料理を楽しむにあたり、気をつけていただきたいこと

調理実施前

【使用している家電/調理器具について】

使用している家電/調理器具について

【下準備について】

  • 清潔なふきんやタオルを使います。
  • 調理台の上はかたづけて広く使えるようにし、ゴミがない状態で調理をはじめます。
  • 井戸水を使用している家庭では、水質に十分注意します。
  • 手洗いのタイミングは、調理前、トイレの後、取り扱う食材が変わるごと、加熱工程のない食材に触れる前、盛り付け前です。そこで手を十分に洗います。
  • また、生の肉、魚、卵を取り扱った後や、その他途中で動物に触ったり、おむつを交換したり、鼻をかんだりした後にも手を洗います。
  • 肉や魚などの汁が、果物やサラダなど生で食べる物や調理の済んだ食品にかからないようにします。
  • 生の肉や魚を包丁で切った後、洗わずにその包丁やまな板で、果物や野菜など生で食べる食品や調理の終わった食品を切らないようにします。包丁やまな板は、肉用、魚用、野菜用と別々にそろえて、使い分けると安全です。
  • 調理器具は、食材が変わるごとに熱湯で洗浄殺菌するとより清潔です。
  • ラップしてある野菜やカット野菜も十分に洗います。
  • 冷凍食品など凍結している食品を室温に放置したまま解凍することはしません。室温解凍では、食中毒菌が増える場合があります。解凍は冷蔵庫の中や電子レンジで行います。また、水を使って解凍する場合には、気密性の容器に入れ、流水を使います。
  • 料理に使う分だけ解凍し、解凍後は速やかに調理します。解凍した食品を使わないからといって、冷凍や解凍を繰り返すのは危険です。冷凍や解凍を繰り返すと食中毒菌が増殖したりする場合もあります。
  • 包丁、食器、まな板、ふきん、たわし、スポンジなどは使用後速やかに、洗剤と流水でよく洗い、乾かします。ふきんは常に清潔なものを使います。ふきんの汚れがひどい場合には、漂白剤に一晩浸けると漂白・殺菌効果があります。包丁、食器、まな板などは、洗った後、熱湯をかけたりすると消毒効果があります。たわしやスポンジは、煮沸すればなお確かです。

調理実施時

【調理について】

  • 加熱して調理する食品は十分に加熱します。加熱を十分に行うことで、もし、食中毒菌がいたとしても殺すことができます。細菌を殺すためには中心部の温度が75℃で1分間以上加熱することが必要です。
  • 料理を途中でやめてそのまま室温に放置すると、細菌が食品に付いたり、増えたりします。途中でやめるようなときは、冷蔵庫に入れます。なお、熱いまま冷蔵庫に入れると、庫内温度が上がってしまうため、粗熱をとって速やかに冷蔵庫で冷やします。また、ラップや蓋などをして、他のものから汚染されないよう注意します。再び調理をするときは、十分に加熱します。
  • 電子レンジを使う場合は、電子レンジ用の容器、ふたを使い、調理時間に気を付け、熱の伝わりにくい物は、時々かき混ぜることも必要です。

【食肉について】

  • 食中毒の原因となる細菌やウイルスが存在している可能性があるため、肉の中心部まで十分に加熱します。また、調理する際は、清潔な環境で十分な加熱調理を行うことをおすすめします。
  • 肉の加熱が十分にされているかの確認については、肉の一番大きいもの・厚い部分は開く、骨付き肉については骨に近い部位に包丁を入れて、骨から肉を離すようにしながら開いて目視で確認します。
  • 腸管出血性大腸菌などによる食中毒では、特にお子さんや高齢者は重症化しやすいため、注意が必要です。
  • 牛レバー、豚肉・豚レバーの生食は法令で禁止されています。

●ローストビーフについて

  • 購入の際、牛肉は塊肉を購入するようにし、凍結させていないものを使用します。
  • すじ切りや肉を柔らかくする針をさすと、肉表面の腸管出血性大腸菌が肉内部に侵入するおそれがあるので避けます。
  • 牛肉には腸管出血性大腸菌が肉のカット面にいるため、表面を十分に焼きます。その後、オーブンや電子レンジ等で加熱を実施します。
  • 幼児や高齢者は体調を考慮してお召し上がりください。

参照:政府広報オンラインホームページ「お肉の生食・加熱不足による食中毒の情報

【卵について】

  • 生食用で使用する際は、冷蔵庫で保管された賞味期限内の卵を使用します。
  • 非加熱や半熟のゆで卵の場合は、ひび割れのない新しい卵を使用し、卵を割ったら早めに食べることをおすすめします。
  • 離乳食においては、生後7か月頃から、かたゆでの黄身をごく少量から始め、加熱した卵白も含めて、全卵1/3位まで少しずつ進めていきます。生後9か月頃からは、十分に加熱した全卵1/2位までを、生後12~18か月頃にはかたゆでの全卵2/3位まで少しずつ進めていきます。
  • お弁当に入れる際は十分に加熱してください。

●半熟味玉について

  • 卵の殻をむいたら、すぐに調味液につけて冷蔵庫で味を浸透させます。
    手指等を介して食中毒菌に汚染され、増殖する可能性があるので、調味液につける際は冷蔵庫に入れます。
  • 一度に大量に作ることをさけ、味がしみたらお早めにお召しあがりください。
    参照:東京都福祉保健局・食品衛生の窓「たまごについての情報

