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本を読了したら記録します。読了できなくっても記録します。

一言:本が好きになったのは、ウン十年前の高校2年。友人から大量にまとめてもらった「星新一」でしたw 以来僕の生活は、本とともにあります(毎年、年間100冊を目指すのですがなかなかいきません)。後はセレッソ大阪とともにあります。

リュウジ
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2015/07/29

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  • 「卵の緒」瀬尾まいこ(新潮文庫)

    卵の緒 (新潮文庫) - まいこ, 瀬尾 人と人をつなぐのは、 相対評価 ★★★★★ 瀬尾氏の別の小説を買うついでになんともなしに手に入れた本だったのに、 ここまで刺さる物語だったとは! (以下ネタバレ)

  • 「我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち」 川端裕人著/海部陽介監修(ブルーバックス)

    我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち (ブルーバックス) - 川端裕人, 海部陽介 100万年前と今の世界の近似性。 相対評価 ★★★☆☆ キャッチーで思わせぶりな疑問形のタイトル。 そして著したのはこれまでサッカー小説と科学系ルポで楽しませてくれた 川端氏…ということで、手に取った新書。 ワクワクした。面白かった。世界が広がった。 (以下ネタバレ)

  • 「空中ブランコ」奥田英朗(文春文庫)

    空中ブランコ ドクター伊良部 - 奥田 英朗 葛藤からの解放。 相対評価 ★★★★☆ 元旦に読み終わったのは、 精神科医伊良部シリーズ第2作。 この面白さは、めでたい。 (以下ネタバレ)

  • 「三河雑兵心得(15) 関ケ原仁義(上)」井原忠政(双葉文庫)

    三河雑兵心得(15)-関ケ原仁義(上) (双葉文庫 い 56-16) - 井原忠政 家康、お料理の仕込み中。 相対評価 ★★☆☆☆ シリーズも15巻目。 いよいよ天下分け目の関ケ原に突入。 (以下ネタバレ)

  • 「三河雑兵心得(15) 関ケ原仁義(上)」井原忠政(双葉文庫)

    三河雑兵心得(15)-関ケ原仁義(上) (双葉文庫 い 56-16) - 井原忠政 家康、お料理の仕込み中。 相対評価 ★★☆☆☆ シリーズも15巻目。 いよいよ天下分け目の関ケ原に突入。 (以下ネタバレ)

  • 「滅びの前のシャングリラ」凪良ゆう(中公文庫)

    滅びの前のシャングリラ (中公文庫) - 凪良ゆう 人はいずれ死ぬのにね。 相対評価 ★★★★★ 凪良ゆう初読。 ずっとラブストーリーを書く人と思ってたら、 この小説は隕石が地球に激突するSF…と思っていたら、 しっかりラブストーリー…というか、愛と家族と人生の物語だった。 (以下ネタバレ)

  • 「外科医、島へ 泣くな研修医6」中山祐次郎(幻冬舎文庫)

    外科医、島へ 泣くな研修医6 (幻冬舎文庫 な 46-6) - 中山 祐次郎 医者という生き方。 相対評価 ★★★☆☆ なんだかんだでシリーズ6。やっぱり医者の物語は面白いわ。 2024年にハマったドラマも 「アンメット」「トラベルナース」「放課後カルテ」と医者関係だもんな。 (以下ネタバレ)

  • 「十角館の殺人 新装改訂版」綾辻行人(講談社文庫)

    十角館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫) - 綾辻行人 “推理”小説は苦手。 相対評価 ★★☆☆☆ 本系YouTuberやまとめサイトを見ていると、 必ずと言っていいほど「十角館の殺人は衝撃的な面白さ」と出てくるので読んでみた。 (以下ネタバレ)

  • 「麒麟児」冲方丁(角川文庫)

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  • 「天国はまだ遠く」瀬尾まいこ(新潮文庫)

    天国はまだ遠く(新潮文庫) - 瀬尾 まいこ その先にある未来。 相対評価 ★★★☆☆ 200ページにも満たない小説。 だけど、生きるうえでいちばん大切な 最低限のことが書いてある。 (以下ネタバレ)

  • 「こんなことも知らなかった 信州の縄文時代が実はすごかったという本」藤森英二(信濃毎日新聞社)

    信州の縄文時代が実はすごかったという本 - 藤森英二 遠い昔々の物語。 相対評価 ★★★☆☆ ネットでたまたま縄文関係の本を見かけたのをきっかけに、 選びに選んでまず2冊買ってみたうちの1冊。 後で買った本を先に読むのはいつものことだ。 (以下ネタバレ)

  • 「すべての罪は血を流す」S・A・コスビー(ハーバーBOOKS)

    すべての罪は血を流す (ハーパーBOOKS) - S・A コスビー, 加賀山 卓朗 アメリカというカオス。 相対評価 ★★★★★ 「チャロン郡は流血と闇の中で生まれた。」 痺れるようなその書き出しで始まるコスビー最新作を読破。 テーマ、設定、筋書き、詩的な表現。そのすべてが素晴らしい。 (以下ネタバレ)

  • 「今日も町の隅で」小野寺史宜(角川文庫)

    今日も町の隅で (角川文庫) - 小野寺 史宜 迷ったら…。 相対評価 ★★★☆☆ どうもいかん。最近、読みたいと思ったらどんどん本を買ってしまう。 同じようにこの小説を買ったのは、半年前か?一年前か?

