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ノマカプのオリジナルとAPH(ヘタリア)のギルアサ、アンアサの二次創作BL小説のサイトです。

5年間ほどPixivで書き続けていた小説を移行しつつ、毎日1P分くらいの更新を続けています。 ゆえに…記事の数だけは多いです(*゜―゜)b 今現在1000記事以上っ!

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2017/11/11

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  • 錆兎さんの通信簿_22_空気は読めなくてもカッコいい

    錆兎さんが嘘をついた俺の両肩に手を置いて ──義勇、正直に話して欲しい… と真剣な顔で言った時、俺は錆兎さんを試すような嘘をついたことを心の底から後悔した。

  • 錆兎さんの通信簿_21_俺、嘘をついたよ

    その日…俺は出会ってから始めて錆兎さんに嘘をついた。

  • 錆兎さんの通信簿_20_愛情の種類

    俺が小学校5年生になった頃、真菰さんが30歳になった。 もちろん独身で、俺はその理由を知っている。 錆兎さんも知っていて、さらに村田さんも知っているらしい。

  • 錆兎さんの通信簿_19_全員リレーは必要なのか?

    「すげえっ!錆兎さんがハゲ山黙らせたぜぇ!!」 4年生の運動会が終わって1週間ほど経ったある日のことだった。 錆兎さんはやると言ってやらないなんてことはない。 ちゃんとPTAで集まって先生達と全員リレーについて話し合いの席を設けたらしい。

  • 錆兎さんの通信簿_18_とある年の運動会での出来事

    俺が小学校5年生になった年だった。 俺と不死川君は同じクラスで、PTA会長の宇髄さんはもうお子さんが卒業していたので、錆兎さんがPTA会長になっていた。

  • 錆兎さんの通信簿_17_俺と真菰さんと処世術

    あの日から俺と真菰さんは内緒の話もできる友達になった。 真菰さんの大好きな人と言うのは、なんと彼女と錆兎さんを引き取ってくれた大叔父さんで、俺と錆兎さんの関係にもなんだか似ている気がして、余計に仲良しに慣れた気がする。

  • 錆兎さんの通信簿_16_錆兎さんが大切なもの

    話したっ! 錆兎さんに、俺の錆兎さんなのに不死川君が錆兎さんのことを自分の方が仲良しみたいに話すから、すごくもやもやしてて、でも不死川君がせっかく良い子になったのに、そんなことを思っちゃう自分が意地悪な子みたいで、俺がそんな子だってわかったら錆兎さんも俺のことが嫌になっちゃうんじ...

  • 錆兎さんの通信簿_15_真菰さんと内緒話

    俺は一所懸命話したけど、小学1年生で、自分でもよくわかっていない気持ちについてだったから、かなりわかりにくかったと思う。

  • 錆兎さんの通信簿_14_錆兎さんには言えない

    話し合いの日の次の日から、なんだか不死川君が変わった。 うん…なんというか…親切になった。

  • 錆兎さんの通信簿_13_不死川君、話をしよう

    こうして翌日、学校が終わったあとに錆兎さんと不死川君がお話をすることになった。 その日は特に先生たちが必ず教室にいるようにして注意していたため、俺にも他の子にも不死川君が色々言ってくることはなく、全てが平和に和やかに進んで行って、放課後になる。

  • 錆兎さんの通信簿_12_選ばれた子ども

    その日、家に帰ると錆兎さんはお客様と話をしていて、真菰さんが鍵を開けてくれた。 でも真菰さんもお仕事ですぐ事務所にもどってしまったので、俺は一人の部屋で考えた。

  • 錆兎さんの通信簿_11_初めての抵抗

    俺は自分で言うのもなんだが平和主義者だ。 喧嘩をするくらいなら少しくらいなら我慢してしまえば良いという性格である。 だから喧嘩なんて本当にしたことがなかったんだけど、そんな俺でも我慢できないことが起こったんだ。

  • 錆兎さんの通信簿_10_不死川君の話

    錆兎さんがよく小学校に顔をだしてくれたおかげもあって、俺の小学生生活のスタートは順調だったと思う。 先生も優しい女の先生で、俺が錆兎さんの子どもだからか、たまに顔を合わせるとPTAの宇髄さんが頭を撫でてくれたりもした。

  • 錆兎さんの通信簿_9_マンホールと横断歩道の話

    小学校と言うのは意外に保護者のボランティア募集が多いものらしい。 PTAはもちろんのこと、子どもに絵本を読んで聞かせる読み聞かせボランティア。 体力測定の手伝いをするボランティア。 子どもが登校する時間に車が通れないように柵で道を遮る柵だし。 子どもが校外学習に行くときに付き添い...

