2025年1月20日 2月下旬にやって来る我がモイケル娘と孫のソラ坊だが、まだまだ先だと言っていると、その日はあっという間に来ると思うので、しばらく前からソラ坊を喜ばせるための準備をしているばぁばである。 先日は車庫へ行って、かつて子供たちに読んであげた日本語の絵本を棚から降ろして、湿気臭い匂いをとるため日に当てた。絵が古そうだし、今どきの子供はどんな反応を示すかな?幼児向けの英語の本も取ってあ...
日本語教育メモや帰国子女大学受験体験記も含め、日々の生活を通してポルトガルの魅力を綴っています。
ポルトガルに40年在住しています。二人の子どものトライリンガル教育も終了し、現在はポルトで日本語を教えています。ポルトガル人の夫と5匹の猫と暮らしています。
2025年1月20日 2月下旬にやって来る我がモイケル娘と孫のソラ坊だが、まだまだ先だと言っていると、その日はあっという間に来ると思うので、しばらく前からソラ坊を喜ばせるための準備をしているばぁばである。 先日は車庫へ行って、かつて子供たちに読んであげた日本語の絵本を棚から降ろして、湿気臭い匂いをとるため日に当てた。絵が古そうだし、今どきの子供はどんな反応を示すかな?幼児向けの英語の本も取ってあ...
2025年1月15日 呼び出し音が鳴り、ケータイ画面に見知らぬ電話番号が表示されていた。そういう時は応答しない。放っておいたら再度ケータイが鳴ったが、やはり知らない番号なので無視した昨日のこと。今度は、「アルフレッドの息子です。少しお話したいので、そちらから電話いただけないでしょうか」とポルトガル語でメッセージが入った。え、アルフレッドさん?我が日本語塾で92歳の最高齢者なのだが、クリスマス前にご...
2025年1月10日 子供の頃から観てきた映画は数知れず。わたしの小学生時代は今のようにテレビなどほとんどない時代でした。小学校の講堂を利用して映画教室(わたしたちはこれを「幻灯」と呼んだりもした)が、時々催されました。椅子などには座らず、そのまま床に地べた座りです。スクリーン代わりに講堂の壇上に大きな幕が張られ、私達のすぐ後ろでは映写機が裸のままジ~ッと回るのです。そうして観た映画は数々。「綴り...
2025年1月9日 冬のポルト、ドン・ルイス一世橋今週はずっと雨天が続くと天気予報。こういう鬱陶しい日やプンプンして気持ちがささくれだちそうな日は、子供たちが日本へ行った最初の頃に聞かされた数々の面白話を再読することです。年月をさかのぼり笑っているうちに嫌な気分も少しは失せるという訳でして。以下。東京息子と我がモイケル娘が、二人して都会で肩を寄せ合い千葉のアパート暮らしを始めた頃の事。初給料なるも...
2025年1月8日先日、ご案内しますと書いたポルト、ダウンタウンのブリャォン市場についてです。まずは名前の由来です。かつてこの当たりは川が流れる広大湿地帯で、水の泡(bolha de águaができていたことから、人々から「ボリャォン(Bolhão)と呼ばれ始めまた。市のプロジェクトで1914年に、地階を入れた3階立ての後期ネオクラシックスタイルの建物を構える市場として完成しました。四つの通りに面しており、入り口も各...
2025年1月7日 新年の挨拶で故郷弘前の友人からLINEにメッセージが入った。一緒に送付された写真を見て、うわ!凄い雪だ!ま、ま、真っ白だ!雪だから真っ白なのは当たり前なのだが、その量に驚いている。ニュースを見れば、4日に降り積もった114㎝の雪、1月としては1982年以来の最高記録なのだとか。 かれこれ半世紀以上も弘前の冬を目にしていないわたしだが、この様子を見て、自分が住んでいた頃は毎年こんな感じだ...
2025年1月4日明けましておめでとうございます。拙ブログを読んでいただいている皆様、今年度も宜しくお願いいたします。日本に目を向けると不安になるニュースばかりが目についてしまいますが、我が子たち、孫、妹家族、また知人友人たちが住む我が母国、どうか良い1年になりますようにと願うばかりです。さて、昨日はかつての補習校同僚で、現在は日本に住むI氏とOちゃん3人で、I氏の一時ポルト帰国を機に、ダウンタウンの...
2024年12月30日 パパの日本語はもうアカンと言うと、わたしのポルトガル語もあかん~と言うモイケル娘。パパの日本語はしようがないね、わたしも兄貴もいないし。今度、ソラ(孫)が行くから、彼女に鍛えてもらおう!って(笑)いや、わたしは彼とはちゃんと日本語で話しかけるよう心構えている。だが、近頃は簡単な語彙も忘れていたりする夫に、わたしのオンライン日本語クラスに来る?と皮肉がらみで誘ったりしているの...
2024年12月28日 クリスマス数日前から、日本語授業がある時を除いては情けないことに腰痛で日がな一日寝てました^^; パソコンに向かっている時間が長いからなのか、はたまたストレスからか、もしかしたら、歩いていないからかも?と、色々思いを巡らすも、原因が分からないままできましたが、今日はやっと痛みがひき、いつもの気分を取り戻せた感じです。そんな訳で、例年だと25日の昼食はアベイル市の義姉宅に10人ほ...
2024年12月20日 春に2か月ほど帰国してきたのだが、未だ記録していないこともあり、書こう書こうと思っているうちに12月に入ってしまった。来週はもうクリスマスを迎え、すぐに年の瀬だ。そろそろ家の中も普段手の届かない箇所を掃除しなければなるまい。さて、4月中旬、高校時代の同窓生たちに会いに行ったのだが、10人ほどが会食に集まってくれた。こうして声がけしてくれる人がいること、集まって歓迎してくれる人...
2024年12月17日雨こそ降っていないが、今日はどんより曇り空のポルト。気晴らしに(ごめんw)、補習校時代の同僚だったI氏にメッセを入れてみた。老後はやはり日本で、と昨年冬に単身で日本へ帰国した氏である。家族はこちらにいるが、日本を訪れるなり、ポルトに帰るなりと、会いたい時にはお互いいつでも会える状態を維持しているそうだ。今夏のわたしの帰国では、そのI氏の様子を見がてら会って来たが、元気元気(笑...
2024年12月15日 毎土曜日、21年間続けたポルト補習校講師を退いて10数年になりますが、12月になると学校行事である「餅つき大会」が思い出されるのですが、その時のあきれ果てたハプニングを今日はご紹介したい。あんな予測しなかったことが起こっていいものかと言いたくなります。だからハプニングと言うんですけどね(笑)ある年の12月のこと。借用校との交流のため、餅つき行事も含め日本文化展示会も各教室で...
2024年12月14日昨日は二つの日本語授業時間を除いては、日中ずっとパソコンにはりついていた。朝のうちに某編集者から「12月ゆえ、原稿締め切り日が早くなっています。本日締め切り、よろしくお頼み申す」という具合のメールが入った。うは!週末も授業がある故、来週火曜日くらいまで原稿送付を延長させてもらおうかと思ったりしていたが、先手を打たれてしまった(笑) そうは思っていたものの、原稿内容については出...
2024年12月9日 このところ、天気が悪いのやらクリスマスの飾りつけやらで、10日ほどウォーキングを怠けていたら、夜中に頻繁に脚が吊って目が覚めるようになった。例えわずかな時間でもウォーキングを毎日続けることは大事なのだと反省している。 リビングは暖かい季節の赤色に変身。長年使って来たツリーのクリスマスライトは、大分前から何か所もダメになって点灯しなかったのだが、今回は壊れてしまった。買い替えたの...
2024年12月9日 このところ、天気が悪いのやらクリスマスの飾りつけやらで、10日ほどウォーキングを怠けていたら、夜中に頻繁に脚が吊って目が覚めるようになった。例えわずかな時間でもウォーキングを毎日続けることは大事なのだと反省している。 リビングは暖かい季節の赤色に変身。長年使って来たツリーのクリスマスライトは、大分前から何か所もダメになって点灯しなかったのだが、今回は壊れてしまった。買い替えたの...
2024年12月6日 今日は前回に続く狂歌師、太田南畝についてで、以前拙ブログにあげたものに手を加えてある。Youbute上で「橋の上の霜」という江戸時代のドラマの題に惹かれて何とはなしに開いてみると、原作が平岩弓枝、主演が金八先生こと武田鉄矢で、1986年に放映されている。どれどれ、と見ていくうちに、主人公直次郎が狂歌師だと言う。その親しい友人の朱楽 菅江(あけら・かんこう)の名を耳にして、あっと思った...
某年某月某日 「なにごとも石の上に3年であ~る」と言い渡していたこともあってかなくてか、大学を卒業して東京の某社に勤務すること丁度3年、お金を貯めたのでこれで大学院に行く、と突然言い出したモイケル娘であった。そうして、都内池袋のR大学院で2年、修論に取り組んでいたモイケル26、7歳の頃のこと。娘から送られてきた修論の一部を目にして即、「なんじゃいな?この黒人て?江戸時代に日本に黒人がおったとは思え...
2024年11月28日 いやぁ、頭にきたのなんのって!なんやの、これ、ポルトガル!と、夫にイカっても仕方ないことだと知りつつ、ついブツクサ小言を言ってしまった昨日であった。数日前、郵便局から書面で「Unknown」から貴殿宛てに郵便物が届いている。当サイトにアクセスの上、内容とそのものの価格を、12月某日までに報告せよ」と配達された。おろ?郵便物とはこれいかに?日本に住む子供たち、友人知人には、「今後、...
2024年11月26日 秋の始めころまでは近くの学校が始まる8時半前にはウォーキングを終えていたのだが、11月ともなるとヨーロッパの多くの国は冬時間に入り、夜明けが遅くなる。薄暗い春の朝ならば歩くのも趣があって悪くないと思うが、寒い季節の薄暗いのはいただけない。それで、しばらく前からウォーキングを昼前か昼後にしている。なにしろねぇ、春には5人前の食事を作ることになるので、料理だってなかなか体力を要す...
2024年11月25日 2018年夏に里帰りしたきりポルトガルに帰っていなかった我がモイケル娘が、来春、6年振りに来ると言う。もちろん私たちの孫にあたる4歳のソラ坊を連れて!その時期には東京息子も帰国するので、それに合わせてのモイケルの里帰りだ。普段は夫と二人だけの生活が、家族5人になる。さぞかし、にぎやかになるだろう、大わらわだと、その情景を想像しては、娘にも孫にも息子にもこれをしてあげよう、あ...
2024年11月20日 拙ブログに時々登場する友人でありわたしの日本語生徒でもあるマリアさんが、2週間ほど前に電話をかけてきた。「プロフェソーラ !(先生の意味)フェンシングの練習試合でこけて、左手首を骨折してがしまった!」「えーー!」 それまで長年太極拳をしてきたのを、どういうわけか3、4年程前から彼女はフェンシングにハマり、厳しい(!)初級者トレーニングを重ねてきた。因みにマリアさん、おん年84...
2024年11月18日 今日の授業の後、どこかに美味しい物を食べに行く? 何か欲しい物ある?と、昨日の朝、夫が聞いて来た。とりたてて欲しい物はないし、わたしにとって美味しいものが食べられる場所は日本食レストランだ。だが、近頃はそこへも滅多に足を向けなくなった。料理が出て来るのにあまりにも時間がかかり過ぎ、待つのにうんざりする理由からだ。別にいいよ。特別なことは要らない、いつもの通りで行きましょう、...
2024年11月14日 すっかり一人前の大人になった息子と娘がいます。昔から言われる通り、幾つになっても子は子。親にとっては可愛く、気にもなる存在です。日本とポルトガル、遠く離れたわたしたち親子は、昔の仕事柄、タイピングが速いので、親子でスカイプを通じて文字会話をするのはしょっちゅうでした。娘は大学生だった頃、また、息子は時間的に余裕があった日本の生活が始まった頃は、毎日のように親子でチャットをし...
2024年11月12日 ポルトには鉄道駅が二つある。一つは、アズレージュ絵で知られるダウンタウンのサンベント駅で北部へのローカル線はここが始発になる。もう一つは、ポルトとリスボンを結ぶ高速電車アルファ・ペンドラールや南部へ向かう長距離列車の拠点、カンパニャン駅である。カンパニャン駅はダウンタウンから少し離れている。このカンパニャン駅の近くには昔からよく名の知られたタコ料理のレストラン、Casa Aleiso...
某月某日 聞くも涙、語るも涙 のとある11月のこと。ちょっと大げさか。ほんとにもう、この歳になって自己嫌悪に陥りそうだ。夏時間になり日課の毎朝のウォーキングの時間が薄暗いのと、雨天が続いたのとで、このところ、それがおろそかになっていた。これではいけないと思い、曇り空の下、昨日は思い切って歩こうと昼過ぎカーディガンをひっかけ、念のためにと折りたたみ傘を手にして家を出た。ドアを閉めた。とたん、ぎょえ!...
2024年11月8日「群盲象を評する」ということわざがある。盲人たちが一頭の象にさわり、それぞれが象とはいったいどんな動物かと語ることを言う。英語では、It´s the elephant in your living room.となる。足にさわる者、耳にさわる者、鼻にさわる者と、さわる箇所によって色々に言い、全体像が見えない。同じものを論ずるにしても、その印象も評価も人によって違い、一部分だけを取り上げただけでは、全体は見えないぞ、...
2024年11月6日 日本は自民党が惨敗し、アメリカはトランプ氏がカムバックです。この二つの選挙の経過、結果が気になり気もそぞろ。そんなわけで、このところずっとブログの間を空けがちでした。トランプ大統領の復活で世界情勢がどうか少しでもいい方向に向かいますようにと願うばかりです。さて、前回、「星の林に漕ぎ隠る見ゆ」と、和歌の美しいのに感動したと書いた後で、こんな世俗的な話は身も蓋もないのだが。すぐ近...
2024年11月3日 長時間PCを前にして知らず知らずのうちに姿勢が悪くなっているせいだろうか、今日は起き上がると背中に鈍痛を感じた。10時からオンライン授業がある。もしかしたら歩いたら少し治まるかと思い、普段の土日は授業前のウォーキングはせわしく感じるのでしないのだが30分ほど歩いて来た。痛みは消えない。夫に鎮痛剤をもらい授業に臨んだ。授業中は説明やらで痛みを忘れていたのだが、昼食後もシクシクと痛んだ...
2024年10月29日 衆院選の情報、結果の追っかけをしていたら、1週間も更新しないままでいました。選挙終盤は気になってゆっくり寝ることもできませんでしたが、やっと落ち着きました。今日は、選挙前から気になっていたことをあげたいと思います。ポルトガルは数年前からヨーロッパ観光ランキングのトップ、もしくは上位に選ばれています。リスボンは首都なのでもとから観光客はけして少なくはなかったのですが、オーバー...
2019年11月21日 現代社会の不健康なる点は大なるストレスがあることです。小学生もストレスを持っている、との言葉を耳にしたときは、子どもがおふざけではございませんよ、などと思ったものですが、大人社会のストレスが、子どもたちの生活にも深く影響し、それが浸透しつつあるのだろうなと思い直したものです。ストレスでズタ切れになった神経を持ったままでは、それを解消しないことには当然長生きは無理です。そのス...
2024年10月21日ブログを1週間もあけてしまった。今月15日の衆院選公示以来、授業準備、オンライン授業以外の時間は、自民党(←もうどうにもアカン!)、共産党、維新、立民を除く他党の政策をXも含めてずっと追いかけて読んでいたのだ。目が疲れた。投票したい党に出会ったのだが、海外在住のわたしの場合、郵便投票になる。が、今回もそれでは間に合わない。直接リスボンの日本大使館で在外投票することもできるが、そ...
2024年10月14日 さて、渡米して2か月もたっていただろうか、実はシェアハウス内でもちょっとしたトラブルが、芽を吹き出しはじめていたのでした^^;アメリカでは「T.G.I.F.」(Thank God.It`s Fridayの頭文字をとったもので、ああ神様、金曜日だぜぇの意味)と言って、金曜日の夜は誰でもたいていどこかのパーティーにでかける。一人で行くのは少なく、たいがい誰かパートナーを連れて行く。パートナーは別に恋人でな...
2024月10月11日「グリーンが来るよ。」ツーソンの大学でESコースが始まって三週間ころ経ったある日、シェアハウスの友、ロブが言った。ブルース・グリーンは20歳を少しだけ過ぎたとても若い友人で、彼は前年まで日本で交換留学生としてホームステイしており、たまたまわたしが通勤に利用していた京阪沿線に住んでいたのである。ブルースとわたしの出会いは誠に偶然なものであった。当時わたしは留学資金を貯めんがため、...
青春時代の友人、ロブ(3)シェアハウス927 North 2nd Avenue
2014年10月10日 雨と濃霧の2週間でウォーキングもできなかったが、今日はやっと晴れ間が出た。歩かないので体と脚がなまり、体重が増えたような気がする。いつもの時間より遅めのウォーキング、足を延ばして小さな花束を買い近くにある義母のお墓参りもして来た。ついでに、散歩道にある野原のお馬どのにも久しぶりのご馳走をとニンジンを切って持って行く。いつの間にか仔馬を産んでたようだ。チッチッとわたしが呼ぶと...
2024年10月8日 ソノラ砂漠と山に囲まれたアリゾナのツーソンを留学先に選んだ理由、一つにはあまり日本人がいない所で勉強したかったことだ。何と言っても砂漠にある町だ、その希望はかなえられるであろうと思っていた。もう一つは、日本で知り合ったバッグパッカーの友人ロブが、すでに日本を後にしてアメリカに渡り、カリフォルニアからアリゾナ、ツーソンに入っていて、大学にESL(English as a Secound Language)コー...
2024年10月4日 「本を出版したよ。よかったら読んでくれ」と、ロブからメールが入ったのは昨年2023年のことだ。ロブは、我が人生のハイライトとも言えるアリゾナ時代には欠かさず登場する友人だ。彼と知り合ったのは学術洋書輸入オフィスで事務員として働きながら、アメリカ留学を目指して資金調達のために、大阪梅新の大きなビル地下にあった老舗アサヒビアハウス梅田でバイトの歌姫をしていた1970年代だ。何しろ都会...
2024年10月6日 今日はアマリア・ロドリゲスが亡くなってちょうど25年になり、ニュースの話題に上りました。1999年の10月6日79歳で死去、ポルトガルは3日間の喪に服しました。昔、大阪で夫と知り合った頃、アマリアのファドが入った一本のテープをもらい、よく聞いたものです。ポルトガル語は分からなかったけれど、その歌唱力に惹かれ録音されてあった10数曲のファドのメロディーは今でも覚えています。ファ...
2024年10月1日 今日から10月こと神無月だ。八百万の神々はしばらく仕事を休んで年に一度の会議出席のため、出雲大社に集まるのだそうで、出雲では10月を神在月(かみありづき)と言うとか。 出雲大社は訪れてみたいと思いながらもまだ行ったことがない。この先、幾度帰国できるか分からないが、伊勢神宮を併せて次回は是非訪れたいと思っている。8月に息子が持ってきてくれた文庫本伊勢谷武著作「アマテラスの暗号・...
2024年9月29日 自民党総裁選(次期首相選でもある)の結果に落胆して、昨日はブログのことを考える余裕もなかったが、いいや、 何の期待もしないでに「暫定政権」と思ってやり過ごそう、と決めた。今日はそれとは全く関係ない香水の話だ。お金もないのに大人の女性の香りに憧れて、20代に初めて身にまとった香水はゲランの「ミツコ」の香りだった。香水「ミツコ」を知ったのは、当時読んだ「クーデンホーフ・光子伝」が...
2024年9月27日 口下手なわたしは、人との口論ではいくら頭を絞っても即やり返すということが苦手な自分を知っている。ワンテンポ置き、少し考えてみてから、「ちょっと待てよ?それはおかしいんじゃない?」となるのが定番で、「この間の話ね、わたしはおかしいと思うのよ。」などと時期遅れに言い出すことになる。そういう点、夫などは言下に「それとこれとは別問題だ」と最初にガツンと始めるので、そう言われてしまうと...
2024年9月25日今年の夏は涼しかった。それで例年のような森林火災が少なかったのですが、秋に入ろうかという時期にその惨事が起こってしまった。毎年、この災害をテレビで目にしては、なんとか方法はないものなのかと心を痛める。鎮火し秋がやってくると忘れてしまうんだろか、この火による災害。さて、今日は以前にあげてありますが、秋になるとつい思い出される歌の話をば。Wikiipediaより君がため 惜しからざりし命さへ...
2024年9月24日 家計簿をまめにつけている人はエラいなと思う。帰国して日本に滞在する間は大雑把な家計簿らしきものをメモするが、普段はつけない。つけても必要なものは買わなければならないし、さほど贅沢をしているとは思っていないので、我が家の生活費は、言うなれば「どんぶり勘定」の部類だ。「どんぶり勘定」には、「あるがままにお金を使う」との意味もあるようだが、我が家の場合は、あるがままに使えるほどない...
2024年9月22日 日本語生徒であり友人でもあるマリアさんと久しぶりに映画の話題に及んだ。ご存知の人もいるだろうが、わたしは今年喜寿を迎える。マリアさんは83?84?、そのあたりだ。とてもそんな年齢には見えない、永遠の少年(笑)のような人である。彼女には体力ではとてもかないそうもない。2人とも映画好きで年代が近いからして、授業中に映画の話になったりする。マリアさんは今でも頻繁に映画館に足を運んで...
2024年9月19日 昨夜は寝るころになって、再び煙の匂いに悩まされたが、催眠剤を服用してなんとか眠ることができた。夜の風の向き、更に消火したつもりが完全になされていなかった箇所から再び火が起きだすこともある。現在、ポルトガル北部の森林火災は徐々に鎮火されつつあるのだろう。今朝ののポルトの空は真っ青までは行かないが、青みがかっている。日本から帰省すると、必ずやつるんで飲み食いしている我が東京息子の...
2024年9月18日創立当時から20年少し、ポルト補習校の講師を退いてから、ポルトガルの人たちに日本語を教え始めて13年になる。その間、何人の生徒と交流してきただろうか、正確な数はつかめない。中には、何年も前に日本語クラスを出たのに、時々ふら~っと日本語でメールを送ってくる生徒もいたりする。その生徒O君の体験を借りてみたい。晩御飯の後片付けも終わったある夜のこと、メールボックスをチェックすると、O君...
2024年9月17日 明け方、煙の匂いと喉のイガイガでで目が覚めた。昨日からアベイル、ポルト間で山火事が発生し、自動車道路の幾線かが通行止めになっている。ひょっとしてポルト近郊まできたのではないかと、起きる上がると家中に煙の匂いが充満しているではないか。ひょっとして窓を閉め忘れたか?と部屋部屋を見てみたが、あーー!夫、リビングルームの窓を閉め忘れてるじゃん!遅く寝る方が窓閉めの役割で、わたしは10時...
2024年9月15日 日本で自民党総裁選の候補者の一人、小泉進二郎氏が選択制夫婦別姓の法案を政策の一つにあげているのだが、なんだったら、ポルトガルやブラジルのように夫妻両方の苗字を使う方法だってあるよん。字数が増えて「佐藤山田愛子」のようになるんだけどね。ただ、これも子供が結婚すると、例えば「佐藤鈴木太郎」と言う具合にいずれ苗字が変わって行くわけだ。選択制夫婦別姓は、日本の社会を不安定にさせると思...
2024年9月14日 知人を通して、ポルトから車で1時間ほどの町にある小さな博物館で、来年日本文化展をしてもらえないかと問い合わせがあった。これまでなら、多少遠方でも二つ返事で引き受けていたのだが、今回は躊躇した。15、6年ほど前からボランティア活動として、自分が気に入って集めてきたものを並べ、厚かましくも「日本文化展」と称して、頼まれてはあちらこちらへと出かけて展示してきたのだが、2年前の某日本...
2024年9月13日息子が帰って行った。3週間の滞在中、家族3人での旅行を除いては、一緒に家で夕餉の食卓を囲んだのは5日もあっただろうか。着いたその日から、OBS(Oporto British School)時代の幼馴染たちとやれ食事会だ飲み会だと出回っては午前様であった。大学こそ違え、幼稚園からずっと同じ月日を過ごした仲間で特に男子生徒が多かったクラスだ。社会人になり他国で仕事をしているのもいるが、ポルトに戻って住んで...
2024年9月8日 先日紹介したPedras Salgadasスパ&自然公園内に閉鎖されてまま40年前の姿で残っているグランドホテルを懐かしさと残念な思いとで眺めてきたのだが、「グランドホテル」という名前を聞くと必ず思い出される映画がある。実を言えば、「グランドホテル」は、Pedras Salgadas から車で20分ほどのところにあるVidago(ヴィダーゴ)のホテルだとわたしは長い間勘違いしていたのた。Vidagoも Pedras Salgadasに...
2024年9月7日 現在はたった一匹だけのオスネコを飼っている。外で暮らしていた時代からフジオと名付けて、毎晩フラットの前でご飯をあげてきたのだが、冬のホームレス生活は厳しいだろうと思い、昨年秋口に我が家に入れたネコちゃんである。東京息子が帰国しているので、コワがってあちこち逃げ回っている。わたしたちは20年近く5匹のネコと共に暮らしてきた。なるべく一匹だけ可愛がるということをしないようにしてきた...
2024年9月1日 息子が幼くて我がモイケル娘がまだ生まれていなかった頃、数年続けて夏の2週間を過ごしたPedras Salgadasへ親子3人で行って来た。かれこれ40年ほども昔に訪れた山間の村だ。ポルトガル語ではTermas de Pedras Salgadas、(ペドラス・サルガ-ダス温泉)と言いポルトから自動車道路を車で1時間30分ぐらいほど北部内陸に入る。温泉と名がついているが、、ポルトガルのTermas(温泉)は日本にあるような、温...
