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なかなか刺激的なタイトル。
確かに著者が寄稿してる『AERA』で載っていそうな内容。
基本的には世代論というか、著者があとがきで書いているように「恨み辛み」の視点(笑)
それ故かデータが少なく印象論が多いか?
「恨み辛み」と言われればそれまで。気持ちは分かる(笑)
不思議なことに「団塊ジュニア批判」「若者バッシング」の本はいっぱいあるが「バブル世代叩き」の本は出てこない。本の著者であるオジサンにとって、バブル世代は好ましい存在だからだ。
これが正しいかどうかは分からないが確かに分かりやすい。
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「子どもが産めない社会に絶望した」という結論までの持って行き方が雑
著者の怨恨()が全面に押し出ています
バブル女の分析は興味深い
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他人の本の引用が多くて、結局この人はナニがいいたいの蟹?「バブル女子は美容にしか興味のないバカばっかなのに結局得するズルい女だから、団塊Jrに嫌われてるよね。でも、団塊Jrよりちょい上世代の私だけは、ネタにする余裕があるけどね(笑)」ってこと?わからん。。。‘徹底取材’もとうていされているようには読めなかったなあ。わかったのは、引用だらけで何冊も著書をもてるのがスゴイという点のみ。
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トンデモ本シリーズ
面白かったのが日本のDVの少なさと男尊女卑時代の関係。女性が時代と共にどの様な成長を遂げてきたか、女性の立場の変遷がざっくり理解出来るっちゃ出来る本。
個人的に納得したのが団塊ジュニア世代の女性が「キモい男とセックス出来ない」という話。キモい男と我慢して結婚してセックスしてまで得られるものが確かでない今、結婚する女性が少なくなっているというのもなんとなく理解出来る。男性の種馬化もなんとなく納得。これを世の男性が読んだらどう思うんだろうか。ちょっと気になった。
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団塊Jrってバブル世代を恨んでいたんだ!とわかって衝撃的だった。団塊Jrは、バブル世代の根拠なき「私は大丈夫」感が信じられない。それに未だ女子力が高く、40過ぎても初産する度胸があるとAERA的に分析していて面白い。
・結果を出すより頑張ることに意味がある。・飲み会に参加するのも仕事のうち。・美人で仕事ができても男がいないのは女の負けである。このような時代遅れな価値観をもっているバブル女が未だ勝ち組として君臨している。それは、男は失敗がバネとなるが女は成功体験がバネとなるので、就職難で苦労した団塊Jrの女性には超えられない壁なのだろう。
又、著書の極論として「男性は若いうちからおっぱいに目覚めおっぱいのために働くが、女は突然襲ってくる母性により子供を産みたいがために働く。」という説も一部うなづける。
その為、こんなに子供を産んで働くことに男性に比べて不利であると分析する著者は、ワーキングマザーがステイタス化しているため、将来を考えると子供を安易に産めない団塊Jr世代が更に生きづらい世の中であると訴えている。
著者の恨み辛みの斜がかかっているものの、殆どのエピソードに自分を含めた周囲に該当者がいて納得の書籍だった。
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特定の年齢かつ、バブルの恩恵をうけた事のない人か、バブル世代とベビーブーム世代のどちらにも属せない人のみが理解しやすい内容かと。
少し思うのは、もっとニュートラルな作者の切り口なら、最後の要点が違ったのかのかなぁと。
恨みだけで、ここまでいけるのはすごいなと思いました。
バブル女になんか辛い思いをさせられたのか?と思わんばかりの鮮やかなメッタ斬り。ちょっとスッキリ。
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バブル女に振り回されないこと、バブル脳に騙されないことが新時代を生き抜くためには必要である。バブルから身を守るための情報を提供すべく、消費、婚活、キャリアのジェネレーション・ギャップを徹底取材した「武装のため」の書。
