2023 アメリカ/イギリス/ポーランド監督、脚本 ジョナサン・グレイザー物語以前にそのシチュエーションがすべてを語るアウシュビッツ収容所と壁1枚を隔てた隣の敷地で暮らす、ルドルフ・ヘス収容所署長一家を描いたホロコースト・ムービー。まずはこ...
旧作から新作まで、映画、ロック、漫画について、これまで触れてきたものを片っ端からレビューしてます。ネタバレ無しでオススメの一作をご推薦。
2023 アメリカ/イギリス/ポーランド監督、脚本 ジョナサン・グレイザー物語以前にそのシチュエーションがすべてを語るアウシュビッツ収容所と壁1枚を隔てた隣の敷地で暮らす、ルドルフ・ヘス収容所署長一家を描いたホロコースト・ムービー。まずはこ...
2021年初出 モクモクれん角川書店コミックエース 1~2巻(以降続巻)死んだはずの同級生に瓜二つの「何か」と、奇妙な高校生活を送る主人公を描いたキャンパス?ホラー。えー、もう結論から書きますが、この漫画は頭一つ抜けてます。モクモクれんなど...
2018~2020初出 鯨庭リイド社トーチコミックス<収録短編>いとしくておいしいばかな鬼君はそれでも優しかった僕のジル千の夏と夢架空の生物や物の怪など、人外と人との関わりを描いたSFファンタジー調の短編集。どことなく、昔のますむらひろしが...
2020年初出 山本和音エンターブレインハルタコミックス 1~2巻(全7巻)いわゆる「ゾンビもの」であり、プロットに何ら新鮮味はありません。「ゾンビもの」は一時期の大流行を経て、メディアを問わず玉石混淆大量生産されましたから、正直ね、まだや...
2021年初出 細野不二彦小学館ビッグコミックススペシャル細野不二彦が漫画家デビューするまでを、半自叙伝的に描いたエッセイコミック。若い人にはなかなか伝わりにくいものもあるかもしれませんが、80年代前夜当時のね、サブカルになにか新しいものが...
2021年初出 本兌有+杉ライカ/羽生生純エンターブレインビームコミックス 1~3巻(全4巻)東京湾に突如隆起した島を舞台に、人外の力をふるうヤクザと女(主人公)の抗争を描いたSFアクション。うーん、もう結論から書いてしまいますけど、これは...
2023年初出 戸川四餡エンターブレインハルタコミックス 1巻(以降続巻)「黒衣の巫女」と呼ばれるシャーマンと、売れない怪奇作家の折伏道中を描いたオカルト・ホラー。この作品が独特なのは、巫女が韓国人の少女で、怪奇作家が日本人、舞台は1930...
2020初出 芳明慧小学館裏少年サンデーコミックス 1~4巻(全5巻)なんだかよくわからんが常軌を逸したレベルで怪物じみて強い婆さんを主人公に据えたアクション・コメディ。外見も体型もフィジカルも普通そうな細身の婆さんが、なにゆえこうも無敵な...
2022年初出 うめーちエンターブレイン青騎士コミックス 1~2巻(以降続巻)バチカンから出禁をくらっている異端の悪魔祓い、チッチ兄弟を描いたオカルト・アクション。しかし日本でここまで真正面からエクソシストの物語をやる、ってのはなかなか大胆...
2023年初出 志波由紀エンターブレインハルタコミックス 1巻(以降続巻)古い話で恐縮なんですが、この作品を読了して「エコエコアザラクって本当はこういうことがやりたかったんじゃないのか!?」と思った。長年もやもやしてたものがようやくスッキリ...
2022初出 ゆめじエンターブレインハルタコミックス 1~2巻非常に画力は高いと思います。描き込みの緻密さは半端じゃない。フランスの出版社からデビューされてるんで、どういうペースの連載なのかわかんないんですけど、こんなの月一でも大変だぞ、と...
2023年初出 古日向いろは双葉社 WEBアクションコミックス 1巻(以降続巻)架空の国家、日倭津国を舞台とした戦国アクション・ファンタジー。中世日本の戦国時代をお手本とした世界観で、刀や弓といった武器が幅を利かせており、一巻の段階ではテク...
2020年初出 的野アンジ小学館少年サンデーコミックスペシャル 1~3巻(以降続巻)一話完結、百物語形式で進んでいくホラー漫画。普通、百物語というとそれぞれのお話で語り部が違うものですが、本作の場合、主人公である小学生?ユウマの一人語りとい...
1983年初版発行 小堀洋/叶精作スタジオシップ劇画キングシリーズ 全4巻叶精作の作画だから余計にそう思うのかもしれませんが、いかにも小池一夫が書きそうな原作で、小堀洋、弟子とはいえこりゃ影響受けすぎだろ、と思いましたね。ヒットラーのクロー...
2023年初出 艮田竜和/坂野旭/ももちち小学館裏サンデーコミックス 1~2巻(以降続巻)簡単に言ってしまうなら葬送のフリーレンと同根異種。多分この手の剣と魔法の世界(ビデオゲームのRPGが元ネタ)を舞台にした漫画、ってもはやジャンル化して...
2023 フランス監督 ステファン・カスタン脚本 マチュー・ナールト、ドミニク・ボーマール、ステファン・カスタンシチュエーションスリラーかと思いきや、意外な場所に着地するジャンル不問な秀作恨みを買ったわけでも、怒らせたわけでもないのに、単に...