2024年8月25日 23日朝に帰国した我が東京息子、空港へ出迎えに行く前に飛行機の到着時間をネットで確認したら、ぎょえ!9:45着が8:50と1時間も早く到着じゃん!こんなことは初めてだ。朝のウォーキングを済ましシャワーを浴びても十分に間に合うと思っていたので、大急ぎでシャワーである。シャワー後は髪を乾かし、そのセワシイこと。そんな訳で、無事到着の息子は今日で三日目だが、着いたその日から毎夜続け...
2024年8月22日 日曜日は少し焦った。いつものように、朝ネット新聞を読んでいたのだが、突然右目に痛みが走り動転してパソコンを閉じた。えっと、こういう時は目を冷やすんだっけ?暖めるんだっけ?どっちだったか思い出せずベッドに横になってしばらく右目を・・・冷やした。後でどっちか確認したら、反対だったわ^^;夫が出してくれた目薬を点眼してその日はパソコンに触らなかった。日曜日夕方の中級日本語クラスを休...
2024年8月16日 我が日本語教室はコロナ禍以来、グループも個人もオンライン授業になった。ただ一人、今年92歳になった生徒、アルフレッドさんをのぞいては、である。ポルトのFozにも住まいを持っているのだが、ほとんどの日々を車でゆっくり運転して1時間ほどの山中で過ごしている。車で数分行かないと隣家はないと言う人里離れた所だ。テレビもインターネットも持たない。連絡はガラケーである。が、ご本人はそれで十分...
2024年8月14日 戦後2年目にしてわたしは父の故郷である岩手県雫石に生まれたのだが、子供時代から、大阪で過ごした1年を除いては、高校を卒業するまでのほとんどを青森県の弘前(ひろさき)で過ごした。時々、弘前での18年の日々を思い出すのだが、いつも思うのは「我が家は一貫してホンマ貧乏だったなぁ」ということである。かつてポルトの自宅で日本語を教えてい時のことだが、夏場だと、時節柄生徒さんに「お盆」の...
2024年8月12日見知らぬ相手から舞い込んだ幾通かの恋文をつき付けられ(えへへ。自慢しとったらいかんで~笑)、頑固な我が親父殿に、「こんな手紙をもらって、いったいお前は学校で何しとるんだ!」と、お門違いにもこっぴどく怒られたものだ。高校時代のことである。こんな手紙というからには、親父殿、宛先人に無断で開封しとったのであろう、いかんぜおとっつぁん。なんでわたしが怒られなあかんねん?と思っても、すぐ...
2024年8月10日 久しぶりに東京近郊に住む我がモイケル娘からスカイプでテレビ通話がかかって来た。7月で満4歳になった孫のソラ坊も顔を出してきて、「ポルトガルのばぁば、久しぶり!」と言う。ほぉほぉ、そんな挨拶の仕方ももうできるのかとばぁばのわたしは感心する。めったに会わない「ポルトガルのばぁば」と時々会う「兵庫のばぁば(モイケル娘の連れ合いの母上)」をちゃんと区別できている。この春帰国した際に、...
2024年8月9日 先週水曜日のことだ。起きだしてきた夫が、今日は日本語レッスンがあるのかと聞いてきた。通常なら朝はマリアさんのオンラインレッスンをするのだが、前日、彼女から所用がある故との連絡でキャンセルになっている。それで、その朝、わたしはハイパーマーケットへ食糧買い出しに行くつもりだった。夫の水曜日は、退職以前まで消化器科の長を務めた国立病院での定例会議出席か、もしくは元同僚との昼食会と決...
2024年8月5日家の中があまりにも静かな夏である。朝、わたしたちより先に目を覚まし起こしにくる時のニャニャォン、ご飯をもらう時のニャニャォン、昼寝に誘う時もニャニャォン。大きな鳴き声なのでフラットのドアを閉めていても部屋の外の階段を降りる際に鳴き声が建物内で響く。そのお喋り猫のゴローがいないのだ。もちろん、フジオ君がいるので、これはこれでカワイイのだが・・・何と言おうか、気が抜けた感じ?ひょっと...
2024年7月30日 少し寝坊して7時ころに起きたりすると、もうすっかり日照りが強くなっていて、風がない時などはドヨンとした空気の中をウォーキングするのは、朝と言えどもあまり気分がいいものではない。しかし、なるべくウォーキングを欠かさないようにするのが朝一番の日課になってきた。今年喜寿を迎えるわたしである。1時間空気がドヨンの朝や前日の夜よく眠れなかった朝はショートカットで20分と決めている。1時...
2024年7月25日 やっとと言おうかついにと言おうか、とにかく夏が来た。東京近郊に住む妹や我がモイケル娘は、日本の酷暑に悲鳴をあげている。孫のソラ坊などは、家の中でじっとしている子ではないので、毎週末は外へ連れ出しているようだが、熱中症にかかると怖い、外を歩かせるのは極力止めないいけないと、色々大変なようだ。仕事を終え、近くの保育園にソラ坊を迎えに行くのは自転車にしてるとモイケル娘が言う。それも...
2024年7月22日 我が日本語教室はグループ授業が2年生から中級まで4クラス、4人から6人までの小規模クラスだ。個人レッスンは5人で、そのうち一人はフレクスィブル、しかもロンドンからである。これができるのもオンラインだからこそで、対面授業は92歳のアルフレッドさんだけである。ロンドンからの個人レッスンを除いては、週に1度の80分授業だ。と言っても結局は90分授業になってしまうのだが、この一コマで、文法...
2024年7月20日 生きている間には色々なことがあるのですが、戦後生まれのわたしは極限状態というものを体験していない。親が貧しかったので、3合の米を買いに行かされたりして、その日の食うのに困ったことはあるが、それは極限状態とは程遠いだろう。20歳の頃は失恋して仕事を放ってしまい、一週間ほども外出できなくなり小さなアパートに閉じこもって飲まず食わずの日々もあったが、それもまた極限状態とは言わない。...
2024年7月19日 少なくとも日本人の3人に1人は利用していると言われるSocial Networking ServiceことSNS、専ら読み専門であるが、わたしも利用者の一人だ。新聞のWebサイトでは有料でないと読めない記事もあるし、新聞に掲載されない日ごろの小さいニュースもたくさんある。それらもSNSでは個人のアカウントで発信されるので、日本国外にいながら、日本をはじめ各国で今起こっていることを知ることができる。時に、偽情報...
2024年7月18日Claraboiaは天窓と言うのだろうか、天井から日光(満月夜には恐らく月光だってさしこむだろう!)を取り入れる採光窓だ。ずいぶんと前にふと見上げた古い建物の上に小さいながら美しいガラス張りのドームを発見、それがポルトガル語でClaraboiaと呼ばれるのだと知って久しい。過去に何枚か写真を撮っているがお蔵に入ったままであった。外から見るのも美しいが内部ではどんな風に見られるのかな?一...
2024年7月15日 ターミナル期に入った老猫の介護でゆったり自分の生活を振り返る暇もなかったこの3週間、老猫を見送って気がつけば7月も半ばである。今年はよく雨が降り夏の到来が遅くやっと初夏の風光が麗しく感じられるようになった。雨が多かったせいか、店頭に並ぶサクランボにあまり甘みがない。が、サクランボが大好きなわたしは毎日のように食後に口にしている。以前にも書いているが(以下、書き直しになる)サク...
2024年7月14日 昨日の土曜日は忙しい一日だった。午前中の日本語授業を終え、午後1時半から長年補習校運営にボランティアで携わってくださったご夫婦の送別会がダウンタウンのレストランであったので、出かけて来た。老猫ゴロー君の夜勤介護(^^;)で寝不足、少しきつかったが、わたしも補習校創立当時から長い間講師をしてきた身なので、講師OBの一人として参加してきたのである。夕方からはもう一つ授業が控えてある...
2024年7月11日 このところ寝不足が続いている。この秋には19歳になる老猫のゴローが気になり夜中に1、2度起きるからだ。ゴローの小さな鳴き声で起こされることも度々ある。甘えん坊のネコなのでか弱い鳴き声で呼んでいるのだと思うとガバと起き上がらずにはいられない。獣医に連れて行った3週間ほど前から、これまで寝床にしていたカゴに見向きもしなくなり、モイケル娘の部屋のソファベッドの上で寝るようになった。ソ...
2024年7月5日 今でこそその回数が減ったものの、何べん鍋やらヤカンやらを焦がしとるねん、と、その都度がっくり頭(こうべ)うなだれ我ながら情けなく思うことが度々ありました。ながら族はもうできない状態に自分がなってきたと我は見たのでありました。フラットのドアを開けるなり夫が、「またBispo(ビスポ)やったな」と申されます。ちょっと「Bispo」について説明を加えますと、Bispoは「司教」と言う意味ですが、...
2024年7月2日 今日は孫娘、ソラ坊の誕生日です。2020年コロナ禍真っ最中に生まれ、婿殿の面会もままならなかったようでした。あれやこれやと心配してLamegoにあるノッサ・セニョーラ・ドス・ルメーディオ聖地まで願掛けに行ったものです。毎日絶やさなかったコーヒーをその時は一か月断ちました。以下にその訳を書いています。2020年7月16日我がモイケル娘の「いいよ」との許可を得て、これまでは拙ブログの最後...
2024年7月1日 表題、「のんびりしようなんて考えはダメだというこが90歳を過ぎてよくわかりました」とは、作家佐藤愛子さんの言葉だ。現在100歳の佐藤愛子氏が、作品「九十歳。何がめでたい」の本の中で書いている。その本をわたしは2か月の滞在を終えて5月に日本からポルトへ向かう機内で読んだ。聞けばこの本は映画化されたようだ。 本を読み進めながら、いやいや、わたしもそうでした、そうですと妙に納得する箇所が...
2024年6月27日まだ携帯電話をあまり活用しておらず、他から固定電話に連絡が入っていた頃の話だ。ドアを開けて家に入るなり電話の呼び出しが鳴り、受話器をとる。出るなり、こちらがハイも何も言う前に、「あんたはいったいどこのどういう人なの!」と中年女性の声が言う。「ほぇ?」「あ、あの、どこのどういう人って、そっちこそどこの誰だ?」その剣幕に気おされて、思わずどもっっちゃったわたしだ。「何度もうちに電話...
2024年6月25日 偶然、ネット上の記事で今年4月に星野富弘さんが亡くなられていたことを知った。星富弘さんは詩人・画家であった20代に体育教師になった彼はその2か月後に学校のクラブ活動の指導中にあやまって頸椎を損傷し、手足の自由を失ったと言う。9年間に及ぶ病院生活中、心の葛藤を超えてキリスト教の洗礼を受ける。「もしかしたら、失うと言うことと、与えられるということは、隣同士なのかも知れません」と書...
2024年6月24日 春の日本帰国時の話。娘家族と初めて回転寿司に行ったのだが、もうひとつ、メニューを見て「ひゃ~、なんでこんなに安いの!」と驚いてしまったサイゼリアなる食事処に入ったのだ。選んで入ったのでわけではなく他の選択技がなくて、昼食時、お腹もすいていたし、モイケル娘、孫のソラ坊もいっしょだったし、日本語教室の生徒でT大学に研究留学しているカタリナさん、それに東京息子と、わたしも数えると5...
2024年6月23日 ポルトガルの夏は日没が遅い。夜10時ころまで明るいので洗濯もその時間までかけてある家もある。わたしなどは盛夏は乾燥気候のポルトガルのこと、日中干すと洗濯物がカパカパになるので夜間干して朝取り入れることにしている。 さて、そんなポルトで年に一度、雨がふっていたら別だが、今日のように朝から真っ青な澄み切った空であるに関わらず、洗濯物が干せない日がある。それが、サン・ジュアン前...
2024年6月21日ケータイに我が日本語生徒兼友だちのマリアさんから電話が入った。あれ? いつもなら固定電話にしてくるのに珍しいなと思いながら応答するといきなり、「Yuko!I got Covid!」と言うではないか。えーー!彼女との授業はオンラインでしているので通常だとお互いがコロナ感染していてもしんどかったらレッスンをキャンセルするだけで済むのだが、先日ブログにも書いたように、わたしが彼女のお孫さんにあげる...
2024年6月20日古い話で恐縮ではあるが、Porto Japan Weekのコーディネーターの話が飛び込んで来た2010年初め。なんとか引き受けてくれ、ポルトに他に誰かいますか?との日本の主催者側の言葉に、ついつい引き受けてしまった。やむなく1年近くの準備期間と1週間のイヴェントJapan Weekを仕切ったことがある。あれはほんとにキツイ仕事だった。20年以上してきた補習校講師を退いた年だったからできたことだと思って...
2024年6月18日台所で夕飯を作っている妹の背中に声をかける。「ねね、桑田くんて覚えがある?城西小学校の」とわたし。妹からの返答が「え~っと、覚えてるよ。桑田ゆたかくん」いやはや参りました!恐れ入り谷の鬼子母神!姉妹二人がフルネームで記憶している桑田くんは、妹の記憶によると、多分となりの席に座っていて親切な子だったらしいのだ。彼女は担任だった下村先生の名前まで憶えている。就学前の妹1人を誰もいな...
2024年6月17日夕方6時からの同窓会会場へ一人で行けるよと言ってあったが、友人のM子とタコ君が車でホテルに迎えに来てくれた。こうやってわたしを甘やかすのであ~る(笑)土手町はかくみ小路の「よしじん」の2階貸し切りのホールが会場だった。「よしじん」は同窓生の子息が開いている店だと聞く。その同窓生もわたしとは卒業後、今回初めて会うことになる。ほぼ60年ぶりなのであった。6年ぶりに帰ったわたしをダシに飲...
2024年6月16日この春の帰国で、故郷弘前へ行って来た。毎年春になると、弘前公園の桜に深い思いが湧き、もう一度あの美しい公園の桜を見たい、できるものなら満開を過ぎ春風に運ばれて散りゆくさまを目にしたいと恋焦がれて何度かその時期を狙って訪れたが、散りゆくさまどころか開花した桜すらもついに目にすることはなかった。さくら祭りの時期は宿泊施設も値段が上がり、1年くらいも前から予約を入れないと空室がないよ...
2024年6月12日 断捨離の一環として、自分の着物の処分を始めた。亡き母が用意してくれた薄いサーモンピンクの訪問着は、長襦袢、肌襦袢、裾除け、帯、紐類、足袋、帯揚げ、果ては草履まで一式そろえて我がモイケル娘にと、今回の帰国に持って行った。モイケルが「部屋の中はソラのものがいっぱいで仕舞っておくところがない」と言うので、スペースができる住まいに引っ越しするまで、所沢の妹宅でいったん預かってもらうこ...
ポルトのニュースポット、Time Out Market(2)
2024年6月10日サン・ベント駅とRouleiro通りの間のスペースに入ると目の前に現れるのがポルトのTime Out Marketだ。 正面の塔はポルトにある貯水タンクをモチーフにしたドウロワインとポルトワイン専用の特別なスペース。Sala de Prova(テイスティングルーム?)と呼ばれ、ここではイベントも行われるそうだ。 Wikipediaより Sala de Provaからはポルトダウンタウンを見下ろすことができる。さて、肝心のTime Out Market...
ポルトのニュースポット、Time Out Market(1)
2024年6月8日 ポルトにできた「Time Out Market」へ行って来た。案内する前に、はて?Time Out Marketとはなんぞや?とその言葉に初耳のわたしである。このところ、世間には耳目を閉じて、ひたすら日本語授業に取り組んできたので、すっかり世の中の動きに疎くなっていた。疎くても生きて行けないわけではないのだが、これはちょっとまずいかも、と反省し授業準備の合間を見て少し調べてみた。Time Out はロンドンで196...
2024年6月6日 コロナ禍以後、街へは出なくなったわ、かつては借り教室でしていた日本語教室もオンライン教室にするわで、外出の機会激減し、外界の情報にすっかり疎くなっていたここ数年のわたしでした。 ポルト、ダウンタウンにあるサン・ベント駅。駅に立つとどこか行きたくなるなぁ。家を出るのは週に2,3回の車での食糧買い出し。土日は日本語教室があるため、昼食は基本外食です。土曜日は近所の行きつけのレストラ...
2024年6月4日ポルトガルのこの季節には是非案内しておきたい町がある。本日はその町の一つ、わたしも何度も訪れているオビドスの案内です。以下。リスボンから北へ向かうこと80キロにあるオビドスは「谷間の真珠」と呼ばれる中世の城壁に囲まれた人口12000人ほどの小さな町だ。5月から秋にかけては、真っ青な空と白壁の家並みにブーゲンビリアの花々が映え、訪れる人は鮮やかさに目を奪われること請け合いだ。ポルトガルで...
2024年6月3日 昨年秋に受けた眼科と甲状腺の検査だが、手術に急を要することはないと自己判断、2年ぶりの日本帰国を控えていたのでポルトに帰って来てからにしようと後に回しのですが、両方とも再度検査を行って、本日その結果が出ました。白内障については、ドライアイの目薬をしばらく使うのと、半年後に再診察を受けることになったので、今回手術は免れました!甲状腺腫瘍の方は、今朝、エコ検査をしてきたのですが、検...