【魚介類について】

  • 十分に火が通っていることを確認し、お召しあがりください。
  • 非加熱、または半生で召し上がるものについては、新鮮なものを選び、お早めに、お召しあがりください。以下に具体的な注意点をあげています。
  • 新鮮な魚を選びます。
  • 内臓の中には、アニサキスなどの寄生虫がいる場合があるため、内臓付きの魚をさばく際は、速やかに内臓を取り除き、内臓を除去した後は水道水で十分に洗浄します。また、内臓を生で食べません。加えて、内臓以外にも寄生虫がいる場合もあるため、魚をさばく際やさばいた後は目視で確認して、アニサキス幼虫などの寄生虫がいないかを確認します。一般的な料理に使う食酢での処理、塩漬け、醤油やワサビを付けてもアニサキス幼虫は死滅しません。
  • 離乳期には、刺身は控えます。
    参照:東京都福祉保健局ホームページ 「アニサキスによる食中毒

食事

【食事について】

  • 食卓につく前に手を洗います。
  • 清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛りつけます。
  • 温かく食べる料理は常に温かく、冷やして食べる料理は常に冷たくしておきます。めやすは、温かい料理は65℃以上、冷やして食べる料理は10℃以下です。
  • 調理前の食品や調理後の食品は、室温に長く放置してはいけません。

【残った食品について】

  • 残った食品を扱う前にも手を洗います。残った食品はきれいな器具、皿を使って保存します。
  • 残った食品は早く冷えるように浅い容器に小分けして保存します。
  • 時間が経ち過ぎたら、捨てます。
  • 残った食品を温め直す時も十分に加熱します。めやすは75℃以上です。味噌汁やスープなどはよくかき混ぜながら沸騰するまで加熱します。また、シチューやカレーなどは良くかき混ぜながら再加熱することが大切です。大きな鍋を使用していると、空気のないところを好む細菌が増殖しやすくなります。
  • 少しでもおかしいと思ったら、口に入れるのは、やめます。
    参照:厚生労働省 「食中毒を防ぐ3つの原則・6つのポイント

その他

【食品の購入について】

  • 肉、魚、野菜などの生鮮食品は新鮮な物を購入します。
  • 表示のある食品は、消費期限などを確認し、購入します。
  • 購入した食品は、肉汁や魚などの水分がもれないようにビニール袋などにそれぞれ分けて包み、持ち帰ります。
  • 特に、生鮮食品などのように冷蔵や冷凍などの温度管理の必要な食品の購入は、買い物の最後にし、購入したら寄り道せず、まっすぐ持ち帰るようにします。

【購入した食品の家庭での保存について】

  • 冷蔵や冷凍の必要な食品は、持ち帰ったら、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れます。
  • 冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意します。めやすは、7割程度です。
  • 冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は、-15℃以下に維持することが目安です。温度計を使って温度を計ると、より庫内温度の管理が正確になります。細菌の多くは、10℃では増殖がゆっくりとなり、-15℃では増殖が停止しています。しかし、細菌が死ぬわけではありません。早めに使いきるようにします。
  • 肉や魚などは、ビニール袋や容器に入れ、冷蔵庫の中の他の食品に肉汁などがかからないようにします。
  • 調理を行う前や肉、魚、卵などを取り扱う前と後に必ず手指を洗います。せっけんを使い洗った後、流水で十分に洗い流すことが大切です。簡単なことですが、細菌汚染を防ぐ良い方法です。
  • 食品を流し台の下に保存する場合は、水漏れなどに注意します。また、直接床に置いたりしてはいけません。
    参照:厚生労働省「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」 

【お弁当について】

  • お弁当は注意が必要です。涼しい場所(保冷剤・保冷バック等を利用する、もしくは冷蔵庫で保存)で保管します。
  • お弁当の盛り付けを素手で行う場合には、必ず手を十分に洗ってから実施します。
  • 要冷蔵のもの(チーズ、ハム・ソーセージ等の食肉加工品、ちくわ・かまぼこ等の練り製品等)は加熱して使います。また、レシピへ記載の加熱時間は目安のため充分に加熱されたか確認し必要に応じて追加加熱を実施します。
  • ミニトマトはヘタを取り十分洗います。就学前のお子様のお弁当へミニトマトを入れる際は、そのまま食すと窒息する危険性があるため、1/4程度にカットします。また、お弁当に入れる際は水分が他の食材に触れないように、シリコンカップ等で仕切りをして入れます。
  • その他以下に具体的な注意点を挙げています。
    - 生物は入れない
    - 卵焼き半熟はさけ、しっかり火を通す
    - おにぎりは必ずラップや使い捨ての手袋等を使って握る
    - 生野菜は水分を十分にとってから入れます。
    - チャーハンや混ぜご飯は、白飯より痛みやすいのでなるべく避ける
    - マヨネーズの非加熱使用は控え、もし使用する場合は個別包装のものを食べる直前に開封して使う
    参照:農林水産省 「お弁当づくりによる食中毒を予防するために

特にご注意いただきたいこと

【乳幼児への食事提供について】

DELISH KITCHENで紹介しているレシピは、プレミアムレシピで提供している「離乳食」や「幼児食」を除き、乳幼児の飲食を想定して作られたものではありません。下記食材については特に注意が必要です。