2023 日本監督、脚本 庵野秀明前半が大変なことになってるが、後半でなんとか挽回 終わってみればまごうかたなき庵野ライダーおなじみ庵野秀明のシン・シリーズ第3弾にして、シリーズ最低の興行収入で大コケ、と話題になった一作。とはいえ、この映画...
2024 アメリカ監督 S・J・クラークソン脚本 S・J・クラークソン、クレア・パーカー質が低いわけでは無いが、いろんな局面で至らなさが目立つあー、そりゃヒットせんわ、と至極納得したスパイダーマン・ユニバースの第4作目。突然予知能力に目覚め...
2024 日本監督 白石和彌脚本 加藤正人今時珍しいぐらいきちんと時代劇なのは好感が持てる古典落語が原案の時代劇。とある理由で主家を終われ、貧乏生活を送る浪人、柳田格之進の金銭トラブルと敵討ちを同時に描いた作品。今は亡き立川談志が「古すぎて...
2024 日本監督 原廣利脚本 我人祥太、山田能龍終盤に至ってようやくの盛り上がり。役者に救われた一作。孤狼の血で一気に知名度を高くした柚月裕子の、警察ミステリー小説の映画化作品。親友が殺された遠因が自分にある、と自責の念に責めさいなまれる...
2023 日本監督、脚本 宮崎駿監督の年齢を考えるなら奇跡的大作といっていいのかもしれないうーん、タイトルが良くない、とまず最初に思いましたね。吉野源三郎の著書と同タイトルながらも、映画の内容と著作は全く関係ない、って、なんじゃそれ、と。作...
2024 アメリカ/カナダ/シンガポール/インド監督 デブ・パテル脚本 デブ・パテル、ポール・アングナウェラ、ジョン・コリー舞台設定に目新しさを感じなくもないが、やってることは普通の復讐劇はて?デブ・パテル?なんの映画に出てた人だったかしら...
2023 日本監督、脚本 山崎貴ゴジラにフォーカスするのではなく、戦後焼け跡のドラマを物語の核にしたのは優秀いったいいいつまでゴジラで飯を喰うつもりなんだろう・・・と制作発表当初はいささか呆れた30作目の国産ゴジラ映画。ちなみに本作の半年後...
2023 韓国監督、脚本 ユ・ジェソン最後の最後まで安直な憶測を許さない秀作夢遊病にも似た睡眠中の異常行動を繰り返す夫と、夫の病気は本当に夢中病なのか?と疑う妻を描いたホラー/スリラー。中盤ぐらいまでは、ホラーどころか「病気も二人で克服する...
2023 アメリカ監督 イーライ・ロス脚本 ジェフ・レンデル不覚にも犯人を見破れなかったんで、それなりに楽しめたが、格別やってることに目新しさはなしグラインドハウス(2007、タランティーノ&ロドリゲス)内でおふざけに発表されたフェイク予告...
2024 日本監督、脚本 佐藤嗣麻子場面場面で仕上がり具合に差がありすぎ。さらなる高みへと辿り着けるはずが、自ら放棄。はて?なぜ今陰陽師?どこかで局地的に盛り上がってるのか?と色々調べてみたんですが、わからずじまい。しかもゼロですよ、前日譚...
2024 アメリカ監督、脚本 ブライス・マクガイアプールに着目したのは悪くない、と思ったが、終わってみれば平均的なホラープール付きの一軒家に引っ越してきた一家に襲い来る惨劇を描いたホラー。奇怪な出来事の元凶が自宅の湧水プールにあった、とした...
2022 デンマーク/オランダ監督 クリスチャン・タフドルップ脚本 クリスチャン・タフドルップ、マッズ・タフドルップホラーでもスリラーでもなく、10年に1本の胸糞映画。見たことを本気で後悔したのは久しぶり。原題がGaesterneで、デンマ...
2024 アメリカ監督、脚本 マイケル・サルノスキ 前日譚ということで意気消沈した人、安心していい、これ、シリーズ最高傑作かもしれない なぜか3作目にして前日譚に逆戻りという暴挙?をぶちかました意図不明の最終作。 いや、最終作じゃないのかな
2023 アメリカ監督 アントワーン・フークア脚本 リチャード・ウェンク 異郷の美しい風景と旅情がイコライザーを違って見せる おなじみイコライザーシリーズの三作目、最終章。 なんせ1作目が2014年で、そこそこヒットしたもんだから、なんだか
2023 アメリカ監督 マシュー・グッドヒュー脚本 ブラッドリー・フォウラー あのナマケモノが優秀なスラッシャーだった、というギャップを楽しむしかないが、それほど怖くも笑えもしなくて困る なんでDVDのジャケ写が家政婦は見た!みたいになって
2023 フランス監督 ジュスティーヌ・トリエ脚本 ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ ラスト数分の展開をどう見るかで全く色が変わってくる作品 視覚障害のある子供しか目撃者のいない、山荘での転落事件を描いたサスペンス。 侵入者や第
2024 アメリカ監督 ジョージ・ミラー脚本 ジョージ・ミラー、ニック・ラザウリス フュリオサのキャラクターが思ってた以上に立ってなかった、というのはある マッドマックス 怒りのデスロード(2015)で人気を博した女戦士フュリオサの、幼少期
2023 中国監督 グオ・ファン原作 劉慈欣 圧倒的なスケールとド派手な映像、SFならではの想像性が噛み合った中華SFの傑作 アジア人で初めてヒューゴー賞を受賞した「三体」を執筆した中国人作家、劉慈欣の短編「さまよえる地球」を映像化したSF
