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3番目はものすごいバイタリティな投稿者の話。部活に打ち込んでいたのに事故に遭い、後遺症が残ってもう部活どころじゃなくなってしまった。しかし1年後、思い立って海外一人旅を実行するわ就職した会社では自ら海外勤務を申し出るわ、とにかくつよい…と現在38℃の熱を出して伏せってる私は思うのだ。
最初の話はタイトルが「父との別れ」で、これは死別の話かなとか、あるいは遠くに住んでる父親に久しぶりに会った話かなとか、いずれにしろ親子愛の話かと思うわけじゃないですか。 母子家庭で育った投稿者が父親の存在を知って様子を見に行ったら向こうからコンタクトを取ってきたものの実は投稿者はいわゆる「隠し子」で、相続放棄をさせられた話だった。お、おう…淡々とした語り口なのにヘビーだ…。外野の私としては父親サイドには「勝手に作っておいて何だその冷たい態度は」と思ったし、そこで気まずさを感じた投稿者優しすぎるなそれキレていいやつだよと思いはした。友人に「髪はフサフサだったから僕はハゲないと思う」と冗談混じりに…
最初の話「見送り」は投稿者と母親との関係の話。子供の頃出かける時にいつも母親が手を振って見送ってくれていて、やがて親となり同じように子供たちを見送るようになって、その小さな背中を見て時に応援したり心配したりしながら母親も自分と同じ思いで見送っていたのだろうかと昔を思っていたという。そして現在施設にいる母親はもう投稿者のことがわからなくなってしまっている。それでも面会に来て話をして帰っていく自分を見る姿にかつての見送りを思い返している。 それは親子の人生の歩み。きっと良いことばかりでもなくそれなりにいろいろなことがあったことも感じさせる素敵な話だった。
最後の話の、電車に乗ってきて吊り革を掴みながら激しく泣いていたという大学生くらいの男の子。 正直それは電車の中で見かけるには少し異様に思えるのではというか、それを迷惑に思わずに心のなかで励ます投稿者優しいなとはちょっと思った。
最後の話は「社会に向けて言葉を発する歳になった」息子のこと。楽しいことを続けたい時に全て「もういっかい」、拒否を「やーよ」と表現する幼児語の愛らしさ。毛の生えた生き物は「わんわん」、車は「ぶーぶ」、四角い車は「でんしゃ」、サイレン付きの車は「きゅーきゅーしゃ」。 そんな息子の様子に「私の生きている世界というのは実はとても単純なのではないか」と考える投稿者の感性も含めて、あたたかい。
3番目の話は葬祭業をしている投稿者が体験したこと。収骨の際小さな女の子が「心は燃えないよね?燃えてたらやだー」と話してきたという。その故人は女の子にとっては祖父なので、きっとかわいがってくれていたのであろう思い出も燃えてしまっていたらそれは悲しいことだろう。 とはいえ自分が死んだら心も記憶もなくなる方がいいですね…。
3番目の話は投稿者の最初の記憶、父方の祖母の葬儀でのこと。 幼いなりに父親が亡き祖母=自分の母を大事に思っていたことは理解していた投稿者、というわけで大切な人への気持ちを表現はしたのである─── 2 回 の 柏 手 で 。 一瞬固まった空気を感じた投稿者だったが父親が笑って「いいんだよ、おばあちゃんは神様になったんだから」と返し、それをきっかけに周りも和やかな雰囲気になったという。(それ空気が一瞬固まったというのは突然絶対に笑ってはいけない葬儀が始まって周りも反応に困ったんじゃないかな) 冠婚葬祭に子供を入れるとだいたい想定外のことをしてくれておもしろが発生するよな!
