F-ZERO99メモ

PRACTICEのタイムアタックメイン

【CLASSIC】MUTE CITY I【FIRE STINGRAY】

数多くのプレイヤーが挑戦し、タイムを競い合ったコース。複数の誌面でやりこみコーナーが設置され、その結果生み出されたタイムはインターネットや動画投稿の普及まで破られることはありませんでした。発売後約1年で出されたのに、現在でもやりこんでいるほとんどの人が及ばない記録ってヤバイと思うんですよ。
特にスタートダッシュとダブル一点読み(雑誌で付けられた名前なので、媒体によって名前が異なります)が有名ですが、それ以外の場所も非常に洗練されており、ほぼそれをなぞる形になっています。いやライバルカーいないのでスタートダッシュは真似できないんですがね?
最速はなぞりじゃなくて別解あるだろって?アレまじで一部の人間しかできないので……。

①90度カーブ

スタート~45度カーブはインベタ以外に選択肢はありませんが、ここは次にとるルート次第で若干攻め方が変わってきます。1周目はジャンプ台に乗って加速する必要があるため、斜めに侵入し、アウト・イン・アウトの要領でミドル・イン・ミドルに抜けられると無駄なく次につながります。この際馬鹿にできないのが、どれだけインを突けるかです。無論攻めすぎてガードビームを削ってしまうとロスになりますが、曲率が大きいため、インを突けるかどうかで0"05は変わってきます。2周目は左側に寄る理由が無いので、ミドル・イン・インで抜けるのが理想になります。1周目より速度は出ていますが、ブラストして曲がるため、曲がり始めのタイミングは変わりありません。

コースの模様が途切れるのを目安にコーナリング開始

若干遅れて曲がり始めたため、ゴーストに比べてイン攻めが甘い

コーナー前後で差が開いているのがわかる

2周目以降もコーナリングのタイミングは変わらない

トップスピードに乗っているため、ブラストしながら(連打はNG)曲がる

カーブ後は右に寄せるので、インベタできても膨らんでしまうと元も子もない

②ダートゾーン

MUTE CITY Iといえばここのダブル一点読み、という人も多いのではないでしょうか?ですが実際のところ、F-ZERO99においてはダブル一点読みは活躍しないかもしれません。というのも、クラシック以外では最初からターボが使えるため一点読みをする必要がなく、クラシックではライバルカーがいない関係でトップスピードに乗っておらず、減速の影響が大きすぎてSFC版ほどの威力を発揮できないからです。後半部分のみの一点読みは減速無しで抜けられれば最大約0.2秒の短縮が見込めますが、10km/hも減速してしまえば効果は半減、20km/hのロスで一点読み無しより遅くなる、という感じになっています。難易度に対してリターンが釣り合っていないので、TAでないかぎり、使う必要はありません。
参考までに、私の現在の記録は一点読み無しが30"86、一点読み使用で20"68、ダブル一点読み使用で30"75です。ダブル一点読みのルートを詰め切っていないので最終的にどうなるかは未知数ですが、現状後半のみの一点読みが最適解になっています。

普通にダートに沿って曲がっても減速して一点読みするよりは早い

ここまでノーミスなら463km/hでダートゾーンを抜けられる

一点読みをする場合、ダートに沿って45度より若干深く曲がる

右スライドで隙間に狙いを定める、45度ピッタリだとスライドが間に合わないことが多い

左入力で隙間と平行になるように微調整、ちょっとでもずれると減速するので激ムズ

きれいに決めても、出口で削ってしまっては元も子もない、抜けるまでが一点読みです

タイムを見ると一点読み無しに比べて0.2秒早い、厳密にはこれも減速0ではないのだが

2周目以降はターボでダートを突っ切りますが、ターボタイミングは2通りあります。1つはダート侵入後にターボを使い、一点読み風にダート地帯を抜け、ダート侵入時の減速と出口のわずかな削りで速度ループを起こして最後の一伸びを狙う方法。もう1つはダート侵入前にターボを使い、ガードを削ってダートに侵入し、最後の速度ループ後にダートを突っ切って478km/hに戻る前にダートを抜けだす方法です。私はスタンダードでは前者を採用していますが、クラシックでは後者を採用しています。クラシックではパワーを温存する必要がなく、ガードを大幅に削ってインを突ける分、後者のメリットがスタンダードよりも大きくなっているためです。どちらを採用するにしても、縞々ダートでも安易に踏んでしまうと減速のもとになってしまうので、なるべくダートを避けて進むようにします。その後ダートを思いっきり突っ切るので、ヘアピン前の直線に対して斜めに進むことになり、ヘアピンでの姿勢制御も変わってきます。

目印はないが、最初の1ループ後にダートに侵入できると最後のループもうまくいく

後半のダートは一点読み風に抜ける、ループ直前のダートは思った以上に減速する

最後の1ループ分でダートを突っ切る、520km/hまでと478km/hまでだと結構違う

ターボタイミングを遅らせる場合、このタイミングでダートを出ていないといけない

③ヘアピンカーブ

スタンダードではダートのさらに内側にあるガードを削り抜け出してからターボで復帰しますが、クラシックでは直前のダート地帯でターボを使うため、素直にヘアピンを曲がることになります。1周目もターボがないため素直にヘアピンを曲がります。1周目でも478km/hに達しているため、ここは大人しくブラストターンを使います。が、減速しすぎても、減速せずに膨らみすぎてもロスになるので、ダートカットほどではないにしろなかなか難しいです。ダートに沿って曲がり、470km/hを維持できるのが理想的な曲がり方と言えます。ダート地帯で一点読みしてここでターボを使う走法はできるようになったら解説します。

左スライドでヘアピンの内向きを維持しつつ外側へ

一点読みで多少減速しても途中で478km/hに達するため無理せずブラストターン

ここの角を掠れるとうまい具合に曲がれるが、深すぎるとダートの餌食

 

  翻译: