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良い本です
2024/08/31 16:00
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホラーかミステリーかと考えていましたがホラーミステリーなのですね。まさにその通りでしたね。もっと早く出会いたかったです。
意味がわかると…
2023/08/11 09:16
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投稿者:どら - この投稿者のレビュー一覧を見る
途中までは「なんだこいつは」「胸糞すぎて、かわいそうすぎて辛いんですけど」と思いながら読み続けていく
すると徐々に違和感がたまっていき、6~7割ぐらい進んだところのある描写で登場人物に対する印象がどんどん変わっていく
そして最後に明かされる衝撃の真相 そうだなあ「『この世界』でのルール」だとそういうことになるよなあ
もう一度読み返すと新たな発見が次々あって倍面白い といってもしっかり読み込む気力はなかったのですが…
いやあ、いい意味で「読むんじゃなかった!」
なお最後の最後の仕掛けは1度読んだだけでは気づかず、しばらくたってから「あ、そうか、うわ~!」ってなった ほんの少しだけ救われたかのように見せかけてからの気持ち悪い結末だった
危険で引き摺り込まれる
2023/03/30 22:25
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投稿者:マンゴスチン - この投稿者のレビュー一覧を見る
話が二転三転、ぶんぶん振り回される感じが良い。
グロいし後味わっっっるいし結局主人公が1番怖い。
うわ、最悪…と思ったシーンも真相を明かされたら爽快感が味わえます。
ほんタメのたくみさん経由で手に取りました。好みが合いそうです。
びっくり!
2022/12/22 09:24
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投稿者:なっとう - この投稿者のレビュー一覧を見る
なぜか勝手に、爽やかなミステリー小説だと思い込んでいたので…すごく驚きました!
ホラーで、サスペンスで、しっかりミステリー。好きですこういうの!
不気味…でもどんどん読み進めちゃう
2020/12/21 20:33
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投稿者:あかぴ - この投稿者のレビュー一覧を見る
兎に角、気味悪いです。不気味なんです。
でも何でだろう…どんどん読み進めちゃう
。
夏っていう暑い季節も何だか不気味さを増長させている気がしました。
次の一文、次の頁が気になって、ホントにあっという間に読み終わりました。
夏の少年には何かが起こるんです。
意外性
2020/11/09 21:50
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投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
薄気味悪い独自の世界観。何度も小さく思考に修正を入れ、頭を柔らかく考えるが、結局騙される。終わるまで終わらない、薄気味悪さが甚だしいのに後味はスッキリの意外性がある作品。とても良かった
夏に読みたい
2020/08/17 11:57
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投稿者:UrusaiTwins - この投稿者のレビュー一覧を見る
先が気になって一気読み。作品全体に漂う違和感というか不思議感というか、何かがおかしい気がするけど何がおかしいのかわからないぞくぞくする感覚は、「シャドウ」を読んだ時にも感じた。そして、最後の最後でまたゾクッとさせられた。ちょうど季節設定も夏だし、夏に読むにはぴったり。
スリル!
2017/08/11 22:26
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投稿者:はるはる - この投稿者のレビュー一覧を見る
すばらしい推理小説!緊張感があってドキドキな場面や意外な展開…内容が濃く、言葉では上手く言えませんが、本当におもしろくて、楽しめました!大作!
最初から最後までおもしろい
2016/08/19 09:22
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投稿者:ninjaskai - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初から最後まで楽しく読むことができました 何でがたくさん出てきて少しずつ解消されていく感じが良かったです
小説をあまり読まない自分でも楽しく読めました
また この本はインターネットで調べるとおもしろい情報もあるので余計に読みたくなりました
最初の15ページくらいまででもよんでいただければ最後まで読みたくなること間違いなしです
良くも悪くも心に残る話
2016/02/19 09:36
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投稿者:ゆきちん - この投稿者のレビュー一覧を見る
わたしは知らなかったのですが、レビュー数も多いので結構話題になった本なのだと思います。
今から読む人は前評判、ネタバレ的なものをいっさい読まないほうがいいです。
あまり詳しくは書けませんが、ストーリーはあらすじから想像するのと違って、
意外な方向へ転んでいきます。最後まで転び続けます。
読んでいる間中、これって謎解きじゃないな…ジャンルはなんだろう?
