ホイールパンツの新規作成④ ピアノ線脚用の雄型-2
ほぼ直方体断面の物体が2個できました。これをホイールパンツの形になるように整形します。
斜め正面から見た写真です。取付けブラケットを内蔵して太い(厚い)ホイールを仕込めるようにしたためですが「ずいぶん厚いな」と感じます。
でもまあ、実機のホイールパンツもほぼまん丸の断面なのでかえって実機っぽくなるんじゃないでしょうか。
削る前に車軸が通る位置をマークしておきます。ブラケットが来る関係でこの辺りは平面のままにします。
スパッツに入れる候補のホイールです。寸法は2.25インチ(57mm)くらいのものがあります。アルミのハブが付いている高級な製品とそれなりの品質の製品がありますが、ホイールの大部分はホイールパンツに隠れますからそれなりの品質の製品で良いでしょう。
側面から見た形ができているだけの状態から削り出すとほぼ失敗ますから上から見た断面も決めます。
形になってくるにつれ、ブラケットが当たる部分を確認したり・・・、
ホイールが出てくるところなどをマークしておきます。
後は感覚に頼って角を丸めるとかして完成度を高めます。僕の経験では片方を完成させてからもう一方を作るというやり方だと左右の出来上がりに差が出るので(僕の場合だけかな?)左右の作業の進捗を一致させます。
段々形になってきました。
まだ断面が「角を丸めた長方形」ですから楕円断面に近づけます。その後、全体を滑らかにすれば整形は完了です
ほぼ、ノコギリと切出しだけで加工したのですが、刃物が切れないと無理な力が掛かってけがをします。切出しは切れ味を維持するために作業中も何回か研ぎました。
一番上の写真の状態から一番下の状態になるまで、延べの作業時間は3時間くらいです。スタイロフォームに比べれば面倒なのですが決定的な差ではありません。丈夫な雄型ができれば時間と手間を掛けたかいがあったということです。
今日の作業はこのくらいです。