●窒息を起こす危険のあるもの

[注意すべき食材]
  • かみ砕く必要のある硬いもの
    (ナッツ類、豆類、飴等)

    ・小さく砕いた場合でも、気管に入り込んでしまう可能性があります
    ・5歳以下のお子様へは食べさせないようご注意ください

    小さくて丸い形状のもの
    (ミニトマト、うずらの卵、球形の個装チーズ、さくらんぼ、ぶどう等)

    ・丸ごと食べさせると、窒息を起こす可能性があります
    ・4等分する、調理して軟らかくするなどしてから与えてください

    噛み切りづらいもの
    (もち、白玉団子、こんにゃくゼリー、寒天、のり等)

    ・誤嚥や窒息の危険性があるため避けてください

    繊維質が残りやすいもの(りんご、梨、柿等)

    ・すりおろした場合でも、喉に詰まらせてしまう可能性があります
    ・必ず加熱してから与えてください


[食事の際に注意すべきポイント]
食事の際には、お子様の姿勢や食べるペースなど、そのときの状況にも注意が必要です。窒息事故を予防するために、下記のポイントを意識しながら食事の介助を行なってください。

 ・食べることに集中する
 ・姿勢を整える
 ・食べ物を食べやすい大きさにし、口の中につめ込みすぎない
 ・汁物などの水分を適切に与え、のどを潤してから食べる
 ・よく噛んで食べる
 ・食べ物を飲み込んだことを確認する
 ・食事の提供中に驚かせない
 ・遊びながら食べたり、泣いたり眠くなっていないか注意する

参照:消費者庁ホームページ「食品による子どもの窒息・誤嚥事故に注意!
参照:厚生労働省「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン

[窒息発生時の応急処置について]
窒息が疑われる場合は下記を参考にしてください。

参照:公益社団法人 日本小児科学会「のどに何か詰まった 息ができない
参照:東京消防庁 「窒息の応急手当

●強いアレルギーを起こす危険のあるもの

  • 初めて食べる時には、体調の良い時に少量から試してください。
  • 消費者庁のアレルギー表示対象(表示が義務付けられている8品目:小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ)、えび、かに、くるみ、(表示を推奨する20品目:アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン)
参照:消費者庁ホームページ「アレルギー表示に関する情報

●食中毒を起こす危険のあるもの

  • 生ものは避けてください
  • 1歳未満のお子様には、はちみつ、黒砂糖(黒糖)は与えてはいけません(乳児ボツリヌス症を引き起こす可能性があります)。
  • ぎんなんは食べすぎに注意が必要な食材です。5才以下のお子様は避けてください。
参照:公益社団法人日本中毒センター「ぎんなんの食べ過ぎに注意しましょう

【妊婦向けの食事について】

●アルコール

●カフェイン

●メチル水銀

  • 魚には食物連鎖によって自然界に存在する水銀が取り込まれています。
    極端にたくさんの量を食べるなど偏った食べ方をすると水銀が取り込まれ、胎児の発達に影響があるので、妊娠中は食べ方に注意が必要です。
    ※妊娠中でない方は、気にせずに食べて問題ありません。

    注意が必要な魚

    目安量

    キダイ・マカジキ・ユメカサゴ・ミナミマグロ・クロムツ・ヨシキリザメ・イシイルカ

    1切れ約80gを週に2回まで

    キンメダイ・メカジキ・クロマグロ(本マグロ)・メバチ(メバチマグロ)・エッチュウバイガイ・マッコウクジラ

    1切れ約80gを週に1回まで

    コビレゴンドウ・バンドウイルカ

    水銀含有量が多いため、食べないほうがいい


    特に注意が必要ではない魚

    キハダ・ビンナガ・メジマグロ・ツナ缶・サケ・アジ・サバ・イワシ・サンマ・タイ・ブリ・カツオなど

    参考:厚生労働省「これからママになるあなたへ」

●食中毒

  • リステリア食中毒
    • 妊娠中は一般の人よりもリステリア菌に感染しやすくなり、赤ちゃんに影響が出ることがあります。リステリア菌は食品を介して感染する食中毒菌で、塩分にも強く、冷蔵庫でも増殖します。
    • 避けるべき食品

      肉や魚のパテ、生ハム、スモークサーモン、

      ナチュラルチーズ(加熱殺菌されていないもの)

      ※プロセスチーズは加熱殺菌しているのでそのまま食べられます

  • 非加熱の食材

●ビタミンA

  • ビタミンAは過剰摂取により先天奇形が増加することが報告されているため、妊娠を計画する人や妊娠3か月以内の人は大量の摂取を避けましょう。

    注意が必要な食品

    目安量

    レバー

    焼き鳥を週に1〜2本

    うなぎ

    うな丼を週に1杯

    参考:こども家庭庁「妊娠中と産後の食事について」

●ハーブなど

  • ハーブティー、着色料、漢方薬などに使用されているハーブは、種類によって子宮収縮作用などが指摘されているものがあるため、注意が必要です。

    ベニバナ

    着色料や染色用に使用されているベニバナの花そのものには、堕胎作用や月経刺激、子宮刺激作用があるため避ける。


    妊娠中に適さないハーブティー

    ルイボスティー(※)、カモミール、アロエ、フキタンポポ、セイヨウネズ、ペニーロイヤル、クロウメモドキ樹皮、コンフリー、ラブラドル茶、サッサフラス、イエロードッグ、ロベリアソウ、センナ葉など