2023 チリ監督、脚本 エルネスト・ディアス=エスピノーサ これがチリ映画の現状、と思いたくはないが・・・ ジョン・ウィック コンセクエンス(2023)にも出演したチリのアクション俳優、マルコ・サロールが主演したアクション映画。 はて、こ
2024 アメリカ監督 イーサン・コーエン脚本 イーサン・コーエン、トリシア・クック お得意の巻き込まれ型コメディだが、兄貴(ジョェル)不在の影響はいかに? 偶然のめぐり合わせで、ギャングが取引きに必要なスーツケースを、車ごと手に入れてしま
2023 イギリス/スペイン監督 ガイ・リッチー脚本 ガイ・リッチー、アイバン・アトキンソン、マーン・デイビス 実話とは思えぬ出来事を、実話以上に実話らしく描いた傑作 タリバンの武器弾薬庫を摘発する米軍部隊の曹長と、現地人通訳の奇妙な絆を描
2023 スペイン監督 ビクトル・エリセ脚本 ビクトル・エリセ、ミシェル・ガスタンビデ 巨匠の名に恥じぬ31年ぶりの大作に胸アツ 映画の撮影途中で突如失踪し、行方不明となった俳優を、その後22年経過してから探すことになる、老いた映画監督を描
2022 フランス監督、脚本 ギョーム・ニクルー 面白そうなシチュエーション、と思ったが、それだけで最後まで乗り切ろうとするとは思わなかった。 突如立ち籠めた「闇」に飲まれ、外界から完全に孤立してしまった集合住宅のサバイバルを描くSFスリラ
2023 アメリカ監督、脚本 アリ・アスター ボーがおそれてようが、はしゃいでいようが、知らんがな 離れて暮らす母に会いに行くだけのことが、偶発的なあらゆる出来事に妨害され、さっぱり叶わない中年男の悲喜こもごもを描いたシュールなコメディ。
2023 アメリカ監督、脚本 カート・ウィマー チルドレン・オブ・ザ・コーンの何回目かわからんぐらいの再映像化、と知ってから観たほうが良い さて、リベリオン(2002)のかっこよさに心酔し、ガン=カタこそがジョン・ウィックのガン・フーの源流
2023 フランス監督、脚本 リュック・ベッソン アメコミを期待すると足を踏み外すが、踏み外した先に予想外のドラマが待ち受けている 数十頭の犬に囲まれて暮らすドラァグクイーンの凄絶な生きざまを描いたアクション/人間ドラマ。 冒頭からいきなり
2023日本監督、脚本 阪元裕吾 前作の面白さはそのまま、サブキャラも血が通いだした第二弾 前作で成立させた女子二人組のゆるい日常と殺しのお仕事というギャップが全てなワンアイディアを踏襲、物語に欠けていたピースを少しづつ埋め始めた第二弾。
2021 日本監督、脚本 阪元裕吾 アクションがキッレキレなのにダメ人間な女子のギャップにやられる 女子高生二人組の殺し屋を描いたアクション・コメディ。 女子高生二人組って・・・・と、観る前から完全に脱力していた私。 いやいや漫画やん、って
2024 アメリカ監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ脚本 ドゥニ・ヴィルヌーブ、ジョン・スパイツ 次への期待感を煽る役割は充分に果たした 2021年に公開されたDUNE砂の惑星の続編。 Part2公開まで、えらく時間がかかったな、と思いきや、ハリウ
2023 香港/中国監督 ドニー・イェン原作 金庸 人間を超えた動きがまるでドラゴンボール 武侠小説、天龍八部を底本としたアクション時代劇。 11世紀末宋代の中国大陸が舞台らしいんですが、中国の歴史にまるで詳しくないんで宋と言われたところで
2023 日本監督 戸田彬弘脚本 戸田彬弘、上村奈帆 サスペンスでしょ?と気楽に見てたら、想像以上に超重量級で見終わってへこんだ 戸田監督が主催する劇団の旗揚げ公演でお披露目となった「川辺市子のために」を、自らの手で映像化した作品。 簡単に
2023 イタリア監督、脚本 アレッサンドロ・アントナチ、ダニエル・ラスカー、ステファノ・マンダラ(T3) 某作品と、色んなところが被りすぎ 音をたてると現れる、得体のしれない何かとの対決を描いたホラー。 対決するのはニューヨークで歌手を目
2022 イギリス監督、脚本 トーマス・ハーディマン おばちゃんとゲイがずっと噂話してる映画 ヘアコンテンスト当日に、楽屋で頭皮を剥かれた状態で死んでいたカリスマ美容師の遺体発見後の顛末を描いたミステリ。 事件がおこったすぐその後から物語が
2023 日本監督 武内英樹脚本 徳永友一 ここまで地元ネタに徹していじられると、さすがの関西人も爆笑 しかしまあ、よくぞ続編撮ろうと思ったな、と。 こういうのは一発のみの派手な打ち上げ花火だからいいんであって、いくら大ウケしたからって調子
2022 アイルランド/イギリス/フィリピン/アメリカ監督 ロルカン・フィネガン脚本 ギャレット・シャンリー こんな風に恨まれてしまうなら、命がいくつあっても足りない、と思った 謎の体調不良に苦しめられる主人公クリスティーンのもとに、ある日