2024年6月2日 2か月の日本滞在中に所沢の妹宅で和菓子とともに何度も出された「茶カテキン」。気に入って数袋ポルトに持ち帰った。お互いにもうお土産云々は止めよう、自分で買うと言うわたしに、あちこちで売っていないからと本人がよく行く店で買って来て、これくらいは土産に持って行けと妹が持たせてくれたのだ。見た感じが抹茶と似ているが、違うと言う。抹茶とこの粉末茶は原料になる茶葉が別だそうだ。実は、わたし...
2024年5月31日宝木嬢の荒れた土地を目にして茫然としたわたしだが、一方でやはりか、との気持ちも否めなかった。かつてはその家のすぐ近くにカフェやスーパーがあったし、何と言っても滞在中に我が息子を可愛がってくれた世話好きの土井さん一家を中心に、みな声をかけあい助け合っていたご近所づきあいがあった。時は流れ、宝木嬢宅を除いて古い家は見当たらず、新しい家ばかりで、お隣の玄関ベルを押すのも気が引ける感じ...
2024年5月28日 ビアハウス時代の先輩宝木さんはいずこに?3月から2か月滞在の今回の日本帰国は大まかな目的が二つあった。2022年には帰国したに拘わらず、着くなりコロナ感染してしまいその時会う予定であったが結局友人には誰一人会わずにポルトに帰ったおアホなわたしであった。よって、それらの友人たちに必ず会うこと。みな5、6年ぶりの再会だった。残念ながら、妹たちと飛行機に乗って会いに行く予定だった大...
2024年5月27日ブサコ宮殿は、日本のテレビでも何度か取り上げられていますが、建築はイタリア人のルイジ・マニニがおもだって手がけています。マニニはシントラのQuinta da Regaleira(レガレイラ館)の建築家でもあり、彼独得のゴチック、ルネサンスの建築スタイルが見られますが、ポルトガル大航海時代の栄華を語る華麗なマヌエル建築様式をも取り入れています。写真は宮殿のファサーダ、窓の周りにはポルトガル王家15...
2024年5月24日 無性に海が見たくなった昨日、午前中の日本語授業はまだ入っていないし、後は午後4時からだったので、海岸へと車を駆った。首にスカーフを巻かないとそろそろ紫外線で車の中とは言え日焼けするので、普段着にちょいと青いスカーフを首に巻いて発進である。そうだ、海岸近くFozにある園芸センターにも足を運んで花の苗を仕込んで来よう。2か月の留守中に、ベランダに置いていた紫陽花の鉢二つのうち一つは...
2024年5月21日 19日夜のニュースはポルトガルの夜空を大きな火球が横切ったとの話題でもちきりだった。下記動画はネットで拾ったものです。5月18日夜にポルトガル北西部周辺を通過した火球は、最初は隕石だと思わたが彗星の断片だったようだ。高度122kmの上空で燃え上がり、その後秒速45kmで夜空を照らしながら流れ落ち、大西洋の上空60kmで燃え尽きたと言われる。故に隕石として地上で発見される可能性は低い...
2024年5月19日 ポルトに帰って一週間経った。機内では横になって寝たものの、そこが神経質者の哀しさ(って、どこがやねんw)、枕や寝床が変わると寝ていてもうつらうつらと熟睡できない性分である。酷い時差ボケではないが、やっと、本日それから脱出できたかという感だ。仕事である日本語教室は木曜日からフル開始している。睡魔に襲われたら寝る!ということを繰り返し、授業準備も含めて、なんとか大きなズッコケなし...
2024年5月17日 スタンダールの小説ではありませんぞ。写真の如く25年来の友人ゴッチとわたしが池袋で会った今回の我らの服装がまさにそれ。 今回の帰国時の服装は黒が基調のわたし、この上に薄い黒のロングコート、黒の靴、更に黒のグラサンで、対するゴッチ、界隈では「赤い人」で知られる全身赤の服装なのである。腕時計、カバン、パソコン、もちろん赤靴赤靴下(笑)。大阪から上京してきたゴッチと池袋東口交番前で...
204年5月15日 シャワーを浴び旅の疲れを少し落として食糧買い出しにと身支度をした昨日の朝、いざ出かける段になって強烈な眠気に襲われた。イカン!このまま車を運転するのは危ないやん!と午前中の買い出しは断念して睡眠をとることにした。この二日間、夜9時には就寝し4時5時起きだったのでさもありなん。小1時間ほど寝てハイパーマーケットまで車を走らせた。我が留守中の夫は主に外食だったので冷蔵庫はほぼ空っぽな...
2024年4月27日日本はいよいよ今日からゴールデンウィークだ。運が良ければ10日間の休暇が取れる。こういう時は外国の観光客もいるだろうからどこもかしこも人がいっぱいで、むしろ都内の方が普段より空いていることもあるのではないか。 そんなわけで、とりたてて旅行などしないことにした。モイケルや息子たちと近場を訪れたりまだ会っていない友人たちに会う予定だ。その友人の一人、かつてお互いのホームページを運営し...
2024年4月23日実は、家の中でサングラスをかけている^^;この間の日曜日に我がモイケル娘宅を訪れ、一泊して月曜日午後所沢に帰って来た。雨が降りそうだったので、駅まで送りたいと言う娘と孫、ソラ坊の申し出を断り、それではアパート下までとなり、バイバイとしばらく手を振る二人を後にして総武線の駅へ向かった。歩くこと10分ほどである。お茶の水でメトロに乗り換え池袋に着いた頃だ。モイケル娘から「もしかして、...
2024年4月18日 日曜日には我が日本語教室の長年の生徒で、昨年12月、ついに日本留学の夢を果たしたKちゃんと池袋で会った。彼女は現在T大学獣医学部で研究している。我が東京息子にも声をかけて一緒にランチしてもらった。二人ともポルトガル語が恋しいのではないかと思ったからである。Kちゃんと東京息子は時折ポルトガル語で話しては笑いあっていた。在住4カ月のKちゃんからすれば大先輩に当たる息子ではある。多少の先...
2024年4月13日モイケル娘家族と彼らの住まいの駅前にある回転寿司「スシロー」とやらへ行った。回転寿司店に入るのは初めてだ。孫のソラが前に会ったとき、「おすし、だいすき。ここで食べたんだよ」と、スシローを指さして言ったもので、じゃ、次回の週末はそこへランチに連れて行こうと思っていたのである。あまり好き嫌いなくしっかり食べるソラ坊のお好みは、まぐろとポテトだそうだ(笑) わたしは出されたらまぐろ、...
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2025年1月20日 2月下旬にやって来る我がモイケル娘と孫のソラ坊だが、まだまだ先だと言っていると、その日はあっという間に来ると思うので、しばらく前からソラ坊を喜ばせるための準備をしているばぁばである。 先日は車庫へ行って、かつて子供たちに読んであげた日本語の絵本を棚から降ろして、湿気臭い匂いをとるため日に当てた。絵が古そうだし、今どきの子供はどんな反応を示すかな?幼児向けの英語の本も取ってあ...
2025年1月15日 呼び出し音が鳴り、ケータイ画面に見知らぬ電話番号が表示されていた。そういう時は応答しない。放っておいたら再度ケータイが鳴ったが、やはり知らない番号なので無視した昨日のこと。今度は、「アルフレッドの息子です。少しお話したいので、そちらから電話いただけないでしょうか」とポルトガル語でメッセージが入った。え、アルフレッドさん?我が日本語塾で92歳の最高齢者なのだが、クリスマス前にご...
2025年1月10日 子供の頃から観てきた映画は数知れず。わたしの小学生時代は今のようにテレビなどほとんどない時代でした。小学校の講堂を利用して映画教室(わたしたちはこれを「幻灯」と呼んだりもした)が、時々催されました。椅子などには座らず、そのまま床に地べた座りです。スクリーン代わりに講堂の壇上に大きな幕が張られ、私達のすぐ後ろでは映写機が裸のままジ~ッと回るのです。そうして観た映画は数々。「綴り...
2025年1月9日 冬のポルト、ドン・ルイス一世橋今週はずっと雨天が続くと天気予報。こういう鬱陶しい日やプンプンして気持ちがささくれだちそうな日は、子供たちが日本へ行った最初の頃に聞かされた数々の面白話を再読することです。年月をさかのぼり笑っているうちに嫌な気分も少しは失せるという訳でして。以下。東京息子と我がモイケル娘が、二人して都会で肩を寄せ合い千葉のアパート暮らしを始めた頃の事。初給料なるも...
2025年1月8日先日、ご案内しますと書いたポルト、ダウンタウンのブリャォン市場についてです。まずは名前の由来です。かつてこの当たりは川が流れる広大湿地帯で、水の泡(bolha de águaができていたことから、人々から「ボリャォン(Bolhão)と呼ばれ始めまた。市のプロジェクトで1914年に、地階を入れた3階立ての後期ネオクラシックスタイルの建物を構える市場として完成しました。四つの通りに面しており、入り口も各...
2025年1月7日 新年の挨拶で故郷弘前の友人からLINEにメッセージが入った。一緒に送付された写真を見て、うわ!凄い雪だ!ま、ま、真っ白だ!雪だから真っ白なのは当たり前なのだが、その量に驚いている。ニュースを見れば、4日に降り積もった114㎝の雪、1月としては1982年以来の最高記録なのだとか。 かれこれ半世紀以上も弘前の冬を目にしていないわたしだが、この様子を見て、自分が住んでいた頃は毎年こんな感じだ...
2025年1月4日明けましておめでとうございます。拙ブログを読んでいただいている皆様、今年度も宜しくお願いいたします。日本に目を向けると不安になるニュースばかりが目についてしまいますが、我が子たち、孫、妹家族、また知人友人たちが住む我が母国、どうか良い1年になりますようにと願うばかりです。さて、昨日はかつての補習校同僚で、現在は日本に住むI氏とOちゃん3人で、I氏の一時ポルト帰国を機に、ダウンタウンの...
2024年12月30日 パパの日本語はもうアカンと言うと、わたしのポルトガル語もあかん~と言うモイケル娘。パパの日本語はしようがないね、わたしも兄貴もいないし。今度、ソラ(孫)が行くから、彼女に鍛えてもらおう!って(笑)いや、わたしは彼とはちゃんと日本語で話しかけるよう心構えている。だが、近頃は簡単な語彙も忘れていたりする夫に、わたしのオンライン日本語クラスに来る?と皮肉がらみで誘ったりしているの...
2024年12月28日 クリスマス数日前から、日本語授業がある時を除いては情けないことに腰痛で日がな一日寝てました^^; パソコンに向かっている時間が長いからなのか、はたまたストレスからか、もしかしたら、歩いていないからかも?と、色々思いを巡らすも、原因が分からないままできましたが、今日はやっと痛みがひき、いつもの気分を取り戻せた感じです。そんな訳で、例年だと25日の昼食はアベイル市の義姉宅に10人ほ...
2024年12月20日 春に2か月ほど帰国してきたのだが、未だ記録していないこともあり、書こう書こうと思っているうちに12月に入ってしまった。来週はもうクリスマスを迎え、すぐに年の瀬だ。そろそろ家の中も普段手の届かない箇所を掃除しなければなるまい。さて、4月中旬、高校時代の同窓生たちに会いに行ったのだが、10人ほどが会食に集まってくれた。こうして声がけしてくれる人がいること、集まって歓迎してくれる人...
2024年12月17日雨こそ降っていないが、今日はどんより曇り空のポルト。気晴らしに(ごめんw)、補習校時代の同僚だったI氏にメッセを入れてみた。老後はやはり日本で、と昨年冬に単身で日本へ帰国した氏である。家族はこちらにいるが、日本を訪れるなり、ポルトに帰るなりと、会いたい時にはお互いいつでも会える状態を維持しているそうだ。今夏のわたしの帰国では、そのI氏の様子を見がてら会って来たが、元気元気(笑...
2024年12月15日 毎土曜日、21年間続けたポルト補習校講師を退いて10数年になりますが、12月になると学校行事である「餅つき大会」が思い出されるのですが、その時のあきれ果てたハプニングを今日はご紹介したい。あんな予測しなかったことが起こっていいものかと言いたくなります。だからハプニングと言うんですけどね(笑)ある年の12月のこと。借用校との交流のため、餅つき行事も含め日本文化展示会も各教室で...
2024年12月14日昨日は二つの日本語授業時間を除いては、日中ずっとパソコンにはりついていた。朝のうちに某編集者から「12月ゆえ、原稿締め切り日が早くなっています。本日締め切り、よろしくお頼み申す」という具合のメールが入った。うは!週末も授業がある故、来週火曜日くらいまで原稿送付を延長させてもらおうかと思ったりしていたが、先手を打たれてしまった(笑) そうは思っていたものの、原稿内容については出...
2024年12月9日 このところ、天気が悪いのやらクリスマスの飾りつけやらで、10日ほどウォーキングを怠けていたら、夜中に頻繁に脚が吊って目が覚めるようになった。例えわずかな時間でもウォーキングを毎日続けることは大事なのだと反省している。 リビングは暖かい季節の赤色に変身。長年使って来たツリーのクリスマスライトは、大分前から何か所もダメになって点灯しなかったのだが、今回は壊れてしまった。買い替えたの...
2024年12月9日 このところ、天気が悪いのやらクリスマスの飾りつけやらで、10日ほどウォーキングを怠けていたら、夜中に頻繁に脚が吊って目が覚めるようになった。例えわずかな時間でもウォーキングを毎日続けることは大事なのだと反省している。 リビングは暖かい季節の赤色に変身。長年使って来たツリーのクリスマスライトは、大分前から何か所もダメになって点灯しなかったのだが、今回は壊れてしまった。買い替えたの...
2024年12月6日 今日は前回に続く狂歌師、太田南畝についてで、以前拙ブログにあげたものに手を加えてある。Youbute上で「橋の上の霜」という江戸時代のドラマの題に惹かれて何とはなしに開いてみると、原作が平岩弓枝、主演が金八先生こと武田鉄矢で、1986年に放映されている。どれどれ、と見ていくうちに、主人公直次郎が狂歌師だと言う。その親しい友人の朱楽 菅江(あけら・かんこう)の名を耳にして、あっと思った...
某年某月某日 「なにごとも石の上に3年であ~る」と言い渡していたこともあってかなくてか、大学を卒業して東京の某社に勤務すること丁度3年、お金を貯めたのでこれで大学院に行く、と突然言い出したモイケル娘であった。そうして、都内池袋のR大学院で2年、修論に取り組んでいたモイケル26、7歳の頃のこと。娘から送られてきた修論の一部を目にして即、「なんじゃいな?この黒人て?江戸時代に日本に黒人がおったとは思え...
2024年11月28日 いやぁ、頭にきたのなんのって!なんやの、これ、ポルトガル!と、夫にイカっても仕方ないことだと知りつつ、ついブツクサ小言を言ってしまった昨日であった。数日前、郵便局から書面で「Unknown」から貴殿宛てに郵便物が届いている。当サイトにアクセスの上、内容とそのものの価格を、12月某日までに報告せよ」と配達された。おろ?郵便物とはこれいかに?日本に住む子供たち、友人知人には、「今後、...
2024年11月26日 秋の始めころまでは近くの学校が始まる8時半前にはウォーキングを終えていたのだが、11月ともなるとヨーロッパの多くの国は冬時間に入り、夜明けが遅くなる。薄暗い春の朝ならば歩くのも趣があって悪くないと思うが、寒い季節の薄暗いのはいただけない。それで、しばらく前からウォーキングを昼前か昼後にしている。なにしろねぇ、春には5人前の食事を作ることになるので、料理だってなかなか体力を要す...
2024年11月25日 2018年夏に里帰りしたきりポルトガルに帰っていなかった我がモイケル娘が、来春、6年振りに来ると言う。もちろん私たちの孫にあたる4歳のソラ坊を連れて!その時期には東京息子も帰国するので、それに合わせてのモイケルの里帰りだ。普段は夫と二人だけの生活が、家族5人になる。さぞかし、にぎやかになるだろう、大わらわだと、その情景を想像しては、娘にも孫にも息子にもこれをしてあげよう、あ...
2024年1月16日 今年のファイナンシャルプランは、娘ソラの病気による月3回の欠勤予定でたてているので余裕がある、などど、我がモイケル娘が言っております。モイケル娘から「ソラが風邪ひいた、ソラが熱出した」と聞くたびに、幼児を保育園に預けて働くお母さんの大変さは推して知るべし。ポルトガルにおけるわたしの幼児子育て時代は、主婦一辺倒でやってまいりましたが、それでも子供たちの英国系の幼稚園学校が家から...
2024年1月14日 先週金曜日のこと、日本語授業が終わった昼下がり、久しぶりの晴天のもと、歩きに出た。日陰だと冷たい空気にぞくっとするが日向に出ると着ていたカーディガンを脱ぐほどだ。ほんとうにうっとおしい冬の長雨だった。歩くコースは家のすぐ側にある学校(小5~中3までの公立学校)の横を通り長い下り道を下りて行く。行きは下りだから気持ちがいいのだが帰りは上りになる。ゆるい坂ではあるがわたしにはいい運...
2024年1月13日 90歳の我が日本語生徒のアルフレッドさんがドイツで一か月ほどのクリスマス休暇を過ごし昨日ポルトに帰ってきた。「12日からお願いします」と既に彼からメッセージをもらっており、2024年度の最初の授業が本日であった。YY塾はオンライン授業なのだが、アルフレッドさんはパソコンは山からポルトに下りてきた時メールを確認するのみに使用するだけである。彼だけは対面授業で我が家に来ても...
2024年1月9日例年だと、ポルトガルのテレビでは必ず北半球でいち早く新年を迎える日本の年越しの様子を放映してきたのですが、今年は日本のではなく中国、それに韓国が加わって、カウントダウンと新年を迎える様子が放映されていました。ふ~ん、中国の正月は旧正で2月のはずだが今なんでやの?して韓国とはまた?テレビのCMにも中国系ポルトガル人のモデルを結構見かけます。かつては日本人を使ったCMも見たものでした。も...
2024年1月5日クリスマスから元日まであたふたと忙しく、夫は休みを取っており家にいてはすぐ側に住む軽認知症の義兄の家を行ったり来たりと、落ち着く暇がありませんでした。そんな状態で今年はつい年末のご挨拶もないまま。どれ、新年のご挨拶をと思ったところに能登半島地震、追い打ちをかけるように羽田空港での海自とJAL機の衝突事故のニュースが飛び込んできました。明けましておめでとうございます。謹んで新春のお慶...
2023年12月30日 朝、スマホのスイッチを入れるとメッセが入っていた。「日本へ行く準備に追われ、今ようやく終わりました。フライトは明朝6時です。とても楽しみですが少し緊張しています。日本に着いたら連絡します。それでは、行って来ます」とKちゃんからだ。Kちゃんとのメッセのやり取りは、ここ数年すべて日本語だ。発信時間は前日夜の11時近くになっている。わたしは日中パソコンに向かっている時間が多く、白内障...
2023年12月29日 不思議な夢を見る日が続いた。その1どこかの大きな会場で。突然、大きな体に赤いネクタイのトランプ元アメリカ大統領が目前に現れる。わたし、なにかのコピー紙を手にしている。大統領にそれをお見せしながら、「Mr. President. ジス イズ ジャパニーズ トラディショナル なんとかかんとか・・・」なんでやねん! 大統領に日本文化を教えてるんか~(爆)これって、年末新年の日本独特の行事説明...
2023年12月23日 日本語オンライン個人授業のアントニオさんが日本を旅行してポルトに帰って来たときのこと。「お土産を持って来たので、ぜひ直接先生に会って渡したい」と言う。Zoomスクリーンで週1で会っているが直接顔合わせをしたことはなかった。断ってお土産を郵送してくれとは、いくらなんでも言えまい。そこで、隣町のEl Corte Inglêsデパートにあるスターバックスで会うことになった。そこならわたしは車で行っ...
2023年12月20日 つまんないな、と思うことがたまにある。 どういう時かと言うと、例えば少し長い休暇に突入して、日本語授業が減るがそうだ。毎日授業準備に割いて来た時間が空くのである。ならばのんびりと構えて普段できないことをすればよかろうにと思うのだが、それができない仕事restlessなわたしだ。時に「つまんないな」と一言口をすべらしでもしたら、即、夫に「子どもたち二人とも日本へ見送るからだ」と返され...
2023年12月20日 今朝のポルト、朝の気温は2度、昨日に引き続き朝からヒーターをつけること二度目です。さぶ~。さて、先週金曜日、東京近郊に住むモイケル娘がソラ坊を連れて病院へ行ったところ、胃腸炎診断をくだされたと言う。日中は比較的元気なのに、お腹をくだしたり夜中に吐いたりしていたらしい。ほんまによく病気になる子やなぁ、と少々気になるところではある。そう聞いたのは先週末のこと。じゃ、明日(つまり...
2023年12月18日 まだ会ったことはないのだが、Facebook上で時々やり取りをしているFBフレンドがいる。たまたまわたしの帰国時の滞在先が所沢なのだが、彼の故郷も所沢だと言う。ポルトガルが気に入ったようで家族そろって長年住んだアメリカからポルトガルに移住してきた。その彼、時に「やってられまへんがな」とのたまいながら今までなかったようなポルトガルの生活洗礼(笑)を受け、色々体験中であ~る。「給湯器が壊...
2023年12月14日 さてと、高齢者問題はちょっと置いといて。毎日この件を考えているとくら~い気持ちになりますからね。夫もわたしもシャワーは朝党です。お湯は我がフラットに備わっている電気が沸かすシリンダータンクから給湯されるもので使える量に限度があります。気温が高い夏はともかく、寒い冬は続けて二人シャワーを浴びるのは、途中から水になってしまう可能性があったりするので考え物なのです。なるべく2人の...
2023年12月9日このカテゴリ記事はあまり気が進まないのだが、自分のメモに、あるいは誰かの参考になるかも知れないと思い、書くことにした。夫は消化器専門医なのだが、内視鏡検査の仕事はかなり減らして、現在はその分野のコンサルタントとして患者と接することが多いようだ。頑固なところがあるがいたって温厚な人で、30代頃から夫のファン(と言っても患者ですw)はお年寄りが多かった。田舎から来る患者にも親切だった...
2023年12月10日 毎年のことだが、この時期の悩み事にクリスマスのプレゼントの買い集めがある。自分の家族を始め、クリスマスの祝いに集まる親戚の大人子ども、普段あまり付き合いのない親戚にも届ける。その他、名付け親であればその子どもたち、それに常日頃お世話になっているお医者さん、お手伝いさんもある。わたしの場合、息子、娘、妹などが日本にいるので、テーブルワインを送るなどすると、中身...
2023年12月9日 数えきれないほどのネコを飼ってきたがこんなおしゃべり猫は初めてだ。部屋を出たいからドアを開けろ、入りたいからドアを開けろ(オンライン授業中は困るのだ)と鳴く。 ある土曜日夕方、日本語教室の終わりに、いつもの通り「最後に、質問はありませんか」と生徒たちに聞くと、「はい、あります」「なんですか」「せんせい、今日はネコ、一度も鳴きませんでしたね。どうしたんですか?」と言う具合だ。ガ...
2023年12月7日 今日は、残りの人生を日本で過ごしたいと11月に帰国したI氏と話したことについて。創立当時から22年間携わって来た補習校を退き、その後はボランティアで運営に関わり、午後の運営委員会に出席した、とある日のこと。当時は日本語授業はオンラインではなくてクリスタル宮殿公園内にあるポルト、アルメイダ・ガレッテ市立図書館の一室で午前中日本語を教えていた。それを少し早めに切り上げての会議出席でし...
2023年12月4日 我がモイケル娘とはあまり日を置かないうちにスカイプで文字チャットをする。それは彼女の仕事が終わって家路に向かう電車内だったり、夕食準備の前だったりする。孫のソラが加わる時はビデオチャットになる。東京息子とは、と言えば、モイケルと話すほど頻繁にとは行かないが、「今日は Coq ou vinを作ったとか,こんなことをして来たとか、だいたい写真付きで元気?で始まる短いメッセが入る。 日本とポ...
2023年11月30日 週日の日本語授業は大わらわということもないが、金曜日の夕方と土日はグループ授業が入る。そこで、週末は昼食支度の時間がないゆえ土日は外でのランチである。授業は夕方もあるので、そうそうゆっくりはできないが、生ビール一杯くらいは飲める。先週の土曜日には、ダウンタウンにある贔屓のレストラン「Buraco(「穴」の意味)へ行こうとなった。このレストランは、わたしがポルトに来て以来の...
2023年11月28日 昨日の続きです。石の彫刻家、新妻実(Niijima Minoru)氏について、調べてみました。東京芸術大学彫刻科を卒業した氏は、後ニューヨークで個展を開き国際的に多くの賞を受けています。ニューヨーク・コロンビア大学で教え、1958年にはニューヨーク・ストーン研究所所長になっています。1965年には、大理石を使って制作した「眼の城」という独特の作風を確立し、ニューヨーク、ポルトガルを拠点に...
2023年11月27日 キンタ・ダ・バカリョアとは少し離れたところにあるバカリョアワイン社は、ポルトガル最大のワイン生産社のひとつだと言われます。1922年に創立され、ポルトガル国内の七つのぶどう産地で採れるぶどうで生産される赤、白、ロゼ、マスカットのバカリョアワイン。その50%は主にブラジル、カナダ、フランス、スイス、アメリカに輸出されます。 見学コースは、小宮殿の後、ワインケーブを見学してワイ...