  • 錆兎さんの通信簿_8_錆兎さんとPTA

    入学式が終わった後、俺達はいったん教室へ。 次いで今度は保護者も中に入ってくる。 さて、錆兎さんは…というと、真菰さんと並んで教室の後ろに立っているのだが、それでなくとも顔が良くてピシッとスーツを着こなしていてカッコいいのに、さらに背が高いため随分と目立っている気がした。

  • 錆兎さんの通信簿_7_入学式

    そうして迎えた入学式当日。 俺は錆兎さんと真菰さんに手を繋がれて小学校の門をくぐった。

  • 錆兎さんの通信簿_6_錆兎さんの子育てデビュー

    「やっぱりスーツは〇okiとか〇oyamaで新調するべきか?」 で始まった錆兎さんの入学式の参列準備。

  • 錆兎さんの通信簿_5_錆兎さんと俺の第一歩

    ビルに着くと俺達を下ろして村田さんが車で走り去る。 家に帰るのかな?と思ってじ~っと見送っていると、錆兎さんが

  • 錆兎さんの通信簿_4_経済の神様に愛された男

    錆兎さんは 『経済の神様に愛された男』 なのだと真菰さんが言っていた。 それは真菰さんだけじゃなく、その業界でもかなり有名なことらしい。

  • 錆兎さんの通信簿_3_会社員と農家と畑の話

    「…もう錆兎、ほんっとに突然なんだから。 巻き込まれてあげるのはあげるけど、そもそもあんた本当に子どもなんて育てられるの?」

  • 錆兎さんの通信簿_2_出会い

    俺と錆兎さんの出会いは15年前。 決してめでたい場ではないどころか、なんと俺の両親の葬式の場だった。

  • 錆兎さんの通信簿_1_プロローグ_16年の通信簿

    育った子どもの姿は育てた人の子育ての通信簿…らしい。 つまり…22歳を迎えて学生時代を終了し、来月からは新社会人になる俺の今の姿は、俺を6歳から育ててくれた錆兎さんの子育て通信簿というわけだ。 なのでこれから少し錆兎さんの子育てについて振り返ってみたいと思う。

  • 錆兎さんの通信簿_目次

    1_プロローグ_16年の通信簿

  • 生贄の祈り_ver.SBG_18_部屋と着替え

    「着替えはどうされますか? 手伝いが必要なら俺がお手伝いさせて頂きますし、ご自身での方が良いということなら俺は退室しておきます」 と言われて、義勇は自分で…と答える。

  • 生贄の祈り_ver.SBG_17_人質ではない滞在

    そうして着いた部屋。 海に面した側は広い窓があって光いっぱいで、綺麗な青い絨毯が敷き詰められた廊下に並んだドアの中の一つの前で少年は止まった。 これもやはり友好国の王から頼まれた客人という位置づけのせいなのだろうか。 ドアを開けて入ったのは、義勇が見たこともないくらい綺麗で素敵な...

  • 生贄の祈り_ver.SBG_16_平和

    水の国はその名に違わず大海に面して建っていて、庭に面した渡り廊下を歩けば風に乗ってわずかに潮の香りが漂ってくる。

  • 生贄の祈り_ver.SBG_15_気づきと絶望

    どうしてもこのままこの国に…もっと言うなら、水の国の王のもとに居たい…。 それは姉が亡くなって以来、全てを諦めて居た義勇が初めて人生に見出した希望だった。 しかしそれを願い出ようにも城に着くなり王はどこかへ行ってしまった。

  • 生贄の祈り_ver.SBG_14_荘厳な城

    「ここが…水の国のお城……」 結局あれから一日弱。 義勇を乗せた馬が辿りついたのは、自国、森の国の城とは大きさも堅固さも全く違う、見た事もないほど荘厳な城だった。

