という趣で、どこか
普遍性があるので、
それほど古くさい感じはありません。
冒頭シーンの大雪原も、
ヴィバルディの音楽も、
壮大で美しいですね
ラブシーンも、
私は、ナナント、
覚えてないほど控えめで
(他のエピソードがスゴすぎて~)
昨今の激しいキスやら、
キュンキュン満載の
韓国ドラマに慣れていると、
びっくり仰天
かもしれません~
ヒョンビンは……
私が今まで見た
彼の出演作の中で、
キャラとしての総合力は、
「雪の女王」のテウンが
一番かもしれません。
このドラマを完走した直後、
溢れる思いを
止めることが出来ず
勢い余って
緊急企画を展開してしまったくらいです
数学の問題を
解き始めると流れてくる
クラシック音楽と
テウンの横顔の
三重奏が美しくて。
賢いって、
何てセクシーなんだ~
と思いました。
私は、ヒョンビンの
特別なファンではありませんが、
(その割には、既に
4作見てるけれど)
このドラマを通して、
彼が本当に演技を
愛していることが伝わってきて、
胸が熱くなりました
そして、若葉のように
みずみずしい20代の時期に、
この役を選んでくれたことに、
感謝の気持ちでいっぱいです
・・・と絶賛しつつも、
マイナスの理由は・・・
やはり、ヒロインのボラが、
古典的ドラマにありがちな、
ワガママお嬢様
と俯瞰して見るべきと
理解しつつも
私は、ちょっと頂けなかったかな
というのも、私自身、
難病(特発性血小板減少性紫斑病)により、
まあまあ自制的な
幼少期を送ったので、
ただの個人的感情なんですが
(現在は、相変わらずの
自己免疫疾患体質
ですが、完治してます)
でも、ソン・ユリは、
かわいらしさと
美しさが同時にあって。
これまた、
THE 韓国ドラマ
第一世代女優
という点で、
堪能させて頂きました
あとは、
細かいところで、
なんで
そうなるのか・・・
昔の韓国ドラマにありがちな
唐突で粗い展開は、
否めないかも
(私が一番気になったのは、
ターニングポイントを作ったのに、
ボラの母親は
一体どうなったんだい・・・)
あとは、
結末ですね。
実は私、未だに
心の整理がつかないです
きっと、これから、
じんわりと、
わかることがあるのかなと思い、
あえて追究しないことにします。
・・・と、色々言いましたが、
今時分(11~12月)に
視聴すると、
冷たい空気感と
温かい心を
よりクリアに感じることができて、
涙が止まらないことでしょう・・・
というわけで、
この年末年始、
清らかなドラマを見たい方に、
いかがでしょうか~