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嶽本野ばらと言えば、言わずと知れた「乙女のカリスマ」。所謂ロリータファッションの女の子なんかに絶大な人気がある作家…という解釈でいいんだろうか。しかし、それじゃ何のことだかさっぱりわからない。一体どういう内容の小説を書いてるんだ?と、こういっては失礼になるのかもしれないが、怖いものみたさの興味があったのだがなかなか読む機会がなかった。昨年、「鱗姫」が文庫落ちしたのをきっかけに読んでみたのだが、これが真面目なのか不真面目なのか、大いに悩む内容だった。なんというか、こう、「そ、それって本気ですか?」と問いただしたくなるような、冗談としか思えないことが真面目に書かれていた。正直言って面白くなかった。いや、もちろん、あれは全部笑っていいんだよということであれば、面白かったということになる。と、何とも中途半端な読後感だった。
そして、今回の「下妻物語」。映画化と聞き、ちょっと興味がわいた。最初は、また乙女な内容なのかと思ったが、そうではなくギャグ満載らしい。それなら読んでみよう、と思った次第。笑って読んでいいと言われればとても気楽に読める。もう、のっけから快調に飛ばしてくれる。
主人公である桃子は、ロリータファッションに身を包み、ロココな精神で生活することをモットーに、友達も作らず、独特の思考回路を持って生活している。当然、田舎では目立つ、特異な存在だ。対するイチゴは、地元では有名なヤンキー娘。こちらも別な意味で目立ち、またヤンキー独特の不思議な価値観も持っている。もうこれだけで笑える。こんな2人が友達になっていく、その過程を、ご都合主義的ストーリー展開に笑いの種をあちこちに織り交ぜながら、さわやかに描いている。なんと言っても、この少女2人の会話がとてもかわいらしいのだ。お互いに相手の趣味を理解する気は毛頭ないが、相手自身のことは尊重している。2人で一緒の時間を過ごしながら、少しづつ成長していくのだ。ほのぼのとして暖かい話だと思う。
ロリータファッションを事細かに書いてあるところは、ちょっとよくわからないのだが、わからなくても十分に読める。手軽に読めるエンターテイメント小説を探しているなら、この本をすすめる。笑いだけで終わらない読後感が実にいいのだ。
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初めは少女小説なのかしら?ジュニア向け?でしたが、途中から加速度的におもしろくなります。
「好きなものは好き!嫌なものは嫌!」と信念を持つヒロインがいい!
続編もWeb上で読んでます。
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映画がサイコーにいい出来だった『下妻』。それもそのはず、原作がおもしろいから。
嶽本野ばらめっちゃ男やん!ってぐらい突き抜けたギャグ、そして理路整然としたロリータ&ヤンキー論。女には書けねーよこんなカッコイイ友情は!
ただ、ファッションのことを語りはじめると止まらなくなるのには辟易。
映画はこの面白さにキャスティングの巧妙さが加わって、よりイイ感じ。CM監督のデビュー作にはうってつけの素材だったのではないかと思う。
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超おもしろい!
まじめなんだかふざけてんだか全然わかんない!
でもたまらなくおもしろいです!
あたしは相当すき。
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面白い。こりゃー面白い。映画をDVDで見たけど、小説で読むのとはちょっと違った。すごいテンポ速くて、漫画見てるような感じ。それもそれで面白かったんだけど、小説は、何かこう、地味なところで笑わさせられたり、毒舌に皮肉でマイノリティなところがあったり(?)でウケるんだこれが。
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映画と脚本を読ませてもらいました。
友達が製作スタッフですから!
本は見てないけどテンポ良いです。
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「何だこれ、ロリィタとかひくし」とかこの小説読む前は思ってました。この映画見るまでは深きょんも嫌いでした。
でもこの小説見て変わったね。
ロリィタいいじゃない!って思います。
かなり内容も面白いです。
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とても奇妙な組み合わせ。けれどとても良いコンビ。自分の個性を消さずに、付き合える友達って本当に良いものだと思いました。
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大真面目に書いたらギャグになったみたいな(笑)面白かったです。下妻っていう設定も良かった。この2人が一緒に歩いたら目立つだろうなぁ。野ばら入門にはいいのでは。
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おもしろかったー!女の子の友情モノってあんまりない中で、これはストレートに心に響きましたよ。映画も見たいのに、近所のレンタルショップでずっと貸し出し中。悔しい。
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「御意見無様」で不覚にも電車内で吹き出してしまった。めちゃくちゃいいノリでした。映画も見てみたいなぁ。
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おもしろい!ロリータの始まりやらロココやら最初は難しい説明がたくさんあるけれど、それを過ぎると面白いお話が待ってます。桃子とイチゴの掛け合いが面白い!最後で桃子が関西弁でバイクを放り投げるシーンは爽快!
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読み始めは文章に馴染めなかったのですが、途中からは嶽本野ばらの世界にグイグイ引きこまれてしまいました。これは面白い!!
映画のほうはまだ見てませんが期待大です!
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何も言うことありません(笑)とにかく読め!!!
ヤンキーとロリータという独特の世界で生きていて決して交わることのないはずの二人が友情を築きあげていく流れを無理なく、おもしろ可笑しく時にはホロッとさせて、最後まで一気に読める傑作小説です。
イチゴ(ヤンキー)と桃子(ロリータ)の全くかみ合わない掛け合いには笑わせてもらいました。そしてイチゴの変な日本語にも(笑)
映画を先に見てから読んだので、映画のワンシーン、ワンシーンが脳裏に浮かびながら読んでいて、文章の面白さと映像の面白さがダブルで押し寄せてきて、本を読んでる最中は終始ニヤニヤ状態でしたね(笑)
つーか、原作ものを映像化すると原作を下回る出来の場合が多いのですが、この原作を色あせさせる事なく映像化したことには尊敬します。
田舎を思い切り揶揄しているのに不愉快にならないどころか、そうそう!!と田舎の人間の行動様式を的確に捉えている事もすばらしいと思います。
続編が連載開始されたらしいですね。またイチゴと桃子の活躍が続くかと思うとうれしくなります。
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コレで野ばらさんにどっぷりはまった。ロリータちゃん大好き&強い女大好きなのでたまらない。
友情っていいなぁ・・・