2022 フランス/リトアニア/ベルギー監督 クリスティーナ・ブオジーテ、ブルーノ・サンペル脚本 クリスティーナ・ブオジーテ、ブルーノ・サンペル、ブライアン・クラーク ナウシカとの相似性云々はともかく、持たざる少女の生き抜く姿が感動的 生態
2023 アメリカ監督 ジェームズ・ワン脚本 デビッド・レスリー・ジョンソン=マクゴールドリック スーパーヒーロー映画の続編としては完璧。海洋冒険譚としても見どころ満載 2018年に発表されたアクアマンの続編。 位置づけとしてはDCエクステ
2023 イギリス/アメリカ監督 ガイ・リッチー脚本 ガイ・リッチー、アイバン・アトキンソン、マーン・デイビス いかにも監督らしいスパイ活劇で満腹 100億円で闇取引される正体不明のブツを回収するために送り込まれた、MI6直下の秘密工作員の
2023 フィンランド監督、脚本 ヤルマリ・ヘランダー 修辞としての不死身ではなく、ほんとに不死身だった老兵に唖然 第二次世界大戦末期のフィンランドを舞台に、不死身の老兵とナチス軍の攻防を描くアクション映画。 まあ、やりたいことはわかるんで
アメリカ 2022監督 ジャン=フランソワ・リシェ脚本 チャールズ・カミング、J・P・デイビス ジェラルド、今回は機長で無双 ずさんな飛行計画が原因で、ゲリラの支配する島に不時着することを余儀なくされた旅客機乗客の決死の脱出行を描いたサバイ
日本 2023監督 是枝裕和脚本 坂元裕二 誰にも予測できなかった顛末が心を揺さぶる 子ども同士のケンカを端緒とする学校ぐるみの騒動を、登場人物それぞれの視点で描いた人間ドラマ。 同じ事件とはいえ、『当事者』『実際その場に居た人』『伝聞で事
オーストラリア 2022監督、脚本 ダニー&マイケル・フィリッポウ 観たあと、絶対に言ってみたくなる、TALK TO ME・・ 確実に霊を呼ぶ(見る)事のできる小道具を手に入れた高校生たちの、悪夢的状況な末路を描いたホラー。 それほど手が込
韓国 2022監督 チョン・ヨンギ脚本 高橋洋、イ・ヨソン 想像してたのよりもずっと普通でどうしたものかと タイトルは面白い、と思うんです。 説明文みたいなの(特に副題ね)やネタバレも多い昨今、なんのひねりもてらいもなしに「お化け」と言い切
2022 スペイン監督、脚本 カルロタ・ペレダ 絵のインパクトはすごいんだけど、描きたかったことは、実は別にあり 偶然シリアルキラーの女子高生拉致現場に居合わせてしまった巨漢ないじめられっ子の選択を描いたサスペンス。 ルッキズムだ、なんだと
カナダ/ギリシャ 2022監督、脚本 デヴィッド・クローネンバーグ 孤高のカルト映像作家が華々しく帰還 遠い未来だか別の世界線なんだかわからんが、人工的な環境にさらされ、それに適応した結果、痛覚を失った人類の新たな娯楽とその行く末を描いたS
2023 日本監督、原案 瀬下寛之脚本 猪原健太、瀬古浩司、山田哲弥、瀬下寛之 ガメラ大暴れでギロンがかっこよかったが、それ以外がどうかというとさてどうなんでしょうね。 NETFLIXオリジナルアニメ全6話、いわずとしれたガメラの久々な新作
アメリカ 2023監督 トム・ハーパー脚本 グレッグ・ルッカ、アリソン・シュローダー ガル・ガドットが王女ダイアナからスパイになった途端、なんだか普通のお姉さんに ガル・ガドットが二重スパイを演じるアクション映画、NETFLIXオリジナル。
2021 日本監督 白石和彌脚本 池上純哉 松坂桃李と鈴木亮平が凄すぎる 前作から3年後の呉市を舞台とした続編。 設定は前作を引き継いでいるが、原作に続編のストーリーは存在せず、今回は映画オリジナル脚本だとか。 いやー、もう相変わらず品がな
2023 日本監督 三池崇史原作 倉井眉介 亀梨君が鍵 連続殺人事件のターゲットにされた弁護士を描くサスペンス。 独特だったのは、一見、暴力には馴染みがないと思われる弁護士の正体が、殺人に禁忌を持たぬ真正のサイコパス野郎だった、という設定。
2022 メキシコ監督 アイザック・エスバン脚本 アイザック・エスバン、ジュニア・ロザリオ、エドガー・サン・ファン 魔女が題材のホラーですよ、という普通 前々作、ダークレイン(2015)があまりに珍妙なアイディアをぶち込んだ映画すぎて「たぶ
2023 アメリカ監督 チャド・スタエルスキ脚本 シェイ・ハッテン、マイケル・フィンチ キアヌ・リーブスを喰わんが勢いでドニー・イェン大活躍の第4弾 もはや巧みに物語を紡いでいこうとする工夫も放棄した気さえする大ヒットシリーズ4作目。 ネタ
アメリカ 2023監督 デビッド・ゴードン・グリーン脚本 デビッド・ゴードン・グリーン、ピーター・サットラー 「やっぱりいろんなことに配慮しなくちゃね、時代が違うしさあ」・・で、コレ 『およそ50年ぶりとなるエクソシストの正当なる続編』との
2011 アメリカ監督、脚本 テレンス・マリック 厳格で父権主義まるだしな父親と、3人の息子のしんどい関係を描いた家族ドラマ。 見事に評価が真っ二つに別れてる作品だと思うんですが、ぶっちゃけ私は初見でこりゃ天才!と思ったクチ。 なんか体力が