ホラー?ファンタジー?と頭の中をクエスチョンが飛び交いますが、
それでもページをめくる手が止まりませんでした。
話の割に閉塞感がないのは登場人物の内面も境遇も淡々と描写されているからだと思います。
ただ、読後感ははっきり言ってよくありません。
好きか嫌いかは別にして、読み終わってしばらくはこの本の内容が頭から離れませんでした。
そういう意味では、うまい作者さんだと思います。
個人的な感想。
湊かなえさんの『告白』を読んだ時と似たような読後感ですが、
若干ジュブナイル小説の様相を施しているからか、
『告白』よりは同情や共感できる部分がなくはないなという感じでした。
こういう話、好きな人はすごく好きだと思います。
わたしは評価5をつけましたが、正直好きか嫌いかは判断出来ません。
非常に感情を揺さぶられる小説であることに間違いありませんが、
再読するかどうかは微妙です。
どうでもいいことですが、最後に一つだけ言いたい。刑事が無能すぎてイラつく!
悲しい真相
2015/09/22 16:57
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投稿者:しおり - この投稿者のレビュー一覧を見る
どんでん返しがあるとは最初からわかってて読んだのですが、それでもいろいろなことの真相が明らかになるとびっくりしてしまいました。その真相がまた救いがないというか悲しくて…。
好みが分かれるかと思いますが私は好きでした。後味の悪さがたまりません。
誰だって、自分の物語の中にいる
2011/05/11 09:49
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投稿者:道楽猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
だ、騙された……。
向日葵というタイトルに騙された。
向日葵には、真夏に凛と上を向いて咲く、元気な花というイメージがあるのだもの。
よもやこんなダークでホラーなお話だとは。
そう思って改めて見返せば「咲かない」なのだよね。そうか、咲かないのか(しょんぼり)。
しかしよくよく考えれば、向日葵って結構怖いかも。特にあのデカイほう。
あれも何かの生まれ変わりなのかもね。たとえば、日の目を見たかと思えばすぐに死んじゃった生き物とか。
向日葵は金の油を身にあびてゆらりと高し日のちひささよ(前田夕暮)
どっしりじゃなくゆら~りだもんね、結構ホラーだよ。
という主旨の感想を、この短歌について書いたら、「それは間違っている」と国語教師にさくっと斬ってすてられたなぁ。ああ、遠き高校生時代。
それはともかく。
冒頭からして、相当怖いのだこれ。
夏休み前の終業式の日。学校を休んだS君の家に、担任に頼まれ、学校から配布されたプリントを持って行ったミチオ。しかしそこでミチオはS君の首吊り死体を見つけてしまう。S君の遺体は、庭に咲く向日葵を凝視しながらぎぃぎぃと揺れている…。
ところがそのことを知らせに学校に戻っているあいだに、何故かS君の遺体は忽然と消えてしまう。
人は死んだら7日ごとに転生の機会が訪れるという。ちょうど7日目、死んだはずのS君が、なんとクモとなってミチオの前に現れる。
そしてクモの姿のS君は、ミチオに「僕は自殺ではなく殺された」のだと告げる。
ひぃぃぃぃぃぃぃ。
私はホラーが全く以ってダメなのだ。
この時点でもう、この本を手に取ったことを悔やんだ。ムンクの叫び状態だった。
だけど続きが気になる。S君を殺したのは果たして誰なのか。そして自殺に見せかけたのならどうして遺体を隠したのか。
同時期に近隣で繰り返されていた犬猫の不審死とのつながりは?何故死んだ動物は一様に足を折られ口に石鹸を詰め込まれていたのか。
この物語では、自分を守るため、だれもが嘘をついている。
ひとつの嘘が暴かれても、また次の嘘が重ねられ、様々な糸が絡み合って、ミチオじゃないが、どんどん何がなんだかわからなくなってくる。
いったい真相はどこにあるのか。
通勤電車の中で読み始めたものの、気になって気になって仕事が手につかないほど。その夜一晩で一気に読んでしまった。
やがて明かされる真相。すべての事柄がひとつに繋がる。
ああそうだったのか。
3歳の妹に感じた違和感の正体も、壊れた母親の真実も、あれもこれも。
これは本当に見事な叙述トリックだった。
あれ?…ということは、もしかしてスミダさんも?
いやいやミチオ自体、既に狂気の中に立っているのだろう。
「誰だって、自分の物語の中にいるじゃないか」
ミチオの言葉にいきなり頭をがつんと殴られた気がした。
そう、だれだってみんな自分に都合の良いストーリーを組み立て、ある意味自分だけのファンタジーの世界を生きている。
嘘をつかない人間などいないのだ。
できるだけ傷つかないように、壊れてしまわないように、自分を守って生きている。
怖いけれど、切ない。
胸がきゅっと苦しくなるそんなお話。後味は決してよくないけれど、心の中にずしっと残る重さがあった。
ただ一点。これは私自身が今現在「母親」という身であるからこその違和感。
ミチオの母親が壊れてしまったのは、理解できる。
しかし、怒りの矛先がむかうのは、決してそこじゃないはず。
母親なら、ああはならない。