2番目の話は投稿者が子供の頃に父親と妹と共に小さな遊園地に行った時のこと。 輪投げに兄妹で挑戦するも全然上手くいかずにガッカリしていたら父親が挑戦、郵便局での仕分け作業スキルを活かして次々と輪を的確に棒に届かせたという。 子供から見てその様はヒーローに見えていたのではないだろうか。
今週は投稿者が親切なことをした話や誰かにされた親切を他の人に返していく話が続いてほっこり感があったけどそこへ続く4番目の話、最初のうちはかかるBGMも何か重めだし、投稿者は長年病を抱えていて気持ちも塞いでいるようだし「おいおいずいぶん違うテイストが来ちゃったぞ」と困惑をしておりました。 痛みに苦しむ投稿者に何枚ものシーツをかけて繭のように包んでいく夫。「敵はどこだ!?」と素っ頓狂なことを言い出す夫。「みんなが私を白い目で見ている」と吐露する投稿者に「僕らは黒い目で見ればいい」と返す夫。対応の仕方がちょっと独特で、でも妻の苦しみを理解し軽くしたいという気持ちは伝わる、1〜3番目とは別方向のほっこ…
以前がろくでもない人生で、それらを振り切って以降死に物狂いで勉強したりしながら今の自分になり、昔の自分と決別するというのはありがちな話のようでいてなかなか簡単なものでもないのだろうと思いますよ。私なんぞ昔の嫌な記憶に縛られてばかりですわ。
最初の話に出てくるベトナム・ホイアンのランタン祭りのことを知らなかったのでググってみると確かに幻想的で美しく、これを生で見たら「ここで人生終わってもいいな」と思ってしまうかも。
10月なのでハロウィンの話が3番目に来ていた。まだその習慣が日本に根付いていなかった時代、アメリカで初めて子供たちの訪問を受けた投稿者は1年目はお菓子売りだと思って籠の中のお菓子を取って凄い目で見られるし、そのことをすっかり忘れてた翌年はたまたま余ってた昆布飴をどっさりあげちゃう。 子供たち、昆布飴の味はどうだったのかしら。アメリカで暮らす彼らには未知の味だと思うので気になるところではあるが、「空気読めねえおっさんだな!」と思われた可能性もあるかな(ノ∀`)
3番目の話「水彩画」。絵を描くのが好きな引っ込み思案の娘を案じ、絵画教室に通わせて自信をつけさせようとしたら本人の強い要望により子供たちに混じって教室に通うことになった投稿者。それはかなり困っただろうと思うけど、思いのままに絵を描く周りの子供たちに引っ張られるかのように投稿者自身が絵を描くことにハマっていくのが印象的。娘の方は絵の他に好きなことが見つかった様子なのだが投稿者はなおも絵を描くことを続けているのだとか。良い話。…私の場合いつもいい絵を描きたい気持ちはあるのだけど何か「絵を描く」より「ネタを描く」方に行ってしまうからのう…。
最初の話は投稿者が花火大会で友達とはぐれ一人で歩いていたら男性に「綺麗ですね」と声をかけられ「綺麗ですね」と返したという短い話。 私もいろいろ疲れたり荒んだりしていたのか最初聴いた時はおいおいナンパかよと情感も何もないことを思ってしまったけどこれ「何もない」からこそ情感が生まれるやつですね。
4番目の話は転勤族の夫と共に各地を転々としてきた投稿者のこと。住めば都と言うしどの地でも大きな不満を持っていたわけではなさそうだが、一方でどの地も終の住処になりそうには思わなかったという。 そして夫が会社を辞め、移り住むことになった地は那須。 タッタッタッタッ…と駆けて行ったうさぎの姿がとても印象的だったらしい。投稿者にとって那須が終の住処として相応しいと思えるのかはまだ謎らしいのだが、人通りも少ない地はとても不思議な感じがする様子。タイトルは「不思議の国の」だし走ってるのはうさぎなのでつまりあの作品を意識したみたいだがこの絵がそれっぽくなってるのかも謎でございます。
2番目の話は投稿者の子供の頃の同級生タバタくんのこと。いつも思いっきり遊んで帰る頃には泥だらけになってたタバタくん。その名の通り田畑を通ってガサガサ音を立てながら現れるタバタくん。不良に絡まれそうになりうっかり投稿者に置いて行かれたのに何事もなかったかのように後から来たタバタくん。松葉杖を突きながら遊んでるうちに松葉杖を忘れてしまうタバタくん。ちょっと抜けてるとも大物とも言えるタバタくん。 今はもうどうしているのかわからないタバタくん。そんな遠い昔の思い出。
