目次
アメリカ法制史研究序説
- 大内 孝
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序:わが国におけるアメリカ法制史研究不在の現状
第一 法形成の主体 アメリカ型法曹の醸成に関する歴史学的考察
第1篇 独立前夜マサチューセッツの法曹制度
I はじめに 問題の所在
II 予備的説明
1 研究史の概略並びに本稿の構成 2 18世紀後半までの法曹の状況と弁護士制度
III 「法律家団体」
IV 法学教育
V 「イングランド化」の阻害・限界要因
VI むすびにかえて
第2篇 独立前ヴァジニアの法曹制度
I はじめに 問題の設定
II 研究史の概略
III ヴァジニアの統治・権力構造における司法機構
IV 法曹資格試験及び法曹関係立法
V 一般管轄裁判所のアトーニ(GCA)の実態及び性格
VI むすび マサチューセッツ法曹との比較におけるヴァジニア法曹の特徴
第3篇 連合規約時代における「アメリカ型法曹」醸成過程
I 序 アメリカ法制史学不在の現状
II アメリカ法制史学に対するWarrenテーゼの意義
III 独立宣言当時における法曹制度
IV 連合規約時代マサチューセッツの法曹
V 連合規約時代ヴァジニアの法曹
VI 「アメリカ型法曹」醸成過程に関する理論的考察
第二 アメリカ的法制度の形成過程断片
第4篇 奴隷が行使する I聖職者の特権」 独立前ヴァジニアにおける「イングランド法継受」の一例
I 本篇の問題 独立前アメリカにおける奴隷が行使する「聖職者の特権」と刑事司法の実態
II 奴隷が行使する聖職者の特権の実例
III 聖職者の特権制度の導入と奴隷への拡大
IV 聖職者の特権の実態と機能
V むすびにかえて
第5篇 独立前夜における陪審裁判の歴史的位置 マサチューセッツに見るその実像
I 本篇の問題
II 歴史的事実の文脈 独立前夜マサチュ ーセッツにおける「陪審裁判」のある実態
III 法制史上の文脈
IV むすびにかえて 今後の展望と問題点
第三 アメリカ法制史研究批判
第6篇 アメリカ法制史研究の回顧と展望 「アメリカ法制史学不在の現状」の根本問題
I 序
第1部
II アメリカ本国におけるアメリカ法制史研究概観
1 20世紀初頭 2 Poundの登場 3 HurstおよびWisconsin学派の登場 4 Hurst後におけるアメリカ法制史学の発展 5 小括
III わが国におけるアメリカ法制史研究概観
第2部
IV 本国におけるアメリカ法制史研究の批判的検討
V わが国におけるアメリカ法制史研究のあり方に関する批判的検討
VI アメリカ法制史研究:その学問的性格
VII 跋
文献一覧
あとがき
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