ゲストは清水ミチコの弟の清水一郎かなと思っていたら、清水一郎だけでなく木村充揮が登場したので驚きました。『嫌んなった』、『おそうじオバチャン』をソロで、清水ミチコ、一郎と『恋のバカンス』、『ちっちゃなダイヤモンド』、『パチンコ組曲』、最後にRCサクセションの『いい事ばかりはありゃしない』を演奏しました。清水ミチコの木村充揮のモノマネは綾戸智絵みたいに聞こえました。
『パチンコ組曲』で木村充揮が井上陽水の『傘がない』みたいな歌詞からグランド・ファンク・レイルロードの『ハートブレイカー』を歌うところが笑えました。生で聞く木村充揮の歌声はやはり迫力と説得が違いました。帽子を取った木村充揮は桂枝雀みたいでした。いいお年玉でした。
清水ミチコは大阪の万博公園にある国立民族学博物館に木村充揮のギターが展示されていると言っていました。私は何度か国立民族学博物館に行ったことはあるのですが木村充揮のギターは見たことがありません。田端義夫や別府で流しの人が使っていたギターはいつも見ているのですが。
もう一つのサプライズは田安門付近にダフ屋がでていたことです!「あまり券買うよ、あまり券かうよ」という声を2025年の新春に武道館で聞くことができるとはなかなか貴重な体験でした。清水ミチコもライブでダフ屋について取り上げていて写真まで取っていました。
ダフ屋なんてただ迷惑な存在だと思っていましたが今では絶滅危惧種ですね。
後半はいつもの70年代の歌謡曲メドレー、作曲法モノマネがありました。作曲法モノマネはB’zと新作のサザンオールスターでした。サザンは2部構成になっていました。
アンコールでは忌野清志郎が訳詩した『風に吹かれて』を井上陽水、吉田拓郎、森山良子、忌野清志郎のモノマネで歌っていました。ティモシー・シャラメがボブ・ディランを演じた『名もなき者』が公開になるからなのでしょうかね。
終演後の武道館に少年ナイフの『トップ・オブ・ザ・ワールド』がかかっていたのが不思議でした。