2番目の話は現在は日本でシェフをしている投稿者が相棒と共にイタリアで勉強していた時のこと。異国の地で馴染めず気持ちが沈んだ相棒が休みを申し出たらそれまで必要以上の会話をしていなかった同僚たちが一斉に心配しだしてお見舞いを届ける。その優しさへの感謝と共に心にあった壁が崩れたのか明るくなっていった相棒。 そして事あるごとにハグをしてくるイタリア人男性たちに口を尖らせてキレる相棒。変わりすぎてる!投稿者はその光景を見ながら「彼女は急速にイタリアを学んでるんだ…」と思ってたらしい。
4番目の話は投稿者が認知症になった母親と過ごした日々のこと。忘れていく恐怖を抱える母親に「忘れていいよ、僕が覚えているから」と言えるのは優しさなのか、余裕なのか、そのどちらも持てそうにない自分はぐるぐると考えていた。「次もまた親子でいよう」と言えるのはそもそもの親子関係が穏やかで幸せなものだったのだろうとも思うので。
3番目の話は投稿者が子供の頃に受けた知能テストのこと。「バナナとリンゴとボールの中で仲間外れはどれでしょう?」という問題で投稿者はバナナとリンゴは食べ物でボールはそうじゃないからボールと答えたらそれは不正解だったらしい。…何で?こういうテストって出題者の心の内を読まなきゃいけないところがあってそこを当てなかったら不正解とされるのは確かに投稿者が感じる通り理不尽ですわ。ただ私は実際の問題文を見ておらず投稿者の思考に引っ張られてるところはあるからなあ。この手のテストって正解も結果(IQいくつとか)も届いた覚えがないところもモヤっとするところかもしれない。
3番目の話は人に頼ることができなくて躁鬱を抱えるまでになった投稿者。そんな人がコールセンターの仕事をするのは危険な気もするのだがそこは置いとくとして、そこで話してきた老女が自分は人に迷惑をかけると思い詰めて頼ることができずひとりで生きているということで、そういう思いを抱えるのが自分だけじゃないと知り心が軽くなったという話。 …うんまあ私もそういう気持ちはあるんだけど今別に心が軽くなってはいないですね…そういうのが私のダメなところだという思いの方が強い。でも人によって適切な繋がり方があれば何とかなるのかなという気もしてたり。
最後の話は61歳にして「よんどころない事情」により一人暮らしを始めた投稿者の心境。大変だけど基本的には楽しいらしい。しかし時に人恋しくなる時もあるようで、そんな時には馴染みの店で外食するのだとか。 過剰に干渉されない暮らしを羨ましく思う気持ちもあり、自分がやってみたらどうなるだろうと想像してみたが私がそれをやったら引きこもりの末の孤独死コースになりそうな気がする。たぶんこの投稿者は基本的には人間が好きで、その上で自分ひとりのスペースを持ちたいのだろうと思う。私の場合は人間嫌いが加速しそうな気がして非常に危険だなあと。
3番目の話はズーンと重い気持ちになった。投稿者が偶然会ったロシアの若者。ウクライナ侵攻のことをどう思うか知りたくなって尋ねてみたら「ウクライナはロシアの弟。弟が間違ったことをしたら叱るんだ」といった意味の返しをされたという。もし召集令状が出たら戦地に行くつもりであるらしい。 「弟を君は殺しに行くんだ」という言葉を飲み込んだ投稿者。お互い会ったばかりで確かにそこまで突っ込んだことは言えないだろう。ただ、それにしてもというままならない苦さと重さが残った。
2番目の話、古びたアパートから見えた老女の瞳は投稿者にはどう見えたのか、文章から見るに「健全」とは少し外れた暮らしのように思えたが、そこに生の営みの力強さを見たようにも思えるかな。
4番目の話は投稿者が小3の頃のこと。月一で電車で遠くの眼科に通院していたというのは面倒で大変なことに思えるけど、子供にとっては楽しみな冒険だった模様。大人たちに混じって席に座り、タバコの煙にむせたり大人な週刊誌のページが見えたり。帰り道ではお菓子を食べながら瀬戸内海の島々を見ていた思い出。 これを描くために瀬戸内海の画像をググったけど山陽の海と空、青いな…(薄曇りの海と空ばかり見かける山陰の者感)
