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CES 2025
tnkado.hatenablog.com
千葉県北西部に住んでいます もう少しざっくり説明すると スポーツ界だと 柏レイソルのホームスタジアムがあったり 妖精界だと 梨の妖精 「ふなっしー」が住んでいたり 皇室関係だと 紀宮清子内親王(現 黒田清子さん)が 非常勤研究員として勤めていた 山階鳥類研究所(博物館あり)がある近辺です スーパーやコンビニで食パンを購入しようとすると 6枚切りが多く、次いで8枚切り、5枚切りです 仕事で訪れた時に 他都県(東京、神奈川、埼玉、茨城)の コンビニも確認してみましたが同様です (あくまでも個人の観察によるものです) 我が家では6枚切りを購入しています 正直なところ 朝食に6枚切り1枚だと少し物足りなくて 8枚切り2枚だとボリュームがありすぎて 5枚切り1枚がくらいが ちょうどいいと思ってはいるのですが 家人によると 6枚切りは トーストした時に 外側がカリッ 内側ふんわりで 一番好みだそうで・
先日 購読している Y新聞朝刊の「編集手帳」に 「七五三の法則」に関する記事があった 1つは「予報官の七五三の法則」 等圧線の感覚が4ヘクトパスカルの場合 北海道付近にこの等圧線が 3本かかると注意報クラスの強風 5本だと警報級の風で 7本では数年に一度の猛吹雪だそうで 2つ目は「風邪ひき七五三の法則」 最低気温7度以下 前日との気温差5度以上 湿度30%以下で要注意だそうだ 1月は ご本人から病気のことは直接聞いていたが 転職後に 最も支援をいただいた方の訃報があり 先日 副業先でシフトが一緒になった ドライバー仲間の方からは 衝撃情報があり・・・ 今日から2月 異名だと如月・梅見月・仲の春・雪消月等々・・・ まだまだ寒さ厳しい日が続くが 冬の背中越しに 春が顔をのぞかせる頃 今年は 本業・副業とも 大きな転機の年になりそうだ
高校3年の2学期 中間試験最終日 駅から自転車での帰宅途上に にわか雨 田舎によくある 年季の入った 誰もいない木造の バス停待合所へ飛び込み 雨宿り ピューっと風が吹き 左手側に何モノかの気配・・・ 「もうすぐやむね・・・」と 声が聞こえ 「えっ?」と思い 声の方を向くと 小学校低学年の男の子が 長靴履いて 傘をクルクル回して 立っていた 少し経つと 雨はやんだ 「ほらね!」 男の子は自慢げに云い ピューと再び風が吹き パッと消えた 雨上がりの遠くの空に 虹が出ていた
この言葉を投げかけたら 相手はどのように思うのだろうか? 批判されたと思うかもしれない 怒られたと思うのかもしれない 嫌味な人だと思われるかもしれない 冷酷非道な人だと思われるかもしれない 躊躇はしたが 仕事と割り切り 遠回しでは無く ストレートに伝えた 最初は心がチクリとした でも 同様のことを繰り返すうちに 少しずつ心の痛みは鈍痛になり 今はほとんど痛まない では慣れたのかと問われれば 慣れてはいない 伝えた後には 反省と後悔がいつも訪れては 寝不足の夜を連れてくる
寒さに耐えるため重ね着をする 経口摂取によるエネルギーは 不要不急の外出自粛により 従来よりも一層増量し 蓄積される あと3カ月も経過すると 薄着の季節が訪れる と 同時に 主に腹部を見て 唖然 驚愕 阿鼻叫喚 おそらく たぶん いや・・・絶対に 「後悔」の二文字が脳裏をよぎる・・・ そのような同胞が多いと存じる 明日の自分を変えよう 基礎体力をつけよう 基礎代謝のアップに励もう コロナの感染拡大による 医療崩壊を回避するためには 私たち一人ひとりが 健康でいることが最良の方法だ(と思う) 未来は変えられる
