ばあちゃん、車椅子から転倒
特養入所中の祖母が車椅子から、ごろりんと床に転倒、健側(左)のおでこを打ってしまいました。
車椅子の背もたれをたて過ぎたことが一因です。膝と股関節が屈曲拘縮してるためもあると思います。脚で自分の体を支えられないため
使っている車椅子は、ティルト&リクライニング式です。リクライニングは背もたれの角度を変えられる機能。ティルトというのは、背もたれと座面の角度を一定にしたまま、座面の傾きが変えられる機能。
今の車椅子調整では、背もたれをしっかり立てた場合だと、体重が前方にかかり過ぎます。介助者が、ハンドルを持って力を入れないとティルトで倒せません。祖母、円背(専門用語です。丸背と記すと分かり易いでしょうか。猫背が酷くなったもの)がきついこともあり、頭の方に重心がかかってしまいます。
介助者が元気なときは何でもないのだが、体調不良となると
ティルトで後ろに倒すには、自転車のハンドルに似た、操作ハンドルを動かさなきゃいけませんが、ハンドルまでが遠過ぎるのです。
ハンドルに手を添えて力を入れるまでに、本人が車椅子から転げてしまうよなあ、、、というような不安定な現状だったのです。
でも、介護リフトを使っていて、リフトのスリングシートを背中から脇にかけて無理なく装着するには、シートをたてた方がお辞儀をしてくれてはめやすい為、危ないなあとは思いながらも続けていました。
腕で、祖母を支える事も出来たのですが、介助する私が、腕を痛めてしまっていて、こけそうな祖母を支えられなかったのです。あああ。隣のベッドではスタッフさんが、移乗介助をされていたので、慌てて声をかけ、ベッドに二人掛かりで寝かせました。床からの介助は人力でした。(せっかく介護リフトがあるのですが、緊急の場合は人力になってしまった〜)そのあと直ぐに看護師さんを呼びました。
祖母のその後は、少々ぼんやりが多くなったかなというのと、少々食が進まなかったり。でも、それが、頭を打ったことが原因なのかどうなのか、わからないんですよね。
体調は、スタッフさんや看護師さんにおまかせして、、、。
わたしがどうしても気になったのが車椅子です。このままでは少々危ない気がするの。
今使っている車椅子よりもモジュラー機能が優れていて、レバー操作が楽なものはあるものかしらん?
ネットの検索でもなかなか辿り着けません。
だんだん祖母の脚の拘縮がきつくなってきて、今の車椅子では体を支えきれていない気がしています。おそらく職員さんもしんどいのではなかろうかと。
やっぱり情報が大事
つい最近、群青が関わっている、福祉用具体験会のミーティングでのこと。
最新の機種で、バーひとつで、ティルトも、リクライニングもスムーズに動かせる機種があると知りました。座面は肌触りがよく、ふわふわだそうで、動画も見せてもらいましたが、なんだかスムーズそう!!
バリアフリー展で体験も出来たとのことですが、今年は見てなかったわ〜。
やはり、展示会は、興味を持たれている介護職の方や、セラピストさんとご一緒するのはいいですね〜。みなさんそれぞれ、得意な分野の福祉用具情報をご存知ですもの〜っ。
先ほどの車椅子の話に戻りますが、モジュラー機能はもうひとつのように感じました。ティルト&リクライニング機能をスムーズに動かせるのには驚きましたが、シートは私が求めている様な応用は効かない気がしました。
もっと早くに車椅子を替えていたらって思いますがこんな風になるとは思いもよらなかったので。やはり、車椅子を買い替える時は、知識と、いずれ体がこうなるであろうイメージが大事ですね〜加えて、4年前には、そこまでの製品がなかった気が致します。
使用する福祉用具があっていない点を挙げてみる
今使っているのは、背中廻りの背シートのたわみの量が、足りないんですよね。円背がきつくなってきたことと、重力で体がつぶれた様になってしまうことが気になります。
リクライニングの角度も、現在は固定させています。意味ないじゃん!かもしれないのですが、なぜなら、動くようにしていると、人によってまちまちの座り姿勢への対応になってしまうから、、、。この角度決めは、ティルト&リクライニング車椅子をよくつかわれている方なら御存じだと思うのですが、なかなか難しい。目安の印をつけていても、難しい、、、。
そんなこんなで、今探し中。PTさんにも相談して、このあたりがいいかなあ、というのはこの間見つかりました。
ひゃっ、ひゃくさんさいで、新しいくるまいす?でもそれでばあちゃんが気持ちよくすごせるなら、と考えている次第です。