こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。
大分県豊後大野市の緒方町の里山の集落から発信しています。
今回は、田舎(里山)に住む上で梅雨の前や台風などの前にやっておかないといけないことを紹介したいと思います。
ちなみに、2023年5月の豊後大野市では1時間降水量が観測史上最大を記録。
ワイパーが追いつかないレベルの大雨でした。異常気象ですね。
大雨が続き、ジメジメした季節。
そして、山間部は特に湿気がすごくカビにも気をつけないといけません。
カビよりも筆者が恐れていること。
それは、雨漏りです。
写真:古民家DIYの最初の試練だった雨漏り修理
当時、古民家専門の大工さんにみてもらった際に言われたこと。
それは、雨漏りさせなければあと100年は構造は持つ家だという筆者が住む古民家。
雨漏りだけはさせるなと古民家に詳しい大工さんに釘を刺されたので、
雨漏りというキーワードにはすごく敏感です。
リノベーションをスタートさせた2019年ごろ、最初のDIYは雨漏り修理。
初心者にはかなりハードルが高い作業の一つでした。
関連記事▶︎【DIY】古民家の雨漏りを修理した時の話。空き家を買う時は瓦を見極めろ!
改修中のまさかの雨に家の中で滝のように降ってくる雨水を眺めて
家の近くの観光地である、原尻の滝が家の中で見れるなんて風流だなとか冗談を言ってた過去が懐かしい。
写真:DIY初期の室内解体作業の雨の日
当時、1ヶ月半をかけて自力で修理し、雨漏りは無事止めることができました。
その当時のことはまた別の記事で紹介したいと思います。
雨漏りを自力で修理して3年も経ち、
これでもう安心!自分で修理したからバッチリ!文句なし!
もう雨漏りしないだろう!
と思っていました。
が、しかし!
雨漏りを修理したからと言って完全に防げるか?
というとそれは間違いであるできごとが。
バケツをひっくり返したような雨の日にポタポタと雫が。
少量だったので、新聞紙や雑巾でなんとか凌ぎました。
家の中にあるもので応急処置。
里山に住む上で自然と共生しないといけない環境だからこそ、
定期的な屋根のメンテナンスが必要になってきます。
今回は、屋根のメンテナンス不足により雨漏りさせてしまった失敗を教訓に
梅雨前にやっておかないといけないことを記録しておこうかと思います。
この記事でわかること
- 山間部の古民家の雨漏り原因
- 山間部の古民家の雨漏り対策方法
- 定期的なメンテナンスは古民家の寿命を延ばす
雨漏りは突然起きた!?原因は?
雨漏りの原因は、
結論から言うと落ち葉や枯れ葉、竹の葉などが堆積していたこと。
筆者の家の場合もともとは、入母屋屋根の家でしたが昭和の中頃に切妻屋根を増築して、つなぎ目に谷のような構造になっていました。
当時、そこが屋根の弱点だよ。
と様々な建築関連の方々にアドバイスいただいていたのを思い出し、
雨漏りした際は一発で場所を特定することが出来ました。
写真:屋根谷部の清掃メンテナンス後の様子
谷になっているところに葉っぱが詰まり、
スムーズに雨水が流れずダムのように水が貯まってしまったことが原因でした。
落ち葉などが詰まると水がオーバーフローして瓦の下にたくさんの水が流れ込みます。
【雨漏りの原因01】雨樋の詰まり
山間部に住んでいたり、家の裏に山があったりするといつのまにか葉っぱがといに詰まっていることが。
定期的に掃除をしないと堆積した落ち葉で詰まってしまいます。
そこから雨水がオーバーフローしてしまい屋根の下地の劣化が進んでしまいます。
他にも、風邪なんかで砂埃やチリなどが溜まってしまいそこに草が生えて根を這ってしまうことも!
ちゃんと排水出来ないと、そのまま雨水が家の外壁や基礎部分に水がかかったりはねたり。
つまり家自体の寿命が縮んでしまう原因にも。
普段は雨樋の内側は見ることがないと思うので、
梅雨がスタートする前に毎年清掃して対策しておくようにするとバッチリですね!
【雨漏りの原因02】裏山からの竹の笹が詰まる
古民家に住みはじめた最初の頃の話。
裏山に竹林があってなんて風情だなぁと思ったし、筍も取れるし最高!
と思っていたのです。
しかし、隣人の方にそれを伝えると
全部切ってしまいたいくらい。
とおっしゃっていたので
なんでだろう?!と面食らったのを思い出しました。
関連記事▶︎【山菜採り】収穫したてのたけのこを炊き込みご飯・きんぴらなどに!アカマムシには気をつけて!
竹林が家の屋根よりも高い位置にあるため、風が吹くとひらひらと大量に舞ってきます。
それが普通の落ち葉であれば自然と風で落ちたりするのですが、竹の葉はなかなか落ちずどんどんミルフィーユみたく層になって堆積。
しかも雨が降るとペタッと瓦などに引っ付いて取れません。
それがやがて土になって水を蓄えてしまったり、ダムのように水を堰き止めてしまうことで雨漏りしてしまう。
それに加えて、ずっと放置して土になってしまった竹の葉は、
毛細管現象で水がどんどん上がっていき雨漏りの原因にもなってしまうので、
清掃を定期的にしないと本当に厄介モノです。
【雨漏りの原因03】屋根の構造部の谷や増築部分
筆者の古民家の場合、天井板が外れるようになっている場所(室内)から雨漏りの原因を探ることができました。
ポタポタと雨が垂れてきている場所以外の場所に雨漏りの原因があることがわかります。
外側と内側の2箇所を確認すると原因を特定しやすいです。
自分で古民家をリノベーションをして修理すると、家の屋根構造がわかるので役に立ちました。
谷になっている部分には板金が差し込まれているのですが、
さらにルーフィングをその下に二次防水をすることで完全に雨漏りが止まりました。
まとめ
- 定期的に雨樋を掃除しよう
- 竹の葉は特に雨漏りの原因に
- DIYで屋根や雨樋の掃除をする際は安全に注意
- 雨漏りをしやすい屋根の構造は増築部の谷の部分
- 定期的なメンテナンスで家の寿命を伸ばし、快適な古民家生活を!
高所作業は危険が伴う作業なので、DIYをする際には安全な地下足袋、ヘルメット、落下時の対策を十分にして自己責任で対策してみてくださいね!ブロワーがあると掃除の作業が断然楽です。
自分ではできない場合は、シルバー人材センターや瓦屋さん、屋根屋さんに依頼するのが確実です。
古民家は定期的なメンテナンスが必要だということを再確認した出来事でした。
それでは、あなたの田舎暮らしが少しでも楽しくなることを願ってここまでにしたいと思います。
おわり。
(2023/5/30の出来事の記録)
【こちらの記事も読まれています!】
カテゴリー