TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社 今回のような『ジゼル』解釈は、普段は古典作品を踊らない、いわば古典のしがらみから自由なダンサーたちだったから生み出せたのかもしれません。衝撃的だったのは、狂乱の場面にお
パリ・オペラ座バレエ団の気になるニュースとバレエの見方や舞台の感想を綴るブログ
若手ダンサーの主役デビュー 東京バレエ団・ブルメイステイル版『白鳥の湖』(中島映理子&生方隆之介)
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS今回、中島映理子と生方隆之介は『白鳥の湖』の主演デビューとなりました。以前、『眠れる森の美女』の青い鳥のパ・ド・ドゥで優雅な踊りを見せてくれたのが記憶に残っており、ぜひこの若手で『白鳥』を見た
現代のシンデレラは幸せを願えない Kバレエオプト『シンデレラの家』(最果タヒ×和田永×ジュゼッペ・スポッタ)
TAG:#評・感想 埋め込み元:Kバレエコンセプトの勝利というべき公演だったと思います。Kバレエオプト『シンデレラの家』には日本のトップクリエイターが集結。原案は最果タヒの書き下ろし詩集「シンデレラにはなれない」で、ダンス作品はこ
表現者として観客の心に働きかけるという一点でバレエもフィギュアも変わらない 上野水香×町田樹×高岸直樹『Pas de Trois』
TAG:#評・感想 埋め込み元:上野の森バレエホリデイ上野の森バレエホリデイの小ホール公演『Pas de Trois』を見に行きました。上野水香、町田樹、高岸直樹による《バレエとフィギュアに捧げる舞踊組曲》と題した公演です。&nb
踊りと音楽―厳しいプロ意識のせめぎ合い 東京バレエ団『白鳥の湖』ゲネプロ見学会
TAG:#評・感想 埋め込み元:上野の森バレエホリデイ上野の森バレエホリデイの企画、『白鳥の湖』のゲネプロ見学に行ってきました。これまでバレエの祭典の特典でパリ・オペラ座バレエ団やハンブルク・バレエ団の舞台稽古ならば見たことはあり
生々しくも美しい感情を描いた傑作 マシュー・ボーン『ロミオとジュリエット』
TAG:#評・感想 埋め込み元:ホリプロステージ シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』はモンタギュー家とキャピュレット家の対立を描いた以上に、愛と家の対立を描いた作品です。マシュー・ボーンは後者の対立を若
配信は4月10日まで セウン・パク&ポール・マルク『ドン・キホーテ』(パリ・オペラ座バレエ団)
TAG:#評・感想 埋め込み元:パリ・オペラ座バレエ団現在、パリ・オペラ座バレエ団の配信プラットフォームで、セウン・パク&ポール・マルク主演『ドン・キホーテ』が配信されています。このサイトには4月10日まで視聴可能とありま
湧き出る感情に忠実であればその舞台は決して嘘にはならない ナタリア・オシポワア&リース・クラーク『マノン』(ロイヤル・シネマ)
TAG:#評・感想 埋め込み元:ロイヤルシネマ 見る前から、ナタリア・オシポワのマノンは恐らく私好みではないだろうと予想していましたから、ほっそりとした美しさに欠けるマノンの登場にさほどがっかりも驚きもしませ
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TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社 今回のような『ジゼル』解釈は、普段は古典作品を踊らない、いわば古典のしがらみから自由なダンサーたちだったから生み出せたのかもしれません。衝撃的だったのは、狂乱の場面にお
TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社今年初のバレエ鑑賞はウクライナ国立バレエ団の『プレミアム・ガラ』でした。ガラの冒頭を飾るのは『ゴパック』。『くるみ割り人形』をはじめ、コサックの動きを取り入れたバレエは、ウクライナ以外のダンサ
TAG:#評・感想 埋め込み:公式バレエのフォルムは正面あって成り立つものです。クロワゼやエカルテは観客のいる正面方向なしには成立しえない概念でしょう。正面のある劇場を前提に技術規範が作られているように見えるバレエ。その代表格であ
TAG:#評・感想 埋め込み元:ORF今年もウィーン・フィル ニューイヤーコンサートをNHK Eテレで視聴する日がやってまいりました。今年のバレエシーンの振付はキャシー・マーストン、衣装はパトリック・キンモンスです。 バ
TAG:#評・感想 埋め込み元:NDT2024年来日公演芸術と社会今年は例年以上に芸術と社会について考えさせられる1年でした。芸術は社会の一機構だと私は思っています。芸術とは、この世界がどうあるのか、どうありたいのかを根源的に問い
