こんにちは!朝山家の聡士(@HbHlUnRqYkjbRMQ)です。
大分県豊後大野市の限界集落から発信しています。
私たちの住む里山は、台風11号(HINNAMNOR(ヒンナムノー))の被害はなく
大雨が降ったくらい。
風も暴風域に入った際もあまり強くはありませんでした。
台風が過ぎ去ってかなり蒸し蒸しして外は暑いです。
地域の方は、
「祖母山が守ってくれるから大丈夫!」
といつも災害の心配はあまりないと結構余裕の様子です。
確かに、昨年のことを振り返ってみると
2020年9月6日に九州に上陸した台風10号「ハイシェン」
の際も、私たちが住んでいる里山は被害はほとんどありませんでした。
他の地域で台風の被害にあわれた方はいち早く復旧することを願います。
田舎暮らしの台風対策
台風の規模が大きいと対策もかなり大変です。
一昨年は強風で飛んできたもので割れないように、車などのガラス保護と野菜の植え替え(畑から避難)
日本庭園の石を下ろし、外に置いていた資材用の200本の竹を片付け、合板を窓に打ち付けて…!
最後はうちの地神様にお神酒をあげて台風被害がないようお祈りしました。
九州の山の中に住む私たちの台風の対策をちょっとだけ紹介させていただきます。
私たちの災害対策
田舎に住む私たちは、災害対策もしっかりしなければなりません。
なぜかというと、答えはシンプルで山の中だからです。
行政が関わっていないインフラは、地方自治の中で解決しないといけない部分もあります。
誰かがやってくれるだろうは間違いで、自分たちでなんとかします。
水の確保
台風が来る前にすること。それは第一に水の確保です。
停電になると、貯水タンクへ水源地から組み上げているポンプが止まってしまいます。
そうすると、水はあるのに各家庭に供給できなくなります。
そこで、水用ポリタンクに水を12Lを2つほど入れて対策します。
※電気温水器にも370Lほど貯水量があるので最大370Lまでは備蓄できます。
田舎暮らしをする方には災害時にも水が使える、
貯水ができるタイプの電気温水器が個人的におすすめです。
電気の確保
写真:仕事でも防災でも大活躍中のホンダの発電機
私たちの家は九州電力と契約をしています。
しかし、停電などの対策で念のために発電機を用意しています。
ホンダの「EU18i EU18iT JN 121cc」という発電機です。
合わせてガソリンも備蓄。ガソリンスタンドに行って携行缶に入れてもらいます。
ガソリンは長期間は備蓄できませんが、どちらにしろ草刈りの作業や薪を作るのにチェーンソーを使うので
無駄になることはありません。
1台で1800Wの電気を5.3時間供給することができるので
冷凍庫の食材がダメになることはありません。
備蓄している食料を守るためにも発電機があるとやはり安心です。
食糧について
カセットコンロとガス缶と一緒に、
乾麺、カンパン、缶詰、味噌などを備蓄します。
野菜は畑にあるので主食があればなんとかなります。
味噌さえあれば、味噌汁だって作ることもできます。
※ちなみに私はうどんが好きなので、
非常食とは別に50食ぐらいのうどんの備蓄があります笑
トイレについて
大分市のわさだのハンズマンで簡易トイレを購入しました!
アウトドア以外でも、トイレがない山の中の仕事でも大活躍しています。
そして、トイレとセットで用意しているのは「プライバシー簡易テント」。
野外で着替えなどでも使えるので、簡易テントも同時に用意しています。
ワンタッチで開いて、場所を取らないので便利です。
※黒サニタリー袋は、
コメリなどのホームセンターで売っているのでそれを購入して使っています。
キャンプギアが役に立つ
私たち夫婦は、アウトドアが好きなのでキャンプ用品を持っています。
家の窓際にテント、シュラフ、メスティン、ナタやナイフなどの手工具、手袋、など
野外でも快適に過ごせるキャンプギアを準備します。
アウトドア道具を全部揃えると、どこでも生きていける気がして持っているだけでも楽しいです。
台風が過ぎたら近辺の見回りと報告
台風が過ぎたら、自宅周辺と近所の方と被害はないか会話をします。
被害状況があれば自治会長さんに報告するのがこの集落の組長のつとめです。
私たちの住んでいるエリアには組長さんが5人いて、
それぞれの組の情報を自治会長さんに伝えることになっています。
現在の組長さんは、比較的年齢が若め。
スマホをみんな持っていてLINEを使いこなせるので
田舎ですが連絡はスマートです。
最終的には、自治会長さんが組長さんに確認が取れた後に
市役所に連絡するような流れになっています。
まとめ
災害対策は、やりすぎるくらいに準備すると安心です。
有事の際に役立つ自治会の組織。
地域ぐるみでこれからも暮らしを守っていきたいものです。
雨戸を締め切った部屋で、自分の好きなことをしたりいつもは食べないものを食べたり。
被害がなければ、少しだけいつもと違った過ごし方にワクワクするかもしれませんね。
災害が起こる前に準備をしよう!というきっかけにもなるかもしれません。
おわり。
(2022/09/06)
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