     ※カフェインは含まれていないですが、ポリフェノールが含まれています。ポリフェノールを多く摂ると、「動脈管早期収縮」を引き起こす恐れがあるので、飲み過ぎには注意が必要です。
  • 参考

【高齢者向けの食事について】

高齢者となって食べやすい食品と食べづらい食品が出てくると、つい食べやすい食材だけで食事を済ませてしまい、食事や栄養バランスに偏りができてしまう傾向があります。食品の特徴を理解し、食べやすく(飲み込みやすく)するための工夫をしましょう。

●食事の偏りについて

  • 主食、主菜、副菜の料理を取り入れ、少量でもよいので献立の品数を増やして食事バランスを整え、1日3回規則正しく食べることが大切です。
    食欲がない時は、味を濃いめにしたり、香辛料を活用して食欲アップをはかりましょう。

●不足しがちな栄養素

  • タンパク質
    • 肉や魚、卵、大豆製品を使った料理を毎食1品取り入れましょう
  • ビタミン、ミネラル、食物繊維
    野菜や果物を毎食1〜2品取り入れましょう

●食べやすい食品・食べにくい食品

  • 食べやすい食品(適度な粘度があり、口腔内でまとまりやすい食品)
    • お粥状のもの

      おかゆ、パンがゆ

      乳化されたもの

      アイスクリーム、ヨーグルト、飲むヨーグルト

      ポタージュ状のもの

      ポタージュスープ、シチュー、カレー

      ゼリー・プリン状のもの

      ゼリー、水ようかん、煮こごり、プリン、ムース、卵豆腐、具なし茶碗蒸し

      ひき肉料理

      やわらかい肉団子、つみれ、つくね、ハンバーグ

      すりおろした果実、野菜

      フルーツ缶をミキサーにかけたものやピューレ、とろろ

  • 特に食べにくい食品(窒息や誤嚥の恐れがある食品)

    窒息しやすいもの

    餅、団子、白玉、寿司、おにぎり

    口の中でまとまりにくく、さらっとしたもの

    水、お茶、味噌汁、すまし汁

  • 食べづらい食品(噛みにくい、飲み込みにくい食品)

    口腔内でまとまらずに飲み込みにくい食品

    がんも、高野豆腐、はんぺん、ふかし芋、そぼろ、焼き魚、チャーハン、ピラフ、お茶漬け

    噛みにくいもの、口腔内にくっつきやすいもの

    厚みのある肉、りんご、梨、柿、フライなどの衣、薄切り肉、ハム、かまぼこ、海苔、海藻類、青菜などの葉もの、きなこ、せんべい

    繊維のある野菜や果物

    ふき、ごぼう、たけのこ、セロリ、もやし、水菜、青菜の茎の部分、パイナップル

    生野菜

    きゅうり、千切キャベツ、レタス、(皮付き)トマトやなす

    酸味の強いもの

    柑橘類、酢の物、酢みそ

    弾力が強いもの

    スパゲティ、ラーメン、こんにゃく

●食べやすくする工夫

  • 食べやすい食品(適度な粘度があり、口腔内でまとまりやすい食品)
  • 誤嚥しにくくするため
    • 飲み込みを助けるために、片栗粉やコーンスターチ、ゼラチン、とろみ調整食品を活用し、料理にとろみをつけたり、ゼリー状にします
  • 窒息事故を防ぐために
    • ・餅などは小さく切ります
    • ・食べる前に、先にお茶や汁物を飲んで喉を潤します
    • ・よく噛んで、唾液とよく混ぜ合わせてから飲み込みます
    • ・介助者は食事の様子に注意を払い、見守りましょう
  • 噛みやすくするために
    • ・肉・野菜・芋類は小さめの一口大の食べやすい大きさに切ります
    • ・噛み切りにくい肉は叩いて筋切りをしたり、噛み切りにくい皮の部分や脂身は取り除きましょう
    • ・野菜などは時間をかけて加熱し、歯ぐきでつぶせるくらいにやわらかく煮ます。また隠し包丁を入れると噛み切りやすくなります
    • ・野菜の皮はむき、トマトやなすの皮はむくか、切り目を入れます
    • ・葉野菜はやわらかい葉先を使用し、根菜などは繊維を断ち切るようにして切りましょう
  • 飲み込みやすくするために
    • 食材は煮崩れるくらいに加熱し、舌と上あごでつぶせるくらいにやわらかくします。またなめらかになるように裏ごしたり、ミキサーにかけてポタージュ状にします
  • 参考:

安心・安全な調理を行うための注意点

【低温調理について】

低温調理とは通常よりも低めの温度でじっくりと加熱する調理法のことです。以下の点にご注意ください。
  • ご家庭で低温調理を行う場合は「低温調理器」をおすすめいたします。お使いの製品の取扱説明書や注意事項をご確認の上お作りください。
  • 食肉は原則として中心温度75℃1分と同等の加熱が必要です。食材に付着している食中毒菌の違いや肉の大きさや厚みにより、牛肉、豚肉、鶏肉の加熱殺菌に要する温度、加熱時間は異なります。豚肉、鶏肉は63℃未満の調理はできません。またローストビーフ用の牛ブロック肉は55℃未満の調理はできません。※
  • 低温調理では見た目で十分に加熱されたか区別ができないため、温度や加熱時間はメーカー公式HPが推奨する作り方を併せてご確認ください。
  • 小さいお子様や高齢の方、抵抗力の弱い方は体調を考慮した上でお召し上がりください。気になる方は再加熱してからお召し上がりください。
  • 調理後はなるべく早めにお召し上がりください。すぐに食べない場合は必ず氷水で急冷し、冷蔵保存し、当日中に食べ切ります。
※参考資料 内閣府食品安全委員会「肉を低温で安全においしく調理するコツをお教えします!」より

