働き方改革は、2018年に成立した労働関連法の改革。これは、私たちの仕事の質と生活の質を同時に向上させるための実践的な取り組みです。それを詭弁にして、悪用するエピソードがありました!そのエピソードと対策を明らかにします。
- 効率的なチーム運営と従業員の満足度向上に関心がある人
- 働き方改革の実践方法とその監視に役立つ情報を求めている人
- 自分の職場で働き方改革を理解し、正しく実践するための知識を深めたい人
ども!過酷なパワハラ環境から自力で脱出した脱獄リーマンこと高岡遥也です!
世の中、あの手この手を使って詭弁をする奴が多いもので。今回は「働き方改革」で自分だけ得しようとする人の紹介です。働き方改革とは何か
働き方改革は、単に労働時間を短縮することではない。⻑時間労働の是正・多様な働き方の実現・生産性の向上を目指した2018年成立の労働関連法の法改正なんだ。柔軟な勤務体系の導入や、テクノロジーを活用した業務の効率化を通じて実際に肌身で感じている人も多いことと思います。
つまり、生産性を高め、ワークライフバランスを改善するための戦略的な取り組みだ。この改革の核心は、質の高いサービスを維持しながら、より効率的な働き方を実現することにあります。
ここで意識してもらいたいところは「多用な働き方の実現」だけが働き方改革ではない!という事。紹介するエピソードでは「多用な働き方の実現」だけにフォーカスが当てられます。
エピソード「働き方改革で質を下げようマン」
働き方改革は、正しく実施されれば企業文化を豊かにし、従業員の満足度を高めることは間違いない。でも、この改革を悪用することで、企業文化を貶めようとするマネージャーがいた!悪用の事例を理解することで、僕たちは改革の真の目的を見失わないようにしよう!
私たちのコールセンターの強み
私は社会人8年目の佐藤と申します!中堅どころのコールセンター企業で働いています。役職は、課長代理級のアシスタントマネージャーです。私たちは、様々取引先様の企業のコールセンターのアウトソース先としてご利用を頂いています。
中堅どころと言っても、業績は右肩上がりでいい会社だと思います。というのも会社のターゲットとする層は、かなり難しい技術的知見を要するところばかりなんです。だから、単なるコールセンターとは一線を画し参入障壁が高いんです。実際に優秀なスタッフが多く平均給与も業界平均よりかなり多いんですよ。
改革の名の下の怠慢
先日、社長からの通達で、うちの部署で新たな業界のコールセンターを受け持つことになりました。
私の上司であるマネージャーは元々無能で怠け者です。あらゆる分野について詳しく有りません。そして、彼は「働き方改革」という言葉を業務を怠ける口実として使っています。今回も信じられないことに、自分だけ手を抜くことにしたようなんです!
働き方改革のため、新たな業界の仕事に関して、スタッフ教育時間は従来の半分にするわ。あとはよろしく。
教育のプラン策定や実行は、私たちマネージャーやサブマネージャーの仕事です。教育時間を半分にすることで彼は仕事を放棄し、全て私だけに仕事をさせることにしたんです。
これは働き方改革の本来の意図とは明らかに異なると思います。働き方改革は、効率を上げるためのものであって、怠慢を正当化するためのものではないですよね?
うちの会社が優秀なのは、この研修システムや教育システムが充実しているためです。この1番のノウハウ・売りをハナから削りに行く。毎日、定時帰りして飲みに行く姿に心底ガッカリしました。
働き方改革で質を下げようマンの対策
酷い。会社の1番の強みを殺して自分の時間を確保するマネージャー。長期的には会社の存続に関わる問題だ。この態度を見るあたり「長期的な視点が欠けている」または「退職が近く、長期的視点を考えない」このどちらかだろうね。
働き方改革を悪用する人たちがいることは、とても残念です。だけど、そんな状況をただ嘆いていても始まらない。ここでは、そうした悪用を防ぎ、改革を正しく推進するための具体的な対策をしてみようと思う。
どのような品質低下を招くか見抜く
働き方改革を誤って理解し、実践することで、サービスの品質が低下することがある。今回の話は、マネージャーの目の付け所がとんでもなく悪い。
- 業務時間の短縮が消費者への対応サービスの削減に直結し、消費者満足度の低下を招く
- 従業員がスキルを得られなくなり、従業員満足度も下がる
- 取引先企業の信頼を得られなくなり、取引先企業の満足度も下がる
- 会社の強みが失われ、会社の業績も下がる
マネージャーが仕事をサボりたいがために、これ程の損失が生まれる。これに気づかないか、これを無視する人間とは無能にも程があるね。
問題を指摘するために正しい認識を持つ
「働き方改革」は、⻑時間労働の是正・多様な働き方の実現・生産性の向上を並立させることが目的なのは先に示した通りです。今回のマネージャーが曲解・誤解しているのは、自らの「多様な働き方の実現」のみを「働き方改革」と呼んでいることです。
もう少し一般化してみよう。一般的な考え方と、今回の無能の考え方には、次のような違いがあるようだ。ここが今回のエピソードにおいては論点にすべきところでしょう。
一般的な考え方:サービスの品質を下げずに、働き方を変えよう
無能な考え方 :サービスの品質を下げて、 働き方を変えよう
問題を対話・指摘する
悪用されている点がわかれば、対話を試みよう。直接話し合い、働き方改革の考え方が前提として誤っていることを伝える。その上で、会社の強みを殺さず改革をするにはどうすべきか議論をすれば良い。
もし改善の余地があれば、具体的な目標を設定し、フォローアップを行う。これにより、本人も自覚し、本来の目的に沿った行動を取りやすくなる可能性がある。
問題を上申する
どうしても本人の理解が得られないか、どう考えても得られないという人格が判明している場合もあると思う。その場合は、周囲の味方を巻き込もう。場合によっては、証拠を踏まえてマネージャーより上位の志をしっかり持っている人へ報告することも良いと思うよ。
上司に負けない方法は以下の記事で紹介しているよ。
おわりに
働き方改革は、正しく理解し実践することで、企業と従業員双方にメリットをもたらします。しかし、その悪用は組織にとって有害です。私たちは、改革の精神を正しく理解し、それを守り抜くための対策を講じることが重要です。この記事が、より良い職場環境を作る一助となれば幸いです。
30代半ばのサラリーマンです!入社早々から4-5年は、周囲の上司や先輩に酷く追い詰められた経験あり。早朝深夜残業サービス当たり前。今ではそんなしょうもない類の人達を努力で出し抜いて成績優秀者として報奨を得たり役職者になる事ができました。自由に、楽しく、家族第一、それでも活躍できるサラリーマンを日々目指しています。苦しみ悩む社会人を応援するためにブログ発信を決意。
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