ガキンチョの頃から 長文を書くのが苦手で 原稿用紙の 提出最低枚数を決められた 「読書感想文」が大嫌いだ だから「読書感想文」は 句読点・感嘆符・疑問符 中黒(なかぐろ)・コンマ 括弧を工夫(多用)して 毎回 最低枚数ピッタリで 提出していた その結果 通知表の国語は アヒルが多かった (5段階評価の2という意味) 私は 短い文面で 読み手側に創造(想像)と 解釈を一任する 悪い癖だと思うが 治らない 言葉が足りずに 意図したものとは異なる解釈を されてしまった際は 自分の語彙が乏しいことを 痛感する 花瓶の水を取り替える際に ハイターをほんの少し入れる 理由が気になる方は 親切丁寧な説明のHPが 複数ありますので そちらをご覧ください
昨年 新型コロナウイルスの感染拡大による影響で マスク、トイレットペーパー、衛生用品等が不足になった Aさん(40代・男)宅では 日頃から日用品の大量ストックは行わず もうすぐ無くなる間近になると購入していた トイレットペーパーは ダブルを常用 家庭でのストックが残り少なくなり 奥様が苦労して あちらこちらの販売店を探して トイレットペーパーをゲット 買い出しから帰宅した奥様から トイレットペーパーは入手したが 「シングルしかなかった」と云われ Aさんは 笑ってもらおうと考え 「俺はいいけれども シングルだと俺のお尻が許さない」 と云ったところ 半日近くトイレットペーパーを探し求め 疲れていた奥様の怒りの境界線を踏んでしまい マジギレされ 未だに許してもらえずにいるそうだ 本日は以上です
人生で つまづいたら その数と同じだけ 立ち上がれ 昨日までの婚姻生活に終止符 昨日までの勤め人生活にピリオド 流す涙に決別し 眠れぬ夜に「さようなら」 昨日までの自分に別れを告げ 立ち上がり 新しい自分を探す 踏み出す一歩の先にある 「あなた」の未来に 幸多かれと願う
「お主 鬼の匂いがするな・・・」と 男の背後から 女性の声がした ビクッ・・・としながら 男がふり返ると 巫女装束の女性が 左手には薙刀 その左側には駿馬 女性の右側には 片手に棒を持った老猿 弓を持った兎がいた 「おいお前・・・」と 今度は鎮座していた狛犬が 三尾をピンと立てて牙をむいていた 兎が男を囲むように 四方へ矢を放ち 巫女装束の女性が 右手の人差し指と中指のみ立て 唇の前に付けると 何か唱えた様だった すると 四方の矢が 鎖のような物でつながれた・・・ 「結界を張られた・・・」 「逃げられないぞ・・・」と 頭の中で 青鬼の声が聞こえた 「いや・・・このヒトは半分は人間だから 結界から出ることが出来るんじゃあないか?」 と 赤鬼が云う 「逃げねえよ」 「俺はいつ死んでもいい」 と 男はポツリとつぶやいた
初恋には味があり その味は ひとそれぞれ異なる たとえば カルピス味の人もいれば ビーターチョコ味や ブラックコーヒー味の方もいる 初恋を 誰にも告げず 胸に秘める 初恋を 友だちにだけ そっと教える 初恋を 告白して 予想通り撃沈する 初恋を 告白して 相思相愛を知る 世の中には 初恋のひとが 今の連れ合いで・・・ という方もまれにいらっしゃるが 多くは 儚く散る あと2カ月もすれば 卒業、異動、転勤・・・ 別れの春が来る 思うに 「つまらない人生」とは 「あの時 ああすればよかった」 「あの時 やっておけばよかった」 と後悔すること 後悔するのは そこに愛があったから 涙ほど乾くのが早いものはない
迷子になるのは 「子どもの特権」ではなく 「おとな」だって 迷子になることが しばしばある 仕事で壁にぶつかって悩んだり 家庭のゴタゴタで心を傷めたり 友人との距離の取り方が 思うようにできなかったり 大人のイジメに遭ったり 突然の訃報に接したり・・・ 時のはざまで 「ひと」は時どき 進む道がわからなくなり 迷子になる 時のはざまで迷子になって 立ち止まつて振り返り この先どちらに進もうか 思い悩みながら歩む 平坦な道を選んだつもりが 山につきあたり 河に遮られ アッチに行き ソッチに向かい 来た道をコッチに戻ったり・・・ でも 砂時計の砂が落ちるのを 止めることができないように 時の刻みは戻せない 若い時は 人生は長く感じるが 老いると 案外と短く思えるものだ ムズカシク考えるのは止めた 紙ヒコーキを飛ばすように 気楽に行こうと思う
