マスキングテープとは、塗装する時に塗装箇所以外を汚さないように保護(養生)する時に使われる道具である。
概要
覆い隠す(masking)の名の通り、塗装の際に本来塗られるところ以外に塗料が付着・汚染されることを防ぐ目的で使用される保護テープ。塗料がその部分につかないように貼って使う。乾燥後はがすとき保護面の塗料がはがれてしまうのを防ぐため粘着力は弱め。主な素材としては和紙が用いられるが養生テープと呼ばれるものはポリエステル製だったり後述の目的で布製の物もあったりと今では様々な素材のマスキングテープが存在する。
基本的には塗装時の保護として用いられるものだったが、粘着力がガムテープに比べて弱く後片付けが楽ということで養生テープが台風時の窓ガラスにガムテープの代わりに貼られたり、紙製のために模様が印刷しやすかったり名前を書き込めることや数回程度なら張り直しが効くことなどから現在では文具などをデコレーションする装飾用としてのマスキングテープも数多く登場しており専ら「マステ」と略称されて使われることも増えている。
様々なことに用いられているが前述の通り粘着力が弱いので仮止めならともかく接着目的での使用は非推奨である。郵送の際にマスキングテープで封をしたら途中で剝がれて中の物が出てしまうトラブルが実際に起きているため普通の糊やセロテープなど接着することが目的で作られたものを使うこと。
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関連項目
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