【電子レンジ調理について】

電子レンジは短時間で加熱ができて便利な調理法ではありますが、加熱のしすぎや加熱ムラに注意が必要です。レンジ調理での失敗を回避するために下記ポイントを守ってお作りください。

■加熱ムラ・加熱のしすぎについて

  • 火の通りにくい食材は大きさを揃えて切る
    食肉など十分に加熱が必要な食材は、特に注意が必要です。食肉は薄切り肉を使うなど工夫をしましょう。また火の通りにくい食材は厚さと大きさを揃えて切ることで、均等に火が通りやすくなります。
  • 時々かき混ぜて、均一に火が通るようにする
    全体に火が通りやすくなるだけでなく、食材の状態や電子レンジの使用年数や頻度によって必要な加熱時間が変わるため、加熱のしすぎを回避するためにも一気に加熱せずに、様子をみながら加熱時間を伸ばすといった工夫が必要です。
  • 大きめの丸い耐熱容器を使う
    分量に対して容量の大きい耐熱容器を使うことで加熱ムラを軽減します。丸い容器を使うことで電波が反射し、均一に熱が伝わります。
  • 蓋やラップを活用する
    蓋やラップをすることで食品の熱が逃げず、加熱ムラを防ぎます。また加熱中の食品の飛び散りを防ぐ役割もあります。
  • 機種やW数をよく確認する
    ターンテーブル式とフラット式の2種類があり、それぞれ性能や仕様が異なります。ターンテーブル式は、食品を回転させることで加熱ムラを少なくしているため、中心からずらして外側に食品を置きましょう。一方でフラット式はセンサーが内蔵されており、食品を移動させなくても均一に熱が伝わるため、庫内の中心に食品を置きます。詳しくは取扱説明書で使用方法や注意点をご確認ください。
    W数の加熱時間の違いについてはこちらを参考にしてください。
  • 電子レンジはこまめに掃除する
    庫内に汚れがあると、汚れに電波が反応してしまい、食品がうまく加熱できない、加熱時間を要することがあります。加熱ムラを防ぐためにもこまめに庫内の掃除しましょう。

■再加熱の際の注意点/その他

  • カレーやシチューの温め直しは鍋を使う
    粘度のあるカレーやシチューなどを再加熱する際は、加熱ムラが生じやすいため電子レンジではなく、鍋を使って十分に加熱しましょう。
  • 魚の切り身の温め直しは加熱時間に注意する
    魚の切り身など破裂しやすいものは加熱時間を短めに設定し、様子を見ながら追加で加熱してください。
  • カラメルや飴の加熱時間に注意する
    砂糖の加熱(飴やカラメル)の場合、非常に高温になり、加熱のしすぎは危険です。加熱時間は様子を見ながら調整してください。

■加熱するときに注意したい食材

電子レンジは電波の作用によって食品の水分子を振動させ、熱摩擦によって食品を内部から温めます。その特性により、電子レンジ調理が不向きな食材や容器があるため、ご注意いただきたい点を以下にまとめました。下記の食材を使用する際には十分に注意してください。

●生卵、ゆで卵

生卵やゆで卵を電子レンジでそのまま加熱する場合、内部の水分が膨張し、破裂する可能性があります。

[対策]
  • 生卵をレンジ加熱する場合は、つまようじや箸で数カ所穴をあける
  • 卵を溶いてレンジ加熱する場合は、十分に混ぜる
  • ゆで卵をレンジ加熱する場合は、半分に切るなどして加熱する

●にんにく、さつまいも、にんじんなどの水分の少ない野菜

水分の少ない野菜を加熱しすぎると、発火や、焦げることがあります。

[対策]
  • 水を加えて加熱する
  • 長時間の加熱は避ける

●牛乳や豆乳などの液体(特にとろみのついたもの)

とろみが強い液体物は突沸しやすく溢れやすい可能性があります。

[対策]
  • 加熱時間は控えめに設定する
  • 加熱しすぎた状態で振動を与えると、中身が溢れやすくなるため、すぐに扉を開けずに少し冷ましてから取り出す

●バターや油などの油脂分

油脂分を加熱しすぎると飛び散る可能性があります。

[対策]
  • 加熱時間は控えめに設定する

●栗・ぎんなん・落花生など、殻の付いた食材

殻が破裂する可能性があります。

[対策]
  • レンジ調理は避ける

●たらこ・ソーセージなど膜に覆われた食品

内部が膨張し、薄皮が破裂して中身が飛び出す可能性があります。

[対策]
  • 薄皮に包丁で切り目を入れる

■その他注意したいこと

  • レンジに対応していないマグカップや容器、袋の使用は避ける
  • 電子レンジでカラメルソースを作る際は、耐熱ガラスのプリンカップを使用します。耐熱ガラスのプリンカップがない場合は傷のついていない耐熱性の陶器マグカップを使用します。その場合はカップを湯煎するなどして温め、急激な温度差が出ないようにします
  • アルミホイルをレンジで加熱すると火花が出てしてしまう可能性があり、危険なため避けます
  • 電子レンジ庫内の食品カスや油分の汚れなどをそのままにしておくと、炭化により、発煙・発火の恐れがあります。庫内の清掃はこまめに行います