TAG:#評・感想 埋め込み元:NDT先日、NDT2による『Lucid Variations』というダブルビルが配信されました。残念ながらもう配信が終わってしまったのですが、とんでもなく面白い公演だったのでブログにまとめておきます
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式マシュー・ボーンが手掛けた『エドワード・シザーハンズ ダンスバージョン』が映画館で上映されています。マシュー・ボーンは大の映画好きで知られており、この作品もティム・バートンの名作映画を舞台化した
TAG:#評・感想 埋め込み元:パリ・オペラ座バレエ団パリ・オペラ座バレエ団のサイトでピエール・ラコット振付『パキータ』が配信されています。表題役はヴァランティーヌ・コラサント。楽ではない境遇を生き抜いてきた女性の強さとしたたかさ
TAG:#評・感想 埋め込み元:NHK NHKプレミアムシアターオンデマンドでウクライナ国立バレエ団『ウォータイム・エレジー/ファイブ・タンゴ/スプリング・アンド・フォール』が配信されています。いずれもロシア
TAG:#評・感想 埋め込み元:バレエチャンネル『黙れ、子宮』は、振付・構成の下島礼紗の身体と経験が元となった作品です。下島は18歳のとき医師から子宮がないこと、体内に睾丸らしき影があることを告げられたといいます。しかし検査の結果
TAG:#評・感想 埋め込み元:光藍社民族色とファンタジーに満ちた舞台で、まさにジョージア国立バレエ団が踊るにふさわしい『くるみ割り人形』でした。 今回来日した版は、アレクセイ・ファジェーチェフとニーナ・アナニアシヴィリ
TAG:#評・感想 埋め込み元:KARAS それぞれに独自の感覚を持つダンサーたちがベートーヴェンの音楽に向き合った、そのひたむきさが作品の精神性へと結実した時間でした。 この作品がこれだけ高い精神
TAG:#評・感想 埋め込み元:神奈川芸術劇場Aプロ・Bプロあわせて5作品あった中、4作品が言葉を使っています。コンセプチュアルな作品が多い印象の公演でした。 『Can't-Sleeper』—眠れない人への優しい
TAG:#評・感想 埋め込み元:YOKOHAMA Dance Collection2024そのダンサーは、自身に生き写しの彫像に口づけする美しい青年のようでした。 プラスチックか何かで作られた半透明の等身大人形が舞台に置
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式 「ボリウッド映画のスターを参考にブレイキンを独学で始めたが、(教えてくれる教師がいないので)どうやってバク転すればよいか分からない。だから身体のメカニズムから考え始めた」
TAG:#評・感想 埋め込み元:オーストラリア・バレエ団 ジョビー・タルボットによる人を追い詰めていくような音楽と、ドラマティックなナレーションが生み出す緊迫感。裁判官たちがせわしなく動き回る中、世紀末文学を
TAG:#評・感想 埋め込み元:美術手帖客席につくと、すでに一人のパフォーマーが舞台に立っていました。彼女は毛糸玉から太い紐を引き出し、腕を使ってネット編みにしていきます。作品が始まったとき、毛糸玉のすべての紐を使い切って作り上げ
TAG:#評・感想 埋め込み元:ウィーン国立バレエ団 クリストファー・ウィールドンの『冬物語』が、ウィーン国立バレエ団のレパートリー入りを果たしました。今年の初めにはジョン・ノイマイヤーの『椿姫』がレパートリ
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式パリ・オペラ座バレエ団の今年の6月に収録された『白鳥の湖』がIMAX映像で上映されています。IMAXとは映画をまるで映画の中にいるような臨場感で体験できるプレミアムシアターのことで、12chサウ
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBSナニーヌが昔の女主人の家に入ってくる。女主人の遺したものが競売にかけられていることに耐えられなかったのか、ひと思いに部屋を出ていってしまおうとする。しかしつま先に、あの麦わら帽子がぶつかり、思
TAG:#評・感想 埋め込み元:ステージナタリー原始性を失わないながらも、それを独特に洗練された美学へと昇華した舞台には心底魅せられてしまいました。 赤い和傘に下駄、黒のスーツという出で立ちで、客席後ろから登場する5人の
TAG:#評・感想 今回、ウクライナ国立バレエ団が上演したヴィクトル・ヤレメンコ版『ジゼル』は、昨年に日本から寄せられた義援金を使用して新制作され、この来日公演が初演となりました。 新バージョンの特徴の一つが、マイムを少
TAG:#評・感想 埋め込み元:バレエチャンネル「舞台に立っているだけで強烈な印象を残す」というダンサーは数こそ多くないといえど、幾人か思い浮かべることはできますが、それでもファルフ・ルジマトフほどのダンサーはなかなかいません。&
TAG:#評・感想 埋め込み元:NHK明けましておめでとうございます。当ブログでは毎年、1月1日のニューイヤーコンサートから記事を出し始めるのですが、今年は地震により、金沢(の中でも津波の危険区域)に帰省した私は人生初めての避難を