  • 「新 本所おけら長屋 二」畠山健二(祥伝社文庫)

    新 本所おけら長屋(二) (祥伝社文庫) - 畠山健二 話のオチとキレの良さ。 相対評価 ★★★★☆ ちょっと重たい小説を読んだので、 次は軽めの小説を…ということで、人気の時代小説をセレクト。 (以下ネタバレ)

  • 「ネメシスの使者」中山七里(文春文庫)

    ネメシスの使者 (文春文庫) - 中山 七里 人は人を裁けるのか。 相対評価 ★★★★☆ 「司法システムと死刑制度を正面から取り上げたミステリー」と裏表紙のある通りの小説。 正面と言うより、ど真ん中まっすぐでしたわ。 (以下ネタバレ)

  • 「シリーズ古典5 村松友視の東海道中膝栗毛」松村友規(講談社)

    東海道中膝栗毛 (21世紀版・少年少女古典文学館 第20巻) - 村松 友視 広重の展覧会を見て以降、興味が継続中の東海道53次。 この本にたどり着いた。 (以下ネタバレ)

  • 「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」花田菜々子(河合書房新社)

    出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと (河出文庫) - 花田菜々子 人はなぜ本を読むのか。 相対評価 ★★★★★ 何気に買った本だけど、想像を超えた。 ただの私小説で終わらなかった。さまざまな考える種が自分の中に蒔かれた本だった。 (以下ネタバレ)

  • 「新編 風雪のビヴァーク」松濤明(ヤマケイ文庫)

    新編・風雪のビヴァーク (ヤマケイ文庫) - 松濤 明 死は何も生まない。 相対評価 ★★★☆☆ 戦前、中学の頃から新進のクライマーとして名を成し、 戦後、山で死んだ登山家自身の手記や遺書をまとめた本。 ホント、天才的な登山家はみんな山で死ぬ。 (以下ネタバレ)

  • 「イン・ザ・プール」奥田英朗(文春文庫)

    イン・ザ・プール ドクター伊良部 (文春文庫) - 奥田 英朗 生きてるだけで丸儲け。 相対評価 ★★★★☆ こんなふざけた小説(誉め言葉です)を読まずに生きていたなんて。 しかもシリーズ作品。しかも第2作目が直木賞受賞。 (以下ネタバレ)

  • 「関ケ原よりも熱く 天下分け目の小牧・長久手」白蔵盈太(文芸社文庫)

    関ケ原よりも熱く 天下分け目の小牧・長久手 (文芸社文庫) - 白蔵 盈太 結果ではなく過程。 相対評価 ★★★★☆ 最近、はまっている白蔵盈太氏。 小説の書き出しの軽さに「どうなることか」と心配したが、 いわゆる大河的な歴史小説の重みはないものの、立派な歴史【エンターテイメント】小説だった。 (以下ネタバレ)

  • 「死神の精度」伊坂幸太郎(文春文庫)

    死神の精度 (文春文庫) - 伊坂 幸太郎 死と生の傍観者。 相対評価 ★★★★☆ 伊坂幸太郎にハズレなし。 2冊目が3冊目で大ハズシして離れていた伊坂氏だが、 「殺し屋シリーズ」でハマり、以降コンスタントに読んでいる。 この作品も良き読後感。 (以下ネタバレ)

  • 「三四郎」夏目漱石(角川文庫)

    三四郎 (角川文庫) - 夏目 漱石 明治はこれほどまでに遠いのか。 相対評価 不明 突然、「三四郎」を読みたくなった。 理由は分からない。 (以下ネタバレ)

  • 「ぐるぐる♡博物館」三浦しをん(実業之日本社文庫)

    ぐるぐる♡博物館 (実業之日本社文庫) - 三浦 しをん 愛だろ、愛。 相対評価 ★★★★☆ 表紙買い。 まんなかに“縄文のビーナス”がおられる本を買わない訳にはいかないでしょ。 さらに博物館、美術館、郷土資料館と自分は“館”と名の付くものが大好きだし。 (以下ネタバレ)

  • 「10 俺たちのキックオフ」堂場瞬一(実業之日本社文庫)

    スポーツとは何か? 相対評価 ★★★★☆ 買い置きしている堂場瞬一スポーツ小説コレクション。 何冊かあるうち、大学ラグビー部をテーマにした本作を手に取った。 (以下ネタバレ)

  • 「ミュージック・ブレス・ユー!!」津村記久子(角川文庫)

    ミュージック・ブレス・ユー!! (角川文庫 つ 11-1) - 津村 記久子 生きる理由と生きる糧。 相対評価 ★★★☆☆ どっぷり音楽を聴く日々をこよなく愛する、 大阪に住むイケてない女の子の高校最後の一年間の物語。 あの頃のあの感じに自分もどっぷり浸かった。 (以下ネタバレ)

  • 「傲慢と善良」辻村深月(朝日文庫)

    傲慢と善良 (朝日文庫) - 辻村 深月 結局は、他人事。 相対評価 ★★★☆☆ 先週、山の帰りに信濃大町にある書麓アルプさんで、 つい見つけて、つい買った。 久々の辻村深月小説。 (以下ネタバレ)

  • 「風に舞いあがるビニールシート」森絵都(文春文庫)

