強度のナルシシズムにとらわれた(つまり邪悪な)人間は、自己の完全なイメージをおびやかす相手にたいしては、だれかれおかまいなしに攻撃をしかける。 M・スコット・ペック『平気でうそをつく人たち』 私たちは自分が気に食わない人を悪とみなし、程度の差こそあれ、何らかの形で攻撃してしまう。 その攻撃は実際の言動として表すか表さないかは問わない。 レディー・ガガ並のポーカーフェイスをかましながらも、心の内で気に食わない相手のことを攻撃しているのであれば、それは立派な攻撃になる。 そしてなぜ攻撃してしまうのかというと、相手そのものが悪だからではなく、その相手が自分の完全なイメージを突き崩してくるからだ。 私…