早朝ライド、マジで楽しい
冬になってからなぜか早朝ライドが楽しい。
どう考えても秋か、なんなら夏の方がハマりやすいはずだが。
なぜか。
理由は簡単で、これまではやっていなかっただけである。
ただ、それだけではない。
最近は天気もめっちゃいいし、空気も綺麗なんですよね。
それに虫もいないし、人もないし、何より突き刺すような寒さを私は嫌いではないのだ。
例によって土曜日はダラダラ過ごして、酒を飲んで21時頃には布団に入ると、いつの間にか気を失っていた。
目指さめたら1時半、オードリーのオールナイトニッポンを聴きながらしばらくぼーっとするも、やはりもう少し寝ていたい。
しかし、ビックルするくらい目がぱっちり、頭もスッキリでちっとも寝られない。
そうこうしている間に3時を迎えたので、とりあえずご飯を食べることに。
そこからまたぼーっとしてみるがどうにもならないので、4時を迎えた頃にそろそろ諦めて準備を開始。
6時ちょっと前に家を出た。
荒サイを通って目的地を目指すわけだが、夜明け前の空の色は実に美しい。
太陽が出るわずか手前、うっすら朝焼けの赤に染まりながら、夜の暗さがうっすら明るく青みがかっている。
やっぱり自然の景色に勝るものはないと思いますね。
思ったよりも風が強い
元々は群馬方面に行こうかしらと思っていたが、今日はM-1もある。
見たかったので、あんまり遠くに行くことは避けて、帰ろうと思えば帰れるところでというわけで、江戸川サイクリングロードを辿ることに。
考えてみれば久しく走っていない。
朝早く出たから早々に到着。
小岩の街中を走り抜けてきたが、流石に静かなものである。
途中パトカーが、信号待ちからサイレンを鳴らして急旋回したのはびっくりしたぜ。
太陽が登り始めていた。
江戸川沿いにはご多分に漏れず野球場始め様々なグラウンドがあるが、少年野球らしきがすでにおり、親が送迎しているらしき車がたくさんいた。
せっかくの日曜日に引っ張り出される親も大変だろうが、子供達もちゃんとたのしんでいるのだろうか。
まあ、私は家庭もないので1人で勝手に寒い寒い言いながら自転車を漕いでいるんだから、幸せっていうのは色々な形があるよな、と自分に言い聞かせる。
今日はひたすら江戸川を遡って関宿城を目指そうかしら、なんて思っていた。
ところがでところがである。
風がだいぶ容赦ない。
風速15kmほどだったそうだ。
季節はすでに秋からとっくに冬だ。
きたからそいつは吹いてくる。
マジかよ!と、江戸川についた瞬間にとんでもない試練を課せられた気分だ。
しかし、ここまできたからには走るしかない。
出ないと帰れない。
天気はいい、向こうを見やると富士山とスカイツリーが同時に見える。
私の携帯の性能限界だ。
もうね、ずっと北風よ。
さて、強くなってきたぜ北風、とか心の中で唱えながらなんとか突き進む。
あまりに風が強すぎて挫けた私は、途中で江戸サイをあっけなく断念。
市街地に繰り出して手賀沼に向かうことに。
実は今日の行き先候補の一つに入っていたのだ!
そして着いた。
いつもと逆回りに沼を巡ると、途中公園地にたどり着いたので一旦休憩がてら。
家族連れや例によってご老体が散歩に興じていたが、まだ登ったばかりの朝日を眺めながら夫婦らしきが穏やかな時間を過ごしていた。
どこの誰かは知らないけれど、影になったので写真を撮らせていただきました。
私は独り身であるが、時たま街中で見かける老夫婦などをみるにつけ、どうして他人同士でこうも寄り添えるのか、それがわかる日が、私が誰かと共になる日かもしれない。
もっとも、相手が私を選ぶかどうかはまた別の話であるが・・・。
くうっ!