作家の池波正太郎さんは 勤め人をしていた頃 「他人が休みの日に働くのが好きだった」というが 私も同類なので その気持ちがよくわかる 学生時代に 某百貨店でアルバイトをしていたことがある 田舎者なので 自宅から駅までは自動車で通っていた 金曜日や土曜日の夜とは異なり 翌日の仕事に備えて 早めに帰宅する人が多い日曜日や連休最終日は どことなく 家々の灯が暖かく感じられて 帰宅途上に車窓から見る そんな夜景が好きだった 転職してからは 土日祝祭日は副業をしている 一年前 休日の明け方の街は 「お出掛け」を楽しむマイカーで混雑して 休みの最終日は 今も昔と変わらず 翌日の仕事に備えて 早めの帰宅渋滞していた 一日も早く そんな平凡な日常が戻ることを願う
ある日 男は「縁切り神社」の噂を聞き 「コイツラと縁を切れないものか?」と考え ネットで情報収集してみた そもそも 邪鬼2体と同化した身体で 神社を訪れても大丈夫なのだろうか?と 疑問に思い 赤鬼に聞いてみたが 「自分たちは 邪鬼になるための修業中の未熟者」 「でも 鬼は鬼だから・・・わからない」 と云う そりゃあ そうだな ヤツラにも分からないのは当然だ で ダメで元々 他に思いつく方法もないので 休日を利用して 思い切って訪れてみた その神社の境内に入る瞬間 目には見えない何か・・・ 例えるなら 「ゆで卵の殻と白身の間にある薄皮」のような モノを破る感覚がした 即座に 「結界だ」と 青鬼が教え 「気を付けろよ」と 赤鬼が云った 男は周囲に気を配りながら 慎重に本殿に向かい歩いた 狛犬が鎮座していた 何となく違和感がある・・・と感じ よく見ると 通常は一対だと思われるのだが この神社は一
人の一生には 追い風 向かい風 すきま風など さまざま風が吹く時がある だから 今絶好調な人でも いつまでも順風満帆ということは 決してなく やることなすことが 裏目裏目の人でも 永遠に逆風に向かい歩くことは 無い 風向きは いつか必ず 変わる 男は 人生には たくさんの悲しみと 苦しみがあり 少しの喜びと 希望と夢があるから 辛うじて 人は生きていけるのだと それまでは思っていた その知らせは 突然だった 妻子が事故に遭ったと連絡が来たのは 泊りがけの出張をしていた 曇天の空模様が 真冬日をもたらした 凍てつく日のことだった あの日から 目に映るものは 全て灰色に変わり 少しの夢や希望は 絶え 妻子の後を追い 「死」という文字が 何度も頭の中をかすめた 「このままでは いけない」 「動き出さなきゃ 何も変わらない」 「ますは一歩 踏み出そう」 そう思う一方で 結局は「何もせず」に すきま
風族の娘を見た(※拾肆 参照)晩に 夢を見た 赤とんぼが舞う ある夕刻 部活動を終え 学校の駐輪場は 帰宅する生徒で 少しだけ賑やかだった 自転車にまたがり 「じゃあね」と 手を振りながら 生徒はそれぞれ帰途につく すでに部活は引退したが 後輩の練習を見に来た男子生徒が 駐輪場に 残っていた 校舎の陰から その様子を見ていた 後輩の女子生徒が 小走りでやって来た 「風族の娘」が イチョウの樹の枝に座り 二人の様子を 微笑んで見ていた 二人は 雲が 茜色に染まり始めるまでの わずかな時間を 楽しく過ごし 「ゆびきり」して また逢う約束をした 女子生徒は ポケットの奥に忍ばせた手紙を 今日もまた 渡すことができなかった 「風族の娘」は 「フッ」と口笛を吹くように 短く息を吐いた 小さなつむじ風が起きて すぐにスッと消え そこで 男は夢から醒めた 翌日から とても理解できない たくさんの妖が見え
Aさんがトイレから戻り 再び腕時計に目をやり 「少し早いけれど まっいいか・・・」と云い テイクアウト用にケーキを追加注文した もちろんファミレスの会計も 先輩では無く Aさんが済ませてくださり 先輩と私が高級新車の後部座席に乗り込むと Aさんは 本当の目的地に向かい アクセルを踏んだ そのスナックは 住宅街にある私鉄の駅から 徒歩だと15分以上はかかると思われる 2階建ての店舗専用テナントにあった 店のドア越しに 下手なカラオケが音漏れしていて Aさんが先頭でドアを開けると オジサンの歌声がより大きく響いた Aさんが店のママさんに手土産を渡した ママさんの目は 客に対するそれではなく 「お・ん・な」の潤んだソレだった Aさんは 高校を卒業後に家業に就いた 家業というのは 田圃や農地から 米、野菜、果樹等を栽培する職業だ 結婚して 子どもが出来て Aさんは日に焼けながら汗を流し 妻子の為に
会社の社長がオーナーなら 例え100回以上ウソをついても 辞職はしない と 今日の国会中継を観て思った
今では駅が作られ ニュータウンが出来て たくさんの店舗もでき 人が増えたが 幼い頃は 駅なんてない 小さな田舎町だったので 近所にケーキ屋なんて無かった だから 毎年クリスマス近くの土曜日になると 近隣の都市に住んでいた バツイチ独身の伯母が 土曜日の半ドン仕事を終えると 駅前の不二家で バタークリームのケーキを買って 路線バスに約1時間揺られ来てくれた 12月の灯りの下で 「クイズダービー」を観ながら みんなで夕飯を囲んで 「8時だよ全員集合」で ゲラゲラ笑いながら ケーキを食って 「Gメン75」の丹波哲郎に 時どき目をやりながら トランプして 番組が終わると 順番に風呂に入って 寝た 翌日の午後 伯母は再び約一時間のバスに揺られ 帰って行った 帰り間際に 「少し早いけれども」と云って お年玉をもらった 伯母は 私が社会人になって 数年目の春に ガンで逝った たくさんの人が「やさしく」な
自動車事故の受付時に、「ドライブレコーダーは付いていますか?」と質問するのが 当たり前になった 「ドライブレコーダー着いているよ」と回答があるケースで、画像確認すると録画されていないケースが散見される 原因の一つに、「フォーマット(初期化)していない」ことが挙げられる ドライブレコーダーを装着すると、永遠に自動録画されると勘違いしている方がいるが 取扱説明書をよく確認した方がいい ドライブレコーダーのSDカードの上書き回数は無制限ではない場合がある ※ フォーマット不要の商品もあります 無制限でない場合、「フォーマット」しないと上書きされない あと、画像が荒くて、確認困難なケースもある (個人の感想ですが、安物買いの銭失いってことだと思う) 自分を守るために、安全のために購入して装着するのだから 「いざ」という時に役立つよう、購入時には「画質」や、 フォーマットはどの程度で行うのか?等、商
いや・・・待てよ 自分のことは棚に上げて考えているが 昼間 会社のセクハラ野郎に怒りを覚えたが あの感情は 言い換えれば“”鬼“”じゃあないか? 普段の生活の中で“”ムカつく“”と思ったり “”イラッ“”と来る感情は“”鬼“”じゃあないか? そう考えるなら 人は誰しも“”鬼“”の一面が 心のどこか片隅にあるんじゃあないのか? そう仮定するならば 自称「邪鬼の修行中の身」というコイツらも 俺も似たり寄ったりで 姿かたちが異なるだけじゃあないのか? そもそも コイツらを飲み込んだってことは 胃で溶けて 腸で吸収しちまったってことか??? 額の“”コブ“”のようなモノは その副作用で 頭の中で声が聞こえる いわゆる テレパシーみたいなのがあるってのは 鬼と同化してしまったってことなのか??? いかん 今日はもう 思考回路が回らない と 男は考えながら 再びウトウトし始めた
勤め人をしていた頃 10歳年上の男性先輩Aさんがいた Aさんは 髪をポマードで整え 七三分けにして 分厚いレンズの黒縁メガネをかけていたので パッと見は 朴訥(ぼくとつ)な インテリジェンスな印象で 実際のところ 滑舌が悪く 会話をしていると 聞き取り難い だから Aさんは寡黙であった Aさんの趣味は競馬で あと異性が好きで 年齢容姿を問わず 好みの対象としていた Aさんの休日は 趣味を謳歌する日で 昼間は 給与を投じて競馬場に通い 夜は さらに蓄財まで投じて ネオン輝く街の風俗店へ通い 異性に関する諸知識の習得に 手取り足取り ついでに 腰まで取って励んだ 結果 副産物として 地域の泌尿器科の実情に関して 豊富な知識を得た Aさんは 夜のお店ではモテモテだった しかしながら 残念なことに 私生活では Aさんが 何回告白にチャレンジしても 異性からの良い返事はなかった そこで 親類縁者 先
