メインカテゴリーを選択しなおす
エモい古語 自然(その2)植物 風待草・夢見草・花筏・花篝・花筐・待雪草・面影草・柳絮
前に「エモい古語辞典」という面白い辞典をご紹介しました。確かに古語は現代の我々が普段あまり使わない言葉ですが、繊細な情感を表す言葉や、感受性豊かで微妙な感情を表す言葉、あるいはノスタルジーを感じさせたり、心を動かされる魅力的な言葉がたくさん
二十四節気七十二候のスタート、立春の初候(2.4~2.8)は、東風凍を解く(はるかぜこおりをとく)です。東から吹いてくる風が厚い氷を解かしていく時季という意味。「東風」とは「こち」とも呼ばれ、春風のことで春のそよ風というにはまだまだ冷たい風ですが・・この風が吹くと寒さも緩んできます。でも、春風というのは南から吹く暖かい風のはずなのになぜ東風というのでしょうか?。それは元々、七十二候が中国から渡ってきた暦であることの名残と言われています。中国の陰陽五行の思想で、春は東を司る事から東風と呼ぶそうです。梅は春告草と言われますが、東風を待って咲くので「風待草」とも呼ばれ、昔から春は東からやってくると信じられていました。「風待草」・・・何とも風情のある言葉ですね♪。東風(こち)吹かばにほひおこせよ梅の花主なしとて春...東風凍を解く「風待草」って何?
今日2月4日は立春、新しい二十四節気は立春から始まります。旧暦では立春は春の始まりであると同時に、新しい1年のスタートでもありました。正月のことを今でも新春、初春などと呼ぶのは、その頃の名残がまだ残っているからなんですね。小寒から昨日の節分までの30日間がいわゆる寒中で、その寒が明けて春が訪れる日が寒明け、つまり立春と寒明は同じ日になります。同じ日のことでも表現が変わるとその印象も変り、寒明には長く厳しかった冬からようやく開放される安堵感と、立春はこれから春に向かう期待と喜びが伝わってきます。とは言うものの・・二月初旬と言えば、まだ一年中で一番寒い時期ですが立春や寒明けと聞くと、何となく心の中まで暖かく明るくなるような気がします。二十四節気七十二候の立春の初候(2.4~2.8)は「東風凍を解く」です。東か...立春~寒明けと風待草