スウェーデン/アメリカ/フランス 1986監督、脚本 アンドレイ・タルコフスキー ソビエト連邦(旧ロシア)の巨匠、タルコフスキーの遺作。 ある日突然、核戦争が勃発したとの知らせを受けた大学教授の男と、その家族の一日を描いた作品。 えーあらか
アメリカ 2001監督、脚本 デヴィッド・リンチ ツイン・ピークス(1990~)を世界中で大ヒットさせたデヴィッド・リンチが、再びその手のミステリに挑んだ、と当時大きく話題になった一作。 難解、と評判な作品ですが、もう本当にその通りで。 と
アメリカ 2000監督 グレゴリー・ホブリット脚本 トビー・エメリッヒ オーロラの輝くある夜、古びた無線機を通じて死んだはずの父親と時空を超えて交信するという、信じられない経験をした主人公の、激動の運命の変転を描くファンタジックな家族ドラマ
1970 アメリカ/メキシコ監督、脚本 アレハンドロ・ホドロフスキー カルト的人気を誇った変な西部劇。 いわゆる有名どころや、西部劇ファンがイメージするどのウエスタンとも違っていることは確かです。 数十年前、初めてみたときは正直意味がわかり
1998 アメリカ監督 ヴィンセント・ギャロ脚本 ヴィンセント・ギャロ、アリソン・バグノール 無実の罪で収監された男の、出所後の迷走ぶりを描いた青春?恋愛?映画。 前科者の更生がテーマなのかな?とあらすじだけを読んでたら勘違いしそうですが、
アメリカ 1995監督 ブライアン・シンガー脚本 クリストファー・マッカリー 五人の前科者の犯罪計画の顛末を、驚きのオチで結んでみせたクライムサスペンス。 ああ、そういえばブライアン・シンガーの出世作として有名なこの一作、見てなかったわ、な
日本 2006監督 今敏脚本 水上清資、今敏 DCミニと呼ばれる夢を共有する機器を巡る騒動を描いたSFアニメ。 公開当時に一度見て、今回再視聴なんですけど、2024年を迎えたおよそ20年後の現在ですら、未だにこの作品の評価が高いことに驚きで
1967 日本監督 小林正樹脚本 橋本忍 主君の命により、藩主お手付きの女を息子の妻にあてがわれた侍の、命がけの抵抗を描いた時代劇。 切腹(1962)があまりに面白かったんで、続けて掘り起こしてきた小林監督の時代劇ですが、これがまためっぽう
1968 日本監督 熊井啓原作 木本正次 当時、世紀の難事業と言われた、長野県黒四ダムの建設工事に従事する人々を描いた群像劇。 石原裕次郎の意向で長年メディア化されず、見たくても見れない伝説の邦画タイトル、と記憶してるんですが、先日、たまた
日本 1962監督 小林正樹脚本 橋本忍 食い詰めた貧乏侍の死を巡って、主家家老の欺瞞を追求する一人の浪人の姿を描く時代劇。 なんといっても独特なのは物語のプロットでしょうね。 まず前提として、見ず知らずの武家屋敷の庭で切腹させてくれ、と申
2023 アメリカ監督 ロバート・ロドリゲス脚本 ロバート・ロドリゲス、マックス・ボレンスタイン ふと目を離した隙に子供を誘拐されてしまった刑事の、心の闇とそれでもなんとか立ち直ろうとする苦悶の日々を描いたドラマ・・・かと思いきや、驚きのど
2022 アメリカ監督 ダーレン・アロノフスキー脚本 サム・D・ハンター 過食がたたって、恐ろしく太ってしまったがゆえに、自室から出られなくなってしまった男の、別れた妻や娘との関わりを描く人間ドラマ。 特殊メイクだとはわかっていても、主演で
2021 アメリカ製作、監督、原案 フィル・ティペット 荒廃した未来の地下世界を描くストップモーションアニメ。 企画自体は90年代に始動していたらしいんですが、CG隆盛のあおりを受け頓挫、近年になって協力者が現れ30年越しにようやく完成にこ
2021 イラン/フランス監督、脚本 アスガー・ファルハディ 拾った金貨を着服せずに持ち主へ返したことがネットで評判になり、一夜にして「正直者の善人」として有名人になった主人公の、思わぬ運命の変転を描いた人間ドラマ。 主人公ラヒム、実は刑務
2023 アメリカ監督 アンドレ・ウーヴレダル原作 ブラム・ストーカー ブラム・ストーカーの小説「デメテル号船長の航海日誌」の初映画化らしいんですが、そのトピックにくすぐられる人って、ものすごく少ない気がするんですがどうなんでしょう? 熱心
アメリカ 2022監督 ジェシー・V・ジョンソン脚本 ジェシー・V・ジョンソン、エリック・マルティネス つい先日、オルガ・キュリレンコ主演のアクション映画、ハイ・ヒート その女諜報員(2022)を見たばかりだというのに、立て続けにまたオルガ
日本 2023監督、脚本 萩上直子 東日本大震災直後の関東を物語の起点とした、平凡な主婦の暮らしぶりを描くホームドラマ。 すごく簡単に言ってしまうなら、ああ、自分はもっと自由になっていいんだ・・と主人公依子が気づくまでのプロセスをじっくり描
2022 アメリカ監督 タイ・ウエスト脚本 タイ・ウエスト、ミア・ゴス 三部作になることがアナウンスされているXシリーズの第二弾。 時間軸からすると今作が一番最初の物語、ということになるか。 前作X(2022)はそれほど評価してなかった私で