転職し 取引先を開拓するため 某社を初訪した際 応接室で 出されたお茶を飲んだら 応対していた総務のおエラさんが 「出されても飲まないのがマナーって 習ったことないのか?」とお怒りになった そこへ コンコンとノックがして 社長が入室して来た 社長が着席すると 待ち構えていたように 総務のおエラさんは 「出されたお茶を飲むマナー知らずだ」 (真夏だったので、ネクタイはしていたが半袖ワイシャツだったので) 「上着を着ていない」等 私への文句を云い始めた それを聞きながら 仕事とは云え これから先ずーっと こんなネチネチ野郎に頭下げ続けるのは ぜーったい嫌だと私は思い ワイシャツの第一ボタンを外し ネクタイをゆるめ 総務のおエラさんの話を遮るため 「おい 〇〇」と 二代目社長の名前を呼び捨てにした 「お前んとのこ会社は 重箱の隅を楊枝でほじくるような ネチネチした金〇マの小さいのが 総務を仕切っ
Bさんは 小学校就学前に 病気で母親を亡くし 3歳年上の兄と 長距離ドライバーの父親と暮らしていた 父親は 妻を亡くした後 幼い子供たちのことを考え 会社に相談し 外泊勤務の無い部署へ異動した とはいえ 父親は 毎日午前3時頃には出勤し 食事は 栄養バランスよりも 腹を満たすことが優先され パン レトルト 冷凍品等が増えた 父親の仕事は 祝日祭日も仕事で 休みは日曜日のみだった だから 翌日が休みの土曜日だけは いつもより少し早く帰って来た そして 兄とBさんを連れて 自宅アパートの近くにある居酒屋で 普段は控えているお酒を 少しだけ飲んで 子どもたちには 肉や魚など好きなメニューを頼ませ 野菜料理も頼んで ささやかな夕餉を楽しんだ 頭の回転がよい兄は 父親の懐具合を察し 控え目に注文して そんな兄の 心遣いを感じていたBさんも 父親や兄が頼んだメニューを 少しづつ つまむだけにした 父親
拝読しているブログには 美味しくて 栄養バランスのよい 朝食 昼食 おやつ 夕食 夕食後のデザート等 の 文章や画像がたくさんある コロナ禍で 職場のランチタイムの風景は変わった 自分の机上に昼食を広げて 無言で食べる 内勤の(主に女性)方は 弁当持参派が多く 外回りする方の中にも 愛妻弁当派がいる 愛妻弁当派は もっぱら外出先の 営業車内で食べることが多い が 時々 事務所の机上で食べている 他人様の弁当をのぞく趣味は無い でも 多少は視界に入ってしまう 異動で 隣席にきた彼は 通勤時間帯だと 順調でも 片道90分はかかる距離を マイカー通勤している そのため 渋滞に引っかからぬよう 早めに自宅を出発している だから 弁当を作る 彼のご家族は 早起きしているのだろう 彼の弁当には ミカン バナナ ゼリー プリン ヨーグルトドリンク 野菜ジュース 小さな饅頭等 日替わりデザートがついている
自分たち兄弟は 邪鬼のなるための修行の身で 闇の神であった「夜叉」に仕えていた が、「夜叉」はお釈迦様に調伏され 心を入れ替え 仏国土を護る「神将」になった 「夜叉」がまだ闇の神であった頃 仕えていた邪鬼どもの多くは 天燈鬼や龍燈鬼のように 多聞天(毘沙門天) 広目天 持国天 増長天の四天王に捕獲されたり 捷疾鬼のように韋駄天に調伏されたりした 自分たち兄弟も追われ 逃げ場を失い その場に寝ころんでいた 人間の口の中に とっさに飛び込んでしまった 兄弟には それぞれ特殊な能力があり 赤鬼の兄は“”心を読む“”ことが 青鬼の弟は“”心を操る“”ことが出来る 男は「待ってくれ」 「ここまで話を聞いたが 何が何だか理解できない・・・」と 心の中で答えた 男はすっかり冷めた珈琲を飲み 大きなため息をついた 俺は「鬼」を飲み込んでしまったのか・・・? が、待てよ そもそも ヒトの“”こころ“”には