ちなみにこのあたりは渡り鳥などがやってくるらしいのだけど、まさにそんな時期だったのだろうか、鳥たちがあちこちから集まっていたが、水ではなく陸地にいっぱいいた。
鴨とか鳩とかいろんな鳥が丘に上がって何かを突いていた。
あちこちの川で見かける鴨、人を警戒するでもなくボケッとして嫌がったが、よくみるとつぶらな瞳と存外小ぶりな嘴が実に愛らしい。
アヒル的なデザインを基本としており、羽の隙間に緑の輝きがうっすらと見えて造形的にも美しい。
ちなみに鳩や他の鳥は何を食っているのか知らないが、ずっと芝を突いている中で、こいつはこちらをチラチラ見ながら途方にくれているようであった。
すまん、私はお前が食べられそうなものは何も持っていないのだ。
なんなら、私が食べるものも持っていないのだ。
そこから公園地を抜け沼を沿うようにゆるゆると走る。
時間はまだ10時になったばかりだ。
まばらに人々を見送りながら引き続き風に立ち向かう。
私は旅人だったのだろうか・・・。
ぐるり沼を一周した頃に、お馴染みのはくていにも出会う。
夏の終わり頃に見かけたこいつらはすっかり泥に塗れ茶鳥だったが、冬を迎えて無事白鳥であった。
しかし、数はまだ少なく、極わずかな一角にいる程度であった。
奴らの季節はまだまだこれからか。
手賀沼を一周すると帰路を目指す。
適当に走っていると、再び江戸サイに至る。
か、風が・・・。
ここからは戦いだ。
せめて野田あたりまで行きたい・・・。
追い風に押されてノリノリのやつらを見送りながら、ひた走る。
ついに野田行きを諦め途中下車。
北に向かうとこれだけ向かい風、その分南に向かうと追い風。
いえい!
今度は風に乗ってラーメン屋にたどり着いた。
今日のラーメン:ラーメン尾ばな
街道沿いでふと目に入った店に入る。
まだ11時台だったが、ちょうど席も空いていた。
おそらく近所の人らがやってくる馴染み系だ。
純粋なラーメン屋というより中華食堂という感じか、定食も充実している。
私は塩ラーメンと餃子を発注、いつものや。
まずはラーメン到着。
非常にオーソドックスな塩ラーメンだ。
マジでオーソドックス、あっさりした感じだ。
トッピングはめんま、わかめ、チャーシュー、水菜だ。
めんまは自家製だろうか、うっすらにゅさんきん的な香り。
チャーシューは割と肉肉しい感じ。
今回のテンションとしては悪くなかったし、酢とラー油を入れると味変的なものも合う感じ。
ただ、クリティカルに残念だったのは、どんぶりをちゃんと温めていなかったのだろう、ぬるかった。
出される前に一度確認されたのだけど、私はいつもネギ抜きを頼むんですね。
多分だけど、普通に作ったらネギ入れちゃったから作り直してくれたんだろうけど、急いでやったからどんぶり温めきらなかったんだろうなと。
マジでね、ラーメンはしっかり丼をあっためないと初段で冷めちゃうからダメなのよ。
味は悪くなかったので、非常に残念でした。
多分普通ならちゃんと美味しいと思うのよ。
だけど、今日みたいに寒い日には火傷するくらい熱いのが美味しいのよ。
ただでさえ何時間も好き好んで寒空の下走っていた私は、それくらいでないとあったまらないのよね。
そしてしばらくして餃子到着、これは美味しかった。
野菜たっぷり系だったのだけど、熱々で味も適度についており、美味しかったですね。
歯応えもしっかりあって、皮は少し厚めながらカリッとした焼き上がりもバッチリだった。
重ね重ね、本当にどんぶりのあったまり具合ひとつなのよ。
惜しかったな・・・。
帰り道、なぜか過酷
帰りは方角的にずっと楽できると思っていたが、甘かった。
ちょっとだけ西を向くだけで風は容赦ない。
それでも、あの江戸サイの風を乗りこなした私には問題ではなかった。
ところどころで声なき声を上げながらなんとか帰宅。
距離もそこそこ稼ぎながら、思ったよりも早く帰宅。
まあ、今日は市街ルートではなくサイクリングロードメインだったので、ノンストップで走れた区間も多かったからね。
帰宅してシャワーを浴びるとストレッチしながら少し休憩。
外が寒すぎてケツも足もすっかりキンキンに冷えていたので、シャワーを浴びたら寒暖差で痒くなってしまった。
それはともかく、買い物に出かけ酒を買い込んだら、あとはM-1を見るだけだ。
敗者復活から見て、これから本戦だ。
もうすでに酔いが回っているが、いい感じで楽しみたいところだ。