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面白かった。
実は、秋葉原の有隣堂でサイン本を売っていて、何となく最後の一冊を買っていたりするのだが。
瑞雨がたいへん好みだったので、この人敵なのちょっとざんねーン、とか思っていたら、まさかの展開が来てにやにやが止まりませんでした。
いや、全く予想していなかったというわけでもないけど、それまでの流れや会話などから見る限り、その可能性は薄そうかなーと思っていたので。
雷獅子の母との会話にちょっと涙。
別れのラストシーンにも……。
これがデビュー作なんですね。連作で続くようなので、次のお話を楽しみに待ちたいと思います。
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他国に干渉され、荒れ果てた国がある。
国を取り戻そうとする人々がいる。
そして国を治める獣がいる。
和風(もしくは中華風)で、神獣(この物語では災獣という)が登場すると、設定がどういったものであれ、どうしても十二国記と比べられてしまうだろうな、と思う。その点は、この題材を採る書き手さんの評価に対して不利になってしまうところ。
設定が緻密である一方で、テンポよく、分かりやすい文章だ。とは言っても、ライトノベル的な軽い文体ではなく、どちらかというと時代小説的な地道な感じとでも言おうか。会話ではなく、地の文でじっくり物語を進めていくタイプだ。
キャラクタはよく動き、主人公含め、周囲の人々は気持ちのよい人間が多く、好感度が高い。ただ、国を取り戻すための物語であるということもあるだろうが、登場人物が多い。異世界であるため、説明も多い。そのためか、前半部分に紙幅を使ってしまって、後半の、伏線の種明かし部分が盛り上がりとして若干薄くなってしまっているような気がした。1冊で収めるのであれば、もう少し、取り入れる要素をコンパクトにしても良かったのではないかと思う。文章の印象のせいか、どこか淡々としていて、もう少し設定部分の説明を削って、華やかな起伏を作っても良い気がした。
文章の旨い方なので、今後に期待。
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文章がとても読みやすくて、あっという間に読了しました。
クライマックスの主人公の緋乃人と閃のやり取りが切なくて、でも暖かくて、心を締め付けられました。
個人的には東雲様がカッコよい上に、親しみがあって素敵でした。
続きが気になります。
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五つの災獣がそれぞれ守護(?)する世界。
隣国に侵略されてしまった神槌之国。
そこのレジスタンスの少年と雲から降ってきた少女の話。
各巻毎に主人公も国もかわるそうだ。
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結構おもしろかったです。
主役に何か力があるのかなぁ…なんて思いながら読んでいたのですが、特にこれといった力もなかったので残念(-3-;)
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面白かった! 閃ちゃんも可愛かったですが、人外としては震魚や風鳥の方が好みです。意思疎通不能な災いの象徴に惚れ惚れ。一番気になるのは凍狐。体より尻尾がでっかい狐可愛い。
世界観も結末も好みでしたが、瑞雨さま関連だけが不満です。いえあの真相も大変好みでしたが、ラスボスは瑞雨さまがよかったです。よくよく考えたら詳しい心情もその後も書かれてないし、次の依り代になってほしいなあと外道なことを期待。多玖良さんを言葉責めしてたときの輝きを思うと、緋乃人くんと閃ちゃんだけ別で他は怨んでたくらいでいいよ。
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災獣という守護獣がいる世界。
世界観がなかなかおもしろい。
ちょっとせつないエンディングもいいです。