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なんらかのビジネス誌を読んでいるなら、正直なところ時間の無駄です。暇つぶしのビジネスエッセイなら話は別ですけど。流行りの「断捨離」の言葉に、当たり前のことを乗せただけの安直な本です。後知恵で偉そうなことを言うのにも限度があるでしょう。
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今、女性誌でも取り上げられている"断捨離"。ビジネスの世界における"断捨離"思考について、書かれている。対象読者は経営者もしくは役員層。あるいは、内容を現場レベルに落とし込んで考えられる担当者と言ったところ。
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「ビジネスパーソンの」と書かれておりますが、前半が企業戦略について、後半がビジネスパーソン個人についてでした。
企業がいかに事業を再編するか、撤退するかについては非常に興味深い内容でした。しかし断捨離というワードを断片的に使っていて、中身は断捨離=捨てる、で使われていたので、断捨離はキャッチとして使われた感じがして残念でした。
断捨離と表題に書くのであれば、そのメソッドをどのようにビジネスに生かすか、をもっと書くべきだと感じました。
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断捨離(ものの片付けを通して自分を知り、心の混沌を整理して人生を快適にする行動技術)をビジネスに適用した例が多数紹介されている。
・自社が大きな価値を発揮できる分野にのみ資源を集中しそれ以外はやらない、捨てる、もっと得意な人に任せる
・市場が成長しており、利益もでているトップシェアの事業を自らの意思で撤退した例は日本では少ない
・断捨離経営とは資源をより有効にいかすための決断であり前向きな経営判断
・経営者にとって事業の断捨離は自己存在否定
・他人からの評価ではなく自分軸でつまり自分が今後も興味をもってやりたいことを選ぶ
など参考になることころが多数紹介されている。
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取り急ぎ(といいつつ、これで終わってしまうであろう)超断片的なMEMO。
戦略とは、戦わない場所を決めること。どこでの戦いは捨てて、どこで戦うのか。
記憶に残る幕の内弁当はない。by.秋元康
大手企業と業務を請け負うIT企業の関係(細かいこと言う業者とは付き合わん、的な。)に共感。
→RFPがないのが当たり前になってしまっているが、作業を細分化して明確にすることが重要。
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【ココメモポイント】
・集中するということは「何かを捨てなければならない」
・限りある経営資源を、新しい事業、より強化したい事業にシフトする
・「増やす」ことが自然に起こりがちなのに対して、何かを「減らす」のは自然に起こる現象ではない
・多くの場合、最初からうまくいかないことはわかっていた
自社都合、いわば供給者の論理に基づいて始められたもの
・「所属する会社」ではなく、「自分は何のプロなのかを」語れるようになれ
・問題解決能力、専門的能力、学習能力
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ボストン・コンサルティンググループや欧州の投資会社で活躍した著者が、
仕事における「断捨離思考」の重要性を分かりやすく書いた一冊です。
【目次】(「BOOK」データベースより)
1 ビジネスは断捨離でうまくいく(ムダを排除し、限られた資源を生かす「断捨離経営」/「捨てるタイミング」を間違うと、結果はどんどん悪くなる ほか)/2 捨てられない理由と、捨てる基準(なぜ「捨てる」ことができないのか?-自己否定につながるから/なぜ「捨てる」ことができないのか?-過去の成功体験があるから ほか)/3 自分たちの強みと立ち位置を考える(自社の強みはわからない/誤った自己認識が、ムダな事業を創る ほか)/4 仕事は断捨離でうまくいく(ビジネスパーソンにとっての断捨離とは?/ビジネスパーソンの人脈ー本当の人脈とは、数ではなく深められた関係 ほか)
「段捨離」というと"片付け術"と取られがちですが、
真の目的は不要なものを捨てるということではないそうです。
過去に大切にしてた物やまだ使えるものを本当に必要なものかどうか判断して捨てることで、
ものに対する本当の価値や必要性を見通せるように精神を鍛えることが真の目的なんだそうです。
著者は「ビジネスでも同じです」と冒頭に書かれていて、
これまでやってきた事業や仕組みや経験を本当に必要なことかどうか考えることで、
経営的思考感覚を身につけることが出来ると書かれています。
「過去に縛られず、常に未来のためにオープンになっているか?」、
「新しいチャレンジをしたいのなら、まずは箱を空にすべし」という言葉は、
ビジネスパーソンにとって重要なキーワードだとも書かれています。
■「段捨離経営」を実践している本田技研工業
日本を代表する大企業であるホンダは、
多少の非効率に目をつぶっても多くの事業を継続する体力があります。
にもかかわらず、徹底的に断捨離を実行してきた企業なんだそうです。
創業時に二輪車の開発と販売を行ってきたホンダは、
二輪車で世界一になると1963年に初の四輪車となる軽自動車に参入しますが、
その際に日本初のDOHCエンジンという高出力のエンジンを搭載します。
ホンダは「N360」というベストセラーを生み出して、
後発にもかかわらず軽乗用車のナンバー1シェアを獲得しますが、
二輪車と軽自動車の利益をつぎ込んで小型車への進出を図り、
「シビック」を世の中に送り出し成功をおさめます。
さらにその時点でナンバー1のシェアを誇っていた軽自動車部門から撤退し、
すべての経営資源をシビックに注力することによって、
日本だけではなくアメリカでのシェア獲得を果たします。
F1に参戦して実績をあげていたホンダは、
当時国内販売で苦戦を続けていた国内向け乗用車開発のために、
栄光の絶頂にあったF1を撤退しミニバン開発に集中します。
そのことでステップワゴンやノアなどの大ヒット車種を世の中に送り出しました。
成功している事業に固���する事無く将来を見据えて断捨離経営を行うホンダは、
こういった戦術にこそ強さが現れていると著者は書いています。
この本は主に経営に関するノウハウや考え方が書かれている一冊ですが、
実際の企業がとった行動を比較して書かれているなど、
読んでいてとても分かりやすい内容だと思います。
仕事術ではなく経営術が書かれている一冊。
分かりやすくて読みやすい一冊です。
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限りある経営資源をどこに投入するのか?
