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待ってましたのコミックス化! 下町食堂の人情話。しみじみと良いです。ソース派かしょうゆ派かで、思わず話に混ざりたくなりました(笑)/(2008.01.02読了)
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―営業時間が夜の12時から朝の7時頃まで。
メニューはわずか、あとは食べたいものを勝手に注文すれば、作れるものならなんでも作ってくれる変わった店。
夜のネオン街は、いろんな事情を抱えた、わけありな人びとが集う。
しかし、『深夜食堂』では、そんなことは一切関係なく、誰でもおいしいご飯が食べられるのだ。―
メニューは食べようと思えばいつでも食べれそうなものばかり。
でもだからこそ、ありそうで無い貴重な存在になる。
来る客も売れない演歌歌手ややくざやストリッパーといった、どちらかと言えば社会の底辺にいるような人たち。
でもわけアリだからこそ深味がある。
泥臭い。でもそれがたまらなくいい。
この本の主人公は、店主でも客でもない。
食べ物なのだ。
一話につきひとつの食べ物が出てきて、それにまつわる客のこだわりや、過去や人生を垣間見せてくれる。
彼らはひょこっと現れては、真っ赤なタコさんウインナーや、甘い卵焼きや、ねこまんまを注文する。
ふっと冷静に考えてみれば、うちで食べれそうなものをわざわざお金を払って食べるなんて勿体無いじゃないかと思いそうなものだけど、この本を見ているとそんな気持ちはふっと消えてしまう。
彼らは食べ物を求めながら、食べ物を通して懐かしさや疲れや孤独感を満たすことを求めている。
だからここに帰ってくるのだろう。
驚いたことに、これを描いた安倍夜郎は41歳でデビューしたという。かなりの遅咲きだ。
絵は味があって好きだけど決してうまくはない。
ストーリーも(元々そういうタイプの話ではないが)巧みな構成とか言うよりは、ストレートで素朴な感じ。
悪くいえば単館でやってる短編映画なんかでよく使われそうなテーマだけど、多分この人でなければこの味は出せないと思う。
それは41歳でデビューしたこの人の人生の味なのだという気がする。この話は若手には描けない。
食べ物の食べ方、好きな部分、こだわり・・・食べ物ひとつで、こんなに人物の見せ方があるんだなぁ。
食べ物って子供の頃から欠かさず取るものだから、癖とかこだわりとかいちばん強く残っている部分なのかも。だからその人の基の部分が見える気がするのかな。
これだから表現の世界って面白い。
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「できるもんなら作るよ」
そんな営業方針を持つマスターに、
店を訪れるワケありの客たちが注文するのは、
1日冷蔵庫で冷やしたカレー、たこさんウィンナー、猫まんま…。
普通なら、「外食してまで食べるもんではないやろー」となるけれど、
この深夜食堂にはわざわざ食べにでかけたくなる。
それは訪れるお客さんとマスターによる人間味溢れるやり取りとか、
なぜか訪れたお客さんが、自分の人生の片鱗を落っことこしていくとことか、
他の店ではなく、この店にしかない不思議な魅力があるから。
ありそうでなかった食堂。
でも実際は、自分が見つけられていないだけで、街にはこんなお店がある気がする。
こういうお店に吸い寄せられる人間になりたいなーとも思う。
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店にある物であれば何でも作ってくれる心優しい強面のマスター。メニュー1品1品にまつわる心暖まるお話が楽しめます。
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素朴な食べ物が好きな人、飲食店などの食事で
モノを食べる以外の感覚とかを大切にする人には
わかってもらえる感覚がある本。
いつも行くお店の料理人さんに貸しました。
あと、おじさんが料亭の板前さんな人にも。
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夜中から朝まで営業してる食堂なんだけど、
マスター(作務衣っぽい格好)がありあわせの
食材でちゃっちゃと作る店。酒のあてっぽい小品が多い。
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ボケちゃってさ……おふくろ…
「どちらから?」
「……東京です」
「あらそう、うちの息子も東京にいるのよ。あたしの作るポテトサラダが大好きなの」
それからおふくろ、妹に手伝ってもらってポテトサラダ作ってくれたんだけどさ……
「どう、おいしい?あの子、大好きで何杯もおかわりしたのよ」 「とてもやさしい親思いのいい子なの」
……それがしょっぱくてしょっぱくて……
年のせいかな。近頃涙もろくっていけねえや。
(第11夜 ポテトサラダ)
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会社の高野さんに借りる。
すっごいいい!
軽く読めるのに、じんわり。2巻も読みたい。
こんな食堂行きたいなぁ。
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まず、表紙の赤いタコさんウインナーに惹かれた。
あの赤い色と表紙の基調になっている赤。
買おうか買うまいか…かなり悩んだがこのたび思い切って購入。
読み終える毎に、食いたいな…そんな気持ちになるw
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これまた絵がヘタなんだなー。
でも、絵のタッチと中身がマッチしてるんで、
これはこれでいいと思うんです。
いい話だよ。
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シンプルな絵、シンプルな話。
深夜に開店する店「深夜食堂」での
メニュー(メニューはなく、オーダーしたらなんでも作ってくれる店)
にまつわる色々な人間模様。
ややベタな話が多いですが、気軽にのんびり読めます。
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店頭でお試し版見て即購入。その名の通り深夜のみ営業する食堂の心温まるお話。
どの話も腹と心を満たしてくれます。。。素直にジーンときます。
一話目の「赤いウインナー」が絶品です。
とりあえず食べたこと無かった「牛すじ大根」を食べてみました。
次は「猫まんま」を食べてみるつもり。
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深夜〜朝にかけて営業している食堂の話。
一話完結で毎回食べ物のテーマが違う。
この本を読むとそのメニューが食べたくなる…。
絵柄は独特だけど抵抗なく読める。
なぜか来る客が病気することが多いような。
マスターの素性が知りたい。
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営業時間は深夜0時から。
メニューは少ないが、頼まれりゃあ何でも作ってやりますよ。
場末の食堂を舞台に描かれる様々な人間模様。
ヤクザな兄さんも、お水な姉さんも、この世に疲れたおじさんも、
まとめて癒す店主の親しみやすさとその料理。
一度読んだらくせになる、底なしの暖かさをぜひ、どうぞ。
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これを読んでから暫く我が家には「ねこまんま」ブームが到来してました。
食べ物がとにかくおいしそう!
出てくる食べ物は割と身近なメニューで、夜に読むと目に毒です。
食堂のおっさんがいい味出してます。あとタコさんウィンナー好きのヤクザとか!