「兄ちゃ~ん 待って~」と 男は大きな声で呼びながら お天道様の陽射しが降り注ぐ 野の花が咲く 小川沿いの細い道を 前方にいる赤色のモノを追いかけ 走っていた 全速力で走るが なかなか追いつけず そのうち足がもつれて つまづいて転んだ 転んだ拍子に手をついたので汚れてしまい 小川で手の汚れを洗おうとした際に 川面に映る自分の姿を見た そこには 絵本に描かれている 青鬼にそっくりなモノがいた 「ハッ」として 男は目が覚めた 時計を見ると 20~30分程度ウトウトしたらしい 風呂上がりで暑かったので 上はTシャツ1枚着ただけの身体は すっかり冷えていた 風邪をひいてはいけないと思い 慌ててスウェットの上を着た グラスに残る酒を流しに捨てると 酔いを醒まそうと お湯を沸かして 熱い珈琲を淹れた 落ち着いて最初から冷静に何度も考えた が、どう考えても 自分が「鬼」を飲み込んだとしか思えず 逆に そ
大学の教育課程(1~2年)の頃 間借りの下宿をしていて 生活費を稼ぐために 夫婦で切り盛りしている 中華料理でアルバイトをしていた アルバイト先の奥さんは 賄い飯用に 漬物を作っていた 春の卒業・送別シーズン真っ盛りのある夜 〆のラーメン&餃子を食べに来た一団が帰り 今日はそろそろ店仕舞いするか・・・と 閉店準備を始めようとしたら自動ドアが開き 3月の冷たい外気が店内に入ってきた 「まだ大丈夫ですか?」と 作業着姿の 50代半ばと思われる男性一人が 聞いてきた 「大丈夫ですよ」と奥さんが答え 店内に招き入れた 「生ビールと餃子 あとタンメンください」と すぐにオーダーが入った アルコールの注文が入ると サービスで“”搾菜(ザーサイ)“”を 出していたが その日は来店が多く 丁度品切れになっていた 奥さんは 搾菜が無いことを詫び 代りに 自分の漬けた蕪の酢漬けを 「これ食べてください」と出し
帰宅した男は 一人暮らしになってからは いつもシャワーで済ませていたが その日はゆっくりと湯船に浸かりたいと思い まずは浴槽を洗い それから熱い湯を張った 風呂に入りながら 昨日からの出来事を頭の中で反芻(はんすう)してみたが 何が自分の身におきているのか? まるで超常現象のようなことが起きていると考えるならば 少しはわかるような気がするが 一般常識で理解しようとするなら 皆目見当もつかないと思った 風呂から上がり 着替えると 食欲はあまり無いので 冷蔵庫から350mlの缶ビールを取り出し 一気に飲み干した 次に テレビのCS放送をチャンネルで 古いポップスを聞き流しながら 杏露酒をロックグラスに注ぐと チーズとピーナッツを“”酒のあて“”に ちびりちびり 飲み始めた 空きっ腹に酔いが回り 知らぬ間に ウトウトと舟を漕ぎだし 男はふたたび 夢を見た
男は 心臓がバクバクし 冷や汗をかいた 額に出来た「しこり」のようなものは さらに痛みを増し 触ると更に伸びたように思えた その時 突然あらわれた黒い雲が空一面を覆い 雷鳴が鳴り響いた ここにいてはマズイ・・・と 男は思い とっさにトイレの個室に駆け込んだ ズキン ズキンと 今度は左手が痛み腫れてきた いや よく見ると 腫れているのではなく 筋肉がYシャツがはち切れそうなほど 膨張していて 夢で見たのと同じ 青みを帯び始めた 「アオ・・・やめろ」 「駄目だよ・・・抑えろ」 「兄ちゃん・・・」 「とっ・・・止まらないよ」 「どうしよう・・・」 「アオ・・・がんばれ・・・」 頭の中で 得体の知れない 何者かの声が再び聞こえたその時 会社の近くに雷が落ち 停電し 男の意識は遠のいた ドンドンドン ドンドンドン 「おい 大丈夫ですか?」 「しっかりしろ」 「どうしたんだ?」と ドアを叩く音と 複数
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