    風に舞いあがるビニールシート (文春文庫) - 森 絵都 人は一度しか生きれない。 相対評価 ★★★★★ 初めての森絵都はタイトル買い。 直木賞受賞作なのを後で知った。 (以下ネタバレ)

  • 「土獏の花」月村兵衛(幻冬舎文庫)

    土漠の花 (幻冬舎文庫) - 月村 了衛 日本的。 相対評価 ★★★☆☆ ずっと積読してた月村兵衛。日本推理作家協会賞受賞作。 推理というより冒険小説系だな。 2泊3日の山行にちょうどいいかと持っていった。 (以下ネタバレ)

  • 「標的走路」大沢在昌(双葉文庫)

    標的走路〈新装版〉 失踪人調査人・佐久間公 : 1 (双葉文庫) - 大沢在昌 古くなるのか。 相対評価 ★★☆☆☆ 大沢氏の「佐久間公シリーズ」の第1作目なのに、 ずっと絶版。 2作目以降、夢中になって読んだ者からしたら、 ホント、読みたくてたまらない作品だったが・・・。 (以下ネタバレ)

  • 「東海道五拾三次 描かれた人々の「声」を聴く」藤澤 紫、NHK「浮世絵EDO-LIFE」制作班(NHK出版)

    NHK浮世絵EDO-LIFE 東海道五拾三次: 描かれた人々の「声」を聴く - 藤澤 紫, NHK「浮世絵EDO-LIFE」制作班 過去とのつながり。 相対評価 ★★★★☆ いやー、面白かった! ベタな感想だけど、日本橋から京都まで旅した気分になった。 もっと「広重を知りたい」と買った本だったが、日本と名もなき日本人を知る読書体験となった。 (以下ネタバレ) 当時の面影はほとんどないだろうけど、一度、日本橋から三条大橋まで歩いてみようかな。

  • 「白い夏の墓標」帚木蓬生(新潮文庫)

    白い夏の墓標 新潮文庫 最後にはならない過去。 相対評価 ★★★☆☆ 久しぶりに読んだ帚木蓬生さんの小説は、 いまから45年前の1979年(昭和54年)の作品。 直木賞候補にもなったミステリ風味の医学系小説。 (以下ネタバレ)

  • 「あの日、松の廊下で」白蔵 盈太(文芸社文庫)

    あの日、松の廊下で 文芸社文庫 - 白蔵 盈太 宮仕えはつらいよ。 相対評価 ★★★★☆ あまりに芝居がかっているので大嫌いだった“忠臣蔵”。 が、健さんで映画化もされた池宮氏の「四十七人の刺客」ではまり、 一連の小説を何冊も読んできた。 久々に読む赤穂事件は、「殿中でござる」の松の廊下にいたるまでのフィクション。 (以下ネタバレ)

  • 「6 シックス」早見和真(集英社文庫)

    6 シックス (集英社文庫) - 早見 和真 ドラマ。 相対評価 ★★★★☆ 野球は全く見ない。でも野球の小説は読む。 この小説は東京六大学野球を柱にした6つの連作短編。 最後のものを除いて超秀作。 (しかしサッカーのほうは小説は名作が少ないんだよな。 何故なんだろうか) (以下ネタバレ)

  • 「廃墟の白墨」遠田潤子(光文社文庫)

    廃墟の白墨 (光文社文庫) - 遠田潤子 人の業。 相対評価 ★★★☆☆ 大阪にある廃墟のようなビルに住む男たちが抱え続けた 忌まわしい過去と一途な願い。 甘い部分もあるし、好き嫌いも分かれそうな小説。 展開が遠田さんらしくて自分は面白かったけど。 (以下ネタバレ)

  • 「<87分署シリーズ> キングの身代金」エド・マクベイン(ハヤカワ文庫)

    キングの身代金〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫) - エド マクベイン, 堂場 瞬一 どっちも面白い。 相対評価 ★★★★☆ クロサワ映画「天国と地獄」の原案となった小説が堂場氏の新訳で出る!? スパイク・リー×デンゼル・ワシントンで「天国の地獄」の映画をリメイクもするって!? これは読まないと!(読んだら余計にスパイクリーがどう天国の地獄」を料理するのか、 待ち遠しくなった) (以下ネタバレ)

  • 「悩め医学生 泣くな研修医5」中山祐次郎(幻冬舎文庫)

    悩め医学生 泣くな研修医5 (幻冬舎文庫) - 中山祐次郎 医師になる意味。 相対評価 ★★★★☆ 内容はともかく、文体とストーリーがちょっと軽いタッチなので、 「もういいかな」と思ってたけど買ったシリーズ5。 この内容は読んでよかったわ。 (以下ネタバレ)

  • 「1980 アイコ 十六歳」堀田あけみ(河出文庫)

    1980アイコ十六歳 (河出文庫 135A) - 堀田 あけみ 昭和は遠くなりにけり。 相対評価 ★☆☆☆☆ 1980年というと、いまから約45年ほど前。 当時最年少で81年に純文学系の賞を受賞し、 ベストセラーになり、映画化もされたそうだ。 う〜む。 (以下ネタバレ)

  • 「義経でないほうの源平合戦」白蔵盈太(文芸社文庫)

    義経じゃないほうの源平合戦 (文芸社文庫) - 白蔵 盈太 歴史小説のニューウェーブ。 相対評価 ★★★★☆ ひょんなことからこの作家さんを知り、 アマゾンの評価はどの小説もむっちゃ高いので、 試しに読んでみたら面白過ぎるだろ。 (以下ネタバレ)

  • 「広重TOKYO 名所江戸百景」小池満紀子・池田笑美(講談社)

    広重TOKYO 名所江戸百景 - 小池 満紀子, 池田 芙美 日本人が生み出した。 相対評価 ★★★★☆ 名所江戸百景の本は絶対買おうと思って行った、 あべのハルカス美術館「広重 —摺の極—」展で購入。 (以下ネタバレ)

  • 「死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相」ドニー・アイガー(河出文庫)

    死に山: 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相 (河出文庫 ア 13-1) - ドニー・アイカー, 安原 和見 合理的な理由。 オカルト好きなら知っている《ディアトロフ峠事件》。 旧ソ連時代に起きた9人の若者が雪山で謎の死を迎えた事件だ。 (以下ネタバレ)

  • 「白光」朝井まかて(文春文庫)

    白光 (文春文庫 あ 81-2) - 朝井 まかて うしろを忘れ、前に進む。その結果、見えたもの。 相対評価 ★★★★★ 維新直後、元藩士の娘15才が「絵を学ぶんだ」と家を飛び出し、 “行きつ戻りつ”しながらも機会を得て西洋画留学?の名目でロシヤにわたり、 帰国後はロシヤ正教の聖像画の絵師となった女性の物語。 「恋歌」「グッドバイ」をはじめ、朝井まかてさんは人を描きながら歴史も描くのがうまいわ。 (以下ネタバレ)

  • 「黒き荒野の果て」S.A.コスピー(ハーバーBOOKS)

    黒き荒野の果て (ハーパーBOOKS) - S・A コスビー, 加賀山 卓朗 深い愛と罪。 相対評価 ★★★★☆ コスピー2冊目。面白い!完全にハマったわー。 クライム小説作家ではエルモア・レナード以来のハマり方。 (以下ネタバレ)

  • 「黒牢城」米澤穂信(角川文庫)

    黒牢城 (角川文庫) - 米澤 穂信 戦国ミステリ。 相対評価 ★★★☆☆ 今村氏の「塞王の楯」と同時に直木賞を受賞した作品。 信長に反旗を掲げて伊丹・有岡城に籠った荒木村重氏を主人公に据えた戦国ミステリ。 (以下ネタバレ)

  • 「恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション」朝宮運河編(角川ホラー文庫)

    恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション - 恒川 光太郎, 坂東 眞砂子, 宇佐美まこと, 小林 泰三, 竹本 健治, 小松 左京, 平山 夢明, 服部 まゆみ, 朝宮 運河 恐怖の源。 相対評価 ★★★☆☆ とずいぶんまえに「読もう」と買ったものの、 「いや、読むのはやっぱり夏だな」と積読してたアンソロジー。 (以下ネタバレ)

  • 「チームⅢ」堂場瞬一(実業之日本社文庫)

    チーム�V (実業之日本社文庫) - 堂場 瞬一 ゴールは次のスタート。 相対評価 ★★★★☆

  • 「チームⅠ」堂場瞬一(実業之日本社文庫)

    チームII (実業之日本社文庫) - 堂場 瞬一 俺たちはチームだ。 相対評価 ★★★★☆ 「チーム」→「ヒート」ときて、再び「チーム�T」。 物語はここでどんな走りっぷりを見せてくれるのか。 ラストになるのか、すでに「チーム�U」もスタンバイ。 (以下ネタバレ)

  • 「凍原」桜木紫乃(講談社文庫)

    凍原 (講談社文庫) - 桜木紫乃 人間の業。 相対評価 ★★★★☆ 一生ついていこうと思っている作家のひとり桜木紫乃氏で、 初めて読んだミステリー。 ジャンルは関係ないね。この作家さんは人が生きる苦しみと逞しさを描く。 (以下ネタバレ)

  • 「凍原」桜木紫乃(講談社文庫)

    凍原 (講談社文庫) - 桜木紫乃 人間の業。 相対評価 ★★★★☆ 一生ついていこうと思っている作家のひとり桜木紫乃氏で、 初めて読んだミステリー。 ジャンルは関係ないね。この作家さんは人が生きる苦しみと逞しさを描く。 (以下ネタバレ)

  • 「ヒート」堂場瞬一(実業之日本社文庫)

    ヒート - 堂場 瞬一 熱い戦い。 相対評価 ★★★★☆ 「チーム」「ラストダンス」「八月からの手紙」ときて4冊目は、 堂場氏の男子マラソン小説。 3年くらい積んでいたのを「オリンピック近いしなぁ…」と読んでみたら、 むちゃくちゃ面白すぎて、氏のスポーツ小説を勢いで4冊、買ってしまった。 (以下ネタバレ)

  • 「世界でいちばん素敵な浮世絵の教室」監修:岡部昌幸(三才ブックス)

    世界でいちばん素敵な浮世絵の教室 (世界でいちばん素敵な教室) - 岡部昌幸 日本って面白い。 ずいぶん前に購入して読み始めたものの、 全然頭に入った来ず、読みかけ途中で放置してた本。 先日、小説「広重ぶるう」を読んで、 浮世絵の題材のランク、絵師と出版元の関係、 浮世絵の作り方、絵が描かれた意図などを 人が生きている物語のなかで知ることができた。 すると、それまでQA方式の点としてまとめられた本の内容が、 線でつながって浮世絵の世界をとらえられるようになった。 小説は偉大だ。 しかし、日本人は面白いわ。 描きたいという気持ちに純粋で、 もっと面白く描..

  • 「広重ぶるう」梶よう子(新潮文庫)

    広重ぶるう(新潮文庫) - 梶よう子 クリエーター魂。 相対評価 ★★★★★ チェックしてた小説だが、 「あべのハルカス美術館」で開催の「広重 —摺の極」を 見に行く前に読まなきゃと積読本を押しのけて読了。読んでよかった! 広重作品の一通りを知れたし、展覧会の副題にある“摺の極”が楽しみになった。 (以下ネタバレ)

  • 「テミスの剣」中山七里(文春文庫)

    テミスの剣 (文春文庫) - 中山七里 人間が行使できる正義とは何か。 相対評価 ★★★☆☆ ミステリーに社会問題を深く突っ込んでくる中山氏。 今回は冤罪事件が発端。 朝ドラとらちゃんの後輩「日本で10番目の女性裁判官」も 物語を支えるキーマンとして登場w (以下ネタバレ)

  • 「駆逐艦キーリング」セシル・スコット・フォレスター(ハヤカワ文庫)

    駆逐艦キーリング〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫NV) - セシル スコット フォレスター, 武藤 陽生 自分との闘い。 相対評価 ★★★★☆ 劇場未公開だがトムハンクス脚本・主演の映画「Greyhound」(狩猟犬種の名)の原作。 主人公が性格的に映画「プライベートライアン」のミラー大尉を彷彿させる。 (以下ネタバレ)

  • 「新 本所おけら長屋」畠山健二(祥伝社文庫)

    新 本所おけら長屋(一) (祥伝社文庫) - 畠山健二 パワーアップ。 相対評価 ★★★★★ シリーズ累計200万部突破の時代小説。 (以下ネタバレ)

  • 「熟れた月」宇佐美まこと(光文社文庫)

    熟れた月 (光文社文庫 う 23-1) - 宇佐美まこと 変わるか、変わらないか。 相対評価 ★★★☆☆ 「変わるのか、変わらないのか」という小説。 (以下ネタバレ)

  • 「三河雑兵心得14 豊臣仁義」井原忠政(双葉文庫)

    三河雑兵心得 : 14 豊臣仁義 (双葉文庫) - 井原忠政 嵐の前の静けさ。 相対評価 ★★★☆☆ 聡明だった秀吉が少しずつ狂い始めた14巻。 やっぱり (以下ネタバレ)

  • 「成瀬は信じた道を行く」宮島未奈(新潮社)

    成瀬は信じた道をいく 「成瀬」シリーズ - 宮島未奈 パワーアップ。 相対評価 ★★★★★ もちろん正があっての続なのだが、 成瀬を核にした物語の組み立ては続編のほうが面白かった。 (以下ネタバレ)

  • 「成瀬は天下を取りに行く」宮島未奈(新潮社)

    成瀬は天下を取りにいく 「成瀬」シリーズ - 宮島未奈 いそうでいない、こんな人。 相対評価 ★★★★☆ ちょっうど1年前か。 面白いという評判を聞いたものの 「積読本がありすぎるので文庫待ちにしよう」と思っていたら、 なんと2024本屋大賞。 息子が買ったというので横浜から送ってもらった。 (以下ネタバレ)

  • 「ラストレター」さだまさし(朝日文庫)

    ラストレター (朝日文庫) - さだまさし 昭和なるものへの再評価。 相対評価 ★★★☆☆ いつものさだまさしよりもコミカル。 しかしいろいろと考えさせられた。 (以下ネタバレ)

  • 「頬に哀しみを刻め」S・A・コスビー(ハーバーBOOKS)

    頰に哀しみを刻め (ハーパーBOOKS) - S・A・コスビー, 加賀山 卓朗 「正しさとは何か」。 相対評価 ★★★★★ なんという面白さ!クライム小説なのに圧倒的なカタルシス! 海外でも賞を多く獲り、日本でも絶賛されたのは頷けますわ。 (以下ネタバレ)

  • 「つまらない住宅地のすべての家」津村記久子(双葉文庫)

    つまらない住宅地のすべての家 (双葉文庫) - 津村記久子 ある出来事と少しの変化。 相対評価 ★★★★★ 全部で10。 小説でここまでたくさんの家族(独り者もいるけど)が登場する物語は初めてかな。 (以下ネタバレ)

  • 「はなとゆめ」冲方丁(角川文庫)

    はなとゆめ (角川文庫) - 冲方 丁 日本文化を作った人たちの気高さ。 相対評価 ★★★☆☆ ファーストサマーウイカじゃないw、枕草子を書いた清・少納言の物語。 先週の大河「光る君へ」で、 ようやく少納言が定子に向け「枕」を書き出す回となったので、 ずっと積んでたこの小説をようやく棚から解放。 「藤原姓」が多すぎるので「光る君へ」の相関図を見ながら読了。 (以下ネタバレ)

  • 「世界でいちばん透き通った物語」杉井光(新潮文庫NeX)

