ちょっと前にシリコーンワックスというものが流行っていました。
その際に話題になっていたのがこの商品。
この商品の特徴を紹介していきたいと思います。
信越シリコーン
シリコーンオイルとは
無色透明の液体で、耐熱性・耐寒性・耐水性に優れている。
広い温度範囲にわたって粘度変化が少なく、電気性にも優れている。
その他に、離型性、撥水性、消泡性、潤滑性なども兼ね備えている液体です。
(信越化学工業HPより抜粋)
注意事項
このシリコーンオイルは自動車の塗工剤として開発されたものではありません。
そのため、自動車の不具合・故障には一切保証できません。
自己責任での使用をお願いします。
使い方(施工方法)
用意するのは「使い捨てのウエス・信越シリコーン・使い捨てゴム手袋(薄手)」です。ウエスは何でも良いのですがシリコーンオイルが付くとベトベトになるので再利用は難しいです。使い捨てゴム手袋(薄手のピタッとしたもの)は手がベトベトになるため準備しておくと便利です。
1,まず洗車をして汚れを落とし拭きあげます。
2,ウエスで信越シリコーン缶の注ぎ口を塞ぎながら、シリコーンオイルがこぼれないように缶を傾け、元に戻します。そうするとウエスにシリコーンオイルが適量付きます。
3,信越シリコーンが付いたウエスで車のボディに塗布していきます。通常のワックスと同じような要領で伸ばしながら塗布してください。信越シリコーンが少なくなったら再度適量付けてください。
最大のおすすめポイントは樹脂パーツに塗り込むことです。艶が驚くほど復活します。結構しっかり塗り込む必要があります。
4,全体に塗布したら半日以上放置(できれば一晩ぐらい)してください。元々自動車用に開発されたものではないのでワックスのように乾くことはありません。また、半日以上時間を空けてもおそらくベトベトしています。完全に乾く事はなく、イメージとしてはシリコーンオイルを浸透させる感じになります。
5,新しいウエスで拭き上げてください。結構シリコーンオイルが残りやすいです。いろんな角度から見ながら拭き上げてください。
6,今後の洗車は水洗いのみ。洗剤は使用しないでください。シリコーンオイルが落ちてしまいます。
特徴
・艶は良し。
・撥水性も良し。
・樹脂パーツの艶復活。これが最大のメリット。
・ワックスと違いベタつく。なるべく天気のいい日の施工推奨。
・何回も施行していくうちに塗り込まれていく。
・シリコーンオイル施工後の洗車は基本的に水洗いのみ。洗剤で洗ってしまうとシリコーンオイルが流れてしまう。
ガラスへの施工は大丈夫なの?
フロントガラス等に施工(付着)しても大きな問題にはなりません。ただし、拭き上げはしっかりしてください。ギラついたままだと非常に危険です。
ヘッドライトへの施工は大丈夫なの?
付着してもしっかり拭き上げれば問題ないとは思います。ただし、施工する必要はないと思います。少しなりともギラ付く可能性もありますし、乱反射する危険性もあるので施工は勧めません。
他の粘度はどうなの?
KF96ー50csという粘度を紹介していますが、これより粘度の高い商品も多数あります。粘度が高い方が長持ちしそうな気がしますが、高い粘度はあまり勧めません。粘度が高いと拭き上げが非常に大変になります。個人的にKF96ー50csぐらいがちょうどいい粘度だと思います。
まとめ
施工自体は難しくなくシリコーンオイルも伸びが良いのでコスパはかなりいいと思います。特に樹脂パーツの艶復活は試す価値ありです。ただし、注意事項でも記載した通り車用に開発された商品ではないので、不具合・故障等は自己責任になります。この点はご了承ください。