(「BOOK」データベースより)
「死ねばいい」という言葉をタイトルに持つ本が続いたのは単なる偶然。
著者は1970年生まれ。1990年に大学に進学。ま、この辺りは全く私と同じである。だからといって同じ視点で物事を見ているかといったら、そんなことは全くない。そのことがよーくわかる本だった。
著者は1960年代後半生まれの女性を「バブル女」と呼び、1970年代前半生まれの人を「団塊ジュニア」と呼んでいる。1970年ちょうど生まれの彼女(と私)は、2つの世代の狭間にいるような気がするのだけれど、彼女は圧倒的に「団塊ジュニア」目線で語る。
「バブル女」のふてぶてしさというか、ある種の力強さを嗤い、恨み、妬み、そして「団塊ジュニア」世代の不幸を嘆く。その繰り返し。最初の方は1行読むたびに「違うんじゃない?」と納得できない気持ちを抱いていた。けれど、途中で「あぁ、これは著者個人の愚痴なのね」と思った途端、それなりに楽しく読むことが出来た。テーマは違えど同じことが繰り返されるので、途中で飽きてしまったけれど(だからこそ数時間で読み終えたのだ)。
特に統計的な数値が示されているわけではなく、雑誌からの引用、著者の身近な人々や取材した方々(それほど多いとも思えない)の言葉、それで「バブル女」と「団塊ジュニア」の違いが語られていく。
同じブランドもののバッグを持つにしても、「バブル女」は「自分のステータスを示すため」に持ち、「団塊ジュニア」は「自分が欲しいから」持つのだそうだ。果たしてそうだろうか・・・。
「団塊ジュニア」以下の人たちは個性を重視していると著者はいう。「みんな同じ」を嫌うのだと。けれど、私から見たらみんな同じ化粧、同じ格好に見える。オバサンだからかしら(苦笑)。
「バブル女」は「女どうしが群れるのをバカにする」といいながらも、「昼食は女性社員一緒にとることなどを強制する」ともいう。一体どっちなんだろうか? ちなみに私は群れるのが嫌いなので昼食も職場の机で一人で摂ることが多い。買い物も一人のほうが楽だしね。
なんでここまで「バブル女」をけなすかなぁと思っていたら、「おわりに」にちゃんと答えが書かれていた。要するに羨望なんだな。どうりで「死ねばいい」というほどの酷いことは見つけられなかったわけだ。
相手を見下すことによって自分を肯定する。そういうことかなぁ。
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私自身はバブル世代でもないし、筆者の世代よりも若干下なのかなと思います。そのため、客観的にしか読むことができませんでした。
なんというか・・・気持ちはとてもよくわかるし、バブル世代と数年ズレている筆者のような考え方をしている人たちが存在することも理解はできますが、共感はまったくできませんでした。
図書館であまり新しい本がなく、この本はわりと新しかったので借りてみたのですが、私には合わないものでした。
同世代であっても共感する人、いるんでしょうか・・・?
正直、(笑)が多すぎて、疲れた。
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[ 内容 ]
バブル女に振り回されないこと、バブル脳に騙されないことが新時代を生き抜くためには必要である。
バブルから身を守るための情報を提供すべく、消費、婚活、キャリアのジェネレーション・ギャップを徹底取材した「武装のため」の書。
[ 目次 ]
1章 バブル女と消費―広告業界の女神・「アラフォー」(バブルの遺産(1) 「丸の内OL」
バブルの遺産(2) 「スッチー」 ほか)
2章 バブル女と婚活―恐るべきその「女子力」(40代は女ざかり。;「婚活(笑)」 ほか)
3章 団塊ジュニア女子の本音―「キモい男とはセックスできない」(団塊世代の親は甘くない;お見合いで「好きな人」を見つけたい ほか)
4章 キャリアと出産とバブル姉さん―「バリキャリ」という妖怪(疲弊する団塊ジュニアのエリート;バブルの遺産(3) 「バリキャリ」 ほか)
5章 団塊ジュニア女子、いかに生くべきか―「産む機械」にすらなれない時代に(母性は退化しているのか;男はおっぱいのために動く ほか)
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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団塊Jr.→バブル女子への恨み辛み。
バブル女子がいかにメディアリテラシーが低いかをつらつら綴ったような一冊。