  • 生贄の祈り_ver.SBG_13_目覚める少年

    こうして回収して数時間。 途中馬を乗り換えてもまだ少年は気を失ったまま。 (色々疲れたんだろうなぁ……) と、錆兎はため息をついた。

  • 生贄の祈り_ver.SBG_12_悩む水獅子

    細い、小さい、なんだか柔らかくてフワフワしている。 それが錆兎が腕の中の少年に対して今現在感じている感想だ。

  • 生贄の祈り_ver.SBG_11_敬愛すべき…

    悪漢に攫われかけてた少年をギリギリのところで助けた。 さすが俺…… と、思ったのも束の間、自分の正体がばれたら気を失われた。

  • 生贄の祈り_ver.SBG_10_勇者の腕の中

    ことり…と頭を預けている先は快適とは言えない。 ふんわりとした物に包まれている感覚はあるものの、包んだ先にあるものはゴツゴツと固い。 なのに…それを差し置いてもどこか心地良い。 抱きこまれた身体をしっかりと支える腕。 身体の下にあるものは酷く揺れて不安定な感覚を否めない状況なのに...

  • 生贄の祈り_ver.SBG_9_撤収

    ──じゃあ、行くぞ。 一応、立場としては賊からの保護というものではあるのだが、では嵐の国の人間が来たなら引き渡すかというと、それも悩むところである。

  • 生贄の祈り_ver.SBG_8_保護

    こうして錆兎は少年を拾った……というか、救出した。 15人ほどの一般兵など水獅子王の敵ではない。 あっという間に全員地面の上に転がして、残酷なシーンを見せるのも…と、そっと少年の視界を塞ぐためにかけていた自分のマントをその小さな頭から取り去ると、ガラス玉のようにまん丸く澄んだブル...

  • 生贄の祈り_ver.SBG_7_森の子ども

    遠くから聞こえる足音。 息をひそめて気配を消して錆兎はそれが十分な距離まで近づいてくるのをジッと待つ。 普通にしていれば立っているだけでも圧倒的な存在感を持つ男と言われるが、何も気配を消せないわけじゃない。 爪を隠せない獣なんてただの愚か者だ。 能ある鷹ほど上手に爪は隠すものである。

  • 生贄の祈り_ver.SBG_6_稲妻、進軍

    通常なら王自ら動くなどとんでもないことだが、水や炎の国では王自身が国一番の猛者で、先陣を切って兵を鼓舞するなども珍しい事ではない。

  • 生贄の祈り_ver.SBG_5_水獅子、出陣

    縁もゆかりもない小国の子どもだったとしても、危険な目に遭うのがわかっていて放置は確かに寝覚めが悪い。

  • 生贄の祈り_ver.SBG_4_二人の獅子王

    ──錆兎、君に相談したいことがある… それはとある日の午後のことだった。 水の国の王である錆兎を訪ねて来た炎の国の王の杏寿郎は開口一番そう言った。

  • 生贄の祈り_ver.SBG_3_正義の味方は遅れて訪れる

    ――俺の領地で無体を働くとは、覚悟あってのことだろうな? 全てを運命に任せる事にして身を固くしたまま不快感に耐え続け、一体どのくらいの時が過ぎたのだろうか… どんよりと全てが薄暗い中、それは強い光のような眩しさを持って目に耳に飛び込んできた。

  • 生贄の祈り_ver.SBG_2_襲撃

    こうして13歳の春…なんとか回避できないかと思いつつもどうすることも出来ないまま、約束通り嵐の国へと送られる事が決まり、それまで見た事も触れた事もないような上等の絹の長衣を着せられて、まるでおとぎ話に出てくるような繊細で美しいレースのヴェールをかぶせられ、初めて馬車に乗って王宮の...

  • 生贄の祈り_ver.SBG_1_プロローグ

    それはちょうど4つの国の境界線のあたりだった。 国から付き添ってきた従者達はとっくに逃げ出してしまった馬車の中、義勇はなるべく身を低くして、息を殺してあたりの気配を探っていた。

  • 生贄の祈り_ver.SBG_目次

    1_プロローグ

  • ずっと一緒05_高校生時代2_05_ずっと一緒計画

    ──もちろん断ったよね?! と詰め寄ってきたのは義勇ではなく百舞子の方だ。 もちろん、百舞子がそういう意味で錆兎に気があるわけではない。 ただ推しを任せるのに選んだ相手に勝手にその役を降りられても困るだけである。 ということで、そこに当事者の恥じらいや戸惑いが無い分、非常に前のめ...