より多くのリターンが得られる分野に集中させる
経営資源とは
人的資源・物的資源・資金力・情報・商標・信用などの総体をいう。
フリーランスにとっては?
時間、道具、場所、資金、信用
自社の強みを考える
競合分析+自社分析
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モンゴル ゲル 必要な物だけしか持たない
断→入ってくる不要なものを断つ
捨→家にはびこるガラクタを捨てる
離→ものへの執着から離れ、ゆとりを持つ
日本電産 トイレ
戦略とは捨てることなり
1950年代 トヨタ フォードの工場見学 土地が広く日本では無理→カイゼンへ
徹底的に無駄を排除
GE 資金、人材は有限→日本企業にはない発想
水平分業 アップル→中身は日本製かアジア製→日本の技術者「なぜ、ソニーがこれを作れなかったのか?」
全てを自社で作ると変化に追いつけない
日産 サニーの300種のハンドル→新しい物を導入する際に既存の物を見直すルール
成長市場でも強みがなければ断つ→CTスキャナー
前向きな断捨離 ミノルタ(☆2006年にはカメラ事業を譲渡)のカメラ ソニーへ
過去の成功体験、供給者の理論→断捨離できない理由
サッポロビール 恵比寿の不動産→安定した利益→ビール事業に熱心でない
もしもの場合に備えた保険など消費者は望んでいない
誰がほしがるのか?NECのエアコン
外国人でも納得できる説明か?サラダ油 お中元の健康宣伝→外人社長=自宅用に買っているに違いない!
自社の強みを分かっているのか?
電通→×人材、クリエイティブ◯戦後のテレビ局割り当ての利権
自分が強みを言う時は格好いい言い方 他社の批判から強みを認識
レナウン
ソニーブラウン管テレビ トリニトロン →自社の優位性がなくなる消費者の思考変化
キリンビール 近所の酒屋が配達
アサヒビール コンビニで缶ビール
JTB 1000店舗を無視してネットに注力できない
断捨離できる人①自社認識②自己否定③無私の心④供給者ではなく消費者、ユーザーの論理⑤論理と証拠で決断
モンゴルの大学 戦略 チンギスハンの例 どこで戦う?戦わない場所は?
遊牧民 楽観主義 年収500万円でも700万円の車購入
記憶に残る幕の内弁当はない 秋元康
人脈 少なくても濃いもの
若手のリサーチ ネットにはないで終わり→誰でも手に入るものは特別ではない
人に聞くことで情報収集の仮説 現場は情報の宝庫
倍の仕事をすれば時間はひねり出せる
インド IT 事前の契約の重要性
前提条件を捨てる 問題は?→その問題は?→5回繰り返して真因を追求
原因と現象の混同はないか?
ゼロから学ぶ学習応力の鍛える場 転勤
分析は目的ではなく手段 プレゼンの資料→参加者「結局何が言いたいのか?」
断捨離下手 公務員 銀行員
他人軸より自分軸 子供にさせた経験
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ビジネスを断捨離で考えるとは?
→断捨離とは、単に事業分野として優位性のない事業や製品を止めるだけてなく、自社の価値を一番出せる所、他人に任せた方がうまくいく機能は何かを考えること
断捨離経営とは資源をより有効に生かすための決断であり、前向きのな経営判断
市場がのびることと、そこに参入すれば儲かるは違う
本質的な成功体験は、消費者の変化を読んでそれに素早く対応すること
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最近はやりの「断捨離」というキーワードと、昔からよく言われている仕事の効率化等を絡めた本。
なので、きっと今までにも言われているようなことは多いんですが、個人的には読みやすくて参考になりました。
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新しいものを導入する際に既存のものを見直す
断捨離を実行できる人の5つの資質
?自己認識(自社認識)できる人
?自己否定に打ち勝てる人
?無私のこころになれる人
?供給者の論理に陥らず、消費者やユーザーの論理で考えられ る人
?論理と証拠で決断することができる人
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捨てること。
ただ闇雲に捨てるのではなく、追い詰められて捨てるのでもなく、必要だから捨てるということ。
捨てたことには理由を論理建てて説明できることが求められる。
分析し、冷静な視点を持つためには「供給者の視点」、つまり渦中にいる自分たちの視点から離れて、「パートナーの視点」に立つことが求められる。「顧客視点」とも言う。
捨てられないのは、結局のところ「そうやってきたら」といったり、「ここまでやって来たのに勿体ない」と言ったりと、供給者側の自己本位で保身的な態度が全面に出るからである。(この点、保身は何ら保身ではなく、最終的な破滅を導く。)
なぜ捨てないのかということも論理建てる必要がある。
捨てるためのフットワークの軽さや冷静さ、余裕は、意識しないとすぐに持っていかれる。
手を付けたものが大切に思えてくるからである。
要らない、と言うために、常に情報収集や分析を怠らず、仮説を立てて行動しろということである。