    世界でいちばん透きとおった物語 (新潮文庫 す 31-2) - 杉井 光 お見事! 相対評価 ★★★★☆ 先日、読む本を忘れてしまったので慌てて本屋で購入。 いやー、忘れて大正解やわ。こんな当たりの小説に出会えるとは! (以下ネタバレ)

  • 「てらこや青義堂 師匠、走る」今村翔吾(小学館文庫)

    てらこや青義堂 師匠、走る (小学館文庫) - 今村翔吾 教え、教えられ。 相対評価 ★★☆☆☆ 表紙の帯に「直木賞作家・今村翔吾の原点」とあったから、 すごく初期の作品と思って読んだが、違うやん。 (以下ネタバレ)

  • 「逃亡」吉村昭(文春文庫)

    逃亡 (文春文庫) - 吉村 昭 心弱き者の強い意志。 相対評価 ★★★☆☆ うん? 読破したと思ってた吉村昭の小説。 これは「読んでない」と購入。 読み始めたら読んだような気がww (以下ネタバレ)

  • 「帰れない山」パオロ・コニェッティ(新潮社クレスト・ブックス)

    帰れない山 (Shinchosha CREST BOOKS) - パオロ・コニェッティ, 関口 英子 過去は谷で未来は山だ/P32 相対評価 ★★★★★ 期待以上!!! 空いた時間に本を開くたび、 これほど一瞬で物語の世界に入り込める小説はなかなかない。 山を舞台にした小説ではマイベストテンの仲間入り。 (以下ネタバレ)

  • 「「太陽の塔」新発見!岡本太郎は何を考えていたのか」平野暁臣(青春新書)

    「太陽の塔」新発見! - 平野 暁臣 岡本太郎という天才。 相対評価 ★★★★★ 「太陽の塔」に行ったときに購入した2冊の本のうちの1冊。 これも買ってよかったー。むちゃくちゃ面白かった。 (以下ネタバレ)

  • 「縁」小野寺史宜(講談社)

    罪の無意識。 相対評価 ★★★★★ 嫁から「今すぐ読むべき」と回ってきたので、読んだ。 (積読本後回し、再び) 小野寺氏って、人間のダークサイト(暗黒面)も書けるのか! (以下ネタバレ)

  • 「月下のサクラ」柚月裕子(徳間文庫)

    月下のサクラ朽ちないサクラ 柚木裕子(2冊セット) 正義と正義。 相対評価 ★★★☆☆ 続けて読んだ続編。 映画化された「朽ちないサクラ」は杉咲花が主人公だが、 時分中での彼女のイメージはドラマ「アンメット」の逆境に負けない健気な女性イメージすぎて、 なんか違うわと。先日のNHKドラマ「天使の耳」の小芝風花が浮かんでくる。 あれも正義のお話だったしね。 (以下ネタバレ)

  • 「朽ちないサクラ」柚月裕子(徳間文庫)

    朽ちないサクラ (徳間文庫) - 柚月裕子 正義はどっちだ。 相対評価 ★★☆☆☆ 先日、久々に読んだ警察小説が面白かったので、 もうすぐ映画化作品が上映されるこの小説を購入。 (こうして買い置きの積読本数十冊は後回しになる)。 (以下ネタバレ)

  • 「全部ゆるせたらいいのに」一木けい(新潮文庫)

    全部ゆるせたらいいのに (新潮文庫 い 136-2) - 一木 けい ハードボイルドな愛。 相対評価 ★★★★☆ 取材でも想像でも書けない家族の物語。

  • 「戦の国」冲方丁(講談社文庫)

    戦の国 (講談社文庫) - 冲方丁 僕が考えた戦国時代。 相対評価 ★★★★☆ 信長、謙信、光秀、大谷、小早川、秀頼。 誰もが知る6人の武将の6つの短編。 それぞれが独立した物語ではなく、 かといって連作短編というにはやや異色な仕上がり。 この目線で描いた小説に出会ったのは始めてじゃないかな。 (以下ネタバレ)

  • 「背中の蜘蛛」誉田哲也(双葉文庫)

    背中の蜘蛛誉田哲也 犯罪の進化にどう対応するか? 相対評価 ★★★☆☆ ジウシリーズ、姫川シリーズ、武士道シリーズなどずっと読んできた誉田哲也。 久々に手にした作品は、直木賞候補にもなった警察小説。 (以下ネタバレ)

  • 「宙ごはん」町田そのこ(小学館)

    宙ごはん - 町田そのこ 人は死ぬまで生きていく。 相対評価 ★★★☆☆ 町田さん、 こんな下手糞な言葉を選んで小説を書く人だっただろうか。 「ゴミ箱に捨てたろか」と思った。 325ページから40ページ

  • 「ファイナル・ガール・サポート・グループ」クレディ・ヘンドリクス(竹書房文庫)

    ファイナルガール・サポート・グループ (竹書房文庫 へ 1-1) - グレイディ・ヘンドリクス, 入間 眞 間違いを起こし続ける主人公。 相対評価 ★★★☆☆ 「ファイナル・ガール」とは、 ホラー映画で最後まで生き残る女の子のこと。 この小説はそんな映画の数々が実際にあった出来事を映画したものと想定。 今もトラウマを抱えて生きる6人の女性たちの後日談。 (以下ネタバレ)

  • 「桜の下で待っている」彩瀬まる(実業之日本社文庫)

    桜の下で待っている (実業之日本社文庫) - 彩瀬 まる 故郷は遠きにありて思ふもの 相対評価 ★★★☆☆ 初読の彩瀬まる。5つの短編。 4月の桜の季節に東北新幹線で北に向かう話なので、4月になるまで積読してた。 (以下ネタバレ)

  • 「半暮刻」月村了衛(双葉社)

    半暮刻 - 月村了衛 必要悪。 相対評価 ★★★★☆ ホストクラブ、国家イベント、広告代理店、半グレ、上級国民、利権、中抜き、過労死・・・。 現代のさまざまな病巣をえぐり出す。評判通りの面白さでした。 (以下ネタバレ)

  • 「ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅」レイチェル・ジョイス(講談社)

    ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅 (講談社文庫) - レイチェル・ジョイス, 亀井 よし子 後悔。 相対評価 ★★★☆☆ ありがとうもさよならも言えず別れた同僚女性から 突然手紙をもらった定年退職65歳のじーさまが、 イングランド南端にある自宅から北端にあるホスピスまで 歩いて向かうロードノベル。 賞もとっていて、36か国で翻訳。 買ってから知ったが映画化され、日本では24年6/7公開だとさ。 (以下ネタバレ)

  • 「太陽の塔ガイド」平野 暁臣(小学館クリエイティブビジュアル)

    太陽の塔ガイド (小学館クリエイティブビジュアル) - 平野 暁臣 太陽の塔を生んだ日本の奇跡と軌跡。 相対評価 ★★★★★ この間、登った太陽の塔のミュージアムショップで買った2冊のうちの1冊。 買って大正解!

  • 「嚙みあわない会話と、ある過去について」辻村深月(講談社文庫)

    噛みあわない会話と、ある過去について (講談社文庫) - 辻村 深月 言葉のこわさ。 相対評価 ★★★☆☆ 読んだ後に嫌な気分になるミステリーをイヤミスというが、 読んでる途中からずっと嫌な気分になるフツーの小説は初めてだ。 「もう、やめたげて〜」と言いながら、指の間からワクワクしながら見ている感じw (以下ネタバレ)

  • 「水車小屋のネネ」津村記久子(毎日新聞出版)

    水車小屋のネネ - 津村 記久子 人は生きていく。 相対評価 ★★★★★ 「この小説は文庫待ちかな」と思っていたら、 嫁が読売新聞に載ったエッセイかなにかで この作家さんに興味を持ち、この本を衝動買い。 すぐに回ってきた。 なに、この奥の深い面白さ。待ってたら一生の不覚やん。 (以下ネタバレ)

  • 「スウィングしなけりゃ意味がない」佐藤亜紀(角川文庫)

    スウィングしなけりゃ意味がない (角川文庫) - 佐藤 亜紀 中産階級健康優良不良少年@ドイツ。 相対評価 ★★★☆☆ 第2次世界大戦中のドイツ・ハンブルグ。 ナチス/ゲシュタポの手を焼かせた、 中産階級の不良少年・少女(呼称:スウィングボーイズ)がいた。 (以下ネタバレ)

  • 「ふたりぐらし」桜木紫乃(新潮文庫)

    ふたりぐらし (新潮文庫) - 桜木 紫乃 こころとこころの模様。 相対評価 ★★★★★ 桜木紫乃——。 大事に大事に読み進めている作家さん。 未読本はそれなりに何冊もあるんだけどね。 ただ続けて読むのはもったいないので、やっくり読んでいる。 出会う言葉はいつも心に染みてくる。 (以下ネタバレ)

  • 「甲賀忍法帖」山田風太郎(時代小説文庫)

    甲賀忍法帖 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫) - 山田 風太郎 奇想天外。 相対評価 ★★★☆☆ ハードでシリアスだった小説「ラバーソウル」の 次に心理劇系小説を読むのはきついので、 奇想天外な小説を本箱から引っ張り出してきた (積読状態の本が30冊以上あるのに。。。) (以下ネタバレ)

  • 「ラバー・ソウル」井上夢人(講談社文庫)

    ラバー・ソウル (講談社文庫) - 井上夢人 愛こそすべて。 相対評価 ★★★★★ 小説系YouTuberやブログなどで 面白いミステリーを漁っていたらこの作品を上げてた人が多かったので購入。 ビートルズにむちゃくちゃ詳しい男性が主人公というから、 変り者の探偵がでてくるハードボイルドかと思ってたら全然違うかったw (以下ネタバレ)

  • 「象や駱駝から「ドードーまで」出島舶来動物図鑑」山口美由紀(長崎文献社)

    出島動物図鑑 - 山口美由紀 出島のアイデンティティ。 相対評価 ★★★★☆ 先日行った出島で一目ぼれして買った本。 (以下ネタバレ)

  • 「コンビニ兄弟3 ―テンダネス門司港 こがね村店-」町田そのこ(新潮文庫)

    コンビニ兄弟3—テンダネス門司港こがね村店—(新潮文庫nex) - 町田そのこ なんかガチャガチャ。 相対評価 ★★☆☆☆ 門司を舞台にした、コンビニ店。 シリーズ3作目。

  • 「アントキノイノチ」さだまさし(幻冬舎文庫)

    アントキノイノチ (幻冬舎文庫) - さだ まさし いのちだいじに。 相対評価 ★★★★☆ 映画化作品はずいぶん前に見たけど、 あまり覚えておらず。 さだ作品にしては、序盤はややダークな小説。 (以下ネタバレ)

  • 「ディス・イズ・ザ・デイ」津村記久子(朝日文庫)

    ディス・イズ・ザ・デイ (朝日文庫) - 津村 記久子 日常の中のハレ。 相対評価 ★★★★★ 架空のサッカー2部22チームを巡る短編小説。 サッカーに興味のない人にはよくわからない小説かも。 また、代表サポやサッカーというスポーツ好きな人にも刺さらない小説かも。 描かれたのはサポーターという生き方を選んだ人たちの日常。 (以下ネタバレ)

  • 「夜の側をに立つ」小野寺史宣(新潮文庫)

    夜の側に立つ(新潮文庫) - 小野寺史宜 選択。 相対評価 ★★★★☆ いつも明るく前向きな小野寺氏の小説にしては、 少し【 闇 】的な〜。 (以下ネタバレ)

  • 「鐘を鳴らす子供たち」古内一絵(小学館文庫)

    鐘を鳴らす子供たち (小学館文庫 ふ 1-6) - 古内 一絵 正解はだれにも分からない。 相対評価 ★★★☆☆ 時は昭和22年。 「とんがり帽子の青い屋根〜♪」でおなじみの ラジオドラマ「鐘の鳴る丘」をモチーフにした小説。 (以下ネタバレ)

  • 「スピノザの診察室」夏川草介(水鈴社)

    スピノザの診察室 - 夏川草介 これこそ、お仕事小説ですわ。 相対評価 ★★★★★ 「神様のカルテ」に始まり、ずっと読んでる作家さん。 ここ最近の作品は、ホント泣く、素晴らしすぎて。 舞台は京都にある、先日登った吉田山にも近い、少し大きめの個人病院。 (以下ネタバレ)

  • 「魔女は甦る」中山七里(幻冬舎文庫)

    魔女は甦る - 中山七里 ミステリーじゃなかった。 相対評価 ★★☆☆☆ 心を熱くする小説が続いたので、 軽めのエンタメ小説を・・・と思ったらこの小説も熱かった。 (以下ネタバレ)

  • 「茜唄 下」今村翔吾(角川春樹事務所)

    茜唄(下) (角川春樹事務所) - 今村翔吾 泣ける小説。 相対評価 ★★★★★ 「平家物語」にきちんと寄り添いながらも、 今村翔吾氏ならではの圧巻の戦闘シーンと、 底知れぬ想像力。 面白かった。この一週間、ずっとワクワクでした。 (以下ネタバレ)

  • 「茜唄 上」今村翔吾(角川春樹事務所)

    茜唄(上) - 今村 翔吾 今村翔吾らしい歴史小説。 相対評価 ★★★★☆ 久々の今村翔吾作品は、 平家側から見た鎌倉時代の前夜。 (以下ネタバレ)

  • 「逆ソクラテス」伊坂幸太郎(集英社文庫)

    子供と大人のはざまにあるもの。 相対評価 ★★★★★ 伊坂氏は小説を創る職人(個人のイメージです)。 人を満足させるよりも先に、自分を満足させる。 そのために工夫を凝らし、構成を考える。 考えて描き考えてボツにし、最後に竜の目を入れる。 そんな姿を想像してしまう。 本作もとてつもなく良作。こんな小説も描けるんだ!この小説家は。 (以下ネタバレ)

  • 「銀花の蔵」遠田潤子(新潮文庫)

    銀花の蔵(新潮文庫) - 遠田潤子 生まれて生きて箱に収まる。 相対評価 ★★★★★ 遠田ファンの嫁が先に読み感想を聞くと「ふつう」。 いやいや、むちゃくちゃ面白かったこの“直木賞候補作”。 こんなにいい小説なのに「受賞せんのか」と審査の先生方の書評を読むと、 【厳しい言葉】が並ぶ。うーむ。 (以下ネタバレ)

  • 「花束は毒」織守きょうや(文春文庫)

    花束は毒 (文春文庫) - 織守 きょうや 読後、放心状態。 相対評価 ★★★★★ 深みのある表紙デザインと 座り心地の悪いタイトルの日本語に惹かれ、購入。 大当たり。読後、余りの見事さに放心状態。 (以下ネタバレ)

  • 「白バラは散らず ●ドイツの良心 ショル兄妹」インゲ・ショル(未来社)

    ☆改訳版☆ 白バラは散らず: ドイツの良心 ショル兄妹 - ショル,I.(インゲ), 内垣 啓一 何を手に入れようとしたのか。 相対評価 ★★★☆☆ ナチスドイツの時代に、「白バラ運動」と呼ばれる 反ヒトラーの抵抗ビラ(白バラ通信)を撒いた罪で処刑された大学生兄妹の姉が 書いた本。 ドイツでは大学生兄妹の名前を冠した学校が数多くあるという。 (以下ネタバレ)

  • 「タクジョ!みんなのみち」小野寺史宣(実業之日本社)

    タクジョ! みんなのみち - 小野寺 史宜 純・お仕事小説。 相対評価 ★★★★★ 「ひと」「まち」「ライフ」、そして「タクジョ!」ときて 嫁が完全に小野寺 史宜にハマり、 文庫待ちと思っていた「タクジョ!」の続篇を即読みたいということで購入。 かなり面白かった!文庫待ちにしないでホント良かった。 (以下ネタバレ)

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