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仙台輪行の途中ですが、行の電車でちょうど読み?聴き終わったので。。タイトル:イラク水滸伝再生時間:15 時間 48 分総合評価 ★★★★☆ ナレーション ★★★★☆ストーリー ★★★★☆高野秀行さんの本は結構読んでいる。昔のは殆ど読んでいると思う。最近のは多分読んでいない。昔、一時期、旅行記を嫁さんとよく読んだ。BookOffにもよく行った。入口はゲッツ板谷から鴨ちゃん、西原だったのだが、そこから、アジアを...
前回の『未来国家ブータン』に引き続き、高野秀行さんの作品です。今回は『世にも奇妙なマラソン大会』(2011年/本の雑誌社 ※下掲の表紙は2014年に文庫化され集英社版です)をチョイスしました。 間違う力? 私には「間違う力」があると言われる。本当にそれは「力」なのか、それとも馬鹿にされているだけなのかはよくわからない。 こんな文章で始まる本著は、サハラ砂漠を舞台にした表題作、高野さんの貞操に危機が迫る『ブルガリアの岩と薔薇』、インド再入国をめざして悪戦苦闘した『名前変更物語』、そしてアジア・アフリカで体験した7つの奇譚から成る短編エッセイ集です。 本著の前年には『間違う力 オンリーワンの10か…
6月は環境省が提唱する環境月間。私も1冊くらいそこに絡めた作品を紹介しようと、高野秀行さんの『未来国家ブータン』(2012年/集英社)を選んでみました。 雪男を追って 高野さんがブータンへ行くきっかけとなったのは、生物資源探索企業の代表(飲み仲間)から直々に受けた突然の依頼。 新たに提携したブータン農業省の国立生物支援センターとのプロジェクトが本格始動する前に、政府もよく把握していない少数民族の村に行って伝統知識や現地の状況を調べてほしいとのことでした。 辺境慣れしている高野さんも、バイオ分野は専門外。一度は誘いを断りますが、「ブータンには雪男(イエティー)がいるんですよ」の一言に心が揺らぎま…
陰暦6月の満月はヴィサカブーチャ(仏誕節)。今年は5月22日で、タイではお酒が飲めません。タイの禁酒日は年に5回あり、スーパーやコンビニ、飲食店でアルコールの販売が自粛。 この禁酒日が近付くと、普段はまったく読まれない『【検証】タイの禁酒日やアルコールの販売許可時間外ってガチで飲めないの?』の閲覧数が若干アップします。 すでに昨日くらいから微増しはじめました。旅行の下調べをされているのでしょうか。世の中にはけしからん同志が一定数いるものです。 そこで思い出したのが、高野秀行さんの『イスラム飲酒紀行』(2011年/扶桑社 ※上掲の表紙は2014年に文庫化された講談社版です)。 私とツレのアルコー…
宮田珠己『ときどき意味もなくずんずん歩く』|読書旅vol.102
こちらのページで書いた通り母の手術をきっかけに生活が一変。隣でリハビリの応援をしたり(※応援するだけで、実際は何の役にも立っていない)、他愛のない会話をして退屈しのぎの相手になったりする毎日を送っています。 母と過ごす時間は穏やかそのもの。不満もストレスもさほどありません。ただし、そうは言っても「旅に出たいな~」とか、「母にかまけて働かないのはよろしくないぞ」とか、あれこれ思わなくもないです。 ましてや、日常生活もままならないくらいの大怪我を負ってしまった母の身になってこの先の未来を想像すると、流石に胸が苦しくなります。 そうした状況下でうっかりネガティヴ・モードに突入しないよう、最近は宮田珠…
関連リンク: ★ 🎵📻📖NHKラジオ深夜便〔美味しい仕事人〕料理本をモンゴルで 調理師、元在モンゴル日本国大使館・公邸料理人 鈴木裕子さん 9月17日(日)午前4:05放送 2023年9月24日(日) 午前5:00配信終了📻📖😍(2023/09/18 08:55...
ようやく図書館の順番が回ってきた。予約申請出したの去年の秋。 「世界の辺境とハードボイルド室町時代」高野秀行/清水克行 「 耳鼻削ぎの日本史 」の清水さん、抱腹絶倒のあとがきを書かれた高野さん。このお二人の対談が面白くないはずがない。お互いポンポンポンポン言いたいことを言いなが...
🎵😍📚📚スクラップブック📚📚😅💦(13頁目)<社説>「殺傷武器」輸出検討「平和国家」の国是守れ - 琉球新報/茶飲み話 小夏日和/八重山民謡「いやり節」「月夜浜節」/語学の天才まで1億光年
★2022年11月21日 07:23 [大弦小弦]「すめらみくに」沖縄タイムス 琉球弧の有事ムードを次の段階に高めて、日米の軍事演習「キーン・ソード23」が終わった。期間中、基地の外から訓練を撮影していた琉球新報の写真記者を自衛官が制止し、撮影データの消去を求める事態が起き...
先日、久しぶりに連絡を取った知人から〈たまにブログ見てるよ〉と言われ、続けて〈実は俺、高野秀行さんに憧れてノンフィクション作家をめざしていた時期があるんだよね〉と打ち明けられました。マジかよ……。 その知人男性を仮にN君としておきましょう。私から見たN君は現代社会にバッチリ適合し、合理的で隙がなく、仕事も家族サービスもテキパキこなす人物。N君の爪の垢を煎じて、ツレに毎日2リットル程度飲ませたいレヴェルです。 そんなN君が、こともあろうに高野秀行さんみたいな作家をめざしていたとは。私の知り合いの中ではけっこう稀なまともキャラのN君。しかし、この件を受けてイメージがガラリと変わりました。 高野秀行…
2021年2月1日にミャンマー国軍がクーデターを起こしてから、今日で1年2か月が経ちました。混乱はなおも続き、収まる気配を見せません。 コロナ禍で海外へ行けず、苦肉の策として旅行ネタからコンセプトを切り替え、旅絡みの本を読んでは、感想文を発表する場として当ブログを機能させているのですが、ミャンマーを舞台にした書籍は何となく避けていたんです。 ミャンマーの本を取り上げるにあたって、いま同国が置かれている状況を触れないのも不自然だし……、かと言ってペラッペラな知識で軽々しく何かを語るのはちょっとな~……といった具合。 それなのに、前回ミャンマー北部のワ州にまつわる『アヘン王国潜入記』をピックアップ…