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS二つの戦争とバレエ・ダンス公演ロシアによるウクライナ侵攻が始まって2年が経ちました。今年、ウクライナ国立バレエ団は2回来日しましたが、逆境の中にありながら、2回の公演ともに確実に前進する姿を見
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式バレエ『雪の女王』は、アンデルセンの童話を原作に、当時の芸術監督であったアニコ・レフヴィアシヴィリが振り付けた作品で、2016年に初演されました。 ストーリーは原作を尊重したものとなっ
TAG:#評・感想 埋め込み元:横浜にぎわい座「ヨコハマダンスコレクション 2023」のうち、横浜にぎわい座 のげシャーレにて、ナセラ・ベラザ『L’Envol』を鑑賞しました。「L’Envol」は「飛翔」を
TAG:#評・感想 埋め込み元:パリ・オペラ座バレエ団 パリ・オペラ座バレエ団のVODで12月23日まで『イリ・キリアンの夕べ』が配信されています。イリ・キリアンのそれぞれに異なる4つの作品を通して、一貫して
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式牧阿佐美バレエ団が総力を挙げて、限りなく繊細に、優美に、格式高く作り上げた舞台でした。 この世界観は、主役が登場する前のプロローグですでに決定づけられています。オーロラ姫に美徳を贈る7
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式谷桃子バレエ団の『TMB DANCERS SHOW CASE Vol.1』を覗きに行きました。谷桃子バレエ団は最近、尖ったYouTube動画を発信していて、この公演に関しても会場の下見から、作品
TAG:#評・感想 「ざわめきとは虚空の存在なのだ」というような言葉が《Rustle of Existence》という映像作品にありましたが、私が大巻伸嗣展で気づかされたのは、一見すると無に見えるところにある存在の手触りでした。&
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式今シーズンの『DANCE to the Future』は、バレエ団のダンサーによる振付作品を上演していたこれまでとは趣向を変えて、若手ダンサーにスポットライトを当てたものとなりました。第一部は若
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式舞台に存在していること、ただそれだけで美となるダンサーたちが集結したガラでした。 動きの美しさがそのまま美しく瑞々しい愛にその筆頭が永久メイとフィリップ・スチョーピンです。A・Bプロで
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式インバル・ピント/アミール・クリガー演出『ねじまき鳥クロニクル』は、村上春樹特有のイメージと象徴の堆積で語られる原作を、身体感覚に訴える表現によって舞台に移し替えた演劇です。 今、「イ
TAG:#評・感想 埋め込み元:NBS東京バレエ団が新制作した『眠れる森の美女』は、生と死を意識した演出でした。 クレジットを見ると、「演出」には斎藤友佳理の名前があり、「ステージング・アンド・プロダクション・コンセプト
TAG:#評・感想 埋め込み元:KARAS激しい雨音が響く中、勅使川原三郎、佐東利穂子、ハビエル・アラ・サウコの3人がそれぞれに空を見上げて立っています。容赦なく顔に当たる雨粒に思わず目を細め、肩をこわばらせ、時には下方を向きなが
TAG:#評・感想 埋め込み元:世田谷パブリックシアターラファエル・ポワテル演出の現代サーカス作品、『フィアース5』を世田谷パブリックシアターで鑑賞しました。この作品は世田谷パブリックシアターの現代サーカス交流プロジェクトによって
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式個々の身体から練り出される質感の目眩く変容に、これほど心震えた体験は久しぶりでした。 今回の『ワルツ』は、愛知県芸術劇場で初演されたものをKARAS APPARATUS版として改訂上演
TAG:#評・感想 埋め込み元:公式約2年の時を経て、東京バレエ団が金森穣に制作を委嘱した『かぐや姫』全幕が完成しました。正直に一言で感想をまとめてしまうと、べらぼうに酷い作品ではないけれども、拍手喝采したくなるほどの名作でもなか
TAG:#評・感想 埋め込み元:東京芸術祭ついこの間まで夏用の布団をお腹に乗っけて寝ていたのに、10月入った途端に名実ともに秋となってしまいました。10月下旬にコロナワクチンと遅い夏休みの帰省の予定を入れてしまった私にとっては、芸