フィンランド/エストニア/ドイツ/ロシア 2021監督 ユホ・クオスマネン原作 ロサ・リクソム 世界最北端の駅に向かう寝台列車のコンパートメントで、偶然乗り合わせた男女の噛み合わない道行きを描いたロードムービー。 私はあんまりこの手の映画を
2023 日本監督 行定勲原作 長浦京 大正末期の日本を舞台に「最も排除すべき日本人」と呼ばれた敏腕女諜報員、小曾根百合の暗闘を描いた歴史活劇。 消えた陸軍資金を取り戻すためのキーとなる少年を、なかんずく守る羽目になる主人公の孤独な戦いに焦
アメリカ 2022監督 ザック・ゴールデン脚本 ジェームズ・ピーダーセン オルガ・キュリレンコ大好きなんで、見た一作。 ほう、主役でアクション映画やるのか、あんまり最強の女ヒットマンとか女スパイとか似合いそうな感じではないけど(ボンドガール
2021 イタリア/ベルギー監督 ガブリエーレ・マイネッティ脚本 二コラ・グアッリャノーネ、ガブリエーレ・マイネッティ 人とは違う能力を隠す(活かす?)ために、サーカス団に属して芸を売る4人組へ迫る戦禍の足音を描いたアクションファンタジー。
2023 アメリカ監督 アンヘル・マヌエル・ソト脚本 ギャレス・ダネット=アルコセル シリーズ終幕が告知済みのDCエクステンデッド・ユニバースの第17作目。 このあとアクアマン/失われた王国(2024年1月現在公開中)でDCEUは一区切りな
2021 ノルウェー/デンマーク/スウェーデン/フィンランド監督、脚本 エスキル・フォクト 人あらざる力に目覚めた子どもたちが、その力を持て余して?暴走してしまうお話。 いわゆる非接触テレパスだったり念動力だったりが、団地の子供たち数人に突
2022 韓国監督、脚本 パク・イウン 邦題につられて、ついこの作品に手を出した映画ファンが相当数いたであろうことは想像に難くない。 いや、まあ私のことなんですけどね。 だってブルドーザー少女だよ? ブルドーザー✕少女だから。 完全に対極に
2023 アメリカ監督、脚本 ウェス・アンダーソン アメリカ南西部の町で1955年に開催された科学賞受賞イベントの様子を描いた妙なコメディ。 まあ、アンダーソンらしいというか、これ以上ないぐらいアンダーソンというか。 作品の煽り文句を考えた
2023 アメリカ監督 エリザベス・バンクス脚本 ジミー・ウォーデン 偶然コカインを口にしてしまった事で完全にキマってしまった熊に、運悪くも襲われてしまう人たちを描いたパニックスリラー。 またバカなアイディア考えついたやつがいるよなあ、ほん
オーストリア/ルクセンブルグ 2021監督 ステファン・ルツォビツキー脚本 ロバート・ブッフシュベンター、ハンノ・ピンター、ステファン・ルツォビツキー 第一次世界大戦後の、混乱冷めやらぬオーストリアにて暗躍する連続殺人鬼を追う、元刑事の退役
2022 スイス監督 ヨハネス・ハートマン脚本 サンドロ・クロプシュタイン、ヨハネス・ハートマン、グレゴリー・ビトマー、トレント・ハーガ かの有名な児童文学の名作「アルプスの少女ハイジ」を、わざわざエログロバイオレンスに仕立て直したバカ映画
2019年初出 四方山貴史小学館裏少年サンデーコミックス 1~5巻(以降続刊) まあ、よくある異能バトルアクション漫画かな、と最初は思ってたんです。 ジョジョってことはないだろうけど、高橋慶太郎とか広江礼威に準拠する、みたいな感じの。 なん
2020年初出 山田鐘人/アベツカサ小学館サンデーコミックス 1~7巻(以降続刊) いわゆるRPGのドラゴンクエストにおける、魔王討伐後の日々をぼんやりと仮想したかのような作品。 前提としてドラゴンクエストをプレイしたことがないと、この漫画
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2023 アメリカ/イギリス/ポーランド監督、脚本 ジョナサン・グレイザー物語以前にそのシチュエーションがすべてを語るアウシュビッツ収容所と壁1枚を隔てた隣の敷地で暮らす、ルドルフ・ヘス収容所署長一家を描いたホロコースト・ムービー。まずはこ...
2021年初出 モクモクれん角川書店コミックエース 1~2巻(以降続巻)死んだはずの同級生に瓜二つの「何か」と、奇妙な高校生活を送る主人公を描いたキャンパス?ホラー。えー、もう結論から書きますが、この漫画は頭一つ抜けてます。モクモクれんなど...
2018~2020初出 鯨庭リイド社トーチコミックス<収録短編>いとしくておいしいばかな鬼君はそれでも優しかった僕のジル千の夏と夢架空の生物や物の怪など、人外と人との関わりを描いたSFファンタジー調の短編集。どことなく、昔のますむらひろしが...
2020年初出 山本和音エンターブレインハルタコミックス 1~2巻(全7巻)いわゆる「ゾンビもの」であり、プロットに何ら新鮮味はありません。「ゾンビもの」は一時期の大流行を経て、メディアを問わず玉石混淆大量生産されましたから、正直ね、まだや...
2021年初出 細野不二彦小学館ビッグコミックススペシャル細野不二彦が漫画家デビューするまでを、半自叙伝的に描いたエッセイコミック。若い人にはなかなか伝わりにくいものもあるかもしれませんが、80年代前夜当時のね、サブカルになにか新しいものが...