あ、あと男子は性欲に駆られ働き、女子は母性に駆られて働くらしい。
へー、そうなん。
でも読んでて思ったのは、団塊Jr.から一回り下の私の脳も、団塊Jr.に近しいものがあり。
男女雇用機会均等法により、男子と同等に働く事を求められ、頑張りすぎて壊れてしまう総合職女子の脇で、「オバサンだからよくわかんなぁい☆ガンバ!」と事務職で茶を沸かすアラフォーバブルOLに鉄拳喰らわしたい気持ちは理解出来る。
しかし、
彼女らのパワフルさにはほんと太刀打ち出来ないので、なるべく柔らかい心で受け止めるしかなさそうだ。
アラフォーで出産→職場復帰してバリキャリママ(笑)になればいいよ。がんば。
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くだらない本だった。
著者は、自身の世代を「団塊ジュニア女子」、自分より少し上の世代を「バブル女」と区切り、それぞれの世代の特徴をあれこれと挙げて定義を作っていく。そうなのかな、と思う部分もあれば、みんなそういうわけじゃないでしょ、と思う部分もあり。どうしても独善的なエッセイとしか思えなかった。
実際、本書の終わりには、「恨み節」がテーマであったと書いてあり、なんだか著者自身の生き方に対するコンプレックスに付き合わされた感じで、愚痴を聞かされ続けた飲み会の後のような心境になった。
だいたい、30代とか40代で「女子」はないでしょ。いい年していつまでかわいい気してんだか。
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確か男女雇用機会均等法が施行されて実際にそれに基づいて女性総合職が採用され始めたのが平成元年頃だったと記憶していますが、当時は派遣社員も少なく、総合職と一般職の女性社員がいた時代でした。
その後に一般職の仕事は派遣社員に置き換えられましたが、完全に行われたわけではなく一部の生き残りがいる、というのがこの本の著者である杉浦氏の主張されている点の一つだと思います。
男性からはとても言うことが難しい点を、同じ女性として勇気を持って主張されていることは素晴らしいと思いました。でも彼女も一生懸命に婚活をされているようですが、是非幸せになって欲しいと思った次第です。と、同じような境遇を過ごしてきて上手く今は収まっている妻を見てそう感じます。
また、この本では敢えて女性を中心に書かれていますが、同世代の男性についても当てはまる部分が多かったと思いました。
以下は気になったポイントです。
・バブル崩壊は1945年の敗戦と同じくらい日本人の価値観を大きく変えた、バブル崩壊は戦後の右肩上がりの時代の終焉でもあった(p18)
・丸の内のバブル女たちは、今でも団塊オヤジを財布として離さず、店のカラオケでは80年代のヒット曲を熱唱している、団塊世代は子供にカネがかからず自由になるお金がある最後の世代(p26)
・「ミーハー」を最近では「スイーツ(笑)」=切ない現実を隠蔽するための甘い言葉、という(p37、40)
・団塊ジュニア批判、若者バッシングの本は多くあるのに、バブル世代叩きの本は少ない、本の著者にとってバブル世代は好ましい世代だから(p44)
・団塊ジュニアは、海外旅行に出かけないかわりに、OL同士で関東圏の1泊3万円もする高級旅館や都内高級シティホテルのエステつき宿泊プランを楽しむ(p51)
・どんなに若いと思われる女性も、37歳以降に急速に変化する(p63)
・バブル女は頭を使わなくても、がんばれば結果が出たので、頭を使わずに「頑張る」ことに価値があると信じているので、がんばるのが大好き(p72)
・20代女性が40男を選ぶ理由は、カネではない、女性は弱くて守ってあげるものと扱うから(p75)
・昔、男性が結婚したい職業No1は看護師で今もそうだが理由が違う、昔は「尽くしてくれそうだから」で、今は「経済的に安定している」から(p93)
・ナチュラルメイクとは薄化粧とは異なり、自然に見える化粧なので、実はとても手間がかかる(p106)
・バブル女たちは、いまだに終身雇用制を信じている(p133)
・男性は他者に負けることを嫌がるが、女性は排除されることを恐れる(p143)
・夫がどんなに頑張っても、重労働の部分は母親が担当せざるを得ない、夫がどんなに頑張っても子育ての負担は妻に大きくのしかかる(p156)
・女性が企業などを退職するときに遺留されない正当な理由として、「出産」と「留学」の2つがある(p159)