【オーブントースターを使った調理について】

オーブントースターを使用する際は、食品の過加熱や、オーブントースター庫内の汚れによる発煙・発火などに注意が必要です。失敗や事故を防ぐために下記ポイントを守ってお作りください。

■使用する際の注意点

・オーブントースター庫内はこまめに掃除する
オーブントースター庫内に食品カスや油分などが付着した状態で使用すると、発煙や発火の原因になります。使用後はこまめに掃除し、くず受け皿や焼き網も定期的に洗いましょう。

・使用中にオーブントースター本体から離れない
使用中はオーブントースター本体から離れないでください。食材が焦げたり発火したりしないよう、必ず焼け具合を確認しながら調理してください。

・ヒーターに食材や油が落ちないようにする
加熱中に食材から汁や油が出るおそれのある食材は、必ず付属の受け皿やトレーなどを使用してください。アルミホイルなどで食材を包んで加熱する場合でも、隙間から油などが落ちるおそれがあるため、受け皿やトレーなどにのせて加熱しましょう。

■注意が必要な食材

以下のような食材は特に注意が必要です。製品の取扱説明書の記載に従い、食材の様子をよく確認しながら調理してください。

食材の特徴

注意点

油分や糖分を多く含むもの

クッキー、パイ、バターロール、天ぷら、フライなど

焦げやすく、発火の恐れがあるので、加熱のしすぎに注意する

厚みが薄いもの

薄くスライスしたパン、トルティーヤ、かきもちなど

焦げやすく、発火の恐れがあるので、加熱のしすぎに注意する

厚みが厚く、高さのあるもの

厚切りのパンなど

食材がヒーターに接触しないよう注意する

食材や油などが垂れやすいもの

肉、魚、バターやジャムを塗ったパンなど

食材や油などがヒーターに落ちないよう注意する

調理中に形状が変化するもの

もちなど

食材が焼き網から落ちたり、ヒーターに接触しないよう注意する

■注意が必要な調理器具

使用する調理器具や容器は、製品の取扱説明書の記載に従い、オーブントースターで使用可能か事前に必ず確認してください。

<注意が必要なもの>
・アルミホイル
ヒーターに接触すると、発火するおそれがあります。アルミホイルを使用する際は、ヒーターに接触したり、トレーからはみ出したりしないよう注意してください。

<使用不可のもの>

使用不可の調理器具

理由

紙製の容器やシート

(紙製のケーキ型、牛乳パック、紙コップ、クッキングシートなど)

燃えるおそれがあるため

樹脂製の容器やフィルム

(シリコーン型、プラスチック容器、ラップなど)

変形したり、溶けたりする恐れがあるため

【ご家庭での揚げ物調理について】

揚げ物調理では、油はねや食材の破裂、吹きこぼれなど予期せぬことが発生する可能性があり、火傷や火事の原因に繋がることもあるため、揚げ物をする際は、その場から絶対に離れないようにします。
安全に揚げ物調理を楽しむために、以下の点に注意します。

油はねの主な原因とその対策

●高温で揚げる

油の温度が高すぎる状態(200℃以上)で食材を投入すると、素材によっては油はねや破裂する可能性があります。
また、何らかの原因で油に水分が触れてしまった場合、天井に到達するほどの油はねが発生してしまうこともあります。

[対策]
  • 揚げる食材や揚げ方に合った、適切な温度の油で揚げる
  • 可能であれば温度計を使用して温度管理を徹底する
  • 水気をしっかり拭き取る。近くに水を置かないことを徹底する

●外からの刺激

フライなどの衣をつけた食材を油に投入した後、菜箸などで頻繁に転がしていると、衣に傷がついてその部分から破裂を引き起こしやすくします。

[対策]
  • 油に投入後は表面が少し固くなるまで一定時間触らない

●たねの温度が高い

コロッケやじゃがいも、さつまいもなどをマッシュしたポテトボール揚げなどを揚げる場合、たねを冷まさずに油で揚げると、中のたねから水蒸気が発生し、衣の中で膨張し衣を突き破って破裂する可能性があります。

[対策]
  • たねをしっかり冷ます
  • 衣をしっかりとつける

●低温で揚げる

コロッケやじゃがいも、さつまいもなどをマッシュしたポテトボール揚げなどを低温で揚げると、中のたねの温度が上がりやすくなります。その際水蒸気が発生したり、外側の衣部分に火が入って固くなる前に中のたねが衣を突き破って出てきてしまい、破裂してしまう恐れがあります。
特に一度に大量の揚げ物をした場合、油の温度が急激に下がることによって発生します。
[対策]
  • 一度に揚げる食材の量を控えます。(鍋の表面の1/2~1/3量が目安です)
  • 可能であれば温度計を使用して温度管理を徹底します

●水分の付着

表面に水分が残ったまま食材を油に投入してしまうと、油はねが発生してしまう可能性があります。特に野菜の素揚げや濡れた手で食材に衣をつける場合、また冷凍食品を解凍した際に出るドリップなどに注意が必要です。

[対策]
  • しっかり食材の水分を拭き取る
  • 冷凍食品は表示通りの揚げ方を守る

●空気が含まれている

メンチカツなど作るたねの種類によっては空気が含まれやすい場合があり、中の空気が膨張することで破裂を引き起こします。

[対策]
  • たねはよく練る、叩くなどして空気を外に出す

●揚げ菓子で砂糖やベーキングパウダーを入れない

ドーナツやアメリカンドッグなどの揚げ菓子を作る際、生地に砂糖とベーキングパウダーを入れずに作ると生地が破裂し、油が飛んでやけどをする危険があります。また、一般的なホットケーキミックスには砂糖、ベーキングパウダーが含まれておりますが、低糖質や砂糖不使用などの表記があるものについては破裂することが考えられるため使用は避けてください。

[対策]
  • 一般的な揚げ菓子(ドーナツ、アメリカンドッグなど)の生地を作る場合
    粉100gに対し、ベーキングパウダー3g以上、砂糖10g以上の両方を必ず入れてください。
  • BPが入らない揚げ菓子(チュロスなど)の場合
    ︎生地に砂糖を必ず入れることに加え、口金(星型)の使用をお願いします。(星型の口金を使用することで生地の表面積を広くして破裂のリスクを軽減するため)

●使用する油の種類によってはね方が異なる

ごま油やラードははねやすいので、これらを使用した揚げ物をする際はより注意が必要です。
揚げる際に注意したい食材
食材を高温の油に投入すると、表面の水分が瞬間的に沸騰し蒸発します。
食材によっては、その水分の蒸発によって油がはねたり、破裂してしまうことがありますので、下記の食材を使用する際には必ず以下の事項を確認します。

●芋系(かぼちゃ、サツマイモ、くり等)

芋系を加熱してマッシュしたたねは小麦粉や卵のようなたんぱく質を含んだつなぎを入れない場合、油の温度が低いと火が入って周りが固まる前に油に溶けてしまい、油の温度が上がったり触りすぎたりすることで油はねする可能性があります。

[対策]
  • たねをしっかり冷やす
  • 衣をしっかりとつける

●イカ

水分を含んだイカの身には薄い皮が張っており、加熱すると水分が抜けて身が縮みますが、空気は皮の内側にたまり続け、皮が少しずつ膨らんでいき破裂する可能性があります。

[対策]
  • 表面の皮は剥き、薄皮はできるだけ取り除く
  • 切れ目を入れ、水分をしっかり拭き取る
  • 高温を避け、短時間で揚げる

●ハム、ベーコン

ブロックになっている大きめのハムやベーコンを大きくカットした場合、ゼラチンや空気穴がある状態で衣に包み揚げるため、中で水分や空気が膨張してはねる可能性があります。

[対策]
  • 衣をしっかりとつける
  • 高温を避け、短時間で揚げる

●エビ

海老の尾の先に水分が溜まっているので適切な処理をしていないとはねる可能性があります。

[対策]
  • 尾の先を切ってしごいて水分をしっかりと拭き取るなど、適切な処理をする

●おもち

おかきなどを作る時におもちを十分に乾燥させておらず、中に水分が残った状態のまま揚げると、水分が膨張し破裂してはねる可能性があります。

[対策]
  • 十分にしっかり乾燥させる
  • 高温を避け、短時間で揚げる

●なす

水分の吸水率が他の野菜より多く、あく取りのために水に浸すと、素揚げをした時に他の野菜よりはねやすい可能性があります。

[対策]
  • 水分をしっかりと拭き取る
  • 素揚げにする場合変色を防ぐためのあく取りは不要で、切ったらすぐに揚げる

●ピーマン、シシトウ、オクラ

中が空洞のため、熱を加えることで膨張し破裂する可能性があります。

[対策]
  • カットする、もしくは切り込みを入れる
油はねを抑えるために
万が一発生してしまった場合に被害を回避できるグッズがあるため、事前準備も検討します。

●衝立(油はねガード)

横へ油が飛び散るのをある程度防ぐことができます。

●あみ(油はねネット)

湯切り水切り等にも使えて、油はねも防いでくれます。

【その他のよくある危険な調理法について】
料理に利用する調理器具や調理家電などは本来の用途以外で使用するなど扱い方を誤ってしまうと危険を伴う場合があります。必ず説明書を確認の上、使用します。
  • トースターでのクッキングシートの使用
  • 炊飯器でのクッキングシートの使用
  • 非耐熱性の保存袋での湯煎

作り置きレシピについて

【作り置きレシピのご利用にあたりご注意いただきたいこと】

作り置きレシピは、便利な反面、衛生面に配慮しないと食中毒を引き起こしやすいです。清潔な環境はもちろんのこと、ご注意いただきたい点を以下にまとめましたので、ご利用の際には必ずお読みいただきますようお願い致します。

【保存期間に関しての注意】

  • 期間の記載は目安となっております。環境によって保存期間に差が出る場合があります。
  • 保存期間に関わらずなるべく早く食べます。
  • 匂い、味、色、食感が少しでもおかしいと感じたら食べるのをやめます。