2021年初出 本兌有+杉ライカ/羽生生純エンターブレインビームコミックス 1~3巻(全4巻)東京湾に突如隆起した島を舞台に、人外の力をふるうヤクザと女(主人公)の抗争を描いたSFアクション。うーん、もう結論から書いてしまいますけど、これは...
2023年初出 戸川四餡エンターブレインハルタコミックス 1巻(以降続巻)「黒衣の巫女」と呼ばれるシャーマンと、売れない怪奇作家の折伏道中を描いたオカルト・ホラー。この作品が独特なのは、巫女が韓国人の少女で、怪奇作家が日本人、舞台は1930...
2020初出 芳明慧小学館裏少年サンデーコミックス 1~4巻(全5巻)なんだかよくわからんが常軌を逸したレベルで怪物じみて強い婆さんを主人公に据えたアクション・コメディ。外見も体型もフィジカルも普通そうな細身の婆さんが、なにゆえこうも無敵な...
2022年初出 うめーちエンターブレイン青騎士コミックス 1~2巻(以降続巻)バチカンから出禁をくらっている異端の悪魔祓い、チッチ兄弟を描いたオカルト・アクション。しかし日本でここまで真正面からエクソシストの物語をやる、ってのはなかなか大胆...
2023年初出 志波由紀エンターブレインハルタコミックス 1巻(以降続巻)古い話で恐縮なんですが、この作品を読了して「エコエコアザラクって本当はこういうことがやりたかったんじゃないのか!?」と思った。長年もやもやしてたものがようやくスッキリ...
2022初出 ゆめじエンターブレインハルタコミックス 1~2巻非常に画力は高いと思います。描き込みの緻密さは半端じゃない。フランスの出版社からデビューされてるんで、どういうペースの連載なのかわかんないんですけど、こんなの月一でも大変だぞ、と...
2023年初出 古日向いろは双葉社 WEBアクションコミックス 1巻(以降続巻)架空の国家、日倭津国を舞台とした戦国アクション・ファンタジー。中世日本の戦国時代をお手本とした世界観で、刀や弓といった武器が幅を利かせており、一巻の段階ではテク...
2020年初出 的野アンジ小学館少年サンデーコミックスペシャル 1~3巻(以降続巻)一話完結、百物語形式で進んでいくホラー漫画。普通、百物語というとそれぞれのお話で語り部が違うものですが、本作の場合、主人公である小学生?ユウマの一人語りとい...
1983年初版発行 小堀洋/叶精作スタジオシップ劇画キングシリーズ 全4巻叶精作の作画だから余計にそう思うのかもしれませんが、いかにも小池一夫が書きそうな原作で、小堀洋、弟子とはいえこりゃ影響受けすぎだろ、と思いましたね。ヒットラーのクロー...
2023年初出 艮田竜和/坂野旭/ももちち小学館裏サンデーコミックス 1~2巻(以降続巻)簡単に言ってしまうなら葬送のフリーレンと同根異種。多分この手の剣と魔法の世界(ビデオゲームのRPGが元ネタ)を舞台にした漫画、ってもはやジャンル化して...
2023 フランス監督 ステファン・カスタン脚本 マチュー・ナールト、ドミニク・ボーマール、ステファン・カスタンシチュエーションスリラーかと思いきや、意外な場所に着地するジャンル不問な秀作恨みを買ったわけでも、怒らせたわけでもないのに、単に...
2023 日本監督、脚本 庵野秀明前半が大変なことになってるが、後半でなんとか挽回 終わってみればまごうかたなき庵野ライダーおなじみ庵野秀明のシン・シリーズ第3弾にして、シリーズ最低の興行収入で大コケ、と話題になった一作。とはいえ、この映画...
2024 アメリカ監督 S・J・クラークソン脚本 S・J・クラークソン、クレア・パーカー質が低いわけでは無いが、いろんな局面で至らなさが目立つあー、そりゃヒットせんわ、と至極納得したスパイダーマン・ユニバースの第4作目。突然予知能力に目覚め...
2024 日本監督 白石和彌脚本 加藤正人今時珍しいぐらいきちんと時代劇なのは好感が持てる古典落語が原案の時代劇。とある理由で主家を終われ、貧乏生活を送る浪人、柳田格之進の金銭トラブルと敵討ちを同時に描いた作品。今は亡き立川談志が「古すぎて...
2024 日本監督 原廣利脚本 我人祥太、山田能龍終盤に至ってようやくの盛り上がり。役者に救われた一作。孤狼の血で一気に知名度を高くした柚月裕子の、警察ミステリー小説の映画化作品。親友が殺された遠因が自分にある、と自責の念に責めさいなまれる...