・ワークライフバランスの本当の意味は、「女は補助的な仕事をしながら、出産して子育てをしろ」ということ(p164)
・少子化とバブル崩壊で最も偏差値が下がったのが名門女子大学、いまでは女子学生も実績が良い共学を選ぶようになる(p174)
・37歳で出産した女性のコメント、今は医療が発達しているので何歳でも産める、でもその後の子育てが大変(p189)
・若者はモノに固執しないので音楽はダウンロードするが、バブル世代はCDを買う、バブル世代はモノへの執着が強い(p193)
・物質的な豊かさが当たり前となった最初の世代が団塊ジュニアである(p194)
2010/09/05作成
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タイトルがなかなか刺激的な著書。
学生時代より社会学の新書は好んで読んでいる。
「下流社会」「パラサイトシングル」「格差社会」
団塊世代などの世代について知ったのは浪人中に読んだ日本の論点。浪人中は時間がありすぎて日本の論点を全部読破した。堺屋太一が使ってた団塊世代という言葉を理解するにつれて、団塊ジュニアとかベビーブームとかの言葉をしっかり理解できたか。
本書のバブル女は団塊ジュニア世代の目の上のたんこぶのような世代らしい。バブル期に社会人となり世の中のおいしいところを若いうちに堪能した世代。一方、団塊ジュニア世代は「バリキャリ」「負け犬」の世代。今、40代を目前とし女の幸せについて考えるらしい。
最後の小節のタイトルは「生きる理由」という何ともそこまで思い詰めるか、というような話。でも、おもしろい。
「婚活」「年の差婚」「草食系男子」など世相を表す社会学用語を追うと社会が見えてくるようで実に面白い。
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少し前に流れてきたtw;
「ドイツに来る直前、日本にも住んだことのあるドイツ人に、日本人はlazyだと言われたことがある。当時私はドイツ語ができなくて、英語だった。日本人は親や先生の言うことををやってるだけで、自分の頭で何も考えてない、と。」
少なくとも教育面に関しては全く異論がない。学校と言えば「校風」「偏差」しか見ていない愚かな父兄。
そもそもなぜそれだけの学費を払う必要があるのか、時代と風土、世界のトレンドと歴史上の経験則を踏まえた上での優れた教育とはなんなのか、例えばその金が、まさに箱モノの校舎の建て替えに大部分が消えていくという事実を改めて咀嚼しようとせず、ただ金を積み増せばそれでいいと思っているのが大概の父兄だ。
バブル世代に関して言えば、「あのころはよかった」「いい時に生きた」等とまだ無能な幻想を抱き続けることを辞めない人間が少なくない。そしてそれで終わりである。「これからどうしたらよくなるか」等と決して考えない。何一つわかっておらず、あまりにもひどい。
そこまでではなくともただ黙っていれば「嵐はいずれやむだろう」と踏んでいる。バカすぎて話にならない。
上記に上げた親書はタイトルが完全に煽りだが、中身を広げてみれば資本主義を見失っている構造がはっきりと浮き彫りになる。投資を軽視した消費主体の生活だ。
家計部門ではあまり意識することがないのが消費。バブル世代はあらゆる業界から金を落とす世代としてロックオンされているので消費意欲を刺激される。そして今世界経済を「けん引」しているアメリカも消費ばかりをして投資や生産活動を行わない。近い将来多重債務危機に陥って覇権を失うだろうという見立てを、ほとんどすべての知識人層がしている。先がないのである。
資本主義においては将来への投資行動がなくては機能が停止してしまい、窒息する。
そしてバブルとはなんなのか、原理から理解しようという議論を現父兄世代から聞いたことがない。たった今しかないというのはこれまでも繰り返して言ってきたとおり。
アメリカでも世代間格差・闘争の傾向が見て取れるという。シリア紛争・ジャスミン革命・アメリカときた。これは世界的な流れであり、内省しない世代への反逆だとも取れなくはない。次は日本、特にバブル世代vs団塊ジュニア以下の「紛争」はすでに起きつつある。
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自分も貧乏クジ世代、団塊ジュニアである。いつも損しているきがする。
共感出来るところあり、違うところもモチロンある。でもバブル女の大体の考えがわかった。
バブル女の価値観は他人によるもの、が興味深く面白かった。