  • ずっと一緒05_高校生時代2_04_義勇の不安

    ──義勇君、キャンディどう? 一方で待たされ組の3人が陣取る教室の片隅。 しょぼんと肩を落とす義勇に当然のごとく気づいた百舞子が差し出す、普段なら義勇が大好きなお菓子にも、義勇は悲し気に首を横に振ってため息を零す。

  • ずっと一緒05_高校生時代2_03_放課後の呼び出し2

    本当は突然クラスLineのため交換したLineに個人的に学校外で会いたいと連絡が来たのだが、学校外は無理と断った。 異性と二人きりと言うのは色々怖いし、何かあった時の場合に…と、指定した図書室の片隅。

  • ずっと一緒05_高校生時代2_02_放課後の呼び出し

    こうして錆兎と義勇の…というか、それにしがみつく百舞子と引きずられる村田の4人の進路はほぼ決定した。

  • ずっと一緒05_高校生時代2_01_進路について

    錆兎と義勇が通っている産屋敷学園は産屋敷大学の付属校である。 とはいっても全員が希望の学部に上がれるわけではない。 学部によって取ってくれる人数は決まっている。

  • 捕獲作戦_その後_天は見ている

    ──善行も悪行も天はみているのだと思うぞ 結局その日はさすがに焼肉は中止になったと言うか…不死川を逮捕した警察から事情を聞きたいと同行を求められたので、警察で事情を話したあとにそのまま解散となった。 そして後日…改めて錆兎と義勇の住むマンションで焼肉会を開いている。 鉄板の半分の...

  • 捕獲作戦_その後_最後の事件2

    杏寿郎はすでに義勇をガードする体制に入っているし、村田は心得たように脳筋コンビの荷物を預かっている。 しかし彼らの予測とは違って、標的はなんと宇髄だったらしい。

  • 捕獲作戦_その後_最後の事件

    宇髄自身、これで実弥に関してはきっちり心の整理が出来た気がした。 それもこれも、自身がおそらく多大なストレスを感じるであろうと予想していて、それでも宇髄に対する誠意を示そうと、先に膨大な糖分を摂ることでメンタルを保ってまでも話をしてくれた錆兎のおかげである。

  • 捕獲作戦_その後_たとえ世界を敵に回しても

    「でもよ、どうせなら一点だけ聞きてえ。 どうせ遠ざけるつもりなら、なんで口止めしたんだよ。 あの時、暴露してりゃあもっとさっさといなくなっただろ?」 そう尋ねたことに対する錆兎の答えは驚くべきものだった。

  • 捕獲作戦_その後_器用で不器用な男

    それから錆兎が話したことは、横領した同僚の逮捕の裏にそんなことがあったのかという多少の驚きがあったものの、おおかたは予想していた範囲のことだった。

  • 捕獲作戦_その後_男の心と真相について

    ──話があると言うのは不死川の事だろう? と始める錆兎。

  • 捕獲作戦_その後_糖分が必要な男

    ──お前さ、この店のチョイスなに? 宇髄的には非常に沈んだ気分だったので店のチョイスは錆兎に任せたのだが、連れて行かれたのはどう見ても大の男二人で入るには少々不似合いな、可愛らしい雰囲気のレストランだった。

  • 捕獲作戦_その後_切れた縁と結ばれた縁

    社員旅行から3か月が経ち、厳しかった残暑がようやくなくなったかと思えば、一気に冬の寒さが襲ってきた11月のとある日のことである。

  • 捕獲作戦_その後_時限爆弾2

    「とりあえずそういうことで、先に受け入れやすい形で説明をして脳内に残したところで、いったん全てを終わらせて、義勇と宇髄はここで無関係な善意の第三者の立場にしておく。 加害者の排除のために感情的になって、被害者の保護を怠るのは下策中の下策だ。 加害者の排除は必要だが、それよりも優先...