2023 アメリカ監督 エリザベス・バンクス脚本 ジミー・ウォーデン 偶然コカインを口にしてしまった事で完全にキマってしまった熊に、運悪くも襲われてしまう人たちを描いたパニックスリラー。 またバカなアイディア考えついたやつがいるよなあ、ほん
オーストリア/ルクセンブルグ 2021監督 ステファン・ルツォビツキー脚本 ロバート・ブッフシュベンター、ハンノ・ピンター、ステファン・ルツォビツキー 第一次世界大戦後の、混乱冷めやらぬオーストリアにて暗躍する連続殺人鬼を追う、元刑事の退役
2022 スイス監督 ヨハネス・ハートマン脚本 サンドロ・クロプシュタイン、ヨハネス・ハートマン、グレゴリー・ビトマー、トレント・ハーガ かの有名な児童文学の名作「アルプスの少女ハイジ」を、わざわざエログロバイオレンスに仕立て直したバカ映画
2019年初出 四方山貴史小学館裏少年サンデーコミックス 1~5巻(以降続刊) まあ、よくある異能バトルアクション漫画かな、と最初は思ってたんです。 ジョジョってことはないだろうけど、高橋慶太郎とか広江礼威に準拠する、みたいな感じの。 なん
2020年初出 山田鐘人/アベツカサ小学館サンデーコミックス 1~7巻(以降続刊) いわゆるRPGのドラゴンクエストにおける、魔王討伐後の日々をぼんやりと仮想したかのような作品。 前提としてドラゴンクエストをプレイしたことがないと、この漫画
2020年初出 松浦だるま小学館ビッグコミックスペリオール 1巻~6巻(以降続刊) 金属に触れることの出来ぬ下級武士、鋼之助の思わぬ運命の変転を描いた時代劇。 えー、一応便宜的に時代劇と書きましたが、どっちかというとサイキックなSF冒険譚と
2022年初出 岩宗治生エンターブレインハルタコミックス 1~2巻 いわゆるディストピアな近未来世界で、たったひとり生き残った女の子が廃墟を住処に人外の相棒と黄昏な毎日を送る、というプロットはなんだか多くの人を惹きつけるみたいで。 ちょっと
2022年初出 濱田浩輔小学館ビッグコミックスピリッツ 1~2巻 剣と魔法の世界を舞台とした中世ヨーロッパ風バトルファンタジー。 何が一番近いか、ってえとやっぱりこりゃベルセルク(1989~)だな、と。 数多のRPGに薫陶を受けた内容、と言
2023 アメリカ監督 グレタ・ガーウィグ脚本 グレタ・ガーウィグ、ノア・バームバック ひとつ言えるのはいい歳をしたオッサンが一人で見るような映画ではない、ということ。 いや、わかってたんだよ、わかってたしスルーする予定だったんだけどさ、こ
2022 韓国監督、脚本 パク・フンジョン 三部作になることがアナウンスされている魔女シリーズ4年ぶりの第二弾。 前作は、終盤ギリギリの大どんでん返しで、プロットの陳腐さを一瞬でなぎ払った秀作でしたが、さすがに同じ手はニ度使えないわけで。
アメリカ 2023監督 クリス・マッケイ脚本 ライアン・リドリー 古の吸血鬼、ドラキュラ伯爵とその下僕であるレンフィールドの主従関係を描いたオカルトコメディ。 ん?ドラキュラ伯爵にレンフィールドなどという手下がいたっけ?と一瞬首を傾げたんで
2022 日本監督 樋口真嗣脚本 庵野秀明 庵野、樋口コンビニよるシン・シリーズ第二弾。 シン・ゴジラ(2016)を高く評価した身としては、否が応にも期待せずにはいられなかった本作なんですが、あえて結論から先に言ってしまうと、シン・ゴジラほ
2022 アメリカ監督 ウィリアム・ブレント・ベル脚本 デヴィッド・コッゲシャル 衝撃のオチが話題となったエスター(2009)の前日譚。 ほんとにアメリカ人は前日譚好きだよなあ、と思うんですけど、日本人がそれほど前日譚に興味持ってないのは今
2018 インド監督、脚本 プラシャーント・ニール 貧しさゆえに母を失った男の、闇社会での成り上がりを描くアクション映画。 RRR(2022)が予想外に当たったんで、慌てて買い付けてきたのが見え見えな同類同傾向の作品ですが、難点はCHAPT
2022 日本監督、脚本 原田眞人原作 深町秋生 殺人も厭わぬ潜入捜査官の、ヤクザ組織内での活躍を描いたクライムアクション。 で、この殺人も厭わぬ、ってのが最初に私が引っかかった部分でして。 主人公の兼高昭吾は元機動隊の警察官で。 親しくし
2022 イギリス/アメリカ/ハンガリー監督 ニール・マーシャル脚本 ニール・マーシャル、シャーロット・カーク ゲリラに航空機を撃墜され、不時着した場所には謎の人型な怪物がひしめいていてひどい目にあった、ってなサバイバルアクション。 人型の
アメリカ 2022監督、脚本 デイミアン・レオーネ 殺人ピエロの惨殺劇を描いたスプラッター・ホラー。 私は前作見てないんですけど、この内容なら見てなくても全く問題ない気がしますね。 前作からどうお話がつながってるのか、よくわかんないんですけ
アメリカ/カナダ/アイルランド 2021監督、脚本 デヴィッド・ロウリー かの有名なアーサー王の甥、サー・ガヴェインを主役に据えた14世紀の叙事詩を翻案して映画化。 で、ですね、私、知ったふうなこと書いてますけど、サー・ガヴェインはおろか、
アメリカ 2021監督 フィリップ・ノイス脚本 クリストファー・スパーリング 息子の通う学校で銃を持った男の立てこもり事件が発生、遠く離れた場所にいる母はスマホ一台で息子を救えるのか?ってなシチュエーション・スリラー。 よくある設定ではある
2023 シンガポール監督、脚本 J・D・チュア 地下鉄を制御するシステムの誤作動のせいで、廃路線に迷い込んでしまった列車が怪物と遭遇して乗客皆殺し、ってなパニックホラー。 シンガポールの映画って、これまで見た記憶がないんですが、この作品に