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もうすぐ仕事で関わりを持ちそうなので手に取った本。既知の内容ばかりだったが、挿し絵が豊富で読みやすい。
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分かりやすい本で2時間ほどで一気に読めた。
前半のビジネスマナーなどコミュニケーションノウハウ的な話も良かったが、
後半の政治・経済・地理などがコンパクトにまとまっているところが
非常に良かった。
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二冊目の中国を理解するための本。
まとまっていて読みやすい。
次に中国で仕事がある時は
これを事前に読もう。
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【仕事】知識ゼロからの中国ビジネス/吉村 章/20141129(91/265)
◆きっかけ
・中国初出張の為の勉強。ネットで見つけた
◆感想
・好むと好まざるとにかかわらず中国という巨大な隣人と向かい合っていかなければならない。世界経済の中ですでに中国はあらゆる分野で無視できない存在になりつつある。どうせ付き合うのなら、前向きにつきあいたい。
・したたかさがある。メンツに注意。主張はきちんと行う。等々
◆引用
・主張をすることが評価される文化
・典型的な交渉の進め方:①意見をすべて出す、②消去法で論点を絞り込む、③落とし所を見つける。(以心伝心、察するということはない)
・メンツにかけてお礼を言わない。メンツを軽く扱わない。
・食事の席でも商談やビジネスの話をどんどんする(非公式折衝、貴重な情報収集の場(それ以外にも移動中の社内、ホテルのロビー、EV等)
・オンオフをわけない、あるがままの自然体が基本。
・会食:①ナプキンがグラスに挿してある席はホスト1位の席、②冷えた料理はださない(残り物と認識される)、③お酒、料理は偉い人から。会議では分からない本当の序列が分かる。
・中国ビジネスはパワフル:①スピード感ある、②柔軟性ある、③チャレンジ精神。弱み:一貫性のなさ、その場しのぎ対応。CF)日本:終始一貫してぶれない方針、慎重に進める安定感。
・石橋を、(中国)叩かない、渡らず船を使う、泳ぐ、川の流れさえ変えてしまう、という発想。慎重さよりも機会重視。(日本)叩いて渡らない、ただきすぎてこわる。リスクを減らさないと渡らない。
・13億人の平均をとっても意味がない。①地域差、②世代差、③業界、職業、④経歴、学歴。
・中国人:枠(所属、学歴)にはめ込めず、そのひとがどんな人かをダイレクトに理解する。
・不動産バブルがはじけると地方政府はピンチ:土地の所有権は国にあり、国民は土地使用権を売買。地方政府は、政府系投資会社に使用権を売ってマンション開発を行っているが、販売不振で不良債権化。
・人民元の切り上げで中国は不利に。
・北京:明清両王朝の中心の紫禁城あり、長らく政治の中心。プライド高い。メンツに自分の正当性や見識を認めさせようと議論する。情にあつく寛大。人口2000万人。
・上海:1842年アヘン戦争終結後、イギリス租界が誕生。国際感覚、ハイセンス、ビジネス色強い。コスト意識高い、流行に敏感。
・中国:売れるものが良いもの。だから模倣品も多い。日本のように品質はいスペックなものが売れるわけではない。
・すべての中国人は反日感情を持っているわけではない。この先、どの国とどうつきあうのが利益が大きいかを考え、世界を広い視野で見ている。日本はそのうちの一つにすぎない。
・明治維新は中国の手本になっている。混乱や犠牲者が少なく、前政権からの優秀な人材が多く残った。故に孫文、蒋介石、周恩来等の要人が留学のため来日。自由、経済、社会の概念と言葉を日本から逆輸入した。
・世間体という概念がない。自分や仲間が判断基準。CF)欧米は神様との契約が善悪を判断する基準。