  • 捕獲作戦_その後_時限爆弾

    ──人と言うのは恐怖より不安の方に耐えられないらしいぞ。 今日の相方は上機嫌だ。 いや今日は…というより、今語っていることが彼にとって楽しい事なのだろう。

  • 捕獲作戦_完了__その後_居酒屋にて…

    ──あの時の君の対応は甘いと思っていたのだが、今の状況を見ると正しかったんだな… あの社員旅行から数か月後、高校の同窓会の帰りに錆兎と杏寿郎、村田は少し飲み直している。

  • 捕獲作戦_完了__その後_恨むもの…

    「イジメとかってさ…恨みの地雷を埋めまくってるようなものなんだよね…。 踏まない可能性もあるけどさ…いつどこで爆発するかわからない…。 普通に一歩踏み出しただけのつもりが大爆発で大怪我したり…最悪命を落としたりね…。 そう…その危険は自分が死ぬまで…どころか、下手をすると死んでも...

  • 捕獲作戦_完了__その後_もう一つの身近かもしれない物語

    ──不死川、お疲れさん。隣いい? ずっと抱えて来たものがすっかりなくなって、半ば脱力して新宿行きの列車の座席に座っていた不死川は、聞き覚えのある声に顔をあげた。 その目の前にはさらさらの髪以外は何も特徴と言える特徴のない、しかし人の好さそうな男。 「あ~、村田かぁ。お前、鱗滝や煉...

  • 捕獲作戦_完了_エピローグ

    「とりあえず…あの時とは状況が違うし、俺達がまず優先すべきは義勇の平穏な日常だ。 俺は付き合うと決めたからには何を置いても義勇を優先して守るし、必要なら ”非常識な力” を使うことも厭わないが、今はその時ではない。 むしろそんなものを振りかざせる人間がバックについていると広まった...

  • 捕獲作戦_完了_非常識

    「おかえり!錆兎っ!」 と、3人それぞれが戻ってきた錆兎を迎える。 義勇は嬉しそうに…杏寿郎はどこか難しい顔で…そして村田は心底ほっとした表情で。 「ただいま、義勇。 不安になるような事をさせて申し訳なかったな。 だがもう大丈夫だ。 不死川もきっちり色々理解して反省して、今後迷惑...

  • 捕獲作戦_完了_錆兎を知りたい

    そこからは二人して幼少期から学生、そして社会人になってからの錆兎の話を聞かせてくれる。 初恋泥棒と言われた幼少期。

  • 捕獲作戦_完了_調整者

    そんな話をしていると、意外に早く村田がやってきた。 そして部屋へ入るなり苦笑。

  • 捕獲作戦_完了_被害者の家族が見る苦しみについて

    「君は暴力を振るってきた相手が何事もなかったように処罰もされなくても気にならないのか?」

  • 捕獲作戦_完了_怒りの杏寿郎

    ──うるさく暴れるようなら村田を呼んでくれ …と言うのは、社交辞令でも何かの比喩でもなかったようだ。 廊下に出るなり杏寿郎はドデカイ声で ──皆、加害者に甘すぎるっ!! と叫ぶ。

  • 捕獲作戦_完了_初恋よ、さらば

    「まあ落ち着いて話をしよう。 というわけで…良い茶菓子を持ってきた」 と、勝手にお茶を煎れながら錆兎は懐紙の上にコロコロと丸いキャンディのような包みを転がして、

  • 捕獲作戦_完了_脳筋1の怒りと脳筋2の誘導

    いきなり飛んでくる拳。 準備もなく避ける余裕もない。

  • 捕獲作戦_完了_伝わらない言葉

    冷静に冷静に…そう頭の中でお題目のように唱えながら、実弥は深呼吸を繰り返す。 しかしながら、それは義勇の目には奇異に映ったようで、余計に警戒の色が強くなった。 「別に殴らねえから、そんなに警戒すんな。 今回は…ちっと伝えたかっただけだァ」

  • 捕獲作戦_完了_拉致

    そうして待つ事十数分。 長いようでもあり短いようでもあるその時間を部屋で過ごして、実弥は部屋を出て再度宴会場の外まで足を運んだ。

  • 捕獲作戦_完了_不死川実弥の最後の企み

    今日、絶対に決めるっ!! 実弥はそう決意して、夕食を摂る宴会場へと足を踏み入れた。

  • 捕獲作戦_完了_友情と信用

    ──宇髄…頼みがある。一生の頼みだっ! 錆兎達の部屋を出て宇髄が不死川達の部屋まで不死川を迎えに行くと、思いつめた顔で出て来た不死川はいきなりその場で土下座してきた。