今回セレクトするのは私の立ち位置的に最後の話以外にあり得ないわけです。 ウルトラマンが好きな投稿者の長男は病気がちで何度も検査を受け、学校にも馴染めないところがあり両親をとても心配させていたという。でも彼はずっと困難に立ち向かっていたのだ、ウルトラマンのように。靴屋で偶然にもジャストフィットしていた新しい靴は銀色に赤い模様、そうまるでウルトラマンのようであり、その姿はまさに銀色の流星であったと。 お話自体もいい話なんだけど聴いてた私は「オダギリジョーさんの口からこんなにウルトラマンってワードが出てくることもう二度とないだろうな…」とまあまあ動揺しておりました。なお投稿者長男がどのウルトラマンを…
最初の話は投稿者が中学生だった頃の出来事。いきなり「番長が」と言い出すナビに耳を疑う。 隣町の中学へ殴り込みをかけるためガタイのいい奴20人召集。 集まった20人は自転車で隣町へ爆走。中学生なのでバイクではなく自転車なのだ。 隣町の中学に到着すると向こうの番長も20人引き連れて待ち構えていた。 最初は番長同士のタイマン。しかし決着つかず。 というわけで総勢40人で乱闘。 当然の如く駆けつける警察。 補導される40人+番長ズ。逮捕じゃないんだ。(中学生なので) 何もかもが大事件のはずなんだがナビは淡々と語るし何か爽やかな音楽が流れてて妙なおかしみが出てる。 なお参加者は現在では公務員だったり市議…
最後の話の「サイレントにゃー」、知らなかったのでググってみた。 cat.benesse.ne.jp どうも母猫や飼い主に対する甘えの気持ちから出る行為らしい?投稿者の飼い猫は21歳。もうかなりの長生き。先住猫2匹が生きていた頃はサイレントにゃーをやらなかったようだから遠慮の気持ちがあったのかどうなのか、とにかく今はリラックスしている様子。穏やかに健やかにあれ。
「妻の、父と母の髪の毛を切る」というちょっとおやっとなるようなタイトルの最後の話。自分の実家とは折り合いが悪かったのと妻が三姉妹の長女という事情から妻の籍に入った投稿者、しかし義両親のことはやや怖い存在と思ってきたらしい。そんな2人の髪を切ることになった投稿者の戸惑いと発見が淡々と綴られる話だった。 投稿者にとっては怖い存在だった義両親、しかし理容師でもなくサラリーマンである投稿者に髪を触らせるくらいには気を許していると思う。そして義父の髪質を知って息子に「お前の髪、隔世遺伝だぞ」と話しかけて「知ってるよ」と返される、そういう軽口が叩ける家族の関係。「感動」ともまた違う感触なのだけど、静かにい…
3番目の話、最初は「自分をこっぴどく捨てた元カレに再会したらすっかり落ちぶれてた話かー」と思いながら聴いてたのですよ。ところがそのまま聴いてると「別れてそれぞれの家庭を持った後焼けぼっくいに火がついて10年不倫、しかしどうにもならないまま投稿者の方から別れた」という関係だと判明してつい「何て?????」と目が点になった(ノ∀`)現在の元カレが落ちぶれていたのは本当で、離婚調停中だし病院も畳む予定なんだとか。付き合っていた時は確かに燃え上がっていた投稿者だけど会うんじゃなかったと後悔してもう二度と会うことはないだろうと思ったのだとか。ちょっと投稿者虫が良すぎねえかとは率直に思うけど恋をしてる最中…
3番目の話は投稿者が小学校に入学した日に出会ったくるくるとしたくせっ毛の少女のこと。彼女は施設で暮らしていた。隣のクラスにも同じ施設で暮らす知的障害を持つ少女がいて、常にその子の悪口を話していた。自分と「すずらんクラス」にいるあの子は違うんだと常に主張していた。あの子と違ってすぐ迎えに来るんだと言っていた彼女の親は結局迎えには来ていなかったらしい。 それは家族と暮らしている同級生に囲まれる彼女が自分の心を保つための精一杯の強がりだったのか、今となってはわからないことだけど単純に片付けられない闇と悲しみが漂う話だった。