【食中毒の原因は細菌】

  • 細菌性食中毒はジメジメした梅雨の時期や気温が高い夏場など、高温多湿なときに多発しますので、特に注意します。
  • ポイントは
細菌をつけない⇒衛生的に取扱う(手洗い、器具類の取扱い)
細菌を増やさない⇒冷蔵(10℃以下)もしくは保温(60℃以上)
細菌をやっつける⇒十分加熱する

【下準備について】

【調理について】

  • 調理について」を参照
  • 十分に加熱をします。再加熱の場合も十分に行います。目安は中心温度75℃以上、1分間以上です。
  • 和える場合や詰める際など、必ず清潔な菜箸を使います。
  • 素手で食べ物に触れないようにします。ラップや使い捨て手袋などを活用します。もし直接食材に手を触れる場合は、食材が変わるごとに都度手を洗います。
  • 肉や魚と野菜を一緒に切らない、野菜から先に切るなど、まな板や包丁は確実に使い分けます。複数所持していない場合には、よく洗い消毒した後に次の食材の作業を行うことが大切です。

【保存について】

容器について
  • 空気にはなるべく触れないように密封して保存します。口がしっかりと閉まるジッパー付きの厚手の密封袋系は、空気が抜けるためおすすめです。
  • ビンなどは、なるべく中身を詰めて空気を減らします。
容器の洗浄
  • 保管容器では、フタやパッキンのあるものは、その部分に汚れが残りやすいので注意。できれば熱湯消毒をします。熱湯消毒が難しい場合は、塩素系漂白剤に浸け置きをします。
  • 保管容器は洗浄後、ぬるぬるする場合は、油脂分に細菌が残っている場合があるので、再度十分に洗浄します。
  • 洗浄後は十分に乾燥させるようにします。
冷凍
  • 熱いものは冷ましてから冷凍します。多量の熱い食品を入れると庫内の温度が上がってしまうためです。また、熱いまま密封した場合、温度差で水滴がついてしまいますので必ず冷まします
  • 冷凍や解凍を繰り返すのは危険です。一度解凍した食品を再凍結するなど繰り返すのは、味が落ちるだけでなく食中毒菌の汚染や増殖の可能性が増えるので控えます。
  • 料理に使う分だけ解凍し、解凍が終わったらすぐ調理します。使い切りができるよう使う分ごとに小分けにするか、大きいまま冷凍する際には袋の上から、板チョコレートのように、切れ目や筋を入れて、小分けしておきます。
  • 冷凍食品など凍結している食品を調理台に放置したまま解凍することはやめます。室温で解凍すると、食中毒菌が増える場合があります。解凍は冷蔵庫の中や電子レンジで行います。また、水を使って解凍する場合には、気密性の容器に入れ、流水を使います。
  • 家庭用の冷凍庫では、保存期間は最大1ヶ月くらいにしておきます。作った日付を書いておくなど、管理をしっかりします。
冷蔵
  • チルド保存をする前に粗熱をとってから冷蔵庫に入れます。多量の熱い食品を入れると庫内の温度が上がってしまうためです。また、熱いまま密封した場合、温度差で細菌の温床となる水滴がついてしまいますので必ず冷まします。
  • 水分は細菌の温床になります。
  • 温度が変わりやすいので、ドアポケットでの保存は避けます。
  • 汁気が多い食品など水分はなるべく切ります。
  • 料理に使い分だけを取り分け用のカトラリーへ取り出し、残りは速やかに冷蔵庫へしまいます。
  • 作った日付を書いておくなど、管理をしっかりと行います。
常温
  • 常温で食品や調理したものを長時間放置することはやめます。

【食材・調味料について】

食材
  • 作り置きレシピでは以下のようなものは使用するのを控えます
  • 手を加えずにそのまま食べられるかまぼこなどの練り製品やソーセージは加熱します。もし加熱しないで使用する際は、調理する直前に冷蔵庫から取り出し、調理後は速やかに冷蔵庫に保存します。
  • リステリア菌に汚染されている可能性があるため、加熱していないナチュラルチーズ系も危険です。
  • 未加熱の野菜を使用する際はしっかりと洗って水分をよく拭き取ってから調理します。
調味料
  • 未加熱の野菜にマヨネーズ/ドレッシング/ソースなどで和える場合は、できるだけ素材の水気を拭き取ってから合わせます。また可能な場合は食べる直前に和えます。

【お料理参考情報(栄養成分表示や調理時間など)をご利用いただくにあたって】

  • 医師の指示のもと栄養指導を受けている場合は、必ずその指示・指導に従っていただき利用します。
  • レシピの栄養成分の計算は、文部科学省の「日本食品標準成分表2015(7訂)※2016追補・2017年追補」を元に算出及び表示をしています。下記が注意点です。
  • 食品成分表に収載されていない食材は概算での計算となりますので、参考値です。
  • 食材によって、計算対象外の食材もあります。
    •  ・使用量が微量のものや、お好みに値するものなど
    •  ・栄養成分情報が公表されていないもの
    •  ・煮玉子の漬け汁等、実際に食べないと想定されるもの
  • 最新情報に合わせ、栄養成分を更新する場合があります。
お料理に関して、何かわからないこと、不安に思うことがありましたら、以下のお客様サポートよりお問い合わせください。
また、行政などから公表される注意喚起情報も積極的にご利用ください。
お客様サポート▶︎ support@every.tv
参照リンクの確認時期:2024年1月18日
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