頑張ったのに失敗した。頑張ったのにミスしてしまった。上司や同僚に責められた。ちょっと待って!「失敗学」の考えによれば、それはマジで成功への道かも!「失敗学」を取っ掛りに成功するための道筋を紹介しよう。
- 挑戦を恐れている人
- 確実な自己成長のためのツールを知りたい人
- 失敗・大失敗をしてしまった人
ども!過酷なパワハラ環境から自力で脱出した脱獄リーマンこと高岡遥也です!
やる気があるのに失敗ばかり。落ち込むのはちょっと早い。世の中には「失敗学」という考えがある!責めてくる奴らに負けなければ逆転の道が開ける!この記事では、失敗から学び、成長するための具体的な方法と、それを実生活やビジネスに応用するための具体例を紹介します。失敗学とは何か?
失敗学とは、事故や失敗が発生した原因を解明し、将来的な経済的打撃や人命に関わる重大な事故や失敗を未然に防ぐための方策を追求する学問です。この学問は、失敗の原因を究明し、同じ過ちを繰り返さないための方法を探求することに重点を置いているんだ。さらに、得られた知識を社会に広め、類似の失敗を防ぐための方策も探求します。
失敗から正しい方向を学習する手法を追求する学問
失敗学の提唱者は畑村洋太郎氏です。著者は記事の下側で紹介します。
失敗学は、安全工学と関連がありますが、工学的要素だけでなく、人間の行動や組織の問題も含めて総合的に分析し、経営的・社会的な方策を提示して問題の再発を防止することを目指されているんだ。
失敗を恐れていたら、新しいことに挑戦することはできない。失敗学では、失敗は進歩の証だと教えてくれる。だから、失敗を恐れずにチャレンジしよう。失敗から得られる経験は、次の成功につながる貴重な資産なんだ。
失敗から学ぶための具体的なステップ
失敗学の核となるのは、原因究明(Cause Analysis)、失敗防止(Failure Prevention)、知識配布(Knowledge Distribution)の3つの要素だ。
畑村氏の著書や、失敗学そのものでは無いが海外の近い考え方を持つマシュー氏の著書によって、医療事故・航空事故・戦争などの具体例を挙げてそれらのステップの重要性を説明しているんだ。
失敗を隠蔽しない、隠蔽させない体質は、原因究明を可能にする。それを元に組織としての失敗防止策を考え、知識の水平展開を行う。当たり前だけど心掛けないと忘れてしまう。
サラリーマンにおける具体例
ここでサラリーマンにおける具体例を挙げてみよう。
ある会社では、毎年の売上が前年比で5%増加するのが常でした。しかし、新社長が就任し、目標を前年比10%増加に設定したことで、会社は9%の増加を達成しました。新社長は、従業員の努力を認め、ボーナスを通じて還元しました。
さらに、目標の10%達成のために必要だった要素や、次の目標に向けた議論を深めました。結果として、会社と従業員は意識を高め、目標達成に向けて努力し、それ以降前例のない成長を遂げました。
前社長の時代、会社は予算未達の恐れから安全な目標を設定していた。そのため、潜在的な市場の機会を逃していた可能性が高い。新社長は、外部からの圧力を受け入れながらも、積極的な目標を掲げ、組織を良い方向に導いたんだ。目標に対する達成度をフォローして、達成できなかった場合には「なぜ達成できなかったか」を反省して今後のビジネス全体に活かすんだ。
失敗学を活用する
目標×誠意×反省の公式
実際に失敗学を活用する場合には、「反省」と捉えるとわかりやすい。具体的に失敗から学ぶためには、まず失敗を受け入れること。そして、何がうまくいかなかったのかを分析し、次に活かすための改善点を見つけ出すんだ。このプロセスを通じて、失敗は次第に成功に変わっていくはずだ。
成功への道は、目標、誠意、そして反省の3つの要素が重要だ。目標を持って取り組み、誠実に努力し、失敗したらしっかりと反省する。このサイクルを繰り返すことで、失敗から学び、成功へと近づいていくんだ。
失敗学を実践するって聞くと、ちょっと大げさに感じるかもしれないけど、実は日常の中で自然と使っているんだ。大事なのは、そのプロセスを意識化して、もっと効果的に活用することなんだ。
目標設定の重要性
目標がなければ、どんなに頑張っても方向性を見失う。これは、失敗学ではなく仕事全般において心がけるべきことだ。具体的な目標を設定することで、失敗から何を学ぶべきか、どう改善していくべきかが明確になるんだ。
誠意を持って取り組む姿勢
誠意を実際にはどういうことか考えたことあるだろうか。これには単に一生懸命やるってことではなくて、失敗した時に、それを認め、責任を取る姿勢も含まれるんだ。
もちろん真面目に取り組むことは大前提だ。一方で、真面目であるだけでも不十分。誠意を持って取り組むならば、以下の記事も参考にしてもらいたい。
反省を成功への糧に変える
マシュー・サイド氏の著書で紹介されているが、結果を確かめられないものは科学ではない。最たるものは占いだ。いつまでたっても「当たっているのかはっきりしない」のはそのせいだと語られている。一方で、航空業界ではマニュアルや機内の録音、反省から吸収する体質を持つことで徹底的に事故の可能性を減らしてきた。
結果を確かめ、反省して次に起こさない努力をする。これによって、個人も組織も成長するはずだ。
失敗学による組織的成功
失敗学のような文化を持っている企業は、新しいプロジェクトが失敗しても、失敗を隠すのではなく、共有して学ぶ。組織全体に目を向けると、失敗学は大きな影響を持つ。失敗から学ぶ文化が根付くことで、みんながリスクを恐れずに新しいことに挑戦するようになる。これが、社会全体の革新と進歩を促進する可能性すらある。
もちろん、それは個人のキャリアにおいても、大きな役割を果たす。失敗学の考え方を身に着けた人たちはそれをバネにする。さらに高い目標に挑戦し続けることができるんだ。
トップも管理職も従業員も、皆で価値ある失敗を認め、反省していこう。
おすすめ書籍
失敗学のすすめ
東京大学名誉教授の畑村氏は失敗学の第一人者です。科学的に、具体例も交えながら失敗から学ぶメリットがわかりやすく書かれています。
失敗の科学
オックスフォード大学卒業、卓球イングランド代表1位の著者が書く一流組織の学習システム。実話はもちろん著者がインタビューに出向く等して明らかにした航空業界や医療業界の仕組みを説明する。
おわりに
失敗を恐れずに、どんどん新しいことにチャレンジしていこう!失敗は成功のもと。失敗学を通じて、失敗を恐れずに前進し、成功への道を切り開く方法を探求しましょう。
それでは!お疲れ様でした!
30代半ばのサラリーマンです!入社早々から4-5年は、周囲の上司や先輩に酷く追い詰められた経験あり。早朝深夜残業サービス当たり前。今ではそんなしょうもない類の人達を努力で出し抜いて成績優秀者として報奨を得たり役職者になる事ができました。自由に、楽しく、家族第一、それでも活躍できるサラリーマンを日々目指しています。苦しみ悩む社会人を応援するためにブログ発信を決意。
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