  • 捕獲作戦_完了_諦めきれない想い

    一人きりになった旅館の部屋で、実弥はグルグルとまとまらない思考に没頭している。 ほんの半日くらいまではこんなことになるとは思ってはいなかった。 義勇に避けられている自覚はあったものの、二人きりになって自分に悪意はなく、義勇の事が好きで今後殴らないと言えば、普通に付き合えるのだと疑...

  • 捕獲作戦_完了_見越している失敗

    とりあえず義勇にどう話すかは一度考えてみると言う不死川を部屋に残して、宇髄は錆兎と共に不死川の部屋を出た。

  • 捕獲作戦_完了_脳筋の根気

    もう何がなんだか宇髄にもわからない。 義勇と恋人同士になったはずの錆兎が、不死川が義勇とつきあえるわずかな可能性というやつを教えてやると相変わらず淡々とした口調で言うのである。

  • 捕獲作戦_完了_不死川実弥は激怒する

    ──…ふっ…ふざんけんなァ!!何横からかっさらってんだよっ!卑怯もんがァ!!

  • 捕獲作戦_完了_宇髄天元の絶望

    「義勇と実際にやりとりをする前にいくつか確認事項がある。 何度も悪いな」 と、部屋に入るなり錆兎が言う。

  • 捕獲作戦_完了_宇髄の決意

    錆兎が居れば不死川が居ても許容できる… 義勇の答えは簡単に言えばそういうことだ。 それは錆兎にしてみたら悪い答えではないはずなのだが、錆兎は困った顔を宇髄に向けた。

  • 捕獲作戦_完了_許容の理由

    とりあえずまずは不死川に悪意がなかったことの説明から。 先に宇髄が話す。 不死川が義勇を追い回すのは悪意からではなく、実は仲良くなりたいと思っているからなのだ。 義勇に自分が義勇を嫌っていると誤解されていること、その誤解がなかなか解けないことにイライラしてああいう態度になってしま...

  • 捕獲作戦_完了_幸せな義勇と悩む宇髄

    こうして3人きりになったところで、 「お茶をいれなおすな」 と、錆兎が新たにお茶と菓子の準備を始めた。

  • 捕獲作戦_完了_懐く男

    「そういうわけでな、俺も義勇の代わりは居ないと自覚したところで、それを伝えようと思ったわけなんだが、そこでおそらく他にも好意を持っているであろう人間が居ることを知っていて伝えないのはフェアじゃないと思ったんだ」 と、照れも戸惑いもなく淡々と言う錆兎。

  • 捕獲作戦_完了_鱗滝錆兎の魅力

    はあぁあ??待てっ!やめてくれえっ!! あまりの展開に宇髄は今度こそ絶叫した。 確かに何もなくとも不死川の想いを叶えるのは難しいとは思うが、こんな社内でも一位二位を争う人気者がライバルになんてなったら、もう100%無理だろう。

  • 捕獲作戦_完了_話し合いの前に

    ──待っている間に伝えておくことがある。 不死川が出て行って義勇、煉獄と順に電話をして事情を話して指示を伝えて通話を終えたあと、錆兎は半分ほど減った宇髄の茶を注ぎ足しながら、そう切り出した。

  • 捕獲作戦_完了_宇髄天元の葛藤

    こいつぁ、まずい展開になってきた…と、宇髄は冷や汗をかく。 最終的に義勇の側に判断をゆだねると言うのは仕方ないにしても、その過程で不死川にどれだけ弁明の余地を与えられるのか…それとも全く与えられないのか。

  • 捕獲作戦_完了_脳筋その2との交渉

    思いもかけず手厳しかった煉獄とのやりとりのあと、こちらは思いもかけず穏やかに始まった錆兎との話し合い。

  • 捕獲作戦_完了_脳筋その2との会合

    …あ~、これは無理だな と、宇髄は早々に煉獄との交渉を見切った。

  • 捕獲作戦_完了_脳筋その1の言い分

    ──わざわざ時間取ってもらって悪いな。 話し合いは当事者が占有できる部屋で…ということで、不死川と煉獄の部屋ですることになっている。 しかし二人きりにした時に下手をうたれるともう自分でもどうしようもないと、宇髄はそれまでの時間、自室に不死川を待機させ、二人で16時に不死川と煉獄の...

  • 捕獲作戦_進行_まるでドラマのような

    社員旅行…それを題材にしたドラマとかはたまに見かけるが、自分がその主人公になるなんて思ってもみなかった。 でも今回の社員旅行は義勇にとってはすごいドラマ以外の何ものでもない。

  • 捕獲作戦_進行_入手

    あまり色々なものに執着をする性質ではないが、その分欲しいと思ったものは絶対に手に入れたい。 その最たるものが目の前にあるのだから、手を伸ばすのは錆兎としては当たり前のことだ。 ただし…その後、色々揉めないために、先手は打っておくことにする。

  • 捕獲作戦_進行_自覚

    ──俺に他意があることは少なくとも宇髄にはバレたな と、杏寿郎からのメッセ。

  • 捕獲作戦_進行_空蝉

    「わかったっ!ここだろ、ここっ!諏訪湖畔にある蕎麦屋!」 宇髄がとりあえず街の方へ向かうべくハンドルを握っている中、ひたすらにスマホで検索していた不死川は『諏訪湖付近の美味しい蕎麦屋20選』を検索して、それらしき蕎麦屋を見つけると、宇髄にスマホの画面を突きつけた。

  • 捕獲作戦_進行_捕獲失敗

    初日から邪魔が入りまくったが、やっと…やっとチャンスが巡ってきた! 今度こそ暴言を吐かない、暴力を振るわない、義勇と仲良くやっていきたいのだという意思表示をする!

  • 捕獲作戦_進行_捕獲計画

    ──こらえろっ、実弥っ!! その日の朝食の時間のストレスはすごかった。 なにしろそれまではボッチだからと安心していた想い人が、思いがけず社内でも有数の人気者の男と同室になって、その友人達に囲まれて楽し気にしているのである。

  • 捕獲作戦_進行_何故か平和な朝の時間

    錆兎と一緒に朝食の並んだ広間に入った時、義勇達を見て駆け寄ってきたのは不死川ではなく、杏寿郎ともう一人の同期だった。

  • 捕獲作戦_進行_素晴らしい朝と朝食の不安

    ──おはよう、義勇。いい朝だぞっ 社員旅行2日目の朝。 そう声をかけてくるのは朝の日の光を背にしたイケメンで、目を覚まして最初に見るものがこんなに素晴らしい光景であるということは確かに良い朝だ、と、義勇は思った。

  • 捕獲作戦_決行_奇跡は起こるのか?

    「不死川っ、すまんっ!実は明日は錆兎の車で出かける約束をしているっ! 君を一人にしてしまうことになるっ」

  • 捕獲作戦_決行_楽しい食事

    義勇が錆兎に連れて行かれたのは下諏訪駅前の小さな割烹だった。 下諏訪の駅前駐車場に車を停めて徒歩1分だが、確かに地元民でなければわざわざここ!と入ろうと思わないであろう小さな店。

  • 捕獲作戦_決行_接近計画の失敗

    なんとか煉獄を巻いて錆兎と義勇の部屋に辿り着けばもぬけの殻。 電話をしてみれば錆兎の忘れ物を取りに街に戻っているということで、おそらく行き帰りで3時間ほどは戻ってこれないだろう。

  • 捕獲作戦_決行_都合のいい渋滞

    行きはタクシーで登って来た道を、今は義勇は会社一の人気者のイケメンの車で下っていた。 運転する横顔は本当にカッコよくて、義勇が沈黙に気まずくなるような暇もないくらい色々な話をしてくれて、時折り義勇にも答えやすいような話題をふってくれる。

  • 捕獲作戦_決行_それぞれの逃亡

    ──宇髄、かくまえっ!! 部屋割りが決まってそれぞれ荷物を持って部屋に落ち着いたところで、宇髄は同室になった同僚が大浴場に行ってくるというのを